2011年12月29日木曜日

御用も納めず

12月29日 昼時,街に出て吉野屋経由でスタバへ。今日はジムの最終日。
 17時までの特別営業のためいつもよりかなり早く乗り込みスタバに帰還。
 レッスンがないためジムは閑散としていたが,街は国分町の交差点も,光のページェントを開いている定禅寺通りも人だかり。
 景気回復は確かのような気もする。
 

 12月28日 法人化する前は28日が「御用納め」で事務方は午前中机周りを整理整頓して皆で昼弁当を食して退庁していた。

年末年始閉庁されていても,合い鍵・磁気カードで書類・郵便物が届けられる部屋や印刷に入ることは出来るが,
郵便物は大学に届かないので,特に用がなければ,年末年始の休暇に入り,我々も昼過ぎには下校していた。

今年も事務方が午前中部屋の掃除をしていたので,早めに昼食を取って某スタバに移行。
(その後も事務発信メールが数通届いたので仕事納めは通常通り夕方だったのかもしれない)

今年の「仕事納め」,自分は何をしたか,というと秋に書いた論文の見直し,論文読み。
納める,というほど踏ん切りはなく,まだだらだら続きそう。


2011年12月28日水曜日

意図せざる勉強

研究室のセキュリティ・ソフト(ウィルスチェック+ネットアタック?防止)が期限切れ間際なので,
更新ソフトを購入し,更新手続きをしようとしたところで,すべてが終わった。

まずインストール作業が終わらない。

作業は続けられるので,ここ2,3日続けていた外国語論文の日本語訳をノートに入力していたが,
一段落したので,印刷しようとしたところ,印刷できない。
これはセキュリティソフトだからインストール中ネットを遮断しているらしく,
ネットワーク接続のプリンタに打ち出せない。

では学部のプリンタで打ち出そうにも
パソコンがUSBメモリなど他のディバイスを認識しなくなっているため,ファイルを外部に持ち出せない。
セキュリティソフトがリムーバブル・ディスクさえ遮断しているらしい。


そのうち学部サーバー更新のため外部ネットと遮断する時間と重なった。
インストールが停まっているのもそのせいかもしれないが,
元々ネットワーク遮断しているので,外部ともつながらるはずはないしが,
ネットワーク経由で更新したノート・ファイルを外部に持ち出すこともできない。

セキュリティが厳しすぎて自分のファイルにアクセスできない^^。

結局,作業が続けられないと観念して
折から届いた『山形県経済社会研究所年報』No.24に記載されている解説論文を読むことにした。
「東日本大震災と山形県」が特集テーマで
自分も「もう一つの市場」として生活保護制度改革を解説しているほか,
同僚数名が解説記事を書いている。
意図せざるお勉強で一日を終えた。


 12月27日 街の道路は乾いていたが、山形自動車道は雪道。本降りの山形市で​は除雪車が積み上げた雪を除き自宅からの出口を確保する雪かきが​あちらこちらで。

2011年12月26日月曜日

堅いと硬い

日曜日は昼過ぎに起きて居間でグダグダ。

何せ外は寒そう。

母が年賀状を書き終えるのを待って外に出た。

今日が締切,しかも夕方とあって,中央郵便局の特設ポストに投函。
これで間違いなし。

ジムにてストレッチ教室。
いつもの講師はヨガを基本にしているせいか,
ツボ押しも混じっていてゆったりしていたが,
ピンチバッターの講師は文字通りストレッチ中心で結構キツかった。
堅い内容で硬い体もほぐれればよいが,
効果の程は不明^^。12月25日

ドスン


街はうっすら雪化粧。車も自転車も徐行。
ところが,高速はやはり飛ばす。

と他人事のように観ていた。
また高速バスのなかではたいてい睡眠を取っている。
JCTで路線を切り替える,あるいは高速を降りるときには速度が落ちるので目を覚ますくらいだ。

今朝も急ブレーキで目を覚ますと,目の前に軽自動車が停まっていて急ブレーキを踏んだようだ。
危うく追突は免れたが,後ろからドスンは7時40分頃。
「あー,やった」とどこからともなく声。

後ろのトラックが止まりきれず軽く接触しただけのようだが,
警察の事故処理が済むまで現場待機。
また,けがの自覚症状のある者はいないようだったが,念のため氏名、生年月日、連絡先の提出を求められる。

代替バスが名取営業所から出発していたが,
現場付近,通行止めで混雑したせいか
到着したのは現場検証終わった頃。
乗っているバス二以上はなく,乗り換えることなくそのまま出発は8時50分過ぎ。
間もなく山形市に着いた。
どうやら山形自動車道。笹谷トンネル前後だったらしい。

山形は雪が積もり,除雪で歩道も狭くなっていた。冬休みで狭いキャンパスも閑散。12月26日

2011年12月25日日曜日

優秀さと凄さ

昨23日晩のTBSドラマ「帰郷」はおもしろかった。

テーマ自体は家族間(​ここでは兄弟,実際に渡哲也・渡瀬恒彦の共演)の諍いと和解とい​うありふれたものだったし,
娘を兄による手術で亡くした弟が20​数年を経て兄の娘の手術を担当するという設定は強引だったが,
渡瀬,富司純子,寺田農,大竹しのぶ,柄本明と達者な俳優が手堅か​った。

しかし,驚いたのは渡の演技が「坂の上の雲」の東郷平八郎役と変わらない印象を与えたことだ。
ある​意味スゴイ^^

 12月24日 近くのドトールコーヒーから帰って昼食を取るとそのまま午睡。ジムも閑散。合間に年賀状印刷。

2011年12月23日金曜日

閑散とした祝日

昼食を挟んでスタバで過ごしたが,繁華街にあるにもかかわらず,夕方まで閑散としていた。
先週まではボーナス直後とあって賑やかだったのとは好対照だ。
三連休は家族サービスに費やされるものと実感した。

こちらもジムで走って19時頃には一日を終えた12月23日。

戸惑う数字

9月の生活保護受給者が206万に登り,「3ヶ月連続して増加」した,という。
前に記したかもしれないが,年別の生活保護受給率は1995年の7.0パーミルに底を打って以来,上昇一途である(2010年は13.8パーミル)。


生活保護の世帯別分布は
高齢者生態4割強,障害者世帯4割弱,母子世帯1割弱となっており,
労働能力のある「その他」は1割強に過ぎない。


しかし,リーマン・ショック後はその一割に過ぎない「その他」の前年同月比伸び率が20-50%に上っており,高齢化とともに受給率を押し上げている。


注目すべきは,失業率はリーマン・ショックの翌年2009年の7月の5.5%をピークに下落基調にあることである(10月は4.5%)。


つまり,失業全般が問題ではなく,その中の特定の失業がここでの問題なのである。
すなわち雇用保険に加入できない者(自営業,公務員を別にすると,雇用見込み期間31日未満の短期就労者),受給できない者(保険期間が自己都合退職で12ヶ月未満,会社都合で6ヶ月未満の者),および失業給付が切れた者が増え,生活保護に流れ込んでいるのではないか,と推測される。
ちなみに,「1年以上失業している者」は,今年1-3月まで前年同期比で増え続けており,7-9月期も100万人台である(『労働力調査(詳細集計)』)。



失業給付をもらえない層を対象に職業訓練を義務づけると同時に月10万円と交通費を支給する基金訓練が期限切れした今秋より失業者支援制度として恒久化されたのもそのためだと思われる。

しかし,結果を見ると,まだ十分期待に応えていないように思われる。
受給原因をさらに細かく追究し,対応することが望まれる。

というようなことを授業で,専門でも教養でも話しているわけである。

2011年12月22日木曜日

くせ

「なくて七癖」と言われる。
対して、「クセがある人」「クセのない人」という言い方もある。
我が強くて、私的な付き合いはもちろんのこと、仕事を共にするときも、協調して事を進めるのが困難な人、という意味であろう。

昨日学部親交会主催の忘年会でのこと。
ビンゴゲームが始まってまもなく1位、2位が決まると、
隣席の同僚が「きょうはクセのある人があたる日ですねぇ」
お二人の評について決してなるほどと納得したわけではないが
続いて「今日は当たりますよ」といわれると,俄然気になり出した。

自分では,よく言えば誰にでも合わせられる柔軟な性格
悪く言えば周りに流される付和雷同さ
間を取っても,凡庸な人間
と思っていたからだ。

クセの強い人がくじに当たる日に加えられるとは
周囲はさぞつきあいにくい奴と思われていたんだろう。

実際,間もなくリーチが掛かってきた。
しかし,待てど暮らせど後一つが埋まらない。
そのうち,手ともクセが強いとは思えない人たちが次々と賞品を受け取っていった。

彼らよりはクセがないらしい。
隣席の人が同意してくれるか否かは分からないが,
しかし,平均以上である

結局,リーチが四重に掛かったまま賞品がなくなりゲームは終了した。

「なくても」の七癖もそうだが,
「強い」のクセも,
本人は意外に気づかないらしい。

2011年12月20日火曜日

思案

後期唯一の朝一科目が宮城学院女子大学「経済社会特論」(リンク修正,日程更新)であり,続いて「経済理論」(日程更新)も担当している。

そのため,日曜日は早めに就寝すべきなのだが,つい夜更かしし,
おまけになかなか寝入れず,うとうとしたまま朝を迎えてしまった。

起きてしまえば,そう眠いということはなかったが,
講義中,言葉が出てこなかったり,言い間違いをしたりしたのはやはり睡眠不足のたたりだろう。

その後,近くの皮膚科への通院の後(このときが一番眠かった),「経済社会特論」の小テスト採点を済ませ,残り2回の講義で何を話すべきか検討。

シラバスで予定は示していたし,講義でもその都度予定を話してきたが,
やはりあと2回となると考える。
ここ2回くらいは固有の経済領域を超え,いわゆる段階論や現状分析の領域となる。
経済理論」は当初,最後の2回を管理通貨制度と現代資本主義,戦後ドル体制の話ににしようと考えていた氏,講義すら夷の準備も半分くらい済ませていたが,
改めて検討してみると,今までの話と少し離れる。

いわゆる経済原論が資本主義経済の存立機構や運動法則の解明という意味では,現代資本主義の枠組みである「管理通貨制度」や「ドル(IMF)体制」の萌方が似つかわしい。しかし,学生には2回では小難しい話,というだけになりかねない。

もう一つの候補は,言語の日本経済を特徴付ける株式持ち合い,法人資本主義で,その前提として株式会社における支配の仕組みやその前段としての財閥や戦前に発する内部昇進制度の解説である。
こちらの方が,17章の金融資本の話との関連性が高いし,現実的具体的な話になるが,
他面で情報量が多く,詰め込みになりかねない。

種々検討の末,期末テストの出題候補としてみれば,やはり先週,今週の金融資本と関連の深い株式会社と法人資本主義について情報量を絞りながら2回に分けて話すことにした。

夕方,ジムにてリラクゼーション・マッサージ4文の3以上寝ていた。





2011年12月19日月曜日

決勝戦が一方的な大会


サッカークラブ世界選手権決勝戦をテレビ観戦。

結果はヨーロッパチャンピオンバルセロナ(スペイン)4x0南米チャンピオン(ブラジル)。

しかし、結果以上に内容はバルセロナの圧勝。ボール支配率もバルセロナが7割強!

決勝戦の内容がこれでは大会継続の意義も問われてくるのでは?(実際には来年は日本(しかも被災地)、再来年から2年間はトルコ開催が決まっている)

1週間前の、スペイン国内リーグ、伝統の一戦「クラシコ」バルセロナxレアル・マドリードが戦前から注目を集め、戦後も余韻を残しているのとは大違いだ。

クラブ世界選手権で圧勝したバルセロナも

今年のスペイン国内リーグではレアル・マドリードに次ぐ2位だ(暫定首位なのは消化試合が1試合多いから)

また今年のヨーロッパチャンピオンズリーグも今のところ勝ち残っているが、優勝できるとは限らない。

つまり、ヨーロッパに富と選手が集まっているため、ヨーロッパ圏内の試合の方が盛り上がる、というのが現状だ。

クラブ世界選手権を盛り上げるには、

今のように各大陸均等に1チーム出場ではなく、

ワールドカップのように出場枠に差を付けるしかないのではないか?

