2017年12月31日日曜日

この1年

この1年追ったテーマは,

  • 生産過程論の埋没の影響
  • 労働組織と労働の多様性

であった。

 いずれも生産的労働概念を基軸に資本主義的生産様式における労働の多様性,多様化を分析しようとした前者を補うものであった。

 元々は春までに投稿する予定であったが,それは果たせなかった
 さらに,講義科目を固めている前期の間,検討を続けるうちに一本の論文として論じるのは難しく,
 方法論的な前者と労働組織の多様性を検討する後者の2つに分けることになった。
 実際に筆を執ったのは8月下旬からで,それぞれ2ヶ月ずつ掛けて書き上げたものの,後者は結論部分になお曖昧な部分が残っている。今にして思えば,練り方が不足していた。
 しかし,その結論部分,すなわち多様性は労働組織よりも労働,また労働の多様性といっても調整労働のようなヨコの連結に際し重要なものもあれば,技術革新に伴い新たな発生もあいうる,を踏まえて,次に賃金制度の多様性へと分析を進める予定。

 こうした研究は,検討対象となる論稿に少し惹き引き摺られすぎた面も含める。
 また,現実経済との関連性も見えにくい。

 しかし,理論的な検討の意義はむしろ資本主義的生産様式の内容理解を豊富にして,現状分析,政策判断の足しにすることにある。
 来年も同様の試みを続けるほかない。

2017年12月30日土曜日

振り返って

馬見ヶ崎川(12月12日)
最近は学内のことを公にしにくくなり,他方でFacebookのように簡単に近況報告できる術が広まって,ブログの更新は滞ってしまった。
キャンパスの銀杏並木(12月12日)

厚生会館前中庭(12月12日)





この1年何をしたか,そのとき土器でFB投稿したために,振り返って思い出すことが少ない。
自分の関心に絞れば,愛から図「多様な労働の理論的位置付け」という観点から,労働生産過程論を追い,労働組織論ないし労働の多様性論を追ったくらいか。

田舎を引き上げ,帰省先を失ったせいか,年の瀬という感覚もない。
年末年始だろうと,飛び石連休だろうと,自分の関心を追うことに変わりはない。
自分の関心にしたがっているだけでもよしとしようか。

課題,テーマを抱えつつ新年へ。
国道286号線(宮城県柴田郡今宿辺り。12月26日)


キャンパス近くの三叉路(12月28日,朝)

小白川キャンパスの東側(12月28日昼休み)


あこや公園(12月28日昼休み)

キャンパスも御用納め(12月28日昼休み) 
年の瀬を迎える大学図書館(12月28日18時前)


年の瀬を迎える中庭12月28日18時前,生協食堂前)





2017年12月15日金曜日

そうなのかなぁ

 2017年12月15日(金)の朝日新聞朝刊。「(私の視点)無償化と学の独立 問われる大学研究者の質」でフェリス女学院大学教授の高田明典教授は,政府による大学教育への財政支援は,アメとムチ両面があるとして,
「「「ムチ」とは2015年6月の文部科学省通知「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」にみられる方向性を指す。主として人文社会科学系学部の廃止や他領域への転換を求める内容とされ、無償化ともなれば、その方向性は私学を含めた全大学に及ぶだろう。「文系の学問も役に立つ」という反論は、本質をとらえていない。この問題の本質は教員の質であるからだ。」と述べられている。
 その後,文系研究の業績評価に難しい面があるものの,論文の本数からある程度は可能と述べられている。「緩くみても、論文数が年齢から35を減らした数より少なければ、「まともな研究者ではない」「研究はしていない」と考えた方がいい」。
 そして,最後に「学内での「業績審査の厳格化」がなかなか受け入れられがたいのは、それが「不出来な同僚を指弾する」ことになるからであろうが、大学の矜持(きょうじ)が問われる」と結論づけられている。

 そうなのかなぁ。
 業績評価については,高田教授も最初に「もちろん論文の質や、扱う問題の大小や難度こそが重要だが」と留保されているように,単純に本数では計れない問題がある。もちろん,10年15年をとれば,超大作を構想中,途中報告もできないでは済まされないが。。。

 そもそも,政府が推し進めている大学の選抜,選別は教員の研究者としての質を基準にしているのか,根本的に疑問である。

 同日の同紙記事「(検証・2兆円パッケージ)大学に「体質改善」迫る 高等教育無償化8000億円、学生は支援」では,「学生への支援と引き換えに、大学は外部人材の受け入れなどの改革を迫られることになる。背景には「大学は社会のニーズに応えていない」という政府側の不満がある」。
 この場合の「外部人材」とは研究者とは限らない。あるいは研究の質を基準にしていない。いわゆる「地域貢献」「地域振興」の実務型人材であろう。
 もちろん,地域の経済や政治,あるいは社会について真摯な研究を積まれている研究者もいらっしゃる。
 しかし,政府が大学,特に地方大学に求めている「地域貢献」は研究者に限定されていないのではないか。
 地域に関する研究者だけでは全学生を対象にした必修型カリキュラムを組めないからだ。
 勢い専門外の教員を投入したり,研究業績の乏しい外部人材が登用される。

