2013年9月28日土曜日

プロセスがあって良かった

9月26日 東北楽天イーグルスがパ・リーグ優勝を決めた。
球団創設以来ずっと応援してきた。
週末ホームで試合がある時は,30数分,自転車を漕いで応援に駆けつけていた。
勝率が5割を超えたシーズンはほとんどなかった。
つまり,負ける確率が高かった。
宮城球場から仙台駅までは勾配の緩やかな上り坂だが,
負けた後は自転車のペダルが重かった。
「いつか優勝する」とは思っていたが,
こんなに早く来るとは思わなかった。

まして今シーズンは,交流戦以降,忙しくて応援に行けなかった。
その間に,首位を走っていた福岡ソフトバンクホークスが勝手に転んで(失礼!),
順位が上がっていった。

初めてAクラス入りした2009年シーズンは最終版まで3位を確保できるか,
埼玉西武ライオンズや福岡ソフトバンクホークスと競っていたので,
はらはらどきどきが続いていた(結局,2位)。
ところが,今シーズンは天王山らしい試合がなかった。

今週も埼玉西武ライオンズとの3連戦は逆転負けばかりだった。
当日も途中経過をチェックした時は,イーグルスは負けていたし,優勝マジック対象相手のロッテが勝っていた。
マジック2だったから優勝は今日もお預けと思っていた。

ところが,21時ゴロ過ぎかえってBS放送の試合中継を映すと,8回1点差で勝っていた。
他方,ロッテは逆転された状態というニュースも入ってきた。
9回裏は田中将大投手が救援に出て,ランナーを出したものの,リードを守りきり,優勝が決まった。

翌朝,スポーツ新聞二紙を買ってみたし,
ネットニュースを読み漁ってみたが,,
実感は依然として湧かなかった。

あの低迷は何なんだろうか。
どうして低迷を脱したのか。
途中ステップが見えない,ことが大きな原因のように思う。

シーズン 順位 リーム打率 リーム防御率
2009年 2位 3位 同率3位
2010年 6位 6位 4位
2011年 5位 5位 3位
2012年 4位 同率3位 3位
2013年 優勝 2位 2位
田中将大投手が負けなくなったのは昨シーズン末からだが,勝ち続けたのは偶然も多い(いつかは記録が途切れる)。
その他の投手は合せて勝率5割前後だ。
外国人スラッガーAJ,マギーはOPS(出塁率+長打率)が高買ったが,二人とも今季加入選手だ。

徐々に強くなるプロセスを共有する楽しみを与えられなかった気分だ。

2013年9月22日日曜日

費用負担と事故処理の主体

福島第一原発の汚染水漏れが次々と発覚し,
五輪招致を決定するIOC総会を前に
安倍首相は、税金の負担で凍土壁の導入するなど「国が前面に出る」ことを表明した。

しかし,費用負担と処理主体の問題は別だろう。

現在は,旧民主党政権も現自公政権も東電が賠償及び原発処理の主体,という考えである(東電存続方式)。
賠償機構への他の電力会社や国の出資という形で税金は出て行くが,
あくまで賠償当事者は東電である。
事故処理も同様で,
初動時に馬淵議員が主張した遮水壁導入が見送られたのも,
汚染水の貯蓄タンクに溶接式でなく,ボルト式が選択されたのも,
私企業としての東電の判断による。

賠償主体として存続させるために(何十年も掛けて賠償財源を捻出するために)電気料金値上げも認められ,
そのたびに非難を浴びる。
社員のボーナス支給にも「事故を起こしておいて」と非難を浴びる。
いわば,悪役として矢面に立たせ続けられる。

これでは社員のやる気も失せるのではないか。
若くて優秀な社員は辞めていくのではないか。

事件の責任を問うのと事故処理の問題とは分けた方が良い。

東電を破綻処理しても(費用負担の優先順位を株主,融資元に求めて),
賠償にはとうてい足りないので税金が大幅に投入される。
しかし,税金投入は存続方式も同じだ。
何より国が事故処理の主体であることが明らかになる。

今のままでは私企業としての限界が露わになってから,国が前面に出ていく,の繰り返しになるのではないか。




イメージだけで語るのは禁物

というのは自分のこと。
前回,田中将大投手の先発・完投試合を観戦して,力を抜くことを覚えたように表されているが,「相変わらず球数が多い」と感想を述べた。

しかし,これはその試合でのことであって,
1シーズンを採ってみると,リーグの中でももっとも球数の少ない投手であることがわかった。
しかも,この数シーズン、その傾向がますます高まっていた,成長していたのだ。

例えば,「プロ野球ヌルデータ置き場」というデータサイトの「P/IP」は1イニング当たりの投球数を指す。田中投手は現在,パリーグ1位だ。

観戦に熱中していると,「四球で余計な打者を出した」「球数が多い」などと感じてしまうが,
客観的に観ると,全く逆であった。(BB/9(一試合当たりの四球数)もK/BB(一四球当たりの三振数)も今季1位)

