2012年9月27日木曜日

本当かよ!

5年に1度の商務省『社会生活基本調査』が昨26日公表された。
新聞報道に拠れば,平均労働時間微減は非正規雇用比率の増大が原因らしいが
「本当かよ」と訝しく思ったのは学業時間がどの学校に属する生徒,学生でも増大。
これを意外と思う自分が不可思議なのか^^

 9月24日 県村山総合支庁地域振興課の方2名来訪。来週の山形仙台圏交流研究会の打ち合わせ。
 9月25日 人文学部FD「学生のメンタルヘルス」「厳格な成績評価のためのシラバス記載」
 9月26日 昼休みヘアカット,というか散髪。外は「雲ひとつ」ふたつのカンカン照り,しかし体感温度は確実に秋。

2012年9月24日月曜日

暇な週末

数日前に筆を執った解説記事もデータは揃っている分は先週のうちに仕上げ,後は文章上の検討に過ぎないが,肝心の失業者救済制度の実際の運用に関するデータが揃わないと,展望部分が記せず,週末はほぼ頓挫。

土曜日はスタバ行脚。
この半年,目下の構想を詰めようと悪戦苦闘していたが,その先の研究テーマとの切り分けなど空想していると一日終了^^。

既に東北楽天イーグルスにはクライマックスシリーズ進出の望み,つまり3位以内に入る可能性はほとんどない。
それでも休日のホーム試合くらいは応援しなきゃと思っていたら,日曜日は雨天順延。
ペナントレースが終了したら,週末はもっと暇になる。

夜,サッカー英プレミアリーグ,テレビを点けた時は後半半ば。追加点を取る直前に香川選手はベンチへ。



週半ばには作成しておいたきりになっていた学生用図書推薦リストの提出。

2012年9月21日金曜日

居候


耐震工事のため研究室が引っ越した先は1階の出入り口に面している。
出入り口に面したドアは,事務も合い鍵を持っていないため,渡されておらず,常時閉めている。
しかし,建物の出入り口は人が出入りし,そのたびにドスンと大きな音がする。
前期中は扉にポスターを貼って音を立てないように呼びかけていたが,あまり効果はなかった。
そこで最近は「もっと静かに閉めろ!」と叫ぶようにした。
ただ,出入りする人々は毎回違うので,静かに閉めてくれる人は限られる。

19日も朝からドスン,ドスンと音がするので,そのたびに叫んでいたら,
研究室のドアをノックする音がした。

「そんなにうるさいですか? ここはパテ-ションで区切っているだけの研究室なので,声(の方)が響くんですよ」
事情を説明し,当日,事務にも扉の調整をするようにお願いしたがたまたまその日は担当がお休みであったことも伝えたが,もう怒鳴るわけにはゆかない。
効果はあまりない,と経験上分かっているが,業者が調整に当たるまで再び張り紙で注意を促すことにした。

パテ-ションで区切られただけの緊急避難先研究室。
他の2名の教員は前期中,あまり顔を出されなかったので我が物顔で利用していたが,
しょせん居候の身,ということを実感した。


 9月19日 大学院専攻会,定例教授会。
 9月20日 宮城学院女子大学「経済社会特論」初回ガイダンス。これまで受講生はせいぜい20名前後だったので,今回からコメント票受付という形で出欠点を与える方針で臨んだところ例年の倍以上の受講生だった。その後,事務通いの他は,自宅とドトールコーヒー3往復^^


2012年9月18日火曜日

いまから出張ですか

朝晩涼しくなったとは言え,今日の山形の最高気温は34度の予想。彼岸​前なのに。

暑いからと言うわけではないが,談話室に顔を出すのが1日1回となった。
以前はそれこそ90分の