2014年12月31日水曜日

大晦日は

昼過ぎ,駅東口の映画館にて,初めての三池崇史監督『神さまの言うとおり』
はじめてと言ったが,そもそも映画はめったに見ないし,近所にTUTAYAがあっても利用しないレベルだし,思い立ったのが昨日ことで調査不足が祟り,苦手なホラー映画ととうことをよく知らなかった。

職員親交会は年末に翌年末期限の映画入場券を配付する。お節介にも2枚!
ために、大晦日に映画館ハシゴ。

合間が20分少々しかなく,小雨の中を自転車で突っ切ってセーフ。
デヴィッド・フィンチャー『ゴーン・ガール』
こちらはホラーの次ぎに苦手なサスペンスもの。
しかし,役者が達者で十分楽しめたし,恐かった。人間というものが!



1作目までの時間調整は駅スバで本多正識『吉本芸人に学ぶ生き残る力』(扶桑社,2014年)。
やはり朝のうちに淳久堂に取り置き依頼して入手。


もっと内幕ものを期待したが,話は至って常識的。
芸能でも,否,人気があり,人,カネが集中する,今はやりのコンテンツビジネスだからこそ,常識の積み重ねが必要,ということか。


晦日は

29日の,金子勝・神野直彦『失われた30年』で興味を覚えたことのもう1つは,神野氏の社会保障制度改革案。


セイフティ・ネットを張り替える際のポイントとして,
1つは,現金給付に重心をおいた社会保障からサーヴィス給付に重点を置いた社会保障へシフトさせていくこと。
もう1つは,現金給付による社会保障の任務の中心を.、賃金代替に置くということ。つまり,「病気、失業、高齢退職というような正当な理由で賃金を失ったときに給付されるような社会保険に純化していくといこと」。

また,前者について「給付給付は地方政府にしかできないので,そこから地方分権という方向が出てくる」
そして,「中央政府がミニマム保障を引き受ける」(以上,金子・神野p123-126)。

この点についてもっと知りたかったので,晦日は神野直彦『「分かち合い」の経済学』(岩波新書,2010年)。
ネット上でジュンク堂に在庫を見付け,取り置きを依頼。ジム帰りに受取,ファミレス読書。
しかし,期待と異なり,(大先生には失礼だが)理念先行の様な印象を受けた。

例えば,スウェーデンの「オムソーリ」(ソーシャル・サービス)を支える「悲しみの分かち合い」という思想,と「ラーゴム」(ほどほど)という発想の紹介。
戦後日本企業の擬似共同体という位置づけ。
あるいはそもそも市場と共同体の二項区分。

藪入り後

今年は最後の土日が27,28日のために,26日(金)には御用納めという日の巡りと,久し振りに原稿を抱えていない,ということもあって,趣味,あるいはせいぜい教養として読書に勤しむことが出来た。



12月27日28日の土日こそ原稿の校正に当たったが,
まず,29日(月)グローバリズム関連で選んだのが金子勝・神野直彦『失われた30年--逆転への最後の提言』(NHK出版新書,2014年)。


関心を覚えたことはいくつもあるが,
その一つがウォルター・コルピの「再生産のバラドックス」(パラドックスは逆説の意)

社会的扶助支出(税金による救援,例えば生活保護)の比率が高いほど,ジニ係数も相対対的貧困率も高い,つまり格差が大きい。
逆は逆だが,日本だけ社会的扶助支出も低いのに,格差も大きい。

要は新自由主義批判。

2014年12月27日土曜日

久し振りの祝日は時間切れ

祝日なんて2月に2,3度あるものの。。。以下同文。

12月23日(火),ドトールコーヒーにてネットサーフィンしつつ,併設の書店で文庫・新書コーナーを巡回しつつで,昼前後に2冊ゲット。

欲張りなのか1章ずつ交互に読んだため,どちらも1/3程度というところで終了。
贅沢な気分を味わった。

2014年12月21日日曜日

久し振りの日曜日

日曜日は7日毎に訪れる。
しかし,この3,4か月大小の締め切りに追われる生活で週末もカフェ出勤していた。
久し振り,あるいは束の間の日曜日もカフェへ。


近所のドトールコーヒーにてプロインタビュアー吉田豪の『聞き出す力』 。言ってることは、批評するのではなく「ジャッジは読者に委ねる」「自分語りは話を引き出すための道具、裏方に徹すべし」「下調べは最低限の礼儀」「テクニック以前に一般常識が非常に大事」等、基本的、原則的なこと。しかし、振り返ってみて、守り抜くのは難しい!



そのままドトールに居座って、NHK取材班『女性たちの貧困』。貧困と言っても、シングルマザーになってのケースと、貧困家庭の育っての連鎖ケースは少し違うように思うが、「貧困とは「お金がない」だけでなく「教育」や「情報」が欠如している状態」(213)には納得。

この間、

12月13日 山形市高瀬紅花ふれあいセンターで開かれた仙山交流シンポジウムに山形・仙台圏交流研究会として参加。懇親会では乾杯の音頭を取った。「軽輩ですが、若輩ではなくなった」ので。
12月17日 学部教授会後、忘年会。ビンゴゲームはトリプルリーチ状態のまま終了。
12月18日 宮城県庁で開かれた「みやぎ・やまがた連携ネットワーク会議」第1回に山形・仙台圏交流研究会を代表して参加。夏の準備会同様学部と研究会の紹介を今度はパワーポイント用いて説明しようとしたが、制限時間5分をオーバー。ストップ!が入った。

2014年12月8日月曜日

初滑り

早朝,学部玄関の前で転んでしまった。
路面凍っているとわかっていて,アイスバーン対応靴底のウォーキングシューズはいていて,だからよほどボッーとしていたのだろう。
尻餅をつき,右肘を打ち,右掌には擦り傷。
「油断大敵」

12月6日(土)は午後から東北学院大学土樋キャンパスにて三大学合同ゼミ「地方消滅」

半田先生(前列中央)がデジカメをすまほでBluetoothで遠隔シャッター
さかなや道場仙台西口店

2014年12月1日月曜日

間近に実感

週末は風邪でダウンした。
金曜日は咳だけだったので,自宅直帰後,静養していたが,
土曜日朝には発熱。
近所の医者からは「週末38度を超えたら,インフルエンザの虞がありますから,急患センターに行って下さい」

脅しだと思っていたら,すぐに38度を超えた。
しばらく静養すると温度は下がるの繰り返しで,
月曜日早朝,ようやく平熱近くまで戻った。

心当たりはある。
ここ2,3か月大小の締切りに終われ,
いよいよ最終局面。
昼食を摂ると眠くなるので,
フルーツなど軽い物で済ませてきた。
しかし,軽いだけでなく,カロリーも小さい。
26日,教授会報告の最中に軽い立ちくらみがしたくらいだ。


ここ数年,1シーズン2,3回は寝込んでいる。
未だ11月末と,油断していたのだろうか。
今年の降雪は間近と実感した。