 今の,「ユニバーサル」化した大学が学問ベースの教育だけで良いか,という問題はある。
 また地域に出るフィールドワークが学生の学習動機を刺激する面もある。

 しかし,それを超えて地域学習を量的に拡大する方向で財政誘導されかねないのが,現在,政府が進めようとしている高等教育への財政支援の「ムリ」ではないだろうか。

2017年12月14日木曜日

 先週末,山形市で東北職懇(職種別懇談会)。
 中心テーマは「非正規教職員の無期転換」。

2017年12月3日日曜日

第33回三大学合同ゼミ

12月22日 第33回三大学合同ゼミ。年2回の開催だが,少人数ゼミのため山形大学での開催は2年半ぶり。
三大学4つのゼミの普段のテーマは様々であるため,うちのゼミ生が合同ゼミ用に設定したテーマは「その結婚,幸せですか」。
 第1ターム「結婚,離婚に伴う効用,費用」
 第2ターム「どのように改善すれば良いか」
 教員による講評で述べたこと;1)目に見えない費用をどこまで摘出できるか期待したが,そこそこ挙げられていた。2)主催者側は,第2タームの方向性を,婚姻率を高める方向か,個人の選択の障壁を取り除く方向か,明確にした方が良かった。
 後で言い足りないと思ったのは,1)こんにち,家族の期待・維持ではなく,自分の意思で婚姻を決めているということは,どこまで厳密かは別にして,利害得失をベースに行動している,2)特に商品経済社会では,その利害特質を効用と費用として数値化されやすいため,行動がより算盤尽くになっている,あるいは効用費用に行動が引き摺られ易くなっている。3)他面で,自分の費用に上らない他人の費用には無頓着になりがちだ。

終了後,大学生協のテラスで懇親会。

 三大学合同ゼミを初回から引っ張ってくださった半田正樹先生(東北学院大学)は,来春退職されるため,参加されるのはこれが最後だった。
 先生の最後の合同ゼミを山形大学で開催できて幸いだ,と思っている。

2017年11月26日日曜日

恩師と聴く

 11月25日 恩師福留久大先生を仙台空港までお迎え。10時12分発,仙台駅右記の仙台空港アクセス鉄道は徐々に沿線から乗り込む客が増え,最後は満員。

 駅からイベントのある東北学院大学土樋キャンパスまで徒歩。
 「歩いて20分程度ですよ」という自分の見込みは外れたが,先生は福岡市内はたいてい自転車で移動されているとのこと。「それでも九大経済学部まで50分以上掛かるようになりましたよ。以前は40分だったのに」

 土樋キャンパスホーイ記念館にて仙台羅須地人協会主催のシンポジウム「土に聴く--震災後の東北農業の課題」。

 早めに着いたので,先生について,パネリストの打合せにも参加。
 最近耳が遠くなったと仰る先生は最前列で,自分は中程で拝聴。








終了後,駅前のかこいやにて大内秀明先生を囲んで懇親会。
マルクス理解における(『資本論』刊行後に起きた)パリ・コミューンの重要性。
そして共同体。
80代半ばにしてなお意気軒昂な大内先生のお考えに触れることができた。
 

2017年11月22日水曜日

朗報

 構成について練った末に筆を執ったつもりが,先細り。
 このまま月を超してしまうと,来月は月初めから学会の仕事に追われ,そのまま年の暮れとなる。

 暗い見通しで気分も暗くなっていたとき,若い研究者から某国立大学に赴任したとの知らせ。
 自分たちの研究分野は,今はあまりはやらないし,基礎研究だから大学でも注目度が低い。
 そのような折,若くて優秀な研究者がポストを得たという報せは光明以外の何物でもない。
 若人の活躍を祈るばかりである。

2017年11月14日火曜日

そうこうするうちに

 月が改まって筆を執り始めた労働組織や労働の多様性,構成を練ったつもりが,暗礁に乗り上げている,と現状報告しようとして早半月を超えた。

 そうこうするうちに,先週末,恩師,福留九州大学名誉教授より,月末,仙台羅須地人協会のイベントに参加するとの連絡を受ける。いよいよ火が付いた。
そう

2017年10月25日水曜日

未だに連絡がない

1か月くらい前,まだペナントレースが終わらないうちに,日本シリーズのチケット先行予約の案内が届いたときは,案内を開封もしなかった。

 今シーズン,東北楽天イーグルスは交流戦前までは連敗がほとんどなく,首位を独走していた。
 しかし,その前後から茂木,ペゲーロなど主力打者が故障リタイアすると,成績は急降下。
 最終的には3位でAクラスに留まり,プレーオフ「クライマックスシリーズ」への進出権は得たものの,その先の対戦相手,西武,ソフトバックには大きく負け越していた。日本シリーズ進出など「万に一つ」もないことのように思われた