日程が足りないなら、

ヨーロッパ3チーム、南米1チームにするとか。

現在でもテレビ中継している国は多いと聞くが、大スポンサーのトヨタはもっとサッカーの試合として盛り上がる方法を考えてもらいたいところだ。

Posted via Blogaway

2011年12月18日日曜日

行き交う年もまた旅人


12月18日 昼過ぎ起床で12時間睡眠。国分町スタバに到着して30分少々で全日本実業団女子駅伝の通過時間。抜け出して夜は光のページェントの,定禅寺通りへ。

ようやく到着したが,スマートフォンのシャッター押し切らないうちにトップバッター通過。
二番手集団も同じようなもので,焦点合わす間もない。

「月日は百代の過客にして,行き交う年もまた旅人なり」。
松尾芭蕉『奥の細道』の序文を思い浮かべた。

すさまじいスピードで選手が通り過ぎた駅伝がたまたま年の瀬開催だったからということもあるが,
何人かの友人・知人から誕生日メッセージをいただいたから。
この年になると,嬉しさ半分どころ何万分の一。
ともあれ「大きな旅の一コマ」にすぎない,という思いを強くした。






2011年12月16日金曜日

百年の実感

東北の大津波は1000年に一回とも言われるが,
それと比べても「100年に1度の大不況」リーマン・ショックの大きさは凄い,と実感した。

未だに収束しない欧州金融危機も,大不況対策としての金融緩和や財政出動が回り回ってバブルの生起と破裂や財政規律弛緩という2番底となって現れていることもある。

しかし,先の日銀の企業短期景気観測調査,いわゆるID調査を報じた日経のID推移図を見てリーマン・ショックの大きさをまざまざと再確認させられた。

リーマン・ショック後のIDの落ち込みに比べれば,「1000年に一度の大津波」の影響も「経済面に限れば」そう大きくはない。

しかしながら,「100年に1度」と言われる所以は,その落ち込みがリーマン・ショック直後の景気落ち込み(2008-09年)で終わるとは
誰も考えていないからであろう。。

リーマン・ショック時には「新興国は無傷で成長を続ける」という「デ・カップリング論」が幅をきかせていたが,
その第2波の今回の欧州金融危機では,PIIGSの不良債権化した国債を抱えた金融機関は欧州以外にも及んでいるし,
自己資本を毀損させたそれらの金融機関が貸しはがしを大々的に行なったり,新興国から大幅に資金引き上げれば,
「無傷の経済」などどこにもない,ということになりかねない。

「大企業製造業の景況感,半年ぶりマイナス」(日経12月15日夕刊)が今回程度で収まることを祈るばかりである。

ようやく冬実感

先週鶴岡に行く用があったから,すでに11月末には冬タイヤに交換していた。
また2,3週間前からダウンジャケットを羽織るようになった。

しかし,まだ「東北の冬」が着たという実感はなかった。

車の運転ではいままで通りの速度を出しているし,
軽くて薄いからダウンジャケットを利用しているだけで,他の防寒具でも良かった。

確かに朝晩は手袋をしていても指が悴むこともあったが,まだ「東北の雪」という感じはしなかった

しかし,今日は,昼のうちに,学生から「雪で電車が動いていない」という連絡を受けた。
また学部の留学生懇談会,懇親会に出た後,バスを待っていると
雪が「しんしんと降って」きて,「バスの到着が遅れ」,まだ19時前というのに「バス停で身震い」を続けていた。

まだ雪は積もっていない。また路面も凍結していない。
その意味で1,2月のような冬本番感はない。

しかし,遅れたバスを待つほんの10分余りの間に「東北の冬」を実感した。

2011年12月15日木曜日

指導を終えて

放送大学の卒論口頭試問に立ち会うため学習センターに近い山形駅​ビルスタバへ。
質問事項は昨日のうちにまとめたので、自分のノー​トに質問。
「理解が浅い!」を連日繰り返している。


一人遊び2時間弱で会場へ。
副査は洪から参加のため,Webカメラを利用して口頭試問。
こちらは走行段階で何回もコメントを返しているので,
しばらく副査を務められた方の質問を聞く。
なるほど,そういう見方もあるのか。
そう感心して聞き入っていると時間がなくなった。

となれば,3つ用意した質問事項のいずれか1つのみ発すれば良かったものの,
なぜか3つすべて質問してしまった^^。

いかに問題点に気づかせるか
という意味では,卒論指導も口頭試問もどちらも難しい。
久しぶりの卒論指導で改めて実感した。

2011年12月14日水曜日

前(日)問答

放送大学卒業論文の口頭試問を翌日に控え,12月14日(木)はスタバを練り歩いて質問事項をまとめる。

指導している学生の論文は,特に締切り1ヶ月前は毎週のように書き換えてもらい,コメントして返すということを繰り返していた。

しかし,試問となると,また別だ。

何より,1)本人の理解の程度を測る必要がある。
その前に,2)論旨が不明確な部分は本人の意図を確認する必要がある場合もある。

試問だから答えてもらわなければならない。
しかし,提出された論文の審査という意味を超えて,
今後も勉強を続けてもらうために,
3)不明確なままに残している点を自覚してもらう必要もある。

以上は多分に後解釈ではあるが,
これらを考慮に入れて質問事項を3つにまとめてみた。

しかし,時間は限られているし,副査を務められる方の質問もあるので,実際の質問はx)に限られそうな予感。

2011年12月12日月曜日

会長,お元気?

午後から街に繰り出し国分町スタバージムースタバ。
ボーナス直後​の週末とあって交差点は人垣渋滞。
商売繁昌?店内では同伴出勤の​女の子待ちのオヤジ2名、マダム待ちの「会長お元気?」1名。こ​れわずか10分^^
景気回復を実感させた 12月10日土曜日の一言だ。

12月11日 完オフのため昼前起床。ドトールコーヒー経由で日曜日のジムはストレッチ教室。
12月12日 宮城学院女子大学「経済社会特論」は雇用保険,「経済理論」は金融資本,イギリス型。午後久しぶりのファミレスでのノート取りはジムを挟んでドトールコーヒーに続く。ここ2,3日ある文献を繰り返し読んでいたが,ぴんっと来ない。こういうときははノートを取るに限る。

2011年12月10日土曜日

グローバルではないことの難しさ

前回は地方の選択という七面倒くさいことを記した。
今回はある意味で全く逆のことを記す。

小説家池澤夏樹氏が朝日新聞のエッセー「終わりと始まり」で自身が70年代後半3年間滞在したギリシャについて記している。

友人としては最高。一緒に遊んであんなに楽しい人々はいない」「彼らにとって友情は絶対だからどんな無理も聞いてもらえる」

他方,「ビジネスの相手としてのギリシャ人はまことに始末に負えない」
輸入契約しても期日を守らない,サンプルを送ってよこさない,お金に関してももいい加減。

「生きる原理が違う」「個人主義者」で「国家を信用していないし,国家に依って何かを成し遂げることが得意ではない

だから81年EC加盟時には「大丈夫かな」と思ったという。

その上で,池澤氏は記す。
拡大されたEU加盟国の大半は貧しい国,お荷物になる国で
「それを承知で融資を続けたEUの北の国々はにはそれなりの責任がありはしないか」
貸し手責任を追及している

もちろん,すでに貸し手責任はある程度追及されている
ギリシャ国債を大量に保有する銀行は最初2割,次いで5割の減免を強いられた。
最終的には8割減免という声も聞く。

また加盟各国はPIIGS国債を買い支えるために資金提供を求められている。
そしてEU内で支援策がなかなかまとまらず,市場が欧州各国の国債を売り浴びせるなかで
やはり最大の経済大国ドイツに支える意思,覚悟があるかがますますクローズアップされてきたように思われる。


しかし,自分が着目したのは副題「幸福なギリシャ人 グローバルではない人々」の方。
普通「グローバルではない」とは我々日本人のことを指す。
相変わらず排他的で,そのくせ外国人による日本(人)評を気にしてばかりいる。
その「島口根性」はこれまでも繰り返し指摘されてきた。

しかし,日本(人)は「不況で沈んだ」ように思われがちだが,
ビジネスへの対応はまじめとも厳しいともいえる面がある。
つい最近もTPP協議参加をめぐってマスコミ上で議論が戦わされてきた。
経営者も経済学者も農民も庶民,学生も「我がことのように」利害得失を論じていた。
参加不参加は別にしてグローバリズムに立ち向かう意思を共有している。
まるで民族の興亡を占うかのごとくだ。

国として経常収支が逆調になろうと,
国の財政赤字がどれほど積み上がろうと
「我関せず」と開き直り
しかし公共料金は上げるな,サービスは落とすなとゼネスト(全国統一スト)を起こす
という風潮はほとんど見受けられない。

現下の資本主義経済では,
世界中グローバリズムが吹き荒れ,
グローバリズムへの批判,反対も渦巻く。
しかし反グローバリズムも立派にグローバルな態度であろう
一人たりとも「グローバルではない」ことは誠に難しい。

2011年12月9日金曜日

取捨選択あるいは自主性

地方はどこでも公共交通網の維持に苦心している。
利用者が減っているからといって公共交通網が切り捨てられれば,過疎がいっそう進む。
今回の東日本大震災でも,復興住宅が出来ても入居が進まないのは公共交通網が整っていない地域だからだとの報道がなされていた。


その意味で,整備新幹線の敷設により,在来線がJRから分離される場合には,
「分離するくらいなら新幹線なんか要らん」あるいはその逆という要求はあり得る。
地方として取捨選択したわけだから。

しかし,最近Facebookで知人から賛同を求められた要求は
新幹線推進団体が分離反対を訴えている。
新幹線も欲しいが,在来線はJRのままで,ということであろう。
これでは「地方では取捨選択できない」(国,国交省,国会議員が悪者になって取捨選択してくれ)と言っているに等しいのではないか。

域内では当然,整備新幹線賛成,反対両論が激しく対立することもあるだろうが,
所定の手続きで住民が選択すれば良い。
採算がとれないのに,あれもこれもでは,選択の意思を放棄しているのではないだろうか。

2011年12月8日木曜日

来年度の講義

来年度の教養科目負担が明らかになったこともあり,教養科目および専門科目の講義メニューについてここ数日考えてみた。

教養科目(来年度前期「市場と人間生活」,宮城学院女子大「経済社会特論」)に関しては,後半のセイフティ・ネットの部分は記事読み取り後の解説にいっそう時間を割く必要があるものの,学生の関心も高く,メニュー自体は大きく変える必要がない。
問題は,前半のミニ経済原論的部分。ここに何を盛るか。


他方,専門科目については,細々した点を除いて,大きな論点だけ記すと,
1)専門上の論点に余り触れず教養科目化していた(解説に特化したり,エピソードを増やしたりしていた)点により専門性を高めるか否か
その場合,すべてについて論点に触れる余裕はないので何を選ぶか,どのように説くか。

2)論述式期末試験の配点を低め,オンラインテスト,読み取りテストの配点を増やし,配点が甘くなっていたが,これは現在の世間?の関心「学生の質保証」論との関連で維持すべきか否か。
その場合,もともと論述式の配点を低めたのは答案内容が芳しくなかったからだが,その背景は,学生の文章力が落ちたこと,他の科目でも論述式を用いることが少なくなった(用語の意味を問う記述式が多い)ようで学生も論述式に慣れていないことがある。どちらが鶏でどちらが卵かは別にして,そうだとすれば,論述指導する必要があることになるが,どこで(科目内か外か)どのように指導するか。

簡単には答えが出ないのは当然として,複雑なので分けて記す。 

12月8日 数日前から矯正器具が外れて落ち着きが悪いため歯科院することにして自宅研修の木曜日。
予約なしで押しかけたため,待ち時間も含め応急措置も長かったものの,午前中に終了。
午後は国分町スタバ。しかし,自分のノートのことよりも,来年度の授業内容のこと。

2011年12月7日水曜日

別世界

午前中,人文学部で開かれた山形仙台圏交流研究会を終え,鶴岡の高校で開かれる大学合同進学説明会に出席するた自家用車を走らせた。

当初は庄内はすでに降雪かと心配したが,
当日は雪は降っていなかった。
しかし,湯殿山手前あたりから小雨で道は濡れ,山肌は雪,目の前は霧が深い。
つまり視界はモノトーンで,村山地方で言えば2月くらいの風景だ。

梅雨時や冬場は笹谷トンネルを挟んで仙台,山形の風景ががらっと変わるということはあるが,
夏は仙台側だけで霧が発生とか,冬場は山形で雪積もっていても仙台側では雪が目に入らないこともある,程度の違いに過ぎない。
トンネル1つでこれほど対照的というのも感慨深いl。

学科紹介の後の
進学相談会の質問は進学指導の先生から事前に予想していただいたものとさほど違わず,
生活費などデータが必要なもの以外はあらかたその場で答えることができた。

気候風景は変わっても
受験生の関心や不安は同じ,ということであろう。

小学生と同じ

12月6日(火) 来年度担当する基盤教育科目のうちの1つ「市場経済」について「人間を考える」の枠で講義することになったので,今年度のシラバスを元に来年度の講義メニューを考えてみた。

同科目は,経済原論の一部と,市場の軋轢に対するセイフティ・ネットとして,年金,公的医療保険,雇用保険,生活保護等を解説している。

しかし,今年度の授業評価アンケートの結果を見ると,
学生には理解しがたかったらしいことがわかっている。
その原因は詰め込みすぎと思われる。

年金は仕組みの解説と保険方式。消費税方式を比較した記事の読み取りで計2回,
医療保険も現役世代と老人医療制度の変遷(後期高齢者医療制度の仕組み)で2回。
雇用保険は,雇用調整と合わせれば2回。

経経済を専門にしない学生,しかも1年生にはさすがにこれでは詰め込みすぎないし端折りすぎ。
2回目で読み取りをした場合,その解説にまるまる1回費やす必要があるだろう

しかし,そうすると,少なくとも計3回分,どこか他を削って浮かせる必要がある。
それは原論部分,資本主義社会の成り立ちの基本部分を削らざるを得ない。
すると,今度はそちらが手薄な意思は処理気味になる。

火曜日午後はExcel一覧評にした講義日程の順番を入れ替えしながらそんなことをああだこうだと考えていた。

しかし,
これまでの経験では,
講義資料を作成してみると,90分で解説できることには限りがあることを痛感し
実際に講義してみると,それでも詰め込みすぎ,端折り過ぎだったと反省する。