イメージで語るのは禁物だ。

2013年9月17日火曜日

往きはよいよい

関西を中心に川の氾濫,浸水を齎した台風18号。
直接被害に遭われた人にはお悔やみの言葉しかないし,交通網が寸断され,三連休に行楽に出ていた人々はお疲れ様という他ないが,
個人的には、大型台風が来る来ると丸二日も身構えていたわりにはあっけなく通り過ぎた。

15日は昼前後に大雨の他は平穏だった。
翌16日は未明から朝までザァザァ降りだったものの,午前中はお湿り程度だった。
昼頃から風雨とも強まり,自宅マンションのベランダ間仕切りが揺れる音が続いたものの,
15時過ぎには外が徐々に明るくなり,風雨とも収まった。

個人的にはプロ野球東北楽天イーグルスの試合が2日続けて中止になった位で,
2日ともジムに通い,雨が止んでいる間に近くのドトールコーヒー行脚したり,ファミレスに通ったので,普段の休日と余り変わらなかった(普段の過ごし方がツマラナイかも知れないが)

15日朝,近くの歯科で歯列矯正の器具を外された。
その代わりに歯列が元に戻らないように当分の間,リテーナーを付けることになった。
「当分の間」というのは「矯正期間の2倍」とのこと。
大震災前から矯正を始めたので,震災直後の空白期間を除いて矯正に2年かかったとして,4年も装着することになる。

矯正器具は値長の度に調整されるものの,その間は固定されているのに対し,リテーナーはマウスピースのように嵌めるものだ。

器具を着けていた間は,締め付けられて歯が痛いのは毎回の締め直しの一時だけで,後は歯が徐々に動くことによって金具の端が唇の内側に当たるようになったことがあったくらいだったが,
リテーナーになると,三度三度の食事毎に外しては着ける必要がある。
煩わしいことこの上ない。

歯列矯正,歯が徐々に動いて,お医者さんから「患者さん,歯の動きが早いですねぇ」「若いんですねぇ」と煽てられていたうちが華だった。

2013年9月15日日曜日

見当が付かない

 9月13日 夕,交流戦以来3か月ぶりに球場。東北楽天イーグルス6x2大阪オリックスバファローズ

--21連勝お目出とうございます。
「記録のことを気にすると軸がずれるので,本来の投球をするように気をつけています」
--田中投手の目指すところに達するにはあと何連勝必要でしょうか?
「連勝記録のために投げているのではないんで。チームの優勝が第一です」

8,9回でも時速150kmの直球が投げられるのは驚異,というほかない。
ここ1,2年は「ギアチェンジしている」「何段もギアがある」と評されている。
普段は力を抜いて投げていて,ランナーが溜まると一段ギアアップして打たせない術を覚えた,都。

しかし,久し振りに生で見てみたところ,依然として球数が多い。

今回は「救援陣を休ませるために」大量得点でも完投し,7回,9回と失点している。
またエラーがらみで自責点は1に止まっている。
これらの点を考慮しなければならないが,じょばんから球数が多かった。

「ここぞという時だけギアアップする」と言われながら,未だ余計な球を使っている。
まだまだ体力勝負のところがある。
ダルビッシュ投手や岩隈投手に比べると,明らかなように思われる。
(言い換えると,さらに向上の余地がある,末恐ろしいとも言えるが。..)

 9月14日 スタバ,球場,ジム,スタバ。
 東北楽天イーグルス1x2大阪オリックスバファローズ
 田中投手登板の次の試合は負けるというジンクスを承知の上。
大リーグ434HRのアンドリュー・ジョーンズ"AJ"を見たくて通ってみた。

しかし,打てない!
13日は4打数1三振1四球。今日は同じく4打数2三振1四球。
「打率.237の四番打者」というのもスゴイものを見た。

 年棒の安い外国人選手で数を稼いでいたのを,高くても,実績のある外国人AJと契約するようになったことが今季,楽天が優勝街道を突っ走る最大の原因だと思う。
 AJは打率こそ低いが,四球が91と多く,次のマギー選手とランナー有りで勝負せざるを得なくなっていたからだ。

不思議なのは
相手バッテリーが敬遠する場面で四球とは限らない,ということ。
ランナーいないのに四球を選んでいる代わりに,
ランナーいても勝負され,三振か凡打。

「ホームランか三振」の外国人強打者は多く見てきた。
敷かし,「四球か三振凡打」は「何打者」と位置づければ良いのか,見当が付かない。



2013年9月11日水曜日

情報収集

月末締切りの解説記事に備えて週明けより情報収集本格化。
「第6次産業化」「防災行政無線」「第3次総合発展計画」

しかし,調べるのは切りがなく,
調べるだけでは原稿は1字も埋まらない。。。。

11日水曜日は,関係なく院生の奨学金推薦状作成。
気付けば, 大震災から2年半。

2013年9月8日日曜日

八幡すずめ踊り

9月8日(日) 大崎八幡宮門前の八幡町ですずめ踊り。

朝から雨だったが,ちょうど小雨になった13時過ぎより作並街道(国道48号線)上り車線を封鎖して次々演舞。

一緒に見ていた母親は「みんなで街を盛り上げようとしているのが良い」と,花笠祭りを見学した時と同じ感想。
少子化で夏祭りの子供御輿が絶えて久しい田舎から出てきたため,次々に行進する祭りに感心しきり。