 ところが,クライマックスシリーズ1stステージ,2位チーム西武に2勝1敗と勝ち越すと,2ndステージでもソフトバンクに2連勝。リーグ優勝チームのアドバンテージ1勝を加味すると2勝1敗になった。
 しかも, 1stステージで登板した先発三本柱,則本,岸,美馬は2ndステージの初戦,第2戦には登板していない。三本柱を残しての2ndステージ2連勝だから,残り4戦で2勝すれば良い楽天イーグルスの優位は揺るぎないものに思われた。
 ようやく案内を開封し,第7戦の予約の抽選を申し込んだ。

 ところが,三本柱が先発した第3戦以降,よもやの3連敗。
 シーズンフル稼働の三本柱も,リリーフ陣も既に疲労が蓄積しあっけない終幕となった。

 抽選の結果は24日10時以降,発表されるとのことだったが,未だに連絡がない。

2017年10月16日月曜日

労働の多型性とそのあり方

 先週末,帰りの市内バスでようやく気付いた。
 秋本番だ。
 女性客はみな秋冬物のコートを羽織っていた。

 季節の移ろいにも気付かなかったのは勉学に集中していた,というわけではないが,
 先月末紀要原稿を投稿後,直ちに次の論文の構想固めに入った。

 元々一本の論文と考えていたのだが,
 検討する論者の理論的枠組みが独特,独創的,ユニークなので,
本題の「労働の多型性」 を検討するには
全体の理論的枠組みの学問的位置づけをまず明らかにする必要がある,と考え,
2つの論文に分けることにした。

 したがって,本論は次稿なのだ。
 テーマは,資本主義における労働の多型性の表し方,論じ方。
 労働の多型性はどこに現れるのか。
 労働組織という枠組みなのか,一つ一つの労働なのか。

 資本主義という社会構成の多様性を念頭に置くと,まとまりをもった前者を想定するのはもっともだが,果たして可能か。
 この間,といっても昨年来,あるいはその前から,簡単なノートは何度も作り替えているので,実際に筆を執る前に,論文の構成を練る必要がある。

2017年10月12日木曜日

仙石ラインで

 10月11日 前日に続き宮城学院女子大学での講義をあさイチで済ませ高校へ。
 本日は出前講義ではなく、石巻好文館高校に赴いて進路指導の状況も聴き取り。



聴き取り内容を一々ここでは披露できない。

大震災の被災,復興地ならではの課題,共学化した旧女子校の抱える課題は興味深かった。

帰りの電車まで間があったので1時間近くお邪魔してしまった^^;。

旅行の思い出と出張講義

 10月10日 東北新幹線で那須塩原駅へ。
 高校での出張講義のために下車した。高校が準備したマイクロバスで出発を末間古い記憶がよみがえった。

 2006年11月初め,文化の日,温泉旅行の仲間とここで合流し,レンタカーを借りて那須高原を観光した。
 茶臼岳に登り,硫黄分の強い「鹿の湯」に入った。弁天温泉旅館では食べきれないほどの夕食が出て来た。翌日日光に向かい,東照宮等を見学した。連休とあって日光近くは大渋滞だった。夕方東武線で東京に向かい東京在住の友人を交え会食した。

 栃木県立大田原高校は,今春、登山講習中の生徒、教師が雪崩に遭っている。
 まずご冥福をお祈りします。



 講義は「年金のはなし」。
 最初に年金のしくみと課題のみ解説し,生徒に時間を与えて対策を考え,提案してもらう。そのうえで,前期基盤教育で大学生が考えた提案や政府の施策と対照させる。
 欲張りだったか,やはり年金制度は細かいうえに,課題,対策と山盛りになってしまったか,高校1,2年生には迂遠なテーマなのか,生徒には戸惑いもあったようだ。
 回収したレスポンスカードを見ると,「授業で習った社会保障の世代間格差のことを思い出した」という感想もあれば,「難しかった」との感想もあった。

 課題と対策の対象に焦点が移り,本来のテーマ,年金制度の諸課題をもたらしている経済社会の変化の解説が急ぎ足になったことが反省点だ。

2017年10月7日土曜日

ストレートに

 先月投稿した論文は,ある論者の労働過程や生産過程に関する理解をベースに,生産力視角や剰余視角の展開を検討したため,つまり理論の枠組みを問題にしたため,引用が多かった。

次回はストレートに労働の多型性の扱い方を検討したい。

 10月6日 「経済原論演習」 後期テキストの候補,希望を出し合う。
話し合いの末,3年生が持ち込んだライシュ『最後の資本主義』に決定 。

2017年9月30日土曜日

再確認されたのである

 本稿では,生産過程論埋没という視点で..原論の労働章,特にその労働過程論を検討した。
その結果,..の場合,宇野継承者のように,生産過程論が形式に流れていたわけではなかった。むしろその前提としての労働過程論が,客観的に存在する自然過程に対し,意識のうえで選んだ目的物を自然法則に従って取得するだけの受動的過程として形骸化すると同時に,それを目的である生産物の観点から捉え返した,生産手段および生産的労働の有機的連関の考察,生産過程論は確立されなかった。