まるで小学生の夏休みの計画と同じである。

2011年12月5日月曜日

国内合意優先は羨ましくもあるが

読売オンラン「財政規律こだわるドイツ、その背景には…

第一次大戦後の超インフレがトラウマになっているとのこと。

メルケル独首相は国内合意優先する堅実な政権運営が持ち味で、国民合意を置き去りにした独断専横,無説明のどこぞの首相とは異なる。

しかし,欧州金融不安に対する慎重な対応、つまり後手後手の対応が金融不安を増幅させているように思われる。ユーロ金融機関,最後の支えてはドイツしかいない。

ドイツがPIIGS支援に慎重なのは過去の超インフレ体験よりも「ドイツばかりを頼りにされても困る」が本音ではないか。


しかし,
ユーロの最大の恩恵国は統一通貨で低金利資金調達という恩恵に浴したPIIGSではなく,
そのバブル景気で生きない輸出と融資で大もうけしたドイツではないだろうか。

この間,浮かび上がったことは「ユーロとは畢竟ドイツマルク」ということではないだろうか。

戸惑い,違和感

先週1週間,ある論者の家内労働あるいはケア労働に関する文献をいくつか読んでいた。

しかし,なかなか頭に入らない,
グローバル・シティ,再生産労働,労働の数量化と類型化,ケア労働,ケアリング、レント
まず普段用いない用語に戸惑う。
分野が異なれば,分析の焦点,視角が異なるので当然でもあるが
中には理論的に十分適宜されていないような用語も含まれる。

しかし,この戸惑い,違和感こそ研究の出発点でもある。
単なる用語,言い回しの違いを超えて,意図,視角,理論枠組みのどこに違いがあるか,を突き詰めるのがその第一歩だからである。

 12月4日 ノートPCdynabook SS RX2 SK140E/2WとスマートフォンGALAXY Tab(といっても通信専用だからフォンではなくタブレットPC)))をデイパックに詰めて外出。
 午前中タブレット(OS;Android)のエディターで入力していたノートが午後読めなくなった。保存時の文字コードの設定を誤ったらしく,どのコードを指定しても読み込めない。仕方なく,記憶を頼りに午前中考えたことを再入力。勉強にはなった^^。

2011年12月3日土曜日

ツンデレ

今季のサッカーJリーグ最終戦が各地で開かれ,柏レイソルの優勝が決まった。
すでに監督の退任が決まっていたガンバ大阪は3位のままシーズンを終わった。
大会社を親会社に要するガンバは毎シーズンの二チームから有望な選手を「強奪」するかのように次々と採用していたが
それでもなかなか優勝できなかった。

このブログでも「ボールをつなぐばかりでなかなかゴールに結びかない」「攻め一辺倒で守りが手薄」と西野監督の采配をさんざん揶揄してきたが,
アトランタ五輪(1996年)のグループ予選でブラジル代表を破った「マイアミの奇跡」以来,
西野朗監督をずっと応援してきた。

ちょうど上京した折には,当時監督をしていた柏レイソルのかつての本拠地,柏の葉公園総合競技場に応援に行った記憶がある。
ガンバ大阪の監督に就任してからは,本拠地まで出かけることはなかったが,ずっと応援してきたことには変わらない。

他方で,冒頭に記したように素人目には「ボール・ポゼッション」に拘る余りゴールに攻め込むのが遅くなったり,攻めが単調になったりしているように見えて,イライラさせられた。
Jリーグチームの中では最も戦力が恵まれている、親会社のバックアップ絵終えているように,た見えるからこそ要求も厳しかった。

翻ってみると,
ガンバ大阪10年間でJリーグ優勝1度,天皇杯優勝2度,アジアカップ優勝1度というのは名将と呼ぶに十分な成績かもしれない。
選手との軋轢が伝えながら,自分のスタイルを貫く生硬さも憎めない。

今後どのチームに移っても
また豊富な戦力で優勝を逃しても
ずっと応援しますよ,西野さん。
お疲れ様。

明日を照らす


昨年はぼや騒ぎで数日中断。
今年は大震災でま​さか開催されるとは。
何事もなかったような街のたたずま​いと裏腹に生活復旧できない人も多いはず。

「明日,明年​への灯火」となれば。。

2011年12月2日金曜日

教科書通り

経済原論という科目は資本主義的経済体制の存立メカニズムを分析,解説している。

市場に立つ者,個別流通主体の行動様式と,その意図せざる結果としてもたらされる流通形態,機構を解き明かしている。

流通主体の私的行動は,意図せざる結果として社会的再生産の基準編成に到達する傾向があるもの,他面でその基準編成は極めて不安定でもある。

以上のことを具体的な市場機構,銀行信用,商業資本に即して説き明かしている。

しかし,如何せん,抽象モデルとして聴講生にはリアリティを欠く。

今朝の日経によれば,ギリシャ国内では銀行預金の流出が止まらないらしい。「10月末の残高総額は危機が始まった2009年末の4分の3まで落ち込んだ」。典型的な取り付け騒ぎだ。

引き出された預金は,ユーロを共通通貨としていただいていない(ポンド通貨を使い続けている)イギリスに流入し,同国では「ギリシャやイタリアからの投資資金の流入で不動産相場が押し上げられている」。バブルの発生である

事実は「教師の解説以上に教科書通り」だ。

2011年12月1日木曜日

格付けごっこ


今朝の新聞によると,スタンダード&プアーズ社が欧州初の金融危機を承けて欧米日金融機関の格付け​を変更した,という。

格付け表を見て不思議に思うのは格付け見直してもなお欧州の金融機関の方が​日本のそれより上に位置づけられていること。

ここ2,3ヶ月経済​面のトップニュースは欧州金融危機だ。
先のG20もその話題だけで​終わった感がある。
昨日は日銀総裁が23時に緊急会見を開いて各​国中央銀行が協力して金融機関,具体的には欧州の金融機関へのドル供給拡大を発表したばかり。

それもこれも不良債権化したPIIGSの国債を抱える欧州金融機関を救済し,信用不安の世​界経済への波及を防ぐためではないか。(PIIGSとはポルトガル,アイルランド,イタリア,ギリシア,スペイン)


格付け会社はプライムローンに荷担してきたことをを反省していないのではないか。

冬囲い


高校の同級生からは「この上に何を被せるのか」と尋ねられたが
このままです。(覆うケースもある)

積雪で枝が折れたり,冷気にさらされるのを防ぐのが目的で
積雪地帯の冬の風物詩になっている。

 12月1日 昼休み,カリキュラム関連会議に参加した以外は覚えていない^^.その後,ジムでいつも通りは商品流通,ドトールコーヒー。

2011年11月30日水曜日

異例のこと

29日各紙が報道したOECDによる経済成長見通し。

「標準シナリ​オ」は債務不安国が無秩序な債務不履行(デフォルト)に陥ること​なく当面はもちこたえる展開。

欧州債務危機の深刻化などを想定し​た異例の「悲観シナリオ」。

欧州各国の国債下落(金利上昇)から​すると,後者が「標準」のような。。。

11月29日 年休を取って運転免許の更新手続き。
帰宅後,ドトールコーヒー,ジム,スターバックス。
グローバル/シティ論,いまいちリアリティを感じきれない。

2011年11月28日月曜日

日曜日も月曜日ももたりもたり


日曜日は10時間睡眠。コーヒーも自宅で
と思っていたら,
居間から一歩も出ず居眠り三昧の休日になってしまった。


打って変わって月曜日は朝一番から授業。
経済理論(経済原論)では商​業資本を、経済社会特論では後期高齢者医療制度を解説。
帰宅後,経済社会特論,読み取りテストの採点。
自習の講義資料。
その後は,国分町スタバ-ジムにてリラクゼーション・マッサージ-スタバお代わり100円ヒーヒー。
「グローバル・シティ」論難しい。

何せ2日間で自宅自宅周辺をウロチョロいるだけだから。


2011年11月27日日曜日

私はまだ走っていないが

例によってコーヒーショップをはしごしてみたが,いつになく賑わっていた。

まず自宅近くのドトールコーヒー。
スーパーにレンタルビデオ屋併設という立地もあり,
主婦,ご隠居さんがよく利用しているとはいえ,
土曜の昼下がり,カウンターに長蛇の列。

場所を移して国分町スタバ。ここも大賑わい。
確かに繁華街の入り口だが,普段は週末で夕方までは席がようやく埋まるか余る程度。
今日は入店「ひっきりなし」。座れない客は携帯用カップを持って外へ。


途中ジムによって初めて合点。
街はビルのイルミネーション,店のポップ,既にクリスマスモード。
夕方には辻辻で待ち合わせのグループが点在。

「教師も走る」くらい慌ただしい師走12月はまだ。
自分もトレッドミルの上しか走っていない。
しかし,町はすでにイベント、セールス,忘年会と走り出していた。

2011年11月25日金曜日

大きな問題を小さく見せる,の術

今朝の日経は「給付削減の姿勢、消費増税への布石」

「野田政権が進める消費増税は、社会保障分野での無駄削減が前提になる。「膨張する一方の社会保障に手をつけずに、増税だけでは理解が得られない」との危機感は官邸や党税制調査会の幹部に共通する。」

ここでいう給付削減とは,
過去の物価下落が年金に減額反映されたなかった分を3-5年かけて削減させようという案。

「無駄」という表現はミスリード,誤解を与えないか。
消費税率アップはもっと長期的な話,年金財政の安定,地方財源の確保ではないか。
(逆にそうだとすると,いわれるように5%で済むか,ということにもなる)

 11月24日 昼休み,非主流派経済学会議。CP,DP作成に合わせて,実際の講義内容がシラバスに合っているか,科目間の内容の重複がないか,連携が保たれているか,の連絡が目的。欠席者もいたので再度会合。
 そのこと自体意味がないわけではないが,CP,DP作成の意図はの全国的な問題「大学のユニバーサル化」への対応「卒業生の質保証」にある以上,もっと大きな図面が必要のように思う。

手前味噌

ロイターのコラム「米国が「日本化」しない理由」。

つまるところ,政治の機動性と人口増加で手前味噌過ぎないか?

米議会の財政赤字削減交渉のようにアメリカも大きな問題では政治膠着は同じなのに「よく言うよ」。

さらに言えば,たとえ政治にリーダーシップがあっても金融機関の不良債権処理は一筋縄ではゆかないことを日本の90年代の経験から学ぶべき。

つまり,景気回復が見通せない限り,
金融機関による不良債権処理は進まないし,
金融機関への大規模な公的資金(税金)投入=救済も難しかったのではないか。

2011年11月23日水曜日

祝日の午後は居眠り

既に提出した原稿の一部をここ1ヶ月以上練り直してきたが,
いよいよに詰まってきたので,
祝日を丸一日,否,日中だけ費やしてまとめてしまおう,
と思っていた。

と言っても,集中力は長く続かないので,
途中ジムで走るなり,提出された卒論を読むなり,講義資料を練り直すなりなど他のことにも手を染めて適当に時間を潰す。

しかし,例によって気持ちが乗るまでに時間が掛かる。

国分町スタバには開店時間の8時過ぎには到着したものの,
GALAXY Tabでネットサーフィンなどしていると,
そちらに熱中してしまって推敲作業はなかなか進まない。
昼前に無理矢理仕上げてTexファイルをpdfファイルに出力。
これをゼロックスのネットプリントにアップロードしておくと,全国どのこのセブンイレブンでもプリントアウトできる。

食べログでも「繁華街にあるのでいつも賑わっているが,味は特別ではないが,そこが良い」(抄訳^^)などと,平均的?評価を得ている「泰陽楼」経由でジムへ。
祝日を祝して普段の2倍,8km走ったところ,
ドッと疲れて,スタバに戻って「お代わり100円コーヒー」飲んでも眠気に勝てず,
入力途中の文字がいつの間にか消えている,の繰返し。

論文推敲を始める前の儀式が長くてなかなか本論に辿り着けないのは,祝日も平日も同じだった。


 11月22日 放送大学で作成指導している卒業論文に目を通しジムで久しぶりtに走った,くらいしか覚えていない^^.

