2017年8月27日日曜日

埋没

 ノート,構想スライドばかり作り替えて要約筆を執ったのが20日前後。
 1週間もしないうちに頓挫した。

 なかなか書き出しにくい。
 そこで論者の論述に即して論を進めることにした。
 論者の主張を引用を示し,要約してみせ,そしてコメント。
 引用・要約がベースだから書きやすい。

 これでは結論がぼやける。
 論説へのコメントでも結論,こちらの見方・考え方は打ち出せる。
 しかし,筋立ては自分のものではないから結論までが遠い,またこちらの打ち出したい見解が論者の見解,枠組みに引き寄せられかねない。
 読み返してみても,話が長いだけで遡及力は弱い。
 
 こちらの論旨が埋没しては執筆する意味がない。
 こちら本意の筋立て,生産過程論の埋没を主題にすることにした。
 
 10日もしないうちに構成を変えることになったのは見通しが甘かったのが最大の原因だ。しかし,経験からいえば,一旦書いたものを廃棄しない限り,自身の納得するものを作ることはできない。今回もその点を期待したい。

2017年8月21日月曜日

羨ましい思い出

  話は前後して,8月19日午後から研究会に参加。
 故馬渡尚憲東北大学名誉教授が主催されていた仙台経済学研究会第34回大会。
 こちらは自分の論文がままならないため,懇親会だけ参加するつもりだったが,耳学問のため小雨の中,徒歩で川内キャンパスへ。

 午後は家事労働や19世紀イギリスの女性経済学者等,少しテーマが近い。
 ただ,熱心な研究報告だったものの,それぞれ論点が多く,自分には直ぐには呑み込めなかった。勉強不足を反省。

 終了後,地下鉄を利用して仙台駅まで移動し,駅前の居酒屋で懇親会。
 先生の娘さんお二人が昨年に続き参加してくださり,往事のお話をいろいろ聞くことができた。
 弟子の研究指導が厳しかったということは以前から聞いていたが,ご家庭での師弟教育も...(以下割愛)。
 直弟子でもなく,年1回の研究会に参加させていただいた居候の身だったため,直接親しくお話ししたことはなかったが,先生の私生活面を少し伺うことができた。

 しかし,先生の印象はいまも変わらず,ご自身の学問研究と後継者育成に専念された方だった。
 それらの点は,自分には重要だとわかっていてもなかなか引き継げないでいる。
 どこまで実現できているかは人によるだろうが,引き継ごうという意思はお弟子さんみな共有されているのではないだろうか。
 羨ましい限りだ。

見届け

 8月20日 1か月ぶりに球場に駆けつけた。

 首位転落は初めてではないが,今回はそのままずるずる連敗。
 心配になって霧雨の中チャリを漕いで参上。
 霧雨は途中止んでは再開し,試合終盤では小雨となり,しっかりグランドをファンの心を濡らした。
 図らずも6連敗を見届けることになった。


 その前日には,10月初め〆切の紀要に向けて筆を執ってみた。
 スライド上に論点や構成を描き,何度も練り直し手は観たが,文章にしてみると,「繋がらない」「繋がり不明確」という点が多々出て来た。
プロット構成案と原稿を何度も行き来することになりそうだ。

2017年8月16日水曜日

再び登山口へ

 前回,8月6日は論文構想が「登山で言えば○合目」等調子の良いことを言っていたが,
期末試験の採点を終え,研究会,研究合宿で7日から3泊4日で出張に赴き,
戻っては「地域社会論」の期末レポートの採点にやはり3,4日掛かると,
つまり,1週間近く離れていると,研究会の前後にノートに目を通していたとは言え,半ば浦島太郎のような隔世感を抱く。

 もちろん,問題はインターバルがあったことばかりではない。
 論文の射程が定まっていない,迷いがある,ということなのだが,
話が長くなる,というか迷っていることをそのまま綴るわけにもゆかないので,後日見通しが立ってから触れる。
 ひとまず再び登山口へ。

2017年8月6日日曜日

登山口

 8月5日(土) 最後の期末試験の採点を終えた。
 非常勤で担当している東北学院大学「政治経済学I」の答案が241枚が残っていた。
 試験が7月31日だから結構時間が掛かった。2日,4日と会議等が入っていたこともある。

 実は,学部共通科目「地域社会論」の期末レポート,220余枚の採点は残っているが,こちらは通常の試験のような採点とは異なる。
 また,来週月曜日から4泊5日の出張を挟んで採点を中断させるわけにはゆかないので,通常の試験科目の採点だけは済ます必要があった。

 この感,東北楽天イーグルスは,助っ人外国人選手ペゲーロや抑え投手松井裕樹の故障リタイアで,成績が急降下していた。
 週末はホームで試合が開かれており,気になって仕方がない^^;。 

 また5日は,山形花笠まつりの初日を迎え,仙台では仙台七夕の露払い?,花火大会も開かれる。
 花笠まつりに最後に見学したのは4年も前だ。

 5日に採点を終えると,出張前にまだ1日残っている。
 しかし,とても見学,応援に出向く気力は残っていなかった。

 出張,レポート採点が残っているものの,いよいよ論文の執筆に取り掛かる。
 投稿先は紀要だが,単なる構想を形にする必要がある。
 要約登山口に辿り着いた心境だ。