 また,その影響も,生産的労働と不生産的労働の無区別,生産的労働と価値形成労働の混同に止まらなかった。同質的な労働を前提にした労働の量的拡大,生産力視点や剰余増大の視点が労働章では打ち出せなくなっていた。そのため,過程の収支に着目した生産・消費規定と相俟って,協業,分業は生産力の問題ではなく,単なる労働組織の問題として扱われるに止まり,労働組織や賃金制度は,剰余価値増進という観点からではなく,純粋に労務管理的視点での考察に止まることになった。

 労働過程および生産過程の設定は,「労働の同質性」抽出に止まらない理論的意義を有することが再確認されたのである。

 以上は,筆を執った後に,2,3度構成を見直した紀要原稿の「むすび」。
 昨9月29日提出

 同日はまた2年生,3・4年生それぞれのアドバイザー懇談会。
 いわゆる担任教師として前期の成績表を渡し,後期修学上の注意を促す。

 

2017年9月19日火曜日

見通し甘さ痛感

 更新が半月以上空いた。
 論文を書き始めたものの,当初の見通しよりも問題の広がりが大きく,なんじゅうしていた。あるいはいる。

 当初は生産過程論の埋没が生産論の内容,構成にさまざまな影響を及ぼす。
 具体的な影響については別項で検討するにしても,生産過程論埋没の基本的影響は説明できる,と考えていた。

 しかし,取り上げた論者は生産過程論が埋没していただけではなかった。
 そのため,生産論への影響,因果関係も一筋縄では説明できない。


 執筆が進まないわけである。
 見通しの甘さを痛感した次第だ。

 9月16日 武蔵大学にて『資本論』150年記念シンポジウム
 9月17日 駒沢大学にて学会関連会合

2017年9月5日火曜日

同じようなもの

 論文の方は,構想の見通しの甘さが響いて月末再度手直し。
 どこまでを論点とするかにまだ迷いが残っておりが、確かな他者の論説の紹介,引用部分が削ったつもりでも多くなっていた。
 論旨を明確にするには,引用をさらに削ったり,補足的説明などを註に落とすしかない。
 その見極めに手間取っている。

 そうこうするうちに,風邪を引いて寝込んでしまった。
 風邪を引いた理由は,単純な寝冷え。急に気温が下がったのに油断していた。

 土曜日9月2日,かかりつけ医に駆け込んだときは熱はなかったが,
土日自宅静養しているうちに発熱。
 論文の締め切りが月末であるうえ,15日を目処に報告書2件,書評へのリプライ1件を提出しなければならない
 風邪を治すには静養するしかないが,おちおち静養もしていられない

 ところが,4日月曜日登校して溜まった仕事をこなしているとまもなく平熱に下がった。
 朝までまだ頭がぼっーとしていたので、これはもうワーカホリックと称される人々と同じだ。

 量を伸ばせば、生産性は落ちる。これも同じだ。

2017年8月27日日曜日

埋没

 ノート,構想スライドばかり作り替えて要約筆を執ったのが20日前後。
 1週間もしないうちに頓挫した。

 なかなか書き出しにくい。
 そこで論者の論述に即して論を進めることにした。
 論者の主張を引用を示し,要約してみせ,そしてコメント。
 引用・要約がベースだから書きやすい。

 これでは結論がぼやける。
 論説へのコメントでも結論,こちらの見方・考え方は打ち出せる。
 しかし,筋立ては自分のものではないから結論までが遠い,またこちらの打ち出したい見解が論者の見解,枠組みに引き寄せられかねない。
 読み返してみても,話が長いだけで遡及力は弱い。
 
 こちらの論旨が埋没しては執筆する意味がない。
 こちら本意の筋立て,生産過程論の埋没を主題にすることにした。
 
 10日もしないうちに構成を変えることになったのは見通しが甘かったのが最大の原因だ。しかし,経験からいえば,一旦書いたものを廃棄しない限り,自身の納得するものを作ることはできない。今回もその点を期待したい。

2017年8月21日月曜日

羨ましい思い出

  話は前後して,8月19日午後から研究会に参加。
 故馬渡尚憲東北大学名誉教授が主催されていた仙台経済学研究会第34回大会。
 こちらは自分の論文がままならないため,懇親会だけ参加するつもりだったが,耳学問のため小雨の中,徒歩で川内キャンパスへ。

 午後は家事労働や19世紀イギリスの女性経済学者等,少しテーマが近い。
 ただ,熱心な研究報告だったものの,それぞれ論点が多く,自分には直ぐには呑み込めなかった。勉強不足を反省。