2013年9月7日土曜日

感想は控える





9月6日は岩手の高校訪問。

面談の内容を勝手に漏らすわけにはゆかないので,外形的事実を一つ二つ。

理系志向が高まっており,文系クラスから理系クラスへの編成替え(文系1減理系1増)が生じている。

但し,理系クラスには看護志望も含まれる。

最近の高校生は純粋に「将来,何をやりたいか」で志望先を選ぶ傾向にあるが,
地方都市で目に付く職業と言えば,教師と看護師くらいで(サラリーマンでは仕事の中味が見えない),
文系では教師志望,理系では看護士志望が増えているようだ。

「身近なものを選択する」傾向は大学生についても感じるが,このことについての感想は控える^^;。

2013年9月5日木曜日

あげつまにて

9月4日(水)  「揚げ妻」 にて非常勤講師にお迎えした片桐幸雄さんの歓迎慰労会。
左に田中史郎宮城学院女子大教授,右に半田正樹東北学院大学教授。

2013年9月3日火曜日

学生目線

9月3日(火) 午前中,県政に関し新聞記事検索。
昼休み,非常勤講師にお招きしたKさんとダイニングヘリアン。
午後,第15回基盤教育ワークショップ「学生による学生支援」
就職か,図書館,大学生協それぞれでの学生の関与が一般学生にとってはどううけとめられているか,が知りたかった(図書館はアンケートを採っていたが)。
というのも参加している学生の満足度は高いということは本人の報告からハッキリわかるが,学生の参加といっても数名から十数名の参加で全体の学生からすれば僅かだからだ。

これは自分が進路指導委員を務めていた時も課題であったが,
意識,ここでは就労意識の高い学生は自ら必要なセミナーを選択して積極的に参加するから,全く問題ないが,
自分からは参加しない学生,参加していても就活の途中で頓挫するなどして参加しなくなった学生をどのようにフォローしてゆくか,が最大の問題だからだ。

もちろん一方的な指導はすべきでもないし,効果も見込めない。
しかし,完全に放っておくわけにもゆかない。
初職時に非正規雇用になる確率が高くなっている今日では,本人が想像する以上に不利益が及ぶから。

その間合いの取り方は,学生自身の方が目線に差が小さく,適している
その話を聴きたかった。

2013年9月2日月曜日

完オフも徘徊先は同じ

8月末で一仕事終わり,9月になると会議がハッタリ,月末締め切りの仕事が控えているなどあるため,8月31日(土),9月1日(日)を完オフとした。

しかし,予定を立てていなかったので,
自宅にある本を読んだだけで終わった。

1つは葉室麟『風の軍師 黒田勘兵衛』(文春文庫)。
もう1つは横山秀夫『動機』(同)

前者は葉室ファンの母が買ったもの。
史実(本能寺の変,秀吉の朝鮮出兵,関ヶ原の戦い)に想を得たファンタジー,というか「こうも解釈できるし,その方がワクワクするだろう」という空想。歴史物として期待すると,肩すかし。
その意味では,歴史物好きの母が好いていることの方がファンタジー!

後者はGW頃,ブックオフで数冊横山作品ばかり買った時の1つ。
心理を突いたトリック4篇。
推理小説はほとんど読まないので,トリック自体についてはわからない。
また警察内部を描いているといっても,腐敗・不正の描写は新味は感じない。
どの組織にも腐敗の温床はあり,あるい程度の確実で実現・露呈している。

しかし,警察も地方新聞も己の人事の行く末を気にする人々の集まりということを描き出した,という意味では面白い。
テレビドラマだと,出世欲のみのキャリアvs評価に関係なく職務に専念する地元採用職員というステレオタイプの描き方に終始しているからだ。
日本推理作家協会賞受賞の表題作は上品。「逆転の夏」は手が込んでいる(意外)。他2つは普通^^;


月末は締め切りに追われていながら,仕事が進まず,気晴らしのつもりのFacebook投稿を頻繁に繰り返してしまったが,
いざ完全に休養となると,することもなく途惑ってしまう。
おまけに自宅のソファーでは居眠りを繰り返し先に進まないので,
近所のドトールコーヒーに逃げ込んで,一服。ならぬ一読。
結局,仕事に追われていたいつもと変わらない行動パターンだった。