2017年6月28日水曜日

まとまる前の2点

 もうずいぶん以前,2,3年前?から更新が間延びしている。
 
 以前はキャンパスの出来事を面白おかしく伝えていたが,いろいろ支障が出て来て,記しにくくなった。
 私的な出来事は,日中その都度FBに投稿しているので,今更感がある。
 個人的な考えは,まとまらないうちは記しにくいが,まとまったらさっさと論文等で発表してしまうから,再論は憚られる。

 しかし,「まとまってから」発表したつもりでも,後になって見直すと,考えたりなかった,詰めが甘いということはままある。
 まとまる前でもまとまった後でも,読み返して詰めが甘いと恥ずかしくなるのは同じなら,今考えていることをここで少し披瀝してみたい,と思ったが,
やはり考えがまとまっていないので述べにくい。

 テーマだけ挙げてみると,
1.経済原論における生産過程論の埋没とその問題点
 自著では,今日話題になっている諸労働の適切な位置づけには,生産過程論で措定される生産的労働概念が重要である,と論じたが,最近の傾向としてはむしろ生産的労働概念もその設定の場である生産過程論も軽視される傾向がある。
 その影響を,労働の位置づけ以外にも広がる。
 
2.オルタナティブな社会構想と共同体原理との関係
 共同体の特徴を「利他的」とする捉え方で良いのか。
 人間社会にとって外在的な商品経済に対して,共同体は本源社会に本来的とされているが,だからといって適切とは限らない。
 共同体には内外を分ける論理がつきまとうからだ。

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