 終了後,地下鉄を利用して仙台駅まで移動し,駅前の居酒屋で懇親会。
 先生の娘さんお二人が昨年に続き参加してくださり,往事のお話をいろいろ聞くことができた。
 弟子の研究指導が厳しかったということは以前から聞いていたが,ご家庭での師弟教育も...(以下割愛)。
 直弟子でもなく,年1回の研究会に参加させていただいた居候の身だったため,直接親しくお話ししたことはなかったが,先生の私生活面を少し伺うことができた。

 しかし,先生の印象はいまも変わらず,ご自身の学問研究と後継者育成に専念された方だった。
 それらの点は,自分には重要だとわかっていてもなかなか引き継げないでいる。
 どこまで実現できているかは人によるだろうが,引き継ごうという意思はお弟子さんみな共有されているのではないだろうか。
 羨ましい限りだ。

見届け

 8月20日 1か月ぶりに球場に駆けつけた。

 首位転落は初めてではないが,今回はそのままずるずる連敗。
 心配になって霧雨の中チャリを漕いで参上。
 霧雨は途中止んでは再開し,試合終盤では小雨となり,しっかりグランドをファンの心を濡らした。
 図らずも6連敗を見届けることになった。


 その前日には,10月初め〆切の紀要に向けて筆を執ってみた。
 スライド上に論点や構成を描き,何度も練り直し手は観たが,文章にしてみると,「繋がらない」「繋がり不明確」という点が多々出て来た。
プロット構成案と原稿を何度も行き来することになりそうだ。

2017年8月16日水曜日

再び登山口へ

 前回,8月6日は論文構想が「登山で言えば○合目」等調子の良いことを言っていたが,
期末試験の採点を終え,研究会,研究合宿で7日から3泊4日で出張に赴き,
戻っては「地域社会論」の期末レポートの採点にやはり3,4日掛かると,
つまり,1週間近く離れていると,研究会の前後にノートに目を通していたとは言え,半ば浦島太郎のような隔世感を抱く。

 もちろん,問題はインターバルがあったことばかりではない。
 論文の射程が定まっていない,迷いがある,ということなのだが,
話が長くなる,というか迷っていることをそのまま綴るわけにもゆかないので,後日見通しが立ってから触れる。
 ひとまず再び登山口へ。

2017年8月6日日曜日

登山口

 8月5日(土) 最後の期末試験の採点を終えた。
 非常勤で担当している東北学院大学「政治経済学I」の答案が241枚が残っていた。
 試験が7月31日だから結構時間が掛かった。2日,4日と会議等が入っていたこともある。

 実は,学部共通科目「地域社会論」の期末レポート,220余枚の採点は残っているが,こちらは通常の試験のような採点とは異なる。
 また,来週月曜日から4泊5日の出張を挟んで採点を中断させるわけにはゆかないので,通常の試験科目の採点だけは済ます必要があった。

 この感,東北楽天イーグルスは,助っ人外国人選手ペゲーロや抑え投手松井裕樹の故障リタイアで,成績が急降下していた。
 週末はホームで試合が開かれており,気になって仕方がない^^;。 

 また5日は,山形花笠まつりの初日を迎え,仙台では仙台七夕の露払い?,花火大会も開かれる。
 花笠まつりに最後に見学したのは4年も前だ。

 5日に採点を終えると,出張前にまだ1日残っている。
 しかし,とても見学,応援に出向く気力は残っていなかった。

 出張,レポート採点が残っているものの,いよいよ論文の執筆に取り掛かる。
 投稿先は紀要だが,単なる構想を形にする必要がある。
 要約登山口に辿り着いた心境だ。

2017年7月25日火曜日

寝ても覚めてもの7月末

 先の土日,7月22日,23日は降雨予想だったため,東北楽天ゴールデンイーグルスの応援にもゆかず,ノートの検討。
 まだ次の論文の構成は固まらないが,骨子となる論点は限定されてきた。

 しかし,24日月曜日になると,あさイチで宮城学院女子大学「社会政策論A」のおさらい3。
 第3のテーマのおさらいをしてもらって15回の講義を終えた。
 ごごイチの東北学院大学の講義「政治経済学I」を終えてから採点。

 担当科目を前期に傾斜させているために,7月最終週は毎日のように試験があり,答案を回収する。

 25日はオンライン出題した「経済原論」まとめシート3の採点。「経済原論演習」のまとめシートも届く。
 26日水曜日は,「市場と組織」のまとめシート3と学部共通科目「地域社会論」の期末レポートの回収。
 27日木曜日は,基幹科目「市場と人間の生活」のおさらいシート3と「専門基礎演習」のまとめレポートの回収。
 28日金曜日は「経済原論」の期末試験。
 31日月曜日は東北学院大学「政治経済学I」の期末試験。