2011年11月21日月曜日

休日放浪

11月20日 ぶらっと外出。携帯する者が1kg弱のノートPCdynabook SS RX22Wから400g弱のタブレット型スマートフォンGALAXY Tabに代えたおかげで,デイパックも肩掛け式の小型に。

ただネットサーフィンしていると,
あっという間に時間とバッテリーを消費。
すごすごと帰宅。

日本シリーズ最終戦「福岡ソフトバンクホークス3x0中日ドラゴンズ」TV放映流しても観るわけでもなく経過だけチェック。
やはりひいきチームでないとハラハラドキドキ臨場感を共有できない。


 11月21日 宮城学院女子大学「経済社会特論」は現役世代の(高齢者を除く)公的医療保険。「経済理論」は銀行信用の後半,発券集中,
 帰宅後,採点及び次週の講義資料編集。
 夕方駅で増上寺の徳川将軍家廟所参観を終えた母を拾う。
 ドトールコーヒーにてケーキセット。

 





対グローバリズム


11月19日(土)東北学院大学土樋キャンパスにて三大学合同ゼミが開かれた。

テーマは「TPPについて考える」。
まず主催校ゼミの学生による「TPPとは何か」のプレゼンテーションの後,
三大学,実際は二大学3つのゼミの学生数十名の学生が8つ?のテーブルに分かれ,
「何が問題か」「どのように対処すればよいのか?」「反対声明を出そう (賛成論を説得しよう)」の3つのお題(ラウンド)について,それぞれンキングタイム10分、グループディスカッション25分の後,発表10分を繰り返した。

その後,4名の教員が順番に講評を行なう習わしだ。
自分はこれが苦手で,理屈っぽいことを縷々説明しても,自分たちの任務は終わったと思っている学生には伝わりにくいと思っているからだ。

そのためいつも簡潔に講評しようと考えているが,
それはそれで学生には難しいらしい。

そこで今回はまずGALAXY Tab のエディターJota Text Editorで文章作成し,それを読み上げることにした。
ただ,気が早いせいか,第2ラウンド途中から書き始めた^^。
有り体に言えば,第3ラウンドは結論が決まっているので,その前に評価を作成して良い,と考えたからだ。

「自分は萩原さんのブックレット中野剛志さん3名共著を買ってスキャンしてPDFで読んだ。自分の考えをまず示すと,騒ぎすぎ。理念通りにはTPPは動かないから。アメリカ自身、製造業、農業に競争力ない。金融で主に恩恵を被るのはエリートと富裕層くらいで。モデルと通りではないというのが経済。
以上の立場からすると第二ラウンドの「どう対処するか」というテーマ設定は心配した。ただ批准阻止あるのみじゃ、集会になってしまうから。その意味では各テーブルはよく議論されていたのではないかというのが私の評価。
TPPについて考えるとことはグローバリズム、自由貿易体制について考えるということ。アメリカでさえ酪農業者や自動車メーカーのように反対勢力、保護すべき産業多い。またTPPに入ろうが、入るまいが、基本は自由貿易体制で鎖国はあり得ず、アメリカの規制緩和要求はまぬがれない。
ここでは農業への株式会社参入が提案されていた。いまのままではTPP参加拒否しても農業再生は難しいからだろう。
それに反対しないが、日本に多い中山間地は単純な合理的農法では経営困難。それでも国土保全は必要で、荒れ地のままにはできないから、市場ベースに突き放す地域とグリーンツーリズムなど公共的に保営を図る地域の区分けがあってもよいのでは?
つまり、自由貿易か鎖国あるいは地産地消的閉鎖経済の二者択一ではない対応を考えるべき。」

2011年11月18日金曜日

勤労感謝の日を前に

あなたは永年本学に勤務し
職務に精励されました
よって勤労感謝の日にあたり
ここに表彰します

一人ひとり前に呼ばれて表彰状と記念品,純銀盃を頂き,
本部玄関前にて記念撮影。

続いていつも通り馬齢を重ねる。




たわいない会話

君,背が高いねぇ。
「193cmです。ここのキャンパスでは一番背が高いと思います」
テニスでも,上背があるとサーブでも相手レシーバーは仰ぎ見るようなスイングになるから有利でしょう
「ハイ。守備範囲も広いのが武器です」
高校ではバスケット部に勧誘されなかった?
「突然羽交い締めされ『つかまえた』と言われました」

サークル顧問の署名を取りに来た学生との会話。
一般には学生と密着な関係ではない,
有り体に言うと学生自ら訪ねてくるほど空かれているわけではないが,
他がやりたがらないサークルの顧問を3件兼ねているせいか
たまに署名捺印を求められ(たいてい3件続く),
たわいない世間話をするだけだが,
楽しい瞬間でもある。

2011年11月16日水曜日

気分交換

12月始め鶴岡に来るまで駆けつける必要があるため,早めにタイヤ交換することにした。
最近利用しているディーラーはあいにく休店日。
久しぶりにカー用品店に持ち込んだところ,「210-240分待ち」。

今更冬タイヤを持ち帰る気もせず,
併設されたファミレスで待つことにしたら,予告時時間の長目一杯で作業開始。

待つのも疲れたが,
そのおかげで週末の三大学合同ゼミの参考文献,中野剛志ほか『「TPP開国論」のウソ』の第1章残りから最終第3章まで読み通した。

ここしばらく一日何度も続けていた推敲作業から解放され,気分一新,読書に専念できた。

スッキリ完敗

サッカーワールドカップアジア3次予選日本0x1北朝鮮戦は完敗だった。

結果は1点差負けだが,ボール際の戦いではほとんど負けていた。

フルメンバーで戦ったホーム試合でさえ終了間際に同点に追いついた相手なので,
アウェイの試合に遠藤,香川両選手という飛車角落ちで臨んでいては結果は知れていた。

気持ちの問題とみる向きもあるだろうが
,主力と控えの違い歴然,といった方が正しいだろう。

2011年11月15日火曜日

いつもの月曜日

11月14日 宮城学院女子大学「経済社会特論」は新聞記事「基礎年金,保険か税か」の読み取り。「税方式と比較して,保険方式の長所と短所を1つずつ挙げなさい」。同時に質問も募ったところ「私たちの世代は年金貰えますか」。続いて,「経済理論」銀行信用。発見集中の前でスライドを終え,手形割引について用紙を配り説明して貰った。

 終了後,それぞれの科目の採点。翌週の講義資料作り。
 ジムに寄った後,ドトールコーヒー。」

 といつもの月曜日。

2011年11月13日日曜日

お宅三昧

11月13日昼前にようやく起床してから,ほとんど丸一日居間に居座った。

小用を我慢できなくなって起床した等,外出するのも億劫で,
昨晩,本日完全オフを決めたときは,
カフェで小説を読むとか
ショッピングに出かけるとか
ジムで毎週日曜日のリラクゼーションのクラスに顔を出すとか
いろいろ思い浮かべていた計画も次々に放棄。

ネットサーフィンする
TVに流れる番組に時々目をやる
コーヒーを繰り返し淹れる
再びTV番組
と文字通り「お宅」三昧。

途中,来週末の三大学三大学合同ゼミの参考文献の一つ中野剛志編『「TPP開国論」のウソ』の,第1章をGALAXY Tabで読んだのは完オフ違反だが,
何せ床に就くのも惜しむほどを満喫。

明日から真面目に生活しようっと。

土曜に資料整理,いえ胃袋整理

11月12日土曜日,起床は遅くなったが,10時過ぎに国分町スターバックスへ。
歓楽街の入り口、かつビジネスホテル併設カフェと​いうことで
キャリーバックを脇にノートPCを開くビジネス客から
髪を結い上げたお姉さん,
ギャル系まで客層バラバラ。

しかし,雑踏でこそ落ちく。
吉野家経由で再びスタバにてお代わり100円コーヒー。
夕方,一旦帰宅して,奥歯の矯正。
予約を入れていたのに40分待たされ「予約入れなかったら何分待たされたの?」いとアホらし。
その後,近くのドトールコーヒーでケーキセット。

高校の同級生からは「土曜日に資料整理?」と尋ねられ「頭の整理」と答えたものの,
実際は整理が進まんかったので,「胃袋整理」と答えた方が良かったかも。

「うちと同じ姓はたくさんあるんです」


11月11日金曜日,山形名産,清水焼きを贈ろうと思って,車で登校。
夕方は用があったため,昼前に車で窯元「青龍窯」に赴いた。

青龍窯は,以前年配の先生に「平清水焼きでは一番」と紹介していただいて以来,利用している。
といっても,10年前と数年前の2度だけ。

今回もカーナビの助けで出動。
見覚えのある車一台通れる小径に分け入ったところで「そろそろ目的地です」
とのアナウンスがあったため,付近をキョリョキョロ。

窯元姓の表札が見えたので,中に入ると
庭と2階建て家屋で,店舗,展示場がない。
以前も駐車スペースは狭かったが,その奥に展示場を兼ねた木製店舗があったのに。
玄関のチャイムを鳴らしても誰も出て来ない

庭も舗装され,家屋も真新しいので,住居を建て替え,展示場は別の場所に移したのかな。
移転の理由は繁盛したからなのか,別なのか,いろいろ推測はしてみたが,
こちらとしては,バスでは移動が不便なところだからこそ車で登校したのだから,手ぶらでは帰れない。
移転先が街中なら街中まで移動しよう。

そう思って窯元に電話すると,
「移動してませんよ。前のままです」
「付近には同じ姓の家がいくつもあるんです」
民家に不法侵入していた^^。
狭い駐車スペース,右に住居,左に展示場という見覚えのある窯元は20mも先。

肝心な焼き物には全く素養がないので,
この窯元が開発したことで有名な新手法「残雪」「梨青瓷(ナシセイジ)」のうち,後者を用いたお皿を贈ることにした。

以前は,窯元自らお相手してくださり,今もご健在で窯に向かわれているとのことだったが,
今回は若奥さんが応対してくださり,帰り際には湯飲みを付けてくださった。
いつか自分でも利用したいな。


※ちなみに留学生によると「中国では11月11日は独身の日」とのこと。特に今年は2011年で「1」が6つも並んだ。良い年だったのかな?

2011年11月11日金曜日

三回目となれば

11月10日,大学訪問してくれた仙台市郊外の高校の1年生に模擬講義「グラフで見る非正規雇用」を行なった。

4月から高校への出張講義要請に応えテーマにあった教員を派遣する委員を務めているが,
高校が大学訪問してきた場合には,2名の委員のどちらかが学部学科説明及び模擬講義を行なうことになっている。

ただ,前期は毎日講義が入っていたので,片方の委員にずっと負担を掛けていた。
後期は債務返済とばかりに,今のところ専らこちらが引受けている。

今回の構疑枠は45分だったが,
この1ヶ月で50分,90分と続き,3回目だったので,
だんだん要領を覚えてきて,
時間に応じて,また学生の反応に応じて,どこを厚くし,どこを飛ばせばよいか
なんとなくわかってきた。

初回は50分すら持て余していたが,
今回は45分ピッタリに終わった。

生徒の反応も悪くなかったと思っているが,
どうだろうか。

2011年11月10日木曜日

今ごろ前期のこと

前期専門科目の授業評価結果が後期開講して1ヶ月以上経った11月8日ようやく届いた。

評点の報は年度によって母集団が違うので多少の上下動なら余り気にする必要がないだろう。
また,コメント(自由記述)をみると,例によって相反する意見が並んでいて「どうすりゃいいの」がしばしばである。

しかし,今年度は考えさせられることが多々あった。

地域社会論」は,ちょうど当日,学部社会連携促進部会宛に今年度の実施報告を作成していたところだ。毎回の講義で「テーマ適合性」「関心充足性」を5段階評価してもらっており,どの講師の話もテーマから大きくずれたり,学生の関心からまたずれたりしているわけではない,ということがわかっている。したがって,来年度の講義題目は,今年度と同様,全体のバランスをとりながら,一部ローテーションで変更していけば良い。
他方,やはり私語が多くうるさいという指摘が多かった。
これに対しては,出欠は学生証カードリーダーで,講義の要約,感想等のコメントはオンラインでと分けているため,学生は学生証読み込みが終われば,退出したり,その時だけ闖入したりするため,教室全体が落ち着かないことが大きいと考えられるので,コメントもその場で提出を求めうようにしたい。

市場と組織」は,アンケート数が少なく,コメントを記したものも少なかったが,「生活保護とベーシック・インカムとの対置が興味深かった」とのコメントがあった。ただ,同科目は昨年度くらい意識的に教養科目化したこともあり,焦点が曖昧になっている。
同科目は,数年前までは,内部労働市場に係わって知的熟練論をめぐる議論に特化していたが,余りに専門的に過ぎたのか聴講者が数名という状態だった。そのため,一昨年度くらいまで数年は能力主義や成果主義などが賃金制度や昇進・異動システムを詳しく解説することで内部労働市場の具体像を伝えようとしてきた。ただ,成果主義が話題に上らなくなった世間を反映したのか,年度を下るに従って,学生も日本の複雑な賃金制度の話には関心を抱けないようだった。
そこで,一昨年度くらいから年金,雇用保険,生活保護等セイフティ・ネットを題材に正社員と非正規雇用を対置させ,内部労働市場の現状を浮かび上がらせようとしたのだが,前半の賃金制度や知的熟練論とテーマが二分した感じになっているので,来年度に向けては後半のセイフティ・ネット,正規雇用,非正規雇用の問題にテーマを絞ろうと考えている。

経済原論」については,コメントは例年とさほど変わらない。
全く反省していないのではないかと言われると困るが,話し方,話の運び方は容易に変わらないのかもしれない。
昨年度までも指摘されていたものの,今回気になったコメントは「授業に出ていなくても単位が取れる」というのもの。
講義内容や講義で用いた新聞記事等について学期中に4,5回オンラインで読み取りを行い,それにかなりの点を割いてきたからだ。
オンラインテストだから,同じくオンラインで得られる講義資料だけでも,ある程度の点は取れる仕組みだ。
ここ数年来,小テストやオンラインテストに配点の多くを割いてきたのは,期末テストの実施に疑問を抱いたからである。
ずっと論述式の期末テストを実施してきたものの,こちらの期待に比べ結果が芳しくないため,「普段の勉強が重要」と平素の確認テスト重視に切り替えたわけである。
しかし,最近の「大学生の学力保障」「厳格な成績評価」という世間の関心からいうと,少し旧に復した方が良いかもしれない。

