2011年11月27日日曜日
私はまだ走っていないが
まず自宅近くのドトールコーヒー。
スーパーにレンタルビデオ屋併設という立地もあり,
主婦,ご隠居さんがよく利用しているとはいえ,
土曜の昼下がり,カウンターに長蛇の列。
場所を移して国分町スタバ。ここも大賑わい。
確かに繁華街の入り口だが,普段は週末で夕方までは席がようやく埋まるか余る程度。
今日は入店「ひっきりなし」。座れない客は携帯用カップを持って外へ。
。
途中ジムによって初めて合点。
街はビルのイルミネーション,店のポップ,既にクリスマスモード。
夕方には辻辻で待ち合わせのグループが点在。
「教師も走る」くらい慌ただしい師走12月はまだ。
自分もトレッドミルの上しか走っていない。
しかし,町はすでにイベント、セールス,忘年会と走り出していた。
2011年11月25日金曜日
大きな問題を小さく見せる,の術
「野田政権が進める消費増税は、社会保障分野での無駄削減が前提になる。「膨張する一方の社会保障に手をつけずに、増税だけでは理解が得られない」との危機感は官邸や党税制調査会の幹部に共通する。」
ここでいう給付削減とは,
過去の物価下落が年金に減額反映されたなかった分を3-5年かけて削減させようという案。
「無駄」という表現はミスリード,誤解を与えないか。
消費税率アップはもっと長期的な話,年金財政の安定,地方財源の確保ではないか。
(逆にそうだとすると,いわれるように5%で済むか,ということにもなる)
11月24日 昼休み,非主流派経済学会議。CP,DP作成に合わせて,実際の講義内容がシラバスに合っているか,科目間の内容の重複がないか,連携が保たれているか,の連絡が目的。欠席者もいたので再度会合。
そのこと自体意味がないわけではないが,CP,DP作成の意図はの全国的な問題「大学のユニバーサル化」への対応「卒業生の質保証」にある以上,もっと大きな図面が必要のように思う。
手前味噌
つまるところ,政治の機動性と人口増加で手前味噌過ぎないか?
米議会の財政赤字削減交渉のようにアメリカも大きな問題では政治膠着は同じなのに「よく言うよ」。
さらに言えば,たとえ政治にリーダーシップがあっても金融機関の不良債権処理は一筋縄ではゆかないことを日本の90年代の経験から学ぶべき。
つまり,景気回復が見通せない限り,
金融機関による不良債権処理は進まないし,
金融機関への大規模な公的資金(税金)投入=救済も難しかったのではないか。
2011年11月23日水曜日
祝日の午後は居眠り
いよいよに詰まってきたので,
祝日を丸一日,否,日中だけ費やしてまとめてしまおう,
と思っていた。
と言っても,集中力は長く続かないので,
途中ジムで走るなり,提出された卒論を読むなり,講義資料を練り直すなりなど他のことにも手を染めて適当に時間を潰す。
しかし,例によって気持ちが乗るまでに時間が掛かる。
国分町スタバには開店時間の8時過ぎには到着したものの,
GALAXY Tabでネットサーフィンなどしていると,
そちらに熱中してしまって推敲作業はなかなか進まない。
昼前に無理矢理仕上げてTexファイルをpdfファイルに出力。
これをゼロックスのネットプリントにアップロードしておくと,全国どのこのセブンイレブンでもプリントアウトできる。
食べログでも「繁華街にあるのでいつも賑わっているが,味は特別ではないが,そこが良い」(抄訳^^)などと,平均的?評価を得ている「泰陽楼」経由でジムへ。
祝日を祝して普段の2倍,8km走ったところ,
ドッと疲れて,スタバに戻って「お代わり100円コーヒー」飲んでも眠気に勝てず,
入力途中の文字がいつの間にか消えている,の繰返し。
論文推敲を始める前の儀式が長くてなかなか本論に辿り着けないのは,祝日も平日も同じだった。
11月22日 放送大学で作成指導している卒業論文に目を通しジムで久しぶりtに走った,くらいしか覚えていない^^.
2011年11月21日月曜日
休日放浪
ただネットサーフィンしていると,
あっという間に時間とバッテリーを消費。
すごすごと帰宅。
日本シリーズ最終戦「福岡ソフトバンクホークス3x0中日ドラゴンズ」TV放映流しても観るわけでもなく経過だけチェック。
やはりひいきチームでないとハラハラドキドキ臨場感を共有できない。
11月21日 宮城学院女子大学「経済社会特論」は現役世代の(高齢者を除く)公的医療保険。「経済理論」は銀行信用の後半,発券集中,
帰宅後,採点及び次週の講義資料編集。
夕方駅で増上寺の徳川将軍家廟所参観を終えた母を拾う。
ドトールコーヒーにてケーキセット。
対グローバリズム
11月19日(土)東北学院大学土樋キャンパスにて三大学合同ゼミが開かれた。
テーマは「TPPについて考える」。
まず主催校ゼミの学生による「TPPとは何か」のプレゼンテーションの後,
三大学,実際は二大学3つのゼミの学生数十名の学生が8つ?のテーブルに分かれ,
「何が問題か」「どのように対処すればよいのか?」「反対声明を出そう (賛成論を説得しよう)」の3つのお題(ラウンド)について,それぞれンキングタイム10分、グループディスカッション25分の後,発表10分を繰り返した。
その後,4名の教員が順番に講評を行なう習わしだ。
自分はこれが苦手で,理屈っぽいことを縷々説明しても,自分たちの任務は終わったと思っている学生には伝わりにくいと思っているからだ。
そのためいつも簡潔に講評しようと考えているが,
それはそれで学生には難しいらしい。
そこで今回はまずGALAXY Tab のエディターJota Text Editorで文章作成し,それを読み上げることにした。
ただ,気が早いせいか,第2ラウンド途中から書き始めた^^。
有り体に言えば,第3ラウンドは結論が決まっているので,その前に評価を作成して良い,と考えたからだ。
「自分は萩原さんのブックレットと中野剛志さん3名共著を買ってスキャンしてPDFで読んだ。自分の考えをまず示すと,騒ぎすぎ。理念通りにはTPPは動かないから。アメリカ自身、製造業、農業に競争力ない。金融で主に恩恵を被るのはエリートと富裕層くらいで。モデルと通りではないというのが経済。
以上の立場からすると第二ラウンドの「どう対処するか」というテーマ設定は心配した。ただ批准阻止あるのみじゃ、集会になってしまうから。その意味では各テーブルはよく議論されていたのではないかというのが私の評価。
TPPについて考えるとことはグローバリズム、自由貿易体制について考えるということ。アメリカでさえ酪農業者や自動車メーカーのように反対勢力、保護すべき産業多い。またTPPに入ろうが、入るまいが、基本は自由貿易体制で鎖国はあり得ず、アメリカの規制緩和要求はまぬがれない。
ここでは農業への株式会社参入が提案されていた。いまのままではTPP参加拒否しても農業再生は難しいからだろう。
それに反対しないが、日本に多い中山間地は単純な合理的農法では経営困難。それでも国土保全は必要で、荒れ地のままにはできないから、市場ベースに突き放す地域とグリーンツーリズムなど公共的に保営を図る地域の区分けがあってもよいのでは?
つまり、自由貿易か鎖国あるいは地産地消的閉鎖経済の二者択一ではない対応を考えるべき。」
2011年11月18日金曜日
たわいない会話
「193cmです。ここのキャンパスでは一番背が高いと思います」
テニスでも,上背があるとサーブでも相手レシーバーは仰ぎ見るようなスイングになるから有利でしょう
「ハイ。守備範囲も広いのが武器です」
高校ではバスケット部に勧誘されなかった?