 ほぼ毎日答案の回収があり,合間に同僚の科目の試験監督補助や会議が入っており,うかうかしていたら答案が累積する一方だ。
 
 前期の学期末には「寝ても覚めても採点」という日が2週間近く続くわけだ。

2017年7月22日土曜日

予約


 7月19日(火)、自著への書評が載った学会誌『季刊経済理論』が届いた。
 自分が研究してきたことを若い研究者がどのようにみているのか、関心のあるところだ。

 書評は、自著を丁寧に要約し紹介してくれており、感謝の言葉しかない。
 学会誌は、著者のリプライ掲載を認めているものの、その必要などない。

 リプライではないが、
 書評は末尾に論点3つ、単純労働と複雑労働の境界、賃金ないし労働力商品売買の個別性、不生産的労働の展望を示している。
 3点とも批評というより書評者の見解提示とも言える。
 しかし、学問上の論議を喚ぶために、敢えて論点を提示してくれたので、自分も所見を提示したい、と思った。
 早速、編集委員長にリプライの申し込みをした。
 9月初旬投稿の予約だ。

2017年7月19日水曜日

3往復

 先の連休,7月5-17日は,結局どこもで掛けず,自宅とドトールコーヒー,ジムの往復で終わった。
 午前,午後,夜と一日3回も店に顔を出すと,店員からも「またかぁ」というにやけ顔を返される。
 「行き場がないんだなぁ」「相手してくれる人がいないんだなぁ」ということだろう。
 
 見栄を張れば,行楽も考えてはいたが,立ち消えになった。
 何より平日なかなか時間が取れないなかで,ノートを読み直し,考えをまとめる必要があった。
 実際,読み返してみると,今まで見落とした点が見えてきた。
 
 しかし,俯瞰してみると,問題の広がりに対し,差し当たりの論点,射程をどこに置くかという迷いは解決しなかった。
 最終日は,翌日のことを考え,午前,午後の2往復に止めていたが,夜も通うべきだったかも知れない。
 

2017年7月18日火曜日

7月になってから

今年度は前期毎日2つ授業が入っているため、帰宅後はブログを更新するゆとりもない。あっという間に3週間すぎた。
7月になってから、
1日2日と週末の球場に通ったが、ソフトバンク戦2連敗。
先発3本柱の、美馬と岸両投手で負けたのはキツイ!
次の週は、
8日、マンションの大規模修繕工事説明会の後、宮城学院女子大学にて三大学合同ゼミ。テーマは「30年後の社会」。
最後の教師講評で述べたことは「技術進展あるいはそれに伴う仕事の機械、システムへの代替はいつでもあるわけで、今の働き方とどのように係わるのか、経済的視点を出した方が議論しやすかったのでは」。
終了後、旧さくらの百貨店裏の居酒屋で懇親会。


9日、高瀬コミュニティセンターで開かれた山形紅花まつりに学生とともに参加した。個人的には切り花売り会場で紅花を束ねる作業をしていた(3本200円。新聞紙束500円)。暑さには直に慣れたつもりでいたが、午後,風が止み、観光客の行き来も途絶えると、疲労感倍増。

スッカリ日焼けして帰宅。
13日、2年生の専門基礎演習では「現場を覗いてみよう」と、生活保護の申請受付窓口、山形市役所に聴き取り調査に出かけた。
その内容を一々審らかには出来ないが、帰りのエレベーター内での学生の一言「公務員も大変だよね」(17日頃寄稿)

2017年6月28日水曜日

まとまる前の2点

 もうずいぶん以前,2,3年前?から更新が間延びしている。
 
 以前はキャンパスの出来事を面白おかしく伝えていたが,いろいろ支障が出て来て,記しにくくなった。
 私的な出来事は,日中その都度FBに投稿しているので,今更感がある。
 個人的な考えは,まとまらないうちは記しにくいが,まとまったらさっさと論文等で発表してしまうから,再論は憚られる。

 しかし,「まとまってから」発表したつもりでも,後になって見直すと,考えたりなかった,詰めが甘いということはままある。
 まとまる前でもまとまった後でも,読み返して詰めが甘いと恥ずかしくなるのは同じなら,今考えていることをここで少し披瀝してみたい,と思ったが,
やはり考えがまとまっていないので述べにくい。

 テーマだけ挙げてみると,
1.経済原論における生産過程論の埋没とその問題点
 自著では,今日話題になっている諸労働の適切な位置づけには,生産過程論で措定される生産的労働概念が重要である,と論じたが,最近の傾向としてはむしろ生産的労働概念もその設定の場である生産過程論も軽視される傾向がある。
 その影響を,労働の位置づけ以外にも広がる。
 
2.オルタナティブな社会構想と共同体原理との関係
 共同体の特徴を「利他的」とする捉え方で良いのか。
 人間社会にとって外在的な商品経済に対して,共同体は本源社会に本来的とされているが,だからといって適切とは限らない。
 共同体には内外を分ける論理がつきまとうからだ。

2017年6月14日水曜日

主役を食う

日曜日のアメトーーク「ハンバーグ大好き芸人」で紹介されていたハチに寄っていた。
年甲斐もなくハンバーグ大好き,年甲斐もなくミーハーなので^^;。

番組でも紹介されていた目玉焼き&ハンバーグナポリタンを注文。

期待に反して,スパゲティが主役に収まっていた。
容量比も圧倒していたが,
ナポリタンがとてつもなく甘かったからだ。

食レポ追体験も修行が必要,ということなのかも知れない。(6月14日)