2年生ゼミ「専門基礎演習」は学期中から「うまくいっていない」という感じがした。
テキストの報告の後,感想を言い合えば,それで終わり,という風で
90分はおろか60分保つか保たないかの状態だった。
レジュメや司会者について授業後にオンラインでコメントを記させると(翌週冒頭で紹介),的確なコメント助言が並ぶ。
しかし,実際のゼミには余り反映されない。
アンケートの自由記述を読むと,一様に教師の介入を求めているようだ。例えば,「90分学生に任せるのは難しい」と。
しかし,他方で「最後は講義のようになった」とこちらのコメントや解説を倦むようコメントもあった。
報告に大して細かく湖面tのしたことを指すようだ。
両方を充たすには教員側が相当の準備を費やし,舞台回しを演じなければならない。
「それでゼミと言えるか」という疑問も生じるが,
主体性や積極性は自ずと生長するわけではない,ということであろう。
具体的なことは未だ固まっていないが,半年掛けていろいろ検討する余地がある。

アンケートを読んで一様に感じたのは,実は以上述べたこととは別にあるが,上手く整理できない面もあるので,今回は記さない。

2011年11月6日日曜日

敬意を表するのもシンドイ

高校の同級生がフルマラソン「下関海峡マラソン2011」に参加する
今日この日,早起きしたもののそのまま居間のソファーで昼まで居眠りして中途半端な時間ができた日曜日,
友人の勇気のある行動に敬意を表して,フルマラソンの4分の1,10kmを走ることにした。

やはり長い。
普段ジムで走っているのは4km。
これでもキツイと感じることがあるが,
一旦トレッドミルの上に乗って走り始めると,
6分毎にタオルで汗を拭く,を4回繰り返して終わり。

ところが,4回なら片手に余るが,10回では両手が塞がる。
つまり,気が遠くなる,気が滅入る。

もちろん,ペースを変えたり,落としたりすれば楽だろうが時間はさらに掛かる,
そこで,タオルをとるのは10分に1回にしてみた。

しかし,3回も繰り返すと,やはり飽きてきた。
4回目,40分を過ぎると,もう残り時間と距離のことしか考えられなくなった。
人というより走る物体。

息も苦しい,
酸素を補給しにくくなっているのを実感できた。

5回目からはタオルをとる間隔を6分に短縮。
さらにその後は残り時間の半分毎にタオル。

そうやって退屈さやきつさを紛らわせてきて間もなくゴール,と元気が出てきた矢先56分35秒,
手がボタンに触れてトレッドミルのベルトとメーターが停止。
既に息絶え絶えでこのまま終了しようと一度は考えたが
残り4分以内でゴールできるので再開。

予定通り10kmを60分で終えたが,
トレッドミルが一定のペースで進む?からこそ。
自分でペースを保ちつつ,4倍以上走るマラソンの大変さは想像が付かない,が実感したこと。,



2011年11月5日土曜日

振替休暇




11月4日 振替休暇を利用して皮膚科通院。一時間待ちの後,繰り出した国分町スタバは人もまばら。昼マック。お代わり100円で立ち戻ったスタバはそこそこの賑わい。奮わないのはこちら。一旦書き上げた文章を整序しようにも中々うまくゆかない。準備不足が祟った。帰宅後ドトールコーヒー。

高校の同級生より新刊の案内。

2011年11月3日木曜日

図らずもオフ

11月3日文化の日,昼前に起きて食事を採ると,もう午後。
予定しなかったが,完全オフ日に。

街に出ると、定禅寺通りでアート展。
自転車を駐めて手芸,工芸品を見て回った。
残念ながら心得なし,ですごすご退散。

その後,駅東口のヨドバシカメラ,楽天イーグルスのオフィシャルショップ^^と練り歩いて,
結局,ジュンク堂書店にてリービ英雄『日本語を書く部屋』(岩波現代文庫)
以前図書館で読んだような気もするが,前の晩,母の講読している週刊誌に書評が出ていたので読みたくなった。

結局ジムではマシーンのみ。



家に帰るまで待てず,ジムに駆け込んで運動もせず読書。
「国際化」「異文化交流」という言葉を日常用いているが,
暗黙のうちに前提にしてしまっている「単一の」「確固たる」文化の交流という前提を再考させられた。

夕方,モンテディオ山形J2降格の報

休日ならではの図らずも,の連続の一日だった。

行列とは珍しい

夜7時前,立町で30m100名くらいの行列にで立った。

仙台で行列とは珍しい。ファンション系ビル,フォーラスのバーゲン時とか「ギョウザの王将」の昨年開店時くらいしか出会ったことがない。他には観光客向けの牛タン屋くらいか。

ギョウザの先を除くと,ラーメン屋,しかも券売機が置いてあり,高級感は全くない(失礼!)。

後で調べたら,東京の有名なラーメン店で,先月末東北で初めて出店したらしい。(そもそも創業者の出身地とか)

特別なラーメン好きではないからいうわけではないが,
行列ができない,のんびりしたのが,他面では情報に疎いからかもしれないが,地方都市の良いところなのに。

2011年11月2日水曜日

うつむく生徒

11月1日 大学訪問に訪れた福島県立高校の生徒を対象に模擬講義「非正規雇用」。
先日,別の福島県立高校の生徒を対象にした50分の模擬講義にエピソードや確認問題を加えて90分構成にした。

講義スライドはデータ,図表中心なので,サクサク進んだものの,
途中でうつむく学生が多いことに気付いた。
最初は午後一番なので眠いのかなぁと思っていたが,
居眠りする生徒とは別にうつむき加減の生徒も少なからずいる。

内容に関しては,前半の非正規雇用の特徴や年齢別性別内訳等は難しいはずはない。
難しいとすれば,後半の非正規雇用増大の背景,社会的影響(格差拡大,年金未納問題等)だ。
これを解説しないと,大学の講義にならない,と考えて加えた。
こういう問題があるよ,見方があるよ程度でよいから聞いておいて欲しい話だ。

しかし,高校生にはやはり難しかったのであろう。
そもそも大学の講義ならそれぞれ一回ずつ分けて解説するテーマだ。
しかもそれ以前の回には関連した話題がいくつも解説されている。

なぜそうか,何が要因かなどの解説は重要だ。
しかし,要因は多面的かつ多層的だから論点は多岐に亘る。
例えば,非正規雇用拡大の背景としては経済のグローバル化のなかで労働者派遣法が改正されたことがしばしば挙げられるが,
それぞれ解説が必要だし,
その前段として,それ以前の国際的競争や非正規雇用の用い方との違いを解説する必要がある。
これでは予備知識のない生徒や学生には晦渋にしか映らないのであろう。

一言で言えば,
初学者ほどより直感的に説く必要がある,ということになるのであるが,
しかし,そのためには層的かつ多面的な要因の多くを削ぎ落とす必要があり,
その取捨選択でいつも悩まされるのである。

10日後にはまた別の高校の大学訪問があり,
今度は45分の模擬講義をすることになっている。
単純に言えば,今回の半分で
話の中野論点も削ぎ落とす要因もばっさり半分にせざるを得ないのであるが,
単純には割り切れないところでもある。

その後,朝方提出された放送大学学生の卒業論文の草稿を読んで,コメント。

2011年10月31日月曜日

思い込み


記憶力が落ちると,思い込み,勘違いも生じる。

最近母がしばしば「東北に来たんだから紅葉を観たい」と口にしていたので,
紅葉に早いが,作並温泉に行ってきた。

作並温泉は同じ仙台と言っても,秋保アキウ温泉ほど観光客は多くない。
無名ではないが,近年少しひなびた感じを漂わせている。
そんな鄙びた温泉街のなかでもさらに鄙びた,と言っては失礼だが,
隣接するホテルに比べると小規模で,鉄筋コンクリートの壁面も少し疲れた感じのする作並ホテルの日帰り入浴,昼食付きを利用することにした。じ

実際建物が古いのはともかく,玄関等,外観も余り手入れがしていない風だし,ロビーは電灯がともっていない。
ただ2年ほど前,温泉旅行の仲間との立ち寄ってひとフロ浴びた際,
隣のホテルとの間に流れる渓谷に臨む大浴場からは,雪化粧した川面や岸が見ることが出来て,言いようのない風情を感じた記憶が残っていた。

ところが,今回大浴場を利用してみると,川の流れは全く見えない。
見えるのは渓谷の向井の壁面と,さらにその20mくらい上に立っている隣のホテル。
しかも隣のホテルから2,30m離れているとは言え,大浴場はカーテンもないので,丸見えでは,という心配も。
浴場の壁に張られた木の板が朽ちているのは風情と言えば風情だが,ただ手入れが後回しと言うだけのような。

「料理が美味しかった」という母の一言が救い。


以上は単なる「記憶違い」による思い込み



解説記事などの文字情報だけで判断したことによる思い込みもある。
iPadやスマートフォンが売れており,
メールやネットブラウジングといったパソコンと同等の利用の他にも
電子書籍が読めると謳われ,実際,戦死書籍用のスマートフォン用アプリも提供されている。

しかし,Kindle3のような電子inkを利用した電子書籍専用端末と異なり,
バックライトを利用した液晶画面なので,
1)電力消費が大きい
2)目が疲れ
電子書籍リーダーとしては余り適していない,
つまり機能上電子書籍を読めても,実用性は低い
というのが一般的な解説であったし,自身そう思っていた。

ところが,Kindle3とGALAXY Tabそれぞれで電位書籍や日経電子版を読んでみたところ,
1Kindle3は6インチ画面なので新書サイズより大きいB5あるいはA4サイズの文書は読みづらいのに対して,7インチ画面のGALAXY TabはB5サイズも読める。
2.Kindle3の画面倍率は100%,150%,200%,300%と固定ピッチで小さい文字を拡大しようにも「帯に短したすきに長し」状態なのに対し,スマートフォン用のOperaMiniやAcrobaReaderは無段階ズームなので画面サイズピッタリまで拡大できる。
3/眼精疲労は1,2時間なら大したことはないし,電力消費も同時にネットサーフィン投資ない限り,大きくはない。

こんなことなら最初からメジャーな,タブレット型スマートフォンにしておけば良かった。
日本では出回り始めたばかりで実物に触る機会が乏しかったとは言え,文字情報から判断することの危うさを感じた。

2011年10月29日土曜日

数字を観て唖然

これも古く,金曜日の日経朝刊に載ったデータ。



1.保有するギリシャ国債の50%カットしただけで欧州主要銀行に資本不足。
虚偽の財政指標に騙されて勝ったのか,高利率に目が眩んで審査不足で大量に買い込んだのか。

2.この後,控えているPIIGS-G(ギリシャ)の国債償還問題を考慮すると資本不足はさらに膨らむ。

3.銀行の資本不足を補う欧州金融安定基金EFSFは新興国の出資を当てにする皮算用

アメリカはアメリカで財政危機のため景気対策は専らドル安頼りとなれば,
安全性から言っても,為替見通しから言っても
未曾有の円高は当分続きそう。

繰返し述べているが,
遠田を所与とした経営,経済運営に切り替えざるを得ない。



身につまされた統計

遅くなったが,木曜日チェックした統計より






2010年『国民生活基礎調査』の結果概要より。

高齢化,未婚化の進展により,高齢者のいる家庭では,子供のいる世帯全体は比率を低下させているが,配偶者のいない子との同居比率は増えている。


紙幅余ったので,関係ない写真。
大昔,母が下関の会社に勤めた時,山口出張の同僚に頼んで買って帰ってもらった大内人形。14-5号かな。独身時代の母には高価な買い物だったはず。研究室に置くことにした。



2011年10月27日木曜日

統計人形


介護関連で『国民生活基礎調査』および平成19年『就業構造基本調査』(同調査は5年に一度)の結果概要を眺め,講義資料に使えそうな図表を加工しているだけで終わった感がある。

ジム帰りにドトールコーヒー。
帰宅すれば,山口県の伝統工芸?「大内人形」が届いていた。

恐るべしOpera mini

Kindle3の本来の機能ではないが,その通信端末としての使い勝手の悪さ---ID,パスワードをすぐ忘れる,カット&ペースト機能がない,3G接続が頻繁に規制されるようになった---に懲りて,中古の
7インチ画面のスマートフォン「GALAXY TAb」と通信専用SIM(docomoのFOMA回線利用)に切り替えてみた。

上記3点でKindleより使い勝手が上回ることは予想していたが,
それ以外の面でも利点を享受できた。

単純にいえば,電子書籍専用端末(Web閲覧は余技)のKindle3と異なり,スマートフォンは汎用機,つまりパソコンとしていろいろなアプリケーション/ソフトを利用できるからだ。

といっても,ゲームもしないし,余り多くの種類のアプリを利用するわけでなく,
端的に「Kindleより便利」と感じたのは,
ブラウザOpera miniやAndroid用Acrobat Readerの無段階ズーム。

Kindleの場合,電子書籍を読む場合も,ブラウジングの場合も,画面倍率が100%,150%,200%,300% と固定的であったのに対して,
スマートフォンの上記2アプリではズームも無段階で,ページ,行送りも連続的であるため,
PDFファイルでも電子新聞でも読みやすい。

こんなことならもっと早くスマートフォンに切り替えるべきだったと後悔しきり。

10月26日 来週初め大学訪問に来る福島県の高校生向け模擬講義のスライド作り。先々週の模擬講義の倍の90分授業なので,性別,年齢別による非正規雇用の各就業形態のシェア?、就労目的などの資料や非正規雇用体験者のエピソード,あるいは確認問題を付け加えることにした。