「突然羽交い締めされ『つかまえた』と言われました」
サークル顧問の署名を取りに来た学生との会話。
一般には学生と密着な関係ではない,
有り体に言うと学生自ら訪ねてくるほど空かれているわけではないが,
他がやりたがらないサークルの顧問を3件兼ねているせいか
たまに署名捺印を求められ(たいてい3件続く),
たわいない世間話をするだけだが,
楽しい瞬間でもある。
2011年11月16日水曜日
気分交換
最近利用しているディーラーはあいにく休店日。
久しぶりにカー用品店に持ち込んだところ,「210-240分待ち」。
今更冬タイヤを持ち帰る気もせず,
併設されたファミレスで待つことにしたら,予告時時間の長目一杯で作業開始。
待つのも疲れたが,
そのおかげで週末の三大学合同ゼミの参考文献,中野剛志ほか『「TPP開国論」のウソ』の第1章残りから最終第3章まで読み通した。
ここしばらく一日何度も続けていた推敲作業から解放され,気分一新,読書に専念できた。
2011年11月15日火曜日
2011年11月13日日曜日
お宅三昧
小用を我慢できなくなって起床した等,外出するのも億劫で,
昨晩,本日完全オフを決めたときは,
カフェで小説を読むとか
ショッピングに出かけるとか
ジムで毎週日曜日のリラクゼーションのクラスに顔を出すとか
いろいろ思い浮かべていた計画も次々に放棄。
ネットサーフィンする
TVに流れる番組に時々目をやる
コーヒーを繰り返し淹れる
再びTV番組
と文字通り「お宅」三昧。
途中,来週末の三大学三大学合同ゼミの参考文献の一つ中野剛志編『「TPP開国論」のウソ』の,第1章をGALAXY Tabで読んだのは完オフ違反だが,
何せ床に就くのも惜しむほどを満喫。
明日から真面目に生活しようっと。
土曜に資料整理,いえ胃袋整理
歓楽街の入り口、かつビジネスホテル併設カフェということで
キャリーバックを脇にノートPCを開くビジネス客から
髪を結い上げたお姉さん,
ギャル系まで客層バラバラ。
しかし,雑踏でこそ落ちく。
吉野家経由で再びスタバにてお代わり100円コーヒー。
夕方,一旦帰宅して,奥歯の矯正。
予約を入れていたのに40分待たされ「予約入れなかったら何分待たされたの?」いとアホらし。
その後,近くのドトールコーヒーでケーキセット。
高校の同級生からは「土曜日に資料整理?」と尋ねられ「頭の整理」と答えたものの,
実際は整理が進まんかったので,「胃袋整理」と答えた方が良かったかも。
「うちと同じ姓はたくさんあるんです」
11月11日金曜日,山形名産,清水焼きを贈ろうと思って,車で登校。
夕方は用があったため,昼前に車で窯元「青龍窯」に赴いた。
青龍窯は,以前年配の先生に「平清水焼きでは一番」と紹介していただいて以来,利用している。
といっても,10年前と数年前の2度だけ。
今回もカーナビの助けで出動。
見覚えのある車一台通れる小径に分け入ったところで「そろそろ目的地です」
とのアナウンスがあったため,付近をキョリョキョロ。
窯元姓の表札が見えたので,中に入ると
庭と2階建て家屋で,店舗,展示場がない。
以前も駐車スペースは狭かったが,その奥に展示場を兼ねた木製店舗があったのに。
玄関のチャイムを鳴らしても誰も出て来ない
庭も舗装され,家屋も真新しいので,住居を建て替え,展示場は別の場所に移したのかな。
移転の理由は繁盛したからなのか,別なのか,いろいろ推測はしてみたが,
こちらとしては,バスでは移動が不便なところだからこそ車で登校したのだから,手ぶらでは帰れない。
移転先が街中なら街中まで移動しよう。
そう思って窯元に電話すると,
「移動してませんよ。前のままです」
「付近には同じ姓の家がいくつもあるんです」
民家に不法侵入していた^^。
狭い駐車スペース,右に住居,左に展示場という見覚えのある窯元は20mも先。
肝心な焼き物には全く素養がないので,
この窯元が開発したことで有名な新手法「残雪」「梨青瓷(ナシセイジ)」のうち,後者を用いたお皿を贈ることにした。
以前は,窯元自らお相手してくださり,今もご健在で窯に向かわれているとのことだったが,
今回は若奥さんが応対してくださり,帰り際には湯飲みを付けてくださった。
いつか自分でも利用したいな。
※ちなみに留学生によると「中国では11月11日は独身の日」とのこと。特に今年は2011年で「1」が6つも並んだ。良い年だったのかな?
2011年11月11日金曜日
三回目となれば
4月から高校への出張講義要請に応えテーマにあった教員を派遣する委員を務めているが,
高校が大学訪問してきた場合には,2名の委員のどちらかが学部学科説明及び模擬講義を行なうことになっている。
ただ,前期は毎日講義が入っていたので,片方の委員にずっと負担を掛けていた。
後期は債務返済とばかりに,今のところ専らこちらが引受けている。
今回の構疑枠は45分だったが,
この1ヶ月で50分,90分と続き,3回目だったので,
だんだん要領を覚えてきて,
時間に応じて,また学生の反応に応じて,どこを厚くし,どこを飛ばせばよいか
なんとなくわかってきた。
初回は50分すら持て余していたが,
今回は45分ピッタリに終わった。
生徒の反応も悪くなかったと思っているが,
どうだろうか。
2011年11月10日木曜日
今ごろ前期のこと
評点の報は年度によって母集団が違うので多少の上下動なら余り気にする必要がないだろう。
また,コメント(自由記述)をみると,例によって相反する意見が並んでいて「どうすりゃいいの」がしばしばである。
しかし,今年度は考えさせられることが多々あった。
「地域社会論」は,ちょうど当日,学部社会連携促進部会宛に今年度の実施報告を作成していたところだ。毎回の講義で「テーマ適合性」「関心充足性」を5段階評価してもらっており,どの講師の話もテーマから大きくずれたり,学生の関心からまたずれたりしているわけではない,ということがわかっている。したがって,来年度の講義題目は,今年度と同様,全体のバランスをとりながら,一部ローテーションで変更していけば良い。
他方,やはり私語が多くうるさいという指摘が多かった。
これに対しては,出欠は学生証カードリーダーで,講義の要約,感想等のコメントはオンラインでと分けているため,学生は学生証読み込みが終われば,退出したり,その時だけ闖入したりするため,教室全体が落ち着かないことが大きいと考えられるので,コメントもその場で提出を求めうようにしたい。
「市場と組織」は,アンケート数が少なく,コメントを記したものも少なかったが,「生活保護とベーシック・インカムとの対置が興味深かった」とのコメントがあった。ただ,同科目は昨年度くらい意識的に教養科目化したこともあり,焦点が曖昧になっている。
同科目は,数年前までは,内部労働市場に係わって知的熟練論をめぐる議論に特化していたが,余りに専門的に過ぎたのか聴講者が数名という状態だった。そのため,一昨年度くらいまで数年は能力主義や成果主義などが賃金制度や昇進・異動システムを詳しく解説することで内部労働市場の具体像を伝えようとしてきた。ただ,成果主義が話題に上らなくなった世間を反映したのか,年度を下るに従って,学生も日本の複雑な賃金制度の話には関心を抱けないようだった。
そこで,一昨年度くらいから年金,雇用保険,生活保護等セイフティ・ネットを題材に正社員と非正規雇用を対置させ,内部労働市場の現状を浮かび上がらせようとしたのだが,前半の賃金制度や知的熟練論とテーマが二分した感じになっているので,来年度に向けては後半のセイフティ・ネット,正規雇用,非正規雇用の問題にテーマを絞ろうと考えている。
「経済原論」については,コメントは例年とさほど変わらない。
全く反省していないのではないかと言われると困るが,話し方,話の運び方は容易に変わらないのかもしれない。
昨年度までも指摘されていたものの,今回気になったコメントは「授業に出ていなくても単位が取れる」というのもの。
講義内容や講義で用いた新聞記事等について学期中に4,5回オンラインで読み取りを行い,それにかなりの点を割いてきたからだ。
オンラインテストだから,同じくオンラインで得られる講義資料だけでも,ある程度の点は取れる仕組みだ。
ここ数年来,小テストやオンラインテストに配点の多くを割いてきたのは,期末テストの実施に疑問を抱いたからである。
ずっと論述式の期末テストを実施してきたものの,こちらの期待に比べ結果が芳しくないため,「普段の勉強が重要」と平素の確認テスト重視に切り替えたわけである。
しかし,最近の「大学生の学力保障」「厳格な成績評価」という世間の関心からいうと,少し旧に復した方が良いかもしれない。
2年生ゼミ「専門基礎演習」は学期中から「うまくいっていない」という感じがした。
テキストの報告の後,感想を言い合えば,それで終わり,という風で
90分はおろか60分保つか保たないかの状態だった。
レジュメや司会者について授業後にオンラインでコメントを記させると(翌週冒頭で紹介),的確なコメント助言が並ぶ。
しかし,実際のゼミには余り反映されない。
アンケートの自由記述を読むと,一様に教師の介入を求めているようだ。例えば,「90分学生に任せるのは難しい」と。
しかし,他方で「最後は講義のようになった」とこちらのコメントや解説を倦むようコメントもあった。
報告に大して細かく湖面tのしたことを指すようだ。
両方を充たすには教員側が相当の準備を費やし,舞台回しを演じなければならない。
「それでゼミと言えるか」という疑問も生じるが,
主体性や積極性は自ずと生長するわけではない,ということであろう。
具体的なことは未だ固まっていないが,半年掛けていろいろ検討する余地がある。
アンケートを読んで一様に感じたのは,実は以上述べたこととは別にあるが,上手く整理できない面もあるので,今回は記さない。
2011年11月6日日曜日
敬意を表するのもシンドイ
今日この日,早起きしたもののそのまま居間のソファーで昼まで居眠りして中途半端な時間ができた日曜日,
友人の勇気のある行動に敬意を表して,フルマラソンの4分の1,10kmを走ることにした。
やはり長い。
普段ジムで走っているのは4km。
これでもキツイと感じることがあるが,
一旦トレッドミルの上に乗って走り始めると,
6分毎にタオルで汗を拭く,を4回繰り返して終わり。
ところが,4回なら片手に余るが,10回では両手が塞がる。
つまり,気が遠くなる,気が滅入る。
もちろん,ペースを変えたり,落としたりすれば楽だろうが時間はさらに掛かる,
そこで,タオルをとるのは10分に1回にしてみた。
しかし,3回も繰り返すと,やはり飽きてきた。
4回目,40分を過ぎると,もう残り時間と距離のことしか考えられなくなった。
人というより走る物体。
息も苦しい,
酸素を補給しにくくなっているのを実感できた。
5回目からはタオルをとる間隔を6分に短縮。
さらにその後は残り時間の半分毎にタオル。
そうやって退屈さやきつさを紛らわせてきて間もなくゴール,と元気が出てきた矢先56分35秒,
手がボタンに触れてトレッドミルのベルトとメーターが停止。
既に息絶え絶えでこのまま終了しようと一度は考えたが
残り4分以内でゴールできるので再開。
予定通り10kmを60分で終えたが,
トレッドミルが一定のペースで進む?からこそ。
自分でペースを保ちつつ,4倍以上走るマラソンの大変さは想像が付かない,が実感したこと。,
2011年11月5日土曜日
2011年11月3日木曜日
図らずもオフ
予定しなかったが,完全オフ日に。
街に出ると、定禅寺通りでアート展。
自転車を駐めて手芸,工芸品を見て回った。
残念ながら心得なし,ですごすご退散。
その後,駅東口のヨドバシカメラ,楽天イーグルスのオフィシャルショップ^^と練り歩いて,
結局,ジュンク堂書店にてリービ英雄『日本語を書く部屋』(岩波現代文庫)。
以前図書館で読んだような気もするが,前の晩,母の講読している週刊誌に書評が出ていたので読みたくなった。
結局ジムではマシーンのみ。
家に帰るまで待てず,ジムに駆け込んで運動もせず読書。
「国際化」「異文化交流」という言葉を日常用いているが,
暗黙のうちに前提にしてしまっている「単一の」「確固たる」文化の交流という前提を再考させられた。
夕方,モンテディオ山形J2降格の報。
休日ならではの図らずも,の連続の一日だった。
行列とは珍しい
仙台で行列とは珍しい。ファンション系ビル,フォーラスのバーゲン時とか「ギョウザの王将」の昨年開店時くらいしか出会ったことがない。他には観光客向けの牛タン屋くらいか。
ギョウザの先を除くと,ラーメン屋,しかも券売機が置いてあり,高級感は全くない(失礼!)。
後で調べたら,東京の有名なラーメン店で,先月末東北で初めて出店したらしい。(そもそも創業者の出身地とか)
特別なラーメン好きではないからいうわけではないが,
行列ができない,のんびりしたのが,他面では情報に疎いからかもしれないが,地方都市の良いところなのに。
2011年11月2日水曜日
うつむく生徒
先日,別の福島県立高校の生徒を対象にした50分の模擬講義にエピソードや確認問題を加えて90分構成にした。
講義スライドはデータ,図表中心なので,サクサク進んだものの,
途中でうつむく学生が多いことに気付いた。
最初は午後一番なので眠いのかなぁと思っていたが,
居眠りする生徒とは別にうつむき加減の生徒も少なからずいる。
内容に関しては,前半の非正規雇用の特徴や年齢別性別内訳等は難しいはずはない。
難しいとすれば,後半の非正規雇用増大の背景,社会的影響(格差拡大,年金未納問題等)だ。
これを解説しないと,大学の講義にならない,と考えて加えた。
こういう問題があるよ,見方があるよ程度でよいから聞いておいて欲しい話だ。
しかし,高校生にはやはり難しかったのであろう。
そもそも大学の講義ならそれぞれ一回ずつ分けて解説するテーマだ。
しかもそれ以前の回には関連した話題がいくつも解説されている。
なぜそうか,何が要因かなどの解説は重要だ。
しかし,要因は多面的かつ多層的だから論点は多岐に亘る。
例えば,非正規雇用拡大の背景としては経済のグローバル化のなかで労働者派遣法が改正されたことがしばしば挙げられるが,
それぞれ解説が必要だし,
その前段として,それ以前の国際的競争や非正規雇用の用い方との違いを解説する必要がある。
これでは予備知識のない生徒や学生には晦渋にしか映らないのであろう。
一言で言えば,
初学者ほどより直感的に説く必要がある,ということになるのであるが,
しかし,そのためには層的かつ多面的な要因の多くを削ぎ落とす必要があり,
その取捨選択でいつも悩まされるのである。
10日後にはまた別の高校の大学訪問があり,
今度は45分の模擬講義をすることになっている。
単純に言えば,今回の半分で
話の中野論点も削ぎ落とす要因もばっさり半分にせざるを得ないのであるが,
単純には割り切れないところでもある。
その後,朝方提出された放送大学学生の卒業論文の草稿を読んで,コメント。
2011年10月31日月曜日
思い込み
記憶力が落ちると,思い込み,勘違いも生じる。
最近母がしばしば「東北に来たんだから紅葉を観たい」と口にしていたので,
紅葉に早いが,作並温泉に行ってきた。
作並温泉は同じ仙台と言っても,秋保アキウ温泉ほど観光客は多くない。
無名ではないが,近年少しひなびた感じを漂わせている。
そんな鄙びた温泉街のなかでもさらに鄙びた,と言っては失礼だが,
隣接するホテルに比べると小規模で,鉄筋コンクリートの壁面も少し疲れた感じのする作並ホテルの日帰り入浴,昼食付きを利用することにした。じ
実際建物が古いのはともかく,玄関等,外観も余り手入れがしていない風だし,ロビーは電灯がともっていない。
ただ2年ほど前,温泉旅行の仲間との立ち寄ってひとフロ浴びた際,
隣のホテルとの間に流れる渓谷に臨む大浴場からは,雪化粧した川面や岸が見ることが出来て,言いようのない風情を感じた記憶が残っていた。
ところが,今回大浴場を利用してみると,川の流れは全く見えない。
見えるのは渓谷の向井の壁面と,さらにその20mくらい上に立っている隣のホテル。
しかも隣のホテルから2,30m離れているとは言え,大浴場はカーテンもないので,丸見えでは,という心配も。
浴場の壁に張られた木の板が朽ちているのは風情と言えば風情だが,ただ手入れが後回しと言うだけのような。
「料理が美味しかった」という母の一言が救い。
以上は単なる「記憶違い」による思い込み。
解説記事などの文字情報だけで判断したことによる思い込みもある。
iPadやスマートフォンが売れており,
メールやネットブラウジングといったパソコンと同等の利用の他にも
電子書籍が読めると謳われ,実際,戦死書籍用のスマートフォン用アプリも提供されている。
しかし,Kindle3のような電子inkを利用した電子書籍専用端末と異なり,
バックライトを利用した液晶画面なので,
1)電力消費が大きい
2)目が疲れ
電子書籍リーダーとしては余り適していない,
つまり機能上電子書籍を読めても,実用性は低い
というのが一般的な解説であったし,自身そう思っていた。
ところが,Kindle3とGALAXY Tabそれぞれで電位書籍や日経電子版を読んでみたところ,
1Kindle3は6インチ画面なので新書サイズより大きいB5あるいはA4サイズの文書は読みづらいのに対して,7インチ画面のGALAXY TabはB5サイズも読める。
2.Kindle3の画面倍率は100%,150%,200%,300%と固定ピッチで小さい文字を拡大しようにも「帯に短したすきに長し」状態なのに対し,スマートフォン用のOperaMiniやAcrobaReaderは無段階ズームなので画面サイズピッタリまで拡大できる。
3/眼精疲労は1,2時間なら大したことはないし,電力消費も同時にネットサーフィン投資ない限り,大きくはない。
こんなことなら最初からメジャーな,タブレット型スマートフォンにしておけば良かった。
日本では出回り始めたばかりで実物に触る機会が乏しかったとは言え,文字情報から判断することの危うさを感じた。
2011年10月29日土曜日
数字を観て唖然
1.保有するギリシャ国債の50%カットしただけで欧州主要銀行に資本不足。
虚偽の財政指標に騙されて勝ったのか,高利率に目が眩んで審査不足で大量に買い込んだのか。
2.この後,控えているPIIGS-G(ギリシャ)の国債償還問題を考慮すると資本不足はさらに膨らむ。
3.銀行の資本不足を補う欧州金融安定基金EFSFは新興国の出資を当てにする皮算用
アメリカはアメリカで財政危機のため景気対策は専らドル安頼りとなれば,
安全性から言っても,為替見通しから言っても
未曾有の円高は当分続きそう。
繰返し述べているが,
遠田を所与とした経営,経済運営に切り替えざるを得ない。
身につまされた統計
2010年『国民生活基礎調査』の結果概要より。
高齢化,未婚化の進展により,高齢者のいる家庭では,子供のいる世帯全体は比率を低下させているが,配偶者のいない子との同居比率は増えている。
紙幅余ったので,関係ない写真。
大昔,母が下関の会社に勤めた時,山口出張の同僚に頼んで買って帰ってもらった大内人形。14-5号かな。独身時代の母には高価な買い物だったはず。研究室に置くことにした。
2011年10月27日木曜日
恐るべしOpera mini
7インチ画面のスマートフォン「GALAXY TAb」と通信専用SIM(docomoのFOMA回線利用)に切り替えてみた。
上記3点でKindleより使い勝手が上回ることは予想していたが,
それ以外の面でも利点を享受できた。
単純にいえば,電子書籍専用端末(Web閲覧は余技)のKindle3と異なり,スマートフォンは汎用機,つまりパソコンとしていろいろなアプリケーション/ソフトを利用できるからだ。
といっても,ゲームもしないし,余り多くの種類のアプリを利用するわけでなく,
端的に「Kindleより便利」と感じたのは,
ブラウザOpera miniやAndroid用Acrobat Readerの無段階ズーム。
Kindleの場合,電子書籍を読む場合も,ブラウジングの場合も,画面倍率が100%,150%,200%,300% と固定的であったのに対して,
スマートフォンの上記2アプリではズームも無段階で,ページ,行送りも連続的であるため,
PDFファイルでも電子新聞でも読みやすい。
こんなことならもっと早くスマートフォンに切り替えるべきだったと後悔しきり。
10月26日 来週初め大学訪問に来る福島県の高校生向け模擬講義のスライド作り。先々週の模擬講義の倍の90分授業なので,性別,年齢別による非正規雇用の各就業形態のシェア?、就労目的などの資料や非正規雇用体験者のエピソード,あるいは確認問題を付け加えることにした。
2011年10月26日水曜日
スタ晩
2011年10月24日月曜日
やはり月曜日はツライ
今日,月曜日は1時間寝坊。
鞄にバナナを入れ,牛乳だけ飲み込んで外出した。
宮城学院女子大学「経済社会特論」波浪同時間法政について原則と例外を簡単に説明した後,下ブロックし,河北新報の「名ばかり管理職」の読み取り。サービス残業があったか否かではなく,管理監督者か否かがポイントだが,ある程度理解されたように思う。
続いて「経済理論」は資本蓄積論まで終わったところで,読み取り。テキストの内容から少し離れるが,日銀短観や内閣府月例報告を報じた記事を読んでもらい,最近の景気動向について解説。次いで,失業率の同高を報じた記事を読んでもらい,完全失業率の計算及び穴埋め。
午後は両科目の読み取り採点。
時間を取ったのは質問,感想に対する回答。.
「名ばかり管理職」問題ではそれぞれのバイト先の情報が記されていた。労働時間に関する労基法蹂躙は至る所に蔓延し「見えやすい問題」。
しかし,「一番の原因は何ですか」にはどう回答しようか^^;。
次いで提出書類の整備でジムにも行けず。
代わりにドトール。コーヒー直行。
遅い夕食の後,朝のバナナを鞄に入れたままであることに気付いた。
夜まで週末ボケが続いていたわけだ。
極めつきは一ヶ月前新調したばかりのコンタクトレンズを外して,ケースに収める際に破損せたこと,
身体も頭も目覚めきっていない月曜日は仕事は最低限に止め休養していた方が良かったかも。
2011年10月22日土曜日
半徹
研究費で購入した中古のスマートフォンGALAXY Tabが届いた。
スマートフォンといっても通話ではなく通信目的(そもそも通話契約はしていない)。
同じように通信目的のデバイスとしては,Amazonの
Kindle3を保有している。
薄くて軽いし通信料が別途掛からない,また液晶ではない電子inkなので電子書籍も見やすいが,通信デバイスとしては使い勝手が悪かった。
- 記憶させたID,パスワード等をすぐ忘れる(記憶用メモリの容量の問題?)
- コピー&ペースト機能がないのでID,パスワード,メールアドレス等一々入力する必要がある。
- 3G回線利用に制限が掛かっているのかつながらないことが多い。
GALAXY Tabにしたのは,ブラウザで電子版新聞を読むのには7インチ液晶がギリギリの小ささだからだ。
通常の4インチ前後のスマートフォンでは,以前の携帯電話とさして変わらない。携帯電話用に画面設定したサイトしか覗けない。例えば,日本経済新聞電子版も1ページずつめくることになる。
これがパソコンのブラウザを通して電子版にログインすると,1面から最終面までスクロールさせて全見出しをチェックし,関心のある記事をピックアップした上で読み込むことが可能となる。
という魂胆だったのだが, SIMがなかなか装着できない,
Android用の(ソフト)マーケットには各用途について無料のアプリケーションが沢山登録されているが,どれが自分の用途に向いているか試してみないとわからない。
WiFIで通信していても,画面上のウィジェットを追加したまま削除方法がわからず,画面が渋滞混雑。
特に画面設定は,Windowsと使い勝手が異なるので,困惑する。
SIMについては表裏を間違っていた。 当初,裏の方が深く刺さったので表と勘違いしたが,浅くしか刺さらなかった表向け装着からさらに強く押せば,収まった。
その他メールやブラウザのお気に入り登録で久しぶりに半徹。
わかったことは確かにi-PhoneなどスマートフォンやI-PadなどタブレットPCが普及すれば,パソコンは売れなるなるのが道理ということ。
- メール送受信,ネットブラウジング,それを利用したネットショッピング等は全てスマートフォンで可能。
- パソコンは起動に時間が掛かるが,スマートフォンの起動は速い。
- パソコンは携帯には重い(軽くて数百g,しばしば1-2kg)が,スマートフォンは軽い(120-400g)。
- パソコンでは外出先ではネット接続できない人が多いだろうし,通信機器を有しているもののもダイヤルアップ接続なら時間が掛かるが,スマートフォフォンは携帯電話なので常時接続されている。
長い文章の編集,印刷等をするのでなければ,仕事上でのデータの遣り取りはタブレットPCで十分,ということになる。
そのうえで,半日使って経験からいわせてもらえば,
パソコンメーカーにとって主戦場がパソコンからタブレット型PCに移って行くとして,
ポイントは使い慣れたWindowsに近い設定方法の構築にあるのではないか。
職場のPCや家庭のPCに近い環境構築が提供されていれば,ユーザーはすまーとふぉん,たぶれとPCを通常の「パソコンとして」利用するだろうからだ。
2011年10月21日金曜日
馬齢
一般的には,人が生を受けて成人するまでの年月になろう。逆に,大人には,就職して家庭を設け,キャリアも子育ても一段落した。
一昨日,本部事務局より「永年勤続者表彰式」の案内が届いた。「勤続20年おめでとうございますざいます」。
知ってはいたが,
さて何をしたか?
研究,教育と区分していけば,それぞれ変遷はある。
法人資本主義から能力主義・成果主義,そして生産的労働。
見出しだけの講義プリントから,穴埋め式プリント,オンラインテスト,スライド等々。
しかしまとめて20年と言われても,「これをした」というものが浮かんでこない。
「あっという間の20年」で馬齢を重ねたに等しい。
東北楽天イーグルスなら20年あれば,リーグ優勝2,3回,日本一も1回くらい達成しそうだが。
10月19日 出張講義の手配をしようとして目当ての教員捕まらず。教授会の後,公共政策コース会議もあり,今年も楽天イーグルス最終試合には応援に行かず。
10月20日 8月末に受診した人間ドックの追加検査。締切り,学会,また学会等ありなかなか時間が取れなかった。「予約不要」とされていたので,通院即検査漬けと思ったら,血液検査のみ,但し問診,検査,所見全て待ち時間が長い。予約制にして欲しかった。
2011年10月19日水曜日
初めての模擬講義
授業時間割をみながら,要請のあったその曜日に講義の入っていない同僚に出講をお願いはしてきたが,
自分自身は出前講義には出ていなかった。
しかし,高校側が大学訪問する場合の,学部説明と模擬講義は委員が担当すること習わしで,
毎曜日講義の入っていた前期こそ別の委員に担当をお願いしていたが,
後期になってその出番が回ってきた。
但し,高校側の第一希望は法学,経済学は第二希望であったため,
同僚の法学教員の協力を得て45分ずつ講義することになった。
普段の講義は90分だから,
その半分で話せるネタはそうそうない。
結局,非正規雇用の現状と問題点をスライド12枚で解説することにした。
90分授業で12-18スライドだから
12枚を半分の45分で話すのはかなり厳しい。
しかも,単なる制度の解説では高校の政経みたいでつまらないだろうと,
非正規雇用の一般的特徴,身分の不安定さ,安くて上がらない賃金ばかりでなく,
もしもの時のセイフティ・ネットが立場が不利な非正規雇用ほど適用されにくいこと
非正規雇用問題が,格差問題や将来の年金問罪,(未婚かを通じて)少子化問題まで結び付くことを解説しようとしたので,かなり盛り沢山だ。
心配していたのは主に時間の問題だったが,
そちらの方はスライドの大半が表やグラフだったので何とか収まった。
問題は後者,詰め込みすぎの面だが,評定を見る限り,やはり情報量の多さに面食らったようで,途中で下を向く学生が多くなった。
ただ,この12枚のスライドをベースに,内容を絞ったり,利用するデータ,グラフを選んだりすれば,
今後の出前講義に十分使えそうだという感触を得た。
2011年10月17日月曜日
馬場宏二先生ご逝去の報に接して
次いで土曜日の夕方には,馬場宏二先生の弟弟子に当たる福留久大九州大学名誉教授から,余りメールを使われない先生の代わりに通夜,告別式の日時,式場名をメーリングリストに流して欲しいとの伝言を携帯電話の留守番電話に受けた。
重要な情報なので,留守番電話を何度も再生し直した末,2つのメーリングリストに送信した。
馬場宏二先生からは直接教えを受けていないが,
お送りした抜刷にコメントを頂いたり,
先生から抜刷や御著書を贈って頂く,
という形で励まされもし,大いに刺激を受けもした。
馬場先生のお考えを学問上どのように受け止めているか
についてはよくよく考えてみたいと答えられない。
ある時期,いわゆる会社主義論までは大いに刺激を受けたのものの,
その後,過剰富裕化論については戸惑いを覚えたし,
新現代資本主義論以後は余り頭に入ってこなかった
というのが正直な感想だが,
あくまで感想で,理論的な評価,批判の域には達していない。
ご存命のうちに理論的に検討して,ご本人のお考えを聞くべきであった。
怠惰な自分の場合,勉強はいつでも時機を逸した後に,惜しむように行なわれる。
残念なことだ。
ご冥福をお祈りします。
勝手が違う
「ショッピングセンターなど学外で演奏した時,途中で規定よりも早く演奏が進んでいることに気付いて,あっヤバイとはみなで顔を合せるですが,途中で修正が効かなくて,結局早く終わる,ということがあるんです」と経験談を楽しそうに語っていた。
15日土曜日,労働組合の「活動家養成講座」で1コマ80分の講師を務めた。
未だ若い幹部候補者に最近の労働情勢を学んでもらう,が趣旨だと理解したが,
自分の講義の中で一般向けなのは何かと考えて,
「働く者たちのセイフティ・ネット」と銘打って,
雇用流動化の中で従来型のセイフティ・ネット,安定雇用を前提にした社会保険,働く能力のない人達を主たる対象にした生活保護制度のどちらにも保護されない人が増えていて,年金制度の改革が検討されたり,第2のセイフティ・ネット「求職者支援制度」が発足することになった,という話をするkとおにした。
今回の受講者は雇用保険制度や生活保護制度のことを良く承知しているはずで,方々の市職労の人も混じっているので,実務に携わった経験者も多く,「実際の運用は違いますよ」という完走が出るかもしれない。それは承知の上で,一般向けの話題は大なり小なり現場の人の受け止め方は違うはずだし,大学では現実の問題をこのようにみている,まとめている,という話として聞いて欲しいと考えたわけだ。
先週のうちに作成した講義資料は24スライドに及び,少し長すぎる,とは思っていた。
自分の場合,90分講義では6スライド載せたA4版の用紙2,3ページ,すなわち12-18スライドを基本にしており,18スライドの場合は時間が足りず,早口になったり,次回に廻すことになる。
別の面から見れば,詰め込みすぎになる。
ましてや今回は80分。
そこで何度か見直したが,1回切りで次がない一話完結としてはこれ以上切り詰められない,状況を見てスライドによっては「後で参照」を求めるだけにしようと考えていた。
むしろスライドに記していないことを解説して蘊蓄を傾けることは厳に慎まなければならない。
ところが,実際に講義してみると,30分くらいで半分12スライド近く進んでしまったので,慌ててしまった。
年金や雇用保険,生活保護の現在の問題点を語る前に,各制度の概要を説明することになるが,
大学生と異なり,社会人は仕組みの概要を良く承知しているはずなどで「さらっ」と進めたのだが,
どうやらアッサリしすぎたようだ。
終盤は具体的なデータを上げたり,おさらいをしたり,と時間を稼いで何とか70分弱で講義を終えた。
ブラスバンドの演奏が早く終わるのは,早く進むパートに全体が引っ張られることが原因らしい。
しかし,ひとりで実演しているのだから,原因は他にはない。
普段と異なる場所で異なる受講者を相手に喋ることは難しい,と実感した。
2011年10月15日土曜日
悩める人
学期が始まった途端、1日が目まぐるしく慌ただしい。夏休み中は冬眠でもしていたかのよう^^;。
14日金曜日は来週大学訪問のため福島から来校してくれる高校生向けに学科紹介のスライド作成。
7月末のオープンキャンパスで学科長が利用したスライドをベースに表現をまとめる、文章を短くする、図を入れるなど加工。
ついで大学院生と面談。好奇心旺盛で勉強家なので、テーマ絞り切れず。悩んで下さい。
自分の関心はいつかは繋がりから。修士論文には間に合わないかもしれないが^^;。
早めに下校して、
山形仙台交流圏研究会で次回訪問をお願いしている通信社支局長へご挨拶。
ご不在のため会の資料のみ届ける。
時間調整も兼ねて訪れた駅スタバは盛況。
霞城セントラル10F放送大学にて卒論指導。
勉強熱心な学生さんなので、広く学習して来たことを一つ二つの論点に絞ってゆくことに戸惑っているよう。
両者は平面と立体のような違いがあるが、書き慣れていないと、掴みにくいだろう。
そこで、本文中の引用は最小限に止めること、それと表裏の関係にあるが、論じる時は原典の紹介が精確かあまり気にしなこと等,
むしろ形式面からアドバイス。
もちろんデタラメでは困るが、かといって引用しなければ紹介できないでは見通しが悪くなる。
締切まであまり時間はないが、大いに悩んで下さい。
2011年10月13日木曜日
夕方には早くもガス欠
土曜日に組合関係者の前で話す「働く者たちのセーフティ・ネット」。
80分で24スライドは自分の場合には多すぎる、分かっているが、現時点ではこれ以上絞りようがないので、事務局に送付。
午後からは来週初め福島県から当学部学科に大学訪問に来てくれる高校生向けプログラムの策定。
まずオープンキャンパスでながした学部紹介のビデオ、そして模擬講義、最後に学部学科のカリキュラム、入試制度の説明。
模擬講義は当初2専攻希望されていたが、2時間の滞在では難しく、第一希望の専攻のみに絞ることを考えた。
しかし、先方は両方聴きたいとのこと。結局、第一志望の講義を50分確保し、第二=委員である自分の講義は30分となった^^;。
高校生向け1回限りの話として過去の講義資料から「非正規雇用」を選択し、12スライドにまとめたところでガス欠。
まだ学部紹介のスライド作成が残っていたものの、ホウホウの体で下校。
ジムで一走りした後、自宅近くの、ドトールコーヒーに駆け込んで一息ついた。
2011年10月12日水曜日
閑中忙あり
と思っていたら,10月に入ってもその気配はない。
高校訪問や2つの学会出張が入っていたこともあって,
今日明日,あるいは今週末締め切りの仕事に追われる始末だ。
11日火曜日は,月曜日授業(宮城学院女子大学「経済社会特論」,「経済理論」)の振替日で,終了後もそれら科目の次回資料の作成と,週末労働組合関係者の前で話す講義スライドを作っていたら,問う党ジムに通う時間がなくなった。。
12日,久しぶりに登校すると,様々な作業が舞い込んでいて,その場で片付けるのから片付け,夕方締め切りの調書作成に着手^^;。
しかし,以上のような感慨,担当科目が少ない後期にもかかわらず慌ただしい,を抱くのは毎年のことで,
如何に成長していないか,ということの証であろう。
2011年10月10日月曜日
2011年10月9日日曜日
意外に落ち着けた観光地
当初は早めに上京して行きつけのカフェで予習復習に勤めようと考えていたが,
折角の京都高と,そのまま東海道新幹線に乗り継ぐことにした。
もっとも東北新幹線の車中や東京駅の待合室で,
学内研究会の情報や同僚の急遽休暇情報が入ってきたので,
方々にメール連絡したり,電話連絡したりで,時間を取り,
京都の着いたのは昼過ぎになった。
それでも半日間観光する時間はあった。
しかし,京都の主な観光地は一通り廻っているので,観光気分は全く湧かず,
建設当時は古都の景観を害すとの批判もあったものの,今やすっかり街に馴染んでいる?京都タワーのスタバでノート取り。
15時過ぎに店を出ると,
四条烏丸のホテルまで徒歩。
本願寺の門前は昔と余り代わり映えがしない。
居並ぶ食堂,旅館,土産物屋は 昔その前を何往復かした記憶がある。
チェーン店で遅い昼食。
ホテルにチェックインしてひと作業した後,
からすま京都ホテル併設のスタバでまた編集。
名だたる観光地に出ても,行動は普段の休日と同じ。
ワーカーホリックのように映るかもしれないが,
「(平日でもあり)意外に人混み少なくて落ち着けた」
「フツーの街として楽しめそう」
まぁ観光客は当方が徘徊するところに押し掛けることはないでしょうが。。。
ロールプレイング
懇親会には参加しなかったので17時前後。
先頭のシートに座っていたおばあちゃんが降り立って出口ドア付近の手すり横棒に捕まっていたが,
土曜の夕方,祇園を過ぎた辺りは大混雑で,基本はノロノロ運転だが,信号が赤に変わりバスが急停車すると
「痛い,痛い」と叫びだした。
急停車の際に横棒を握っていた腕を捻ったようだ。
横棒を手放して運転手席の後ろ側に移っても「痛い,痛い」と今度は小声でささやいていた。
すると運転手が振り返って「大丈夫ですか」
「大丈夫」
「ホンマですか,救急車呼びましょうか」
「大丈夫,手すりの間に挟まっただけ」
おばあちゃんの叫びも大げさなら,
運転手も「救急車呼びましょうか」も大げさだ。
しかも両者とも微笑1つ交えず真顔でやりやっている。
各自の役割を弁えたロールプレイング。
「如何にも関西」と感じ入ってしまった。
10月8日 昼食は大学のレストラン。正門横に全面ガラス張りでオシャレ。しかし,水とフォークセットをもってきたきり,注文に来ない。待ってもムダとわかり,ウェーターを呼び止めて一言二言。おまけにレシートは誰かの「追加」となっていて合計金額が合わない。急に出張を決めたため,2泊目土曜日は京都のビジネスホテルが見つからず,梅田駅前へ。ホテルで下準備して,やはりスターバックスへ。遅い夕食もやはりチェーン店へ。
2011年10月7日金曜日
片付けるべき課題は奥に
担当者の一人として後者に出た。
また水曜日には宮城県沿岸部区に高校訪問して,進路指導状況を尋ねると同時に小論文対策なども聴き出してきた。
そこで感じたのは「教師の苦労はどこも同じ」ということだった。
つまり若者が本を余読まなくなった状況で,小論文を書かせる,報告させることは通り一遍ではゆかない。
高校側では小論文模試に参加させたり,全教員に3年生数名ずつ担当させ指導に当たっているが,だからといって顕著に成果が出ているわけではなさそうだ。
大学の基礎演習も「毎週クラスに顔を出し友人関係を築く」とか「全員に発表の機会を与える」という当初の目標は達成されたようだった。
しかし,演習自体の内容となると,必ずしも活溌に行なわれた週ばかりではなさそうだ。
もちろん教員によっては
教員が最初の1,2週,レジュメの作り方,質問の出し方の見本を示す
最初は全員にレジュメを作らせ読み合わせる。
毎週テキストの該当箇所に関する質問を全員に出させてその読み合わせからはじめる。
報告当番が終わったらそれっきりにならないよう毎回復習テストを課した
等いろいろの工夫をしており,それなりの成果を出しているようだ。
それらに比べると,何と自分は工夫が足りなかったことか。
しかし,他方で個人的に感じたのは,
例えばレポートの書き方は,多くの高校で担任制を敷いて指導していたり,1年次のセミナーで指導していたりしていても,
それで修得したものと前提にしてはいけないということだ。
レポートの基本的なお作法が身についていない学生もおり,
倦むことなく巻き返し繰返し指導する必要がある,ということだ。
専門科目でも同じような課題を抱えていることはいうまでもない。
高校のある市街地では震災の影響はほとんど目に付かなかった。
後者の壁面に残る横筋がここまで水に浸っていたことを示しているくらいだった。
しかし「もう1本沿岸側の道では未だ瓦礫が山積み」という。
通常の学園生活でも
互いに成績表を見せ合うなど,ゼミ生同士の和やかな交流の奥底に
今のところせいぜいGPAの値や不可の数くらいにしか顕現していないが
就学上の課題,言い換えると指導上の課題が潜んでいるようだ。
2011年10月5日水曜日
設問の難しさ
同科目までは市場経済の原理の講義は部分的に止め,
市場経済の軋轢に対するセイフティ・ネットの話として
年金,医療保険,雇用保険等の社会保険の解説の時間を大きく取り,
関連する新聞記事の読み取りも合間に入れて,
学生の関心も高い,と思っていたからだ。
ところが,必ずしも数値は高くない,イヤ低い。
自由記述欄を読むと,
年金等に関心を以て聞いてくれていたことがわかる。
しかし,他方で,以前からある「早口」「プリントの中のデータ数値が読み取りにくい」という指摘の他に
「読み取りで何を聞かれているのかよくわからなかった」という指摘がいくつかあった。
学期中に記事の読み取りを数回挟んでいるのは,
期末試験の時だけ勉強するのではなく「普段から勉強して欲しい」
期末試験一発勝負ではなく「普段の勉強に点を与えたい」という意図からだ。
しかし,同時に,知識を問う設問にすると,暗記問題になりやすく,
実際に問題になっていることは何か,その背景になりがあるか,を考えて貰えないのではないか,と懸念したので,
記述式にしている。
ただ普通の記述式を1学期中にまた1科目毎に数回実施そていては,
その採点作業が煩雑でとても首が回らなくなる。
そこで,その場で読んでもらった記事,解説論文のポイントとなるキーワードを挙げて貰う
等の設問をしているが,
この記事のポイントは何か,がわかりにくいようだ。
もちろん,採点後,解説をしているが,
それでもピンッと来ないようだ。
もちろん,こちらも少しヒネッている。
学生の中には指示したフレーズの前後1,2文の中のフレーズの書き出しで済ませようという安易な解答が多いから
よく読まないと正答に至らないような設問をしている。
ただ,こちらの意図とは別に,やはり設問の仕方やその前段の記事の趣旨などの説明を丁寧に行なう必要はありそうだ。
10月4日 夏休み帰国していた中国人院生Sと面談。後期の計画はそこそこに四方山話。中国でも日本のアイドルが人気だそうだ。また若者は,例えば結婚の前提条件としてのマイホームローンの返済に苦しんでいるとのこと。
10月5日 第50回山形仙台圏交流研究会。Y先生による「自治体の救済活動に関する今後の課題」。その後,経済経営系会議,旧講座会議。さらに学科会議の予定。
2011年10月3日月曜日
普段の心掛け
終われば,趣味の小説でも読むか,温泉旅行に出かけるかなどと算段していた。
論文1本仕上げた段階で球場通いを復活させたが,
スケジュール的には週末観戦できるのは先月25日が最後だったので
翌日から再び執筆に専念した。
そして,いよいよ全て終わってみると,
何もする気力が残っていなかった。
先月中にブックオフで小説数編ゲットしていたが,小説すら読めなかった。
金曜日投稿後,
夜は居間で本を読むこともなく,
ボッーとしていた。
土曜日はジムでの長逗留を挟んで
スターバックスで提出原稿の補正を行なっていた。
日曜日はやはりスタバで気になっていた本を読み返していた。
「ワーカホリック」というわけではない。
確かに日曜日も平日のように過ごしているが,
逆に平日も休日のように^^;過ごしている。
一仕事終えても気持ちが十分弛緩しないのは
どうやら普段から仕事も趣味も渾然一体化した生活を送っているからのようだ。
両者を峻別するのがスマートなやり方だろうが,
多分に個性の問題で容易に変えられない。
せいぜい普段は「非労働」と考えることにするか!
2011年9月30日金曜日
みなし第2号被保険者
保険料を徴収されていない第3号被保険者(第2号の配偶者で専業主婦)の改革。
働いている女性は第2号被保険者)として保険料を支払っているし,同じ専業主婦でも自営業者等第1号被保険者の専業主婦はやはり第1号被保険者として保険料を支払っていることとの不公平さは従来から問題になっていた。
詳細は不明だが,讀賣報道では第2号被保険者である夫が専業主婦の分まで「支払っている」とみなしているだけのように読める。つまり,第2号被保険者の専業主婦はみなし第2号被保険者になる。
これでは第3号被保険者も夫の厚生年金を分割受給できるようになるが,上述の不公平感は残ってしまう。
したがって日経電子版では「専業主婦年金見直し 不公平感の解消遠く」となる。
9月29日 2年生とのアドバイザー懇談会。担当の16名とは2ヶ月ぶり。みな秋仕度で半袖は自分のみ^^;。単位取得について注意を促したが,もっと丁寧に説明すべきだったか,といつもの後から反省。下校後,ドトールコーヒーで校正編集。ジムではシャワーを浴びただけで再びスターバックスにて校正。準備不足で論点が広がりようがない。
9月30日 解説記事の締切りなので自宅研修。といっても工事=停電が予定されていたために,午前中国分町スターバックスにてひたすらキーを叩く。一旦帰宅して午後近くのドトールコーヒーにて再び校正。途中睡魔。17時過ぎようやく投稿。
2011年9月28日水曜日
噂を辿ると
今週にはその発表が米国時間28日に行なわれることが判明した。
現在のKindle3にはキーボードが付いているが,
それで不便を感じたことがない,不満は別のところに持っているので,
スマートフォンのようにタッチパネル化することにさして魅力は感じなかったが,
新型は単にキーボードからタッチパネルへの変更に止まらず,
様々な機能の追加,仕様変更があると予想されたので,
その点には関心があった。
最初に出てきたのは
「アマゾンの独自タブレットは「Kindle Fire」、7型カラー液晶採用?」
バックライト付き液晶では目には優しくなくく,バッテリーも喰うので長時間読書に向いていない。
しかもkindle用のazwファイル閲覧ソフトは後からインストールするというもので
「これじゃただのAndroid機じゃん」
とガッカリ。
ところが,その日のうちにまた別の情報。
タッチパネルでないKindle(キーボード?)$79,
Kindle touch$99
Kindel3G touch $149
もちろんE-ink.
ホッとしたが,
タッチパネル以外の新機能が伝わってこない。
別の意味でガッカリ^^;。
未だにわからない自分の調子
自分の身体の好不調は手に取るようにわかるはずだが,
この間の健康状態はサッパリ見当がつかない。
昨日から片頭痛がしている。
特に今日は酷い。
風邪,かなと直感した。
これまでの経験からしてそうだが,
先週あるいはもっと前から窓を開けて就寝し,朝方震える,ということが数日続いた。
朝咳き込んでいた。
また同時期,母が風邪を引いて熱を出し,咳で苦しそうだった。
それが移った,というのが自然な推論だろうが,
平熱に止まっている。
また現在は片頭痛はしても咳はほとんどでない。
理由が湧かない身体の不調は辛い。
回復の目処が立たないからだ。
早めに就寝する,
長めに睡眠を取る
日中居眠りしていても,睡眠を「十分」取る,といえないのが辛いところだ。
準備不足
ジムで走っている間とその後しばらくは全く痛みを感じなかった。
帰り道では
「痛みを和らげたかったら身体を動かした方がよい。
ただ痛みを解消するわけではない」などと 軽口を叩いていたが
今朝になると頭痛がさらに酷くなり,再び床に就いた。
解説記事の締切りが金曜日に迫っているのに。。。
昼前後に少し加筆。
夕方ジムでマッサージを受けて
ドトールコーヒーにて再び加筆。
さして進まなかったが,
それは片頭痛のせいというよりも 準備不足の帰結。
有期保護論と半就労半福祉論の双方を取り上げる心づもりだったが,
準備不足もあり前者の解説のみで終わりそうだ,
歳を取ったと思ったら
自信の健康のゆくえを案ずるよりも
早めの準備をすることの方が重要なようだ。
2011年9月27日火曜日
2011年9月25日日曜日
取り忘れた1枚
母を病院に送ったり,自信が奥歯の矯正に通院したり。
編集進まず救助に30分遅れで到着すると,既に1回裏1得点取っており,到着後も毎回のように加点した(福岡ソフトバンクホークス0x6東北楽天イーグルス)。
球場帰りにはジムで久しぶりにマシーン。
帰りはいつものようにドトールコーヒー。
しかし,一番記録に残ったのは5回裏,山崎選手がランナーと入れ替わりで出塁した途端,ピンチランナーと交代させられ,マウンドを横切るようにユックリとベンチに帰るシーンだ。
この日の得点は3回裏,内村のランニングホームランはじめ,全て単打を重ねたり,脚で稼いだものだ。
その裏で8試合安打のない山崎選手が,ふて腐れ気味にまた所在なげにベンチに引っ込んでいった。
ひょっとしたらイーグルスが4番打者山崎選手と訣別した瞬間かもしれない。
2011年9月23日金曜日
アセリは禁物
今度は月末締切りが迫ってきた。
専門論文ではないからオリジナリティが問われているわけではないものの,
考えていること,思っていることがそのまま文章になるわけではない。
そこで連休直前の木曜日一日を自宅研修に当て
日中は馴染みのドトールコーヒーにもファミレスにも足を向けずひたすら画面に向かってみたが....
粗原稿はすでに今週初めに手を付けている。
しかし,構成,アイディアが固まらないので行を繋げようにも気が進まない。
またアイディアはあっても,それを裏付けるデータ,資料があるはずなのになかったりで「当てが外れる」ことがしばしば。
気分転換に,とジムに向かうと
台風はとっくに逸れ,小雨程度なのに市街地大渋滞で,通常20分弱の道のりに1時間近く掛かった。
するとジムのメニューも縮小せざるを得ない。
帰りのファミレス籠もりも時間の関係でカット。
代わりに店に寄れば,待ち時間異様に長い。
やることなすこと裏目。
かなりイライラしてきて交通政策にも店の管理にも八つ当たりしたくなった。
しかし,いらついても物事は進まない時は進まない。
24時間フリーだったのだから原因は明白。
明日以降のために
パワーポイントのスライドでプロップを作ってみることにした。
やはり「泥縄式」では本人が一番堪えるようだ。
2011年9月21日水曜日
秋の空気だけでも
当初参加するつもりのなかった来月初めの学会全国大会に急遽出席することにした。
出発する7日からは東北楽天イーグルス最後のホーム4連戦にあたる貴重な時期だが,どうやら京都を選択したみたい^^;。
しかし,3連休とあって,京都のビジネスホテルはどこも満杯。
特に土曜日は市内では宿が取れず,大阪は梅田泊。
観光に出る暇はないが「秋の京都」空気だけでも嗅いで帰りたい^^;。
9月21日 寝坊したのと台風到来前の降雨で市内バスにギュウギュウ詰めになることや長々と高速閉鎖され高速バスに閉じ込められるのを厭って車で登校。
実際には高速道路が一部閉鎖されていたため仙台市街地から郊外へ向かう部分でノロノロ運転だったくらいで2,30分余分に掛かっただけだが,バスで通勤した同僚は「2時間掛かった」(通常の2倍強)という。大学院選考会。教授会。研究科委員会9.その合間に来客1名。組合関係者対象の講座について依頼を正式に受ける。未経験だが,就労に伴うセイフティ・ネットについて80分で話してみることにした。
2011年9月19日月曜日
辿り着けない記憶
研究会を終わると,渋谷方面に宿を取っている者が集って池尻大橋駅まで歩き,そこから方々に散っていた。
定宿は中目黒で,駅から先はてくてく商店街を抜け,その先の10棟以上集積した公務員宿舎の区画を横断し,さらにその先は特に目印のない住宅街の中の一方通行路をくねくね計10数分,
何しろ久しぶりなので心許ない。
駅の出口から一度も利用したことない駄菓子屋,一二度利用した中華料理屋,利用した記憶だけあるメーカー系列ホテル,
ここまでは商店街だから間違いようがない。
その先どこを曲がって公務員宿舎外へ辿り着いたかは記憶から失せていたのだが,
ちょうど前を歩いていた女性が右折した方法に曲がって行くと,見慣れたL字路の郵便局が現れ,その先には例の公務員宿舎が。。。
そこから先は普通の住宅街なので殿路地に入り,どこで曲がったはさらに記憶が曖昧だ。
なんとなく記憶のあるコインランドリーと商店を抜けると,その先の住宅群はもう記憶にない。
とにかく道なりに進んで,古ぼけた交番が目に入ったときはホッとした。。
当時は看板に象か何か動物のイラストが描かれたように記憶するが,今や掠れて○○交番以外は読み取れない。
しかし,ここの脇の路地をJ字型に進めば,Jの先の部分がホテルであることは間違いない。
結局,ホテルには脇道にそれずに到着できた。
商店や宿舎,郵便局が目に入れば,そこから先の記憶がなんとなく蘇る。
主な目印は外装が変わってもそっくりそのままその位置にあった。
しかし,一緒に研究会に参加したメンバーはいまどうしているか。毎月合って1ヶ月間の近況屋当時考えていたことを飲食をともにしながら分かち合っていたのだが,今や一部と連絡を取り合うのみ。しかも年賀状の遣り取りくらいだ。
おぼろげな記憶にもかかわらず,ホテルにはスンナリ辿り着けただけに
記憶していた自分の,この数年間の行動が気になった。
冬眠していたわけではむろんない。
割り当てられた任務はこなしてきた
論文もほぼ年1本のペースでものにしてきた。
研究テーマに関してはかなりまとまりが出てきた,いわば凝縮した時期になるはずだ。
しかし,振り返ってみると,起伏が少なく,記憶を遡る際の「目印のない」数年間だったような気がする。
健康以外は無事で何より,とはいかないようだ。
噛合わない質疑
「ベーシック・インカムの,その理論的基盤には社会主義思想があるのに,日本ではしばしばが社会保障制度改革としてのみ論じられている。今日はそのことだけを言いに来ました」
I大先生は,報告の冒頭,そう仰っていた。
内容は既に学士院雑誌や雑誌『世界』で発表されていることとであった。
すなわち,個人単位で無差別に現金を一律給付するというベーシック・インカムの考え方は,社会主義思想に淵源を持つ。
一つは資本主義社会制度を前提に土地収益の還元給付を主張したトマース・ペイン。
もう一つは市場社会主義を前提に公的企業の株式配布と主張したランゲ。
コメンテーターのH先生のコメントの後に大要次のような質問をしてみた。
厳選とされた2名はベーシック・インカムの他の側面,「失業の罠」を理由にした失業手当を,ミーンズテストを理由として生活保護を,低成長を理由として就労を前提とする社会保険制度を廃止統合しようとしていることも共有しているのか。
つまり,セイフティ・ネットないし格差是正策を考えたとき,2パターンの源泉は完全ベーシック・インカムと同様「給付がセイフティ・ネットの全てあるいはほとんど全て」なのか,それとも最低賃金制度や労働市場規制(解雇規制等),あるいは強制加入・労使折半の社会保険制度を前提に「あくまで給付はセイフティ・ネットの一部」と捉えているのか。
尋ねたいことはほかにもあるが,時間の制約がある。
またこみいったことはつたわらないおそれもある。
特にベーシック・インカムについてはいろいろな理解,アイデアがあるので,すれ違う虞もある。
そこで原理的なこと,市場機構へのスタンスに絞って尋ねたつもりだ。
それに対して,I先生は,ベーシック・インカムにいろいろ求めず,できることから取り入れればよい,という趣旨の回答をされた,
先生の考えは論文を読み,報告を聞けばだいたいわかる。
ベーシック・インカムの思想的先駆けとされた2名のセイフティ・ネット観,それと裏返しの市場への態度を聴きたかったのに。。。。
普段研究会で議論をしている間柄は別にして
学会報告で疑を噛合わせるのは難しい。