タイトル失念

10日,土曜日,1塁側内野席はカープファン多かった
成績急降下に矢も楯もたまらず,先の土日,6月10日,11日球場へ。

 1塁側で,菊地や丸,果ては黒田に囲まれて声援。 

両日とも両リーグ首位同士が一進一退の攻防。
 といえば,聞こえが良いが,塁を埋めても1点のみの各駅停車。
11日,日曜日,ライトスタンドを埋めたカープファン
場合によっては,1点も入らない通過列車。









 ただ,土曜日はMay.Jさんの生歌2曲を聴くことができた。
 雨で試合開始が40分遅れたお陰で,試合前に予定されていたミニミニリサイタルに間に合ったのだ。
 例の『レット・イット・ゴー』とその前に新曲。
 非常に伸びのある歌声。
 肝心な新曲のタイトルは忘れたが。。。


 


落ち着かない

 種々の事情で,今年度前期は毎日授業は2つある。
 6月6日はその前後に会議が2件開かれた。
 いずれも打合せや確認のための短い会議だったが,予定が詰まっていて落ち着かない一日だった。
 

2017年6月4日日曜日

早とちりは禁物

 6月3日 大宮、武蔵大宮、西国分寺、立川と乗り継いで、立川北からモノレールで中央大学・明星大学。明星大学で社会政策学会第134回大会開催。
 広い。
 なんせ受付が28号館、初日の会場が32号館。

 初日は共通論題「福祉の市場化を問う」

 午前中3つの報告を聞いたところで、外出。
 多磨センターで昼食。
 その後、さらに移動して某駅のスタバで午前中の報告のフルペーパーを読み返したり、抱えている仕事に着手したり(私費で参加しているので自由)。
 聞いている時は焦点がよくわからなかった報告もペーパーを読むと、論点がはっきりする。かといって一読即解とはゆかないが。

 それは一般の論文もそうで、最初読んだ時の評価と、時間をおいて読み直したり、他の論者のコメントを聞いて読み返すと、大枠は変わらなくても、細かな点で論点の見落としに気づくことがある。
 特に何度も繰り返し読んでいる論者の場合、先入観ができているから、見落とすこともままある。
 返す返すも早とちりは禁物。

2017年5月31日水曜日

腕試し

 5月30日 球場通い2日ぶりだが,平日ナイターは何年ぶりか。
 調子を落としている楽天打力が「日本のエース」巨人菅野投手にどこまで通用するか,腕試しが唯一の関心だった。
 
 球場に着いたときは,序盤で大きく得点が動いていた。
 楽天先発の辛島投手は3回で降板。
 菅野投手は失点しながら5回までマウンドを守っていた。

 結果としては打ち崩していたが,序盤はエラーがらみの失点もあったようだし,そもそも菅野投手自身が不調に見え,腕試しになったかは釈然としなかった。

危なげない

 5月28日 久しぶりに球場。
 西武からFA移籍した岸投手が危なげない投球。

2017年5月21日日曜日

おっかなびっくり

 5月18日(木) 9-10校時に「法経政策総合講座III」の講義。

 同科目は,学科の3つの専門教育コースがそれぞれ1年生向けに専門教育のガイダンスを行なう。
 経済経営コースが担当するIIIは,1週1人ずつ講義する。
 自分の割り当てテーマは「労働市場を学ぶ」で,例年,内部労働市場の概要を解説している。
 経済原論は2年生でも「難しい」といわれているのに,1回きりの講義では概要を解説するのさえ難しいだろうとの判断からだ。

 しかし,主担当は「経済原論」だから,やはり「経済原論」という視点で労働市場への見方を紹介すべきだろう,と考え,今年は内容を変えてみた。

 1.経済原論について,'political'という語義の解説を概要説明に当てスライド1枚で済ませ,
 2.経済原論の「キーワード3つ」として,特徴的見方を3つ紹介した。
 「労働力商品化」「労働価値説」「相対的過剰人口」である。
 論者によっては別の選択もあるだろうし,そもそも3つというのが概略だからこその便法だ。
 それぞれスライド3-5枚費やした。
 3.現代資本主義との係わりとして,「恐慌」「家事労働」「内部労働市場」を挙げ,原論の枠気味から見て資本主義の変化を説いた。(恐慌の項はその意図からがずれて原論における両説対置になってしまったが)
 最後に,確認問題として論述式の設題を2つ例示した。

 自分としては,「難しい」と敬遠される経済原論の,一つ一つの論点には踏み込まず,代表的な論点を3つに絞って解説するのは「名案」だと思っていたが,
 確認問題の1つ,「相対的過剰人口について解説せよ」を学生に当てたところ,返答に窮していた。