2011年10月26日水曜日

スタ晩

貧乏性なのか,一度スターバックス利用すると,その日のうちに「お代わり100円」レシートでもう一度利用しようとしてしまう。

昨日も国分町スタバ。
未だ21時前だが,場所柄,キャバクラ譲風の若い女性が多い。
談笑しつつお化粧直し。
ノートPC眺めているのはジム帰りの自分と若い男性1名くらい。

これが朝8時前となると,
クリスロードスタバではサラリーマン,同ウーマンが手帳をチェックしながら新聞を読んでいたり,
仕事の準備か,資料作成に勤しんでいたり。
みなエリート風。
コーヒーの注文も発音が違う^^。
前の晩,破損させた右目コンタクトレンズを新調するためにショップの開店を待ちながら,ノートPC叩いている自分は,学生ないしフリーター風の若者同様,やはり少数派的存在。

どちらも場違いだが,
選ぶならやはり晩スタバ。
場末感覚が性に合っているからなのか
出勤前,コンパクトで化粧をチェックする若い娘に,
ちょっと化粧濃いんじゃないとか,
化粧おかしいんじゃない^^とか
お節介な感情抱くほど親しみや愛おしさを感じるからなのか。


肝心のコンタクトレンズ,
保証期間内とあって,両眼揃って無料で提供してもらえた。
前の晩は,購入1ヶ月余りでレンズを破損させ,少々滅入っていた気分も現金なものでスッキリ^^。


2011年10月24日月曜日

やはり月曜日はツライ

この週末は昼前に起きる,という生活を続けていたせいか
今日,月曜日は1時間寝坊。

鞄にバナナを入れ,牛乳だけ飲み込んで外出した。

宮城学院女子大学「経済社会特論」波浪同時間法政について原則と例外を簡単に説明した後,下ブロックし,河北新報の「名ばかり管理職」の読み取り。サービス残業があったか否かではなく,管理監督者か否かがポイントだが,ある程度理解されたように思う。

続いて「経済理論」は資本蓄積論まで終わったところで,読み取り。テキストの内容から少し離れるが,日銀短観や内閣府月例報告を報じた記事を読んでもらい,最近の景気動向について解説。次いで,失業率の同高を報じた記事を読んでもらい,完全失業率の計算及び穴埋め。

午後は両科目の読み取り採点。
時間を取ったのは質問,感想に対する回答。.
「名ばかり管理職」問題ではそれぞれのバイト先の情報が記されていた。労働時間に関する労基法蹂躙は至る所に蔓延し「見えやすい問題」。
しかし,「一番の原因は何ですか」にはどう回答しようか^^;。

次いで提出書類の整備でジムにも行けず。
代わりにドトール。コーヒー直行。

遅い夕食の後,朝のバナナを鞄に入れたままであることに気付いた。
夜まで週末ボケが続いていたわけだ。

極めつきは一ヶ月前新調したばかりのコンタクトレンズを外して,ケースに収める際に破損せたこと,

身体も頭も目覚めきっていない月曜日は仕事は最低限に止め休養していた方が良かったかも。



2011年10月22日土曜日

半徹



研究費で購入した中古のスマートフォンGALAXY Tabが届いた。
スマートフォンといっても通話ではなく通信目的(そもそも通話契約はしていない)。
同じように通信目的のデバイスとしては,Amazonの
Kindle3を保有している。
薄くて軽いし通信料が別途掛からない,また液晶ではない電子inkなので電子書籍も見やすいが,通信デバイスとしては使い勝手が悪かった。

  • 記憶させたID,パスワード等をすぐ忘れる(記憶用メモリの容量の問題?)
  • コピー&ペースト機能がないのでID,パスワード,メールアドレス等一々入力する必要がある。
  • 3G回線利用に制限が掛かっているのかつながらないことが多い。
そこで,液晶なので電子書籍機能は余り期待せず,専用通信デバイスとしてスマートフォンを利用することにした。 別途契約している通信用SIMを挿せば,1年間は通信可能だ(時間は無制限,期間の未設定)。このSIMはこれまで通信用USBに挿してパソコンのネット接続に利用していたが,今後はスマートフォン,PCで併用することになろう。 また電子書籍はKindle3,通信はスマートフォンと使い分けるつもりだ。

GALAXY Tabにしたのは,ブラウザで電子版新聞を読むのには7インチ液晶がギリギリの小ささだからだ。
通常の4インチ前後のスマートフォンでは,以前の携帯電話とさして変わらない。携帯電話用に画面設定したサイトしか覗けない。例えば,日本経済新聞電子版も1ページずつめくることになる。
これがパソコンのブラウザを通して電子版にログインすると,1面から最終面までスクロールさせて全見出しをチェックし,関心のある記事をピックアップした上で読み込むことが可能となる。

という魂胆だったのだが, SIMがなかなか装着できない,
Android用の(ソフト)マーケットには各用途について無料のアプリケーションが沢山登録されているが,どれが自分の用途に向いているか試してみないとわからない。
WiFIで通信していても,画面上のウィジェットを追加したまま削除方法がわからず,画面が渋滞混雑。
特に画面設定は,Windowsと使い勝手が異なるので,困惑する。
 SIMについては表裏を間違っていた。 当初,裏の方が深く刺さったので表と勘違いしたが,浅くしか刺さらなかった表向け装着からさらに強く押せば,収まった。
その他メールやブラウザのお気に入り登録で久しぶりに半徹。 

わかったことは確かにi-PhoneなどスマートフォンやI-PadなどタブレットPCが普及すれば,パソコンは売れなるなるのが道理ということ。
  • メール送受信,ネットブラウジング,それを利用したネットショッピング等は全てスマートフォンで可能。
  • パソコンは起動に時間が掛かるが,スマートフォンの起動は速い。
  • パソコンは携帯には重い(軽くて数百g,しばしば1-2kg)が,スマートフォンは軽い(120-400g)。
  • パソコンでは外出先ではネット接続できない人が多いだろうし,通信機器を有しているもののもダイヤルアップ接続なら時間が掛かるが,スマートフォフォンは携帯電話なので常時接続されている。

長い文章の編集,印刷等をするのでなければ,仕事上でのデータの遣り取りはタブレットPCで十分,ということになる。

そのうえで,半日使って経験からいわせてもらえば,
パソコンメーカーにとって主戦場がパソコンからタブレット型PCに移って行くとして,
ポイントは使い慣れたWindowsに近い設定方法の構築にあるのではないか。
職場のPCや家庭のPCに近い環境構築が提供されていれば,ユーザーはすまーとふぉん,たぶれとPCを通常の「パソコンとして」利用するだろうからだ。

2011年10月21日金曜日

馬齢

「10年一昔」と言い,「一世代30年」と言われるが,では「20年」は何か?

一般的には,人が生を受けて成人するまでの年月になろう。逆に,大人には,就職して家庭を設け,キャリアも子育ても一段落した。

一昨日,本部事務局より「永年勤続者表彰式」の案内が届いた。「勤続20年おめでとうございますざいます」。
知ってはいたが,
さて何をしたか?

研究,教育と区分していけば,それぞれ変遷はある。
法人資本主義から能力主義・成果主義,そして生産的労働。
見出しだけの講義プリントから,穴埋め式プリント,オンラインテスト,スライド等々。
しかしまとめて20年と言われても,「これをした」というものが浮かんでこない。
「あっという間の20年」で馬齢を重ねたに等しい。

東北楽天イーグルスなら20年あれば,リーグ優勝2,3回,日本一も1回くらい達成しそうだが。

10月19日 出張講義の手配をしようとして目当ての教員捕まらず。教授会の後,公共政策コース会議もあり,今年も楽天イーグルス最終試合には応援に行かず。
10月20日 8月末に受診した人間ドックの追加検査。締切り,学会,また学会等ありなかなか時間が取れなかった。「予約不要」とされていたので,通院即検査漬けと思ったら,血液検査のみ,但し問診,検査,所見全て待ち時間が長い。予約制にして欲しかった。

2011年10月19日水曜日

初めての模擬講義

学部では今年4月から高校への出前講義を仲介する委員を務めており,
授業時間割をみながら,要請のあったその曜日に講義の入っていない同僚に出講をお願いはしてきたが,
自分自身は出前講義には出ていなかった。

しかし,高校側が大学訪問する場合の,学部説明と模擬講義は委員が担当すること習わしで,
毎曜日講義の入っていた前期こそ別の委員に担当をお願いしていたが,
後期になってその出番が回ってきた。

但し,高校側の第一希望は法学,経済学は第二希望であったため,
同僚の法学教員の協力を得て45分ずつ講義することになった。

普段の講義は90分だから,
その半分で話せるネタはそうそうない。

結局,非正規雇用の現状と問題点をスライド12枚で解説することにした。
90分授業で12-18スライドだから
12枚を半分の45分で話すのはかなり厳しい。
しかも,単なる制度の解説では高校の政経みたいでつまらないだろうと,
非正規雇用の一般的特徴,身分の不安定さ,安くて上がらない賃金ばかりでなく,
もしもの時のセイフティ・ネットが立場が不利な非正規雇用ほど適用されにくいこと
非正規雇用問題が,格差問題や将来の年金問罪,(未婚かを通じて)少子化問題まで結び付くことを解説しようとしたので,かなり盛り沢山だ。

心配していたのは主に時間の問題だったが,
そちらの方はスライドの大半が表やグラフだったので何とか収まった。
問題は後者,詰め込みすぎの面だが,評定を見る限り,やはり情報量の多さに面食らったようで,途中で下を向く学生が多くなった。

ただ,この12枚のスライドをベースに,内容を絞ったり,利用するデータ,グラフを選んだりすれば,
今後の出前講義に十分使えそうだという感触を得た。

2011年10月17日月曜日

馬場宏二先生ご逝去の報に接して

金曜日夕方,馬場宏二東京大学名誉教授が亡くなられたとの方がメーリングリストに流れた。
次いで土曜日の夕方には,馬場宏二先生の弟弟子に当たる福留久大九州大学名誉教授から,余りメールを使われない先生の代わりに通夜,告別式の日時,式場名をメーリングリストに流して欲しいとの伝言を携帯電話の留守番電話に受けた。
重要な情報なので,留守番電話を何度も再生し直した末,2つのメーリングリストに送信した。

馬場宏二先生からは直接教えを受けていないが,
お送りした抜刷にコメントを頂いたり,
先生から抜刷や御著書を贈って頂く,
という形で励まされもし,大いに刺激を受けもした。

馬場先生のお考えを学問上どのように受け止めているか
についてはよくよく考えてみたいと答えられない。
ある時期,いわゆる会社主義論までは大いに刺激を受けたのものの,
その後,過剰富裕化論については戸惑いを覚えたし,
新現代資本主義論以後は余り頭に入ってこなかった
というのが正直な感想だが,
あくまで感想で,理論的な評価,批判の域には達していない。

ご存命のうちに理論的に検討して,ご本人のお考えを聞くべきであった。
怠惰な自分の場合,勉強はいつでも時機を逸した後に,惜しむように行なわれる。
残念なことだ。

ご冥福をお祈りします。


勝手が違う

ブラスバンドのサークルにいたゼミ生がかつて
「ショッピングセンターなど学外で演奏した時,途中で規定よりも早く演奏が進んでいることに気付いて,あっヤバイとはみなで顔を合せるですが,途中で修正が効かなくて,結局早く終わる,ということがあるんです」と経験談を楽しそうに語っていた。

15日土曜日,労働組合の「活動家養成講座」で1コマ80分の講師を務めた。
未だ若い幹部候補者に最近の労働情勢を学んでもらう,が趣旨だと理解したが,
自分の講義の中で一般向けなのは何かと考えて,
「働く者たちのセイフティ・ネット」と銘打って,
雇用流動化の中で従来型のセイフティ・ネット,安定雇用を前提にした社会保険,働く能力のない人達を主たる対象にした生活保護制度のどちらにも保護されない人が増えていて,年金制度の改革が検討されたり,第2のセイフティ・ネット「求職者支援制度」が発足することになった,という話をするkとおにした。

今回の受講者は雇用保険制度や生活保護制度のことを良く承知しているはずで,方々の市職労の人も混じっているので,実務に携わった経験者も多く,「実際の運用は違いますよ」という完走が出るかもしれない。それは承知の上で,一般向けの話題は大なり小なり現場の人の受け止め方は違うはずだし,大学では現実の問題をこのようにみている,まとめている,という話として聞いて欲しいと考えたわけだ。

先週のうちに作成した講義資料は24スライドに及び,少し長すぎる,とは思っていた。
自分の場合,90分講義では6スライド載せたA4版の用紙2,3ページ,すなわち12-18スライドを基本にしており,18スライドの場合は時間が足りず,早口になったり,次回に廻すことになる。
別の面から見れば,詰め込みすぎになる。
ましてや今回は80分。

そこで何度か見直したが,1回切りで次がない一話完結としてはこれ以上切り詰められない,状況を見てスライドによっては「後で参照」を求めるだけにしようと考えていた。
むしろスライドに記していないことを解説して蘊蓄を傾けることは厳に慎まなければならない。

ところが,実際に講義してみると,30分くらいで半分12スライド近く進んでしまったので,慌ててしまった。
年金や雇用保険,生活保護の現在の問題点を語る前に,各制度の概要を説明することになるが,
大学生と異なり,社会人は仕組みの概要を良く承知しているはずなどで「さらっ」と進めたのだが,
どうやらアッサリしすぎたようだ。

終盤は具体的なデータを上げたり,おさらいをしたり,と時間を稼いで何とか70分弱で講義を終えた。

ブラスバンドの演奏が早く終わるのは,早く進むパートに全体が引っ張られることが原因らしい。
しかし,ひとりで実演しているのだから,原因は他にはない。
普段と異なる場所で異なる受講者を相手に喋ることは難しい,と実感した。

2011年10月15日土曜日

悩める人

毎回同じことを述べている気がするが、
学期が始まった途端、1日が目まぐるしく慌ただしい。夏休み中は冬眠でもしていたかのよう^^;。


14日金曜日は来週大学訪問のため福島から来校してくれる高校生向けに学科紹介のスライド作成。
7月末のオープンキャンパスで学科長が利用したスライドをベースに表現をまとめる、文章を短くする、図を入れるなど加工。


ついで大学院生と面談。好奇心旺盛で勉強家なので、テーマ絞り切れず。悩んで下さい。
自分の関心はいつかは繋がりから。修士論文には間に合わないかもしれないが^^;。


早めに下校して、
山形仙台交流圏研究会で次回訪問をお願いしている通信社支局長へご挨拶。
ご不在のため会の資料のみ届ける。

時間調整も兼ねて訪れた駅スタバは盛況。


霞城セントラル10F放送大学にて卒論指導。
勉強熱心な学生さんなので、広く学習して来たことを一つ二つの論点に絞ってゆくことに戸惑っているよう。
両者は平面と立体のような違いがあるが、書き慣れていないと、掴みにくいだろう。
そこで、本文中の引用は最小限に止めること、それと表裏の関係にあるが、論じる時は原典の紹介が精確かあまり気にしなこと等,
むしろ形式面からアドバイス。
もちろんデタラメでは困るが、かといって引用しなければ紹介できないでは見通しが悪くなる。
締切まであまり時間はないが、大いに悩んで下さい。

2011年10月13日木曜日

夕方には早くもガス欠

12日木曜日は朝から真面目に^^;執務。


土曜日に組合関係者の前で話す「働く者たちのセーフティ・ネット」。


80分で24スライドは自分の場合には多すぎる、分かっているが、現時点ではこれ以上絞りようがないので、事務局に送付。


午後からは来週初め福島県から当学部学科に大学訪問に来てくれる高校生向けプログラムの策定。
まずオープンキャンパスでながした学部紹介のビデオ、そして模擬講義、最後に学部学科のカリキュラム、入試制度の説明。


模擬講義は当初2専攻希望されていたが、2時間の滞在では難しく、第一希望の専攻のみに絞ることを考えた。
しかし、先方は両方聴きたいとのこと。結局、第一志望の講義を50分確保し、第二=委員である自分の講義は30分となった^^;。

高校生向け1回限りの話として過去の講義資料から「非正規雇用」を選択し、12スライドにまとめたところでガス欠。
まだ学部紹介のスライド作成が残っていたものの、ホウホウの体で下校。

ジムで一走りした後、自宅近くの、ドトールコーヒーに駆け込んで一息ついた。

2011年10月12日水曜日

閑中忙あり

担当科目の大半を前期に固めているため,後期は時間的余裕を以て自分の関心に集中できる,
と思っていたら,10月に入ってもその気配はない。

高校訪問や2つの学会出張が入っていたこともあって,
今日明日,あるいは今週末締め切りの仕事に追われる始末だ。

11日火曜日は,月曜日授業(宮城学院女子大学「経済社会特論」,「経済理論」)の振替日で,終了後もそれら科目の次回資料の作成と,週末労働組合関係者の前で話す講義スライドを作っていたら,問う党ジムに通う時間がなくなった。。

12日,久しぶりに登校すると,様々な作業が舞い込んでいて,その場で片付けるのから片付け,夕方締め切りの調書作成に着手^^;。

しかし,以上のような感慨,担当科目が少ない後期にもかかわらず慌ただしい,を抱くのは毎年のことで,
如何に成長していないか,ということの証であろう。

2011年10月9日日曜日

意外に落ち着けた観光地

週末京都で学会が開かれるので,金曜日から出張日程を組んでいた。
当初は早めに上京して行きつけのカフェで予習復習に勤めようと考えていたが,
折角の京都高と,そのまま東海道新幹線に乗り継ぐことにした。

もっとも東北新幹線の車中や東京駅の待合室で,
学内研究会の情報や同僚の急遽休暇情報が入ってきたので,
方々にメール連絡したり,電話連絡したりで,時間を取り,
京都の着いたのは昼過ぎになった。


それでも半日間観光する時間はあった。
しかし,京都の主な観光地は一通り廻っているので,観光気分は全く湧かず,
建設当時は古都の景観を害すとの批判もあったものの,今やすっかり街に馴染んでいる?京都タワーのスタバでノート取り。

15時過ぎに店を出ると,
四条烏丸のホテルまで徒歩。
本願寺の門前は昔と余り代わり映えがしない。
居並ぶ食堂,旅館,土産物屋は 昔その前を何往復かした記憶がある。
チェーン店で遅い昼食。

ホテルにチェックインしてひと作業した後,
からすま京都ホテル併設のスタバでまた編集。

名だたる観光地に出ても,行動は普段の休日と同じ。
ワーカーホリックのように映るかもしれないが,
「(平日でもあり)意外に人混み少なくて落ち着けた」
「フツーの街として楽しめそう」
まぁ観光客は当方が徘徊するところに押し掛けることはないでしょうが。。。

ロールプレイング

京都大学で開かれた社会政策学会,初日の帰りのバス。
懇親会には参加しなかったので17時前後。

先頭のシートに座っていたおばあちゃんが降り立って出口ドア付近の手すり横棒に捕まっていたが,
土曜の夕方,祇園を過ぎた辺りは大混雑で,基本はノロノロ運転だが,信号が赤に変わりバスが急停車すると
「痛い,痛い」と叫びだした。
急停車の際に横棒を握っていた腕を捻ったようだ。

横棒を手放して運転手席の後ろ側に移っても「痛い,痛い」と今度は小声でささやいていた。
すると運転手が振り返って「大丈夫ですか」
「大丈夫」
「ホンマですか,救急車呼びましょうか」
「大丈夫,手すりの間に挟まっただけ」

おばあちゃんの叫びも大げさなら,
運転手も「救急車呼びましょうか」も大げさだ。
しかも両者とも微笑1つ交えず真顔でやりやっている。
各自の役割を弁えたロールプレイング。
「如何にも関西」と感じ入ってしまった。




10月8日 昼食は大学のレストラン。正門横に全面ガラス張りでオシャレ。しかし,水とフォークセットをもってきたきり,注文に来ない。待ってもムダとわかり,ウェーターを呼び止めて一言二言。おまけにレシートは誰かの「追加」となっていて合計金額が合わない。急に出張を決めたため,2泊目土曜日は京都のビジネスホテルが見つからず,梅田駅前へ。ホテルで下準備して,やはりスターバックスへ。遅い夕食もやはりチェーン店へ。

2011年10月7日金曜日

片付けるべき課題は奥に

水曜日,学科会議の後,1年次基盤教育科目「スタートアップセミナー」と2年次「専門基礎演習」の反省会が開かれたので,
担当者の一人として後者に出た。
また水曜日には宮城県沿岸部区に高校訪問して,進路指導状況を尋ねると同時に小論文対策なども聴き出してきた。

そこで感じたのは「教師の苦労はどこも同じ」ということだった。
つまり若者が本を余読まなくなった状況で,小論文を書かせる,報告させることは通り一遍ではゆかない。
高校側では小論文模試に参加させたり,全教員に3年生数名ずつ担当させ指導に当たっているが,だからといって顕著に成果が出ているわけではなさそうだ。

大学の基礎演習も「毎週クラスに顔を出し友人関係を築く」とか「全員に発表の機会を与える」という当初の目標は達成されたようだった。
しかし,演習自体の内容となると,必ずしも活溌に行なわれた週ばかりではなさそうだ。

もちろん教員によっては
教員が最初の1,2週,レジュメの作り方,質問の出し方の見本を示す
最初は全員にレジュメを作らせ読み合わせる。
毎週テキストの該当箇所に関する質問を全員に出させてその読み合わせからはじめる。
報告当番が終わったらそれっきりにならないよう毎回復習テストを課した
等いろいろの工夫をしており,それなりの成果を出しているようだ。
それらに比べると,何と自分は工夫が足りなかったことか。

しかし,他方で個人的に感じたのは,
例えばレポートの書き方は,多くの高校で担任制を敷いて指導していたり,1年次のセミナーで指導していたりしていても,
それで修得したものと前提にしてはいけないということだ。
レポートの基本的なお作法が身についていない学生もおり,
倦むことなく巻き返し繰返し指導する必要がある,ということだ。
専門科目でも同じような課題を抱えていることはいうまでもない。


高校のある市街地では震災の影響はほとんど目に付かなかった。
後者の壁面に残る横筋がここまで水に浸っていたことを示しているくらいだった。
しかし「もう1本沿岸側の道では未だ瓦礫が山積み」という。

通常の学園生活でも
互いに成績表を見せ合うなど,ゼミ生同士の和やかな交流の奥底に
今のところせいぜいGPAの値や不可の数くらいにしか顕現していないが
就学上の課題,言い換えると指導上の課題が潜んでいるようだ。




2011年10月5日水曜日

設問の難しさ

今年度堰基盤教育「市場経済」の学生による授業評価の結果を見て正直意外だった。

同科目までは市場経済の原理の講義は部分的に止め,
市場経済の軋轢に対するセイフティ・ネットの話として
年金,医療保険,雇用保険等の社会保険の解説の時間を大きく取り,
関連する新聞記事の読み取りも合間に入れて,
学生の関心も高い,と思っていたからだ。

ところが,必ずしも数値は高くない,イヤ低い。
自由記述欄を読むと,
年金等に関心を以て聞いてくれていたことがわかる。
しかし,他方で,以前からある「早口」「プリントの中のデータ数値が読み取りにくい」という指摘の他に
「読み取りで何を聞かれているのかよくわからなかった」という指摘がいくつかあった。

学期中に記事の読み取りを数回挟んでいるのは,
期末試験の時だけ勉強するのではなく「普段から勉強して欲しい」
期末試験一発勝負ではなく「普段の勉強に点を与えたい」という意図からだ。

しかし,同時に,知識を問う設問にすると,暗記問題になりやすく,
実際に問題になっていることは何か,その背景になりがあるか,を考えて貰えないのではないか,と懸念したので,
記述式にしている。

ただ普通の記述式を1学期中にまた1科目毎に数回実施そていては,
その採点作業が煩雑でとても首が回らなくなる。
そこで,その場で読んでもらった記事,解説論文のポイントとなるキーワードを挙げて貰う
等の設問をしているが,

この記事のポイントは何か,がわかりにくいようだ。
もちろん,採点後,解説をしているが,
それでもピンッと来ないようだ。

もちろん,こちらも少しヒネッている。
学生の中には指示したフレーズの前後1,2文の中のフレーズの書き出しで済ませようという安易な解答が多いから
よく読まないと正答に至らないような設問をしている。

ただ,こちらの意図とは別に,やはり設問の仕方やその前段の記事の趣旨などの説明を丁寧に行なう必要はありそうだ。

 10月4日 夏休み帰国していた中国人院生Sと面談。後期の計画はそこそこに四方山話。中国でも日本のアイドルが人気だそうだ。また若者は,例えば結婚の前提条件としてのマイホームローンの返済に苦しんでいるとのこと。
 10月5日 第50回山形仙台圏交流研究会。Y先生による「自治体の救済活動に関する今後の課題」。その後,経済経営系会議,旧講座会議。さらに学科会議の予定。

2011年10月3日月曜日

普段の心掛け

夏休みは原稿2本(派生的に報告1件)を目標にして突っ走って来た。
終われば,趣味の小説でも読むか,温泉旅行に出かけるかなどと算段していた。

論文1本仕上げた段階で球場通いを復活させたが,
スケジュール的には週末観戦できるのは先月25日が最後だったので
翌日から再び執筆に専念した。

そして,いよいよ全て終わってみると,
何もする気力が残っていなかった。
先月中にブックオフで小説数編ゲットしていたが,小説すら読めなかった。

金曜日投稿後,
夜は居間で本を読むこともなく,
ボッーとしていた。

土曜日はジムでの長逗留を挟んで
スターバックスで提出原稿の補正を行なっていた。

日曜日はやはりスタバで気になっていた本を読み返していた。

「ワーカホリック」というわけではない。

確かに日曜日も平日のように過ごしているが,
逆に平日も休日のように^^;過ごしている。

一仕事終えても気持ちが十分弛緩しないのは
どうやら普段から仕事も趣味も渾然一体化した生活を送っているからのようだ。

両者を峻別するのがスマートなやり方だろうが,
多分に個性の問題で容易に変えられない。
せいぜい普段は「非労働」と考えることにするか!





2011年9月30日金曜日

みなし第2号被保険者

昨29日の読売記事「厚生年金、専業主婦が半分受給…支払者とみなす


保険料を徴収されていない第3号被保険者(第2号の配偶者で専業主婦)の改革。

働いている女性は第2号被保険者)として保険料を支払っているし,同じ専業主婦でも自営業者等第1号被保険者の専業主婦はやはり第1号被保険者として保険料を支払っていることとの不公平さは従来から問題になっていた。

詳細は不明だが,讀賣報道では第2号被保険者である夫が専業主婦の分まで「支払っている」とみなしているだけのように読める。つまり,第2号被保険者の専業主婦はみなし第2号被保険者になる。
これでは第3号被保険者も夫の厚生年金を分割受給できるようになるが,上述の不公平感は残ってしまう。

したがって日経電子版では「専業主婦年金見直し 不公平感の解消遠く」となる。


 9月29日 2年生とのアドバイザー懇談会。担当の16名とは2ヶ月ぶり。みな秋仕度で半袖は自分のみ^^;。単位取得について注意を促したが,もっと丁寧に説明すべきだったか,といつもの後から反省。下校後,ドトールコーヒーで校正編集。ジムではシャワーを浴びただけで再びスターバックスにて校正。準備不足で論点が広がりようがない。
 9月30日 解説記事の締切りなので自宅研修。といっても工事=停電が予定されていたために,午前中国分町スターバックスにてひたすらキーを叩く。一旦帰宅して午後近くのドトールコーヒーにて再び校正。途中睡魔。17時過ぎようやく投稿。

2011年9月28日水曜日

噂を辿ると

2,3週間前からアマゾンの電子書籍端末Kindleのタッチパネル版が発表されるとの情報が流れていた。
今週にはその発表が米国時間28日に行なわれることが判明した。

現在のKindle3にはキーボードが付いているが,
それで不便を感じたことがない,不満は別のところに持っているので,
スマートフォンのようにタッチパネル化することにさして魅力は感じなかったが,
新型は単にキーボードからタッチパネルへの変更に止まらず,
様々な機能の追加,仕様変更があると予想されたので,
その点には関心があった。

最初に出てきたのは
アマゾンの独自タブレットは「Kindle Fire」、7型カラー液晶採用?
バックライト付き液晶では目には優しくなくく,バッテリーも喰うので長時間読書に向いていない。
しかもkindle用のazwファイル閲覧ソフトは後からインストールするというもので
「これじゃただのAndroid機じゃん」
とガッカリ。

ところが,その日のうちにまた別の情報
タッチパネルでないKindle(キーボード?)$79,
Kindle touch$99
Kindel3G touch $149
もちろんE-ink.
ホッとしたが,
タッチパネル以外の新機能が伝わってこない。
別の意味でガッカリ^^;。

未だにわからない自分の調子

いい歳になれば,
自分の身体の好不調は手に取るようにわかるはずだが,
この間の健康状態はサッパリ見当がつかない。

昨日から片頭痛がしている。
特に今日は酷い。

風邪,かなと直感した。
これまでの経験からしてそうだが,
先週あるいはもっと前から窓を開けて就寝し,朝方震える,ということが数日続いた。
朝咳き込んでいた。
また同時期,母が風邪を引いて熱を出し,咳で苦しそうだった。

それが移った,というのが自然な推論だろうが,
平熱に止まっている。
また現在は片頭痛はしても咳はほとんどでない。

理由が湧かない身体の不調は辛い。
回復の目処が立たないからだ。

早めに就寝する,
長めに睡眠を取る

日中居眠りしていても,睡眠を「十分」取る,といえないのが辛いところだ。

準備不足

昨日から頭痛が発生したが,
ジムで走っている間とその後しばらくは全く痛みを感じなかった。

帰り道では
「痛みを和らげたかったら身体を動かした方がよい。
ただ痛みを解消するわけではない」などと 軽口を叩いていたが
今朝になると頭痛がさらに酷くなり,再び床に就いた。
解説記事の締切りが金曜日に迫っているのに。。。

昼前後に少し加筆。
夕方ジムでマッサージを受けて
ドトールコーヒーにて再び加筆。

さして進まなかったが,
それは片頭痛のせいというよりも 準備不足の帰結。
有期保護論と半就労半福祉論の双方を取り上げる心づもりだったが,
準備不足もあり前者の解説のみで終わりそうだ,

歳を取ったと思ったら
自信の健康のゆくえを案ずるよりも
早めの準備をすることの方が重要なようだ。

2011年9月27日火曜日

三連休の決算

三連休の過ごし方。
自宅ないしカフェで前日の原稿に朱入れ加筆,Kスタ宮城入り,ジムでマシーンかランニング,カフェに戻って加筆。


ほぼ同じようなスケジュールでも
いろいろありました(失念^^;)
その結果として,東北楽天イーグルスはホームにもかかわらず1勝2敗。クライマックスシリーズ進出の希望は殆だ断たれたとも同然で,もはや来季のことを考えるしか希望が見いだせない。

他方,月末締切りの解説記事の原稿は既に字数制限オーバー。
中味の方は未だ3合目^^;。来月のことを考える余裕がない。

このままでは夏休みがいつ始まり,終わったのかさえ気付かずに終わりそうだ。

2011年9月25日日曜日

取り忘れた1枚

今日は材料はたくさんある。
母を病院に送ったり,自信が奥歯の矯正に通院したり。
編集進まず救助に30分遅れで到着すると,既に1回裏1得点取っており,到着後も毎回のように加点した(福岡ソフトバンクホークス0x6東北楽天イーグルス)。
球場帰りにはジムで久しぶりにマシーン。
帰りはいつものようにドトールコーヒー。

しかし,一番記録に残ったのは5回裏,山崎選手がランナーと入れ替わりで出塁した途端,ピンチランナーと交代させられ,マウンドを横切るようにユックリとベンチに帰るシーンだ。

この日の得点は3回裏,内村のランニングホームランはじめ,全て単打を重ねたり,脚で稼いだものだ。
その裏で8試合安打のない山崎選手が,ふて腐れ気味にまた所在なげにベンチに引っ込んでいった。

ひょっとしたらイーグルスが4番打者山崎選手と訣別した瞬間かもしれない。




2011年9月24日土曜日

1行生活



昼前国分町スタバ,14時前球場入り,見所なく敗退,スタバお代わり100円コーヒー。以上。

2011年9月23日金曜日

アセリは禁物

夏休み前から延々続けていた仕事が一段落すると,
今度は月末締切りが迫ってきた。
専門論文ではないからオリジナリティが問われているわけではないものの,
考えていること,思っていることがそのまま文章になるわけではない。

そこで連休直前の木曜日一日を自宅研修に当て
日中は馴染みのドトールコーヒーにもファミレスにも足を向けずひたすら画面に向かってみたが....

粗原稿はすでに今週初めに手を付けている。
しかし,構成,アイディアが固まらないので行を繋げようにも気が進まない。
またアイディアはあっても,それを裏付けるデータ,資料があるはずなのになかったりで「当てが外れる」ことがしばしば。

気分転換に,とジムに向かうと
台風はとっくに逸れ,小雨程度なのに市街地大渋滞で,通常20分弱の道のりに1時間近く掛かった。
するとジムのメニューも縮小せざるを得ない。

帰りのファミレス籠もりも時間の関係でカット。
代わりに店に寄れば,待ち時間異様に長い。

やることなすこと裏目。
かなりイライラしてきて交通政策にも店の管理にも八つ当たりしたくなった。

しかし,いらついても物事は進まない時は進まない。
24時間フリーだったのだから原因は明白。

明日以降のために
パワーポイントのスライドでプロップを作ってみることにした。
やはり「泥縄式」では本人が一番堪えるようだ。

2011年9月21日水曜日

秋の空気だけでも

先週末の学会で気分が昂揚したせいか,
当初参加するつもりのなかった来月初めの学会全国大会に急遽出席することにした。
出発する7日からは東北楽天イーグルス最後のホーム4連戦にあたる貴重な時期だが,どうやら京都を選択したみたい^^;。

しかし,3連休とあって,京都のビジネスホテルはどこも満杯。
特に土曜日は市内では宿が取れず,大阪は梅田泊。

観光に出る暇はないが「秋の京都」空気だけでも嗅いで帰りたい^^;。

 9月21日 寝坊したのと台風到来前の降雨で市内バスにギュウギュウ詰めになることや長々と高速閉鎖され高速バスに閉じ込められるのを厭って車で登校。
 実際には高速道路が一部閉鎖されていたため仙台市街地から郊外へ向かう部分でノロノロ運転だったくらいで2,30分余分に掛かっただけだが,バスで通勤した同僚は「2時間掛かった」(通常の2倍強)という。大学院選考会。教授会。研究科委員会9.その合間に来客1名。組合関係者対象の講座について依頼を正式に受ける。未経験だが,就労に伴うセイフティ・ネットについて80分で話してみることにした。

2011年9月19日月曜日

辿り着けない記憶

昔々定期的な研究会で上京していた折,定宿にしていたホテルで面談の約束をした。

研究会を終わると,渋谷方面に宿を取っている者が集って池尻大橋駅まで歩き,そこから方々に散っていた。
定宿は中目黒で,駅から先はてくてく商店街を抜け,その先の10棟以上集積した公務員宿舎の区画を横断し,さらにその先は特に目印のない住宅街の中の一方通行路をくねくね計10数分,

何しろ久しぶりなので心許ない。
駅の出口から一度も利用したことない駄菓子屋,一二度利用した中華料理屋,利用した記憶だけあるメーカー系列ホテル,
ここまでは商店街だから間違いようがない。
その先どこを曲がって公務員宿舎外へ辿り着いたかは記憶から失せていたのだが,
ちょうど前を歩いていた女性が右折した方法に曲がって行くと,見慣れたL字路の郵便局が現れ,その先には例の公務員宿舎が。。。
そこから先は普通の住宅街なので殿路地に入り,どこで曲がったはさらに記憶が曖昧だ。
なんとなく記憶のあるコインランドリーと商店を抜けると,その先の住宅群はもう記憶にない。

とにかく道なりに進んで,古ぼけた交番が目に入ったときはホッとした。。
当時は看板に象か何か動物のイラストが描かれたように記憶するが,今や掠れて○○交番以外は読み取れない。
しかし,ここの脇の路地をJ字型に進めば,Jの先の部分がホテルであることは間違いない。

結局,ホテルには脇道にそれずに到着できた。
商店や宿舎,郵便局が目に入れば,そこから先の記憶がなんとなく蘇る。
主な目印は外装が変わってもそっくりそのままその位置にあった。
しかし,一緒に研究会に参加したメンバーはいまどうしているか。毎月合って1ヶ月間の近況屋当時考えていたことを飲食をともにしながら分かち合っていたのだが,今や一部と連絡を取り合うのみ。しかも年賀状の遣り取りくらいだ。

おぼろげな記憶にもかかわらず,ホテルにはスンナリ辿り着けただけに
記憶していた自分の,この数年間の行動が気になった。

冬眠していたわけではむろんない。
割り当てられた任務はこなしてきた
論文もほぼ年1本のペースでものにしてきた。
研究テーマに関してはかなりまとまりが出てきた,いわば凝縮した時期になるはずだ。

しかし,振り返ってみると,起伏が少なく,記憶を遡る際の「目印のない」数年間だったような気がする。
健康以外は無事で何より,とはいかないようだ。

噛合わない質疑

土日,池袋の立教大学で全国学会



「ベーシック・インカムの,その理論的基盤には社会主義思想があるのに,日本ではしばしばが社会保障制度改革としてのみ論じられている。今日はそのことだけを言いに来ました」

I大先生は,報告の冒頭,そう仰っていた。

内容は既に学士院雑誌や雑誌『世界』で発表されていることとであった。
すなわち,個人単位で無差別に現金を一律給付するというベーシック・インカムの考え方は,社会主義思想に淵源を持つ。
一つは資本主義社会制度を前提に土地収益の還元給付を主張したトマース・ペイン。
もう一つは市場社会主義を前提に公的企業の株式配布と主張したランゲ。

コメンテーターのH先生のコメントの後に大要次のような質問をしてみた。
厳選とされた2名はベーシック・インカムの他の側面,「失業の罠」を理由にした失業手当を,ミーンズテストを理由として生活保護を,低成長を理由として就労を前提とする社会保険制度を廃止統合しようとしていることも共有しているのか。
つまり,セイフティ・ネットないし格差是正策を考えたとき,2パターンの源泉は完全ベーシック・インカムと同様「給付がセイフティ・ネットの全てあるいはほとんど全て」なのか,それとも最低賃金制度や労働市場規制(解雇規制等),あるいは強制加入・労使折半の社会保険制度を前提に「あくまで給付はセイフティ・ネットの一部」と捉えているのか。

尋ねたいことはほかにもあるが,時間の制約がある。
またこみいったことはつたわらないおそれもある。
特にベーシック・インカムについてはいろいろな理解,アイデアがあるので,すれ違う虞もある。
そこで原理的なこと,市場機構へのスタンスに絞って尋ねたつもりだ。


それに対して,I先生は,ベーシック・インカムにいろいろ求めず,できることから取り入れればよい,という趣旨の回答をされた,

先生の考えは論文を読み,報告を聞けばだいたいわかる。
ベーシック・インカムの思想的先駆けとされた2名のセイフティ・ネット観,それと裏返しの市場への態度を聴きたかったのに。。。。

普段研究会で議論をしている間柄は別にして
学会報告で疑を噛合わせるのは難しい。
大正7年(1918年)に創業築地から池袋に移転して以来の食堂
抜刷を読んでコメント下さった恩師F先生