 経済原論の概要を,その考え方,見方として3つのキーワードにしぼって解説すると,難解さが先立つこともなく,学生にも取っつきやすくなるかなと思って試みたのだが,
 3つの一つ一つの説明が不足していたのであろうか。
 最初の試みなので,教材としての作り込みが足りなかったのは確かである。
 あるいは「3点セット」にしたこと自体が圧迫感を与えたのであろうか。

 学生の感想を記したカードは,TAの修正後,廻ってくる。
 おっかなびっくりでもあるが,楽しみである。

2017年5月13日土曜日

他者とは共存可能か

 5月13日 久しぶりに参加するポスト資本主義研究会は,専修大学にて青木孝平鈴鹿医療科学大学教授を招いて『「他者の」の倫理学』(社会評論社)の合評会。(手前,耳から下しか映っていないのは田中史郎宮城学院女子大学教授)。

 宇野弘蔵の経済原論にも他者を読み込まれている。例えば,貨幣は商品からは出てこない(価値形態論は貨幣の先取り)と,他者認定。
 その理解には賛成できないが,その理解を延長すると,資本主義にとって他者は,商品にとって貨幣が共存しているように,併存可能ということになる(その限りでは興味深い)。その理解で良いか,研究会後の懇親会で質問してみた。青木先生は商品流通レベルでも共存ではなく,否定と捉えられているようだった。

2017年5月12日金曜日

侮れない


 5月4日 乗り換え下車で初めての宇都宮。
駅ビルパティオはコーナー毎の案内板で分かりにくかく20分近く右往左往。
夕食まで駅スタバでノートの後,駅ビル地下の「青源」にて特製餃子と中ジョッキのお手軽セット。
その後,湘南新宿ラインで小山,水戸線で友部,水戸。
北九州から来た高木君と駅前で落合って,ホテルへ。風呂に入った後,高木君の個室でワイン傾け四方山話。










 5月5日 駅前でレンタカーを借り,大宮から来た竹内君と合流して,袋田の滝。
 滝が全面に流れているわけではなく,一部は岩肌むき出し。
 しかし,離れて俯瞰すると絶景^^

 



 午後は,龍神大吊橋。
 駐車場まで渋滞。
 そこを抜けると,鯉のぼりと吊橋のコントラストが映える。

 夕方,里山ホテル。
 温泉ではないが,浴場でゆったり。
 夜は星空観測の案内を受ける。











5月6日は国営ひたち海浜公園。到着が9時頃だったので,渋滞には巻き込まれなかった。ネモフィラ満開のみはらしの丘は,丸で「聖地巡礼」のように観光客が列をなして巡回。
この公園は,戦前が陸軍飛行場,飛行訓練場,戦後は米軍の爆撃訓練場。自己もあり,地元住民の返還運動が実って,1973年に返還され,91年に開園した。
日本人が忘れてはならない昭和の歴史が詰まっているという意味では「聖地」であろう。

















昼頃,水戸に戻り偕楽園。
好文亭に続く孟宗竹林は静謐を保ち神秘的。
同亭から望む庭園。



特急ひたちで上京し,新丸ビルにて大学時代の友人と会食。

自分のような出不精は一人ではほとんど足を向けない茨城の県北。
例によって年の若い友人に誘われてGW旅行でようやく訪れることができた。侮れない。。。





2017年5月3日水曜日

丼お替わり

5月3日 帰途,地元百貨店の前で有田焼,波佐見焼の販売。

 気に入っていた小ぶりの丼,5個セットが,母が割り,今や1,2個。

時々しか使わなかったとは言え,確かH君の披露宴の引き出物だから20年以上経っている。

手書きの丼2つ補充。

各駅停車



  5月3日 午前中,ドトールコーヒー。さして進まず。

 午後,Koboスタジアム。
 ふなっしーの始球式は爽やかだったが,
 2-4番に並んだ外国人選手が置物と歌詞,チャンスをことごとく潰す展開。
 島内,銀次のタイムリーで得点したが,国産品は1点ずつの各駅停車。
 7回裏,茂木の2ランが飛び出してようやく試合の帰趨が見えたと思ったら,9回まで引っ張った先発投手則本が 2ラン浴びて冷や冷や。
 梨田監督は中継ぎを休ませる意味で完投させようとしたのかも知れないが,球威で押すタイプの投手に球数放らせるのは酷というもの。


 ジムに寄って帰宅。
 その後のドトールコーヒーでも明日からのGW旅行が気になったのか集中できなかった。




2017年5月2日火曜日

世間

 高速バスは相席もなくゆったり乗車できた。

 大学も昔は連休の谷間は休講の方が一般的だった。
 今は講義15回が求められ、暦通り開講される。
 入試が早い私学は祝日開講することもある。

 世間とずれているのか、そう求める世間があるのか?

2017年5月1日月曜日

花盛り

 4月26日のことになるが,久しぶりにクルマで登校してみると,山形市は馬見ヶ崎河畔に桜が満開状態。


 問題は北東北で,既に開花してしまい,GWに観光客が押しかけた頃には散り際になる可能性がある。
 ともあれ,山麓に満開を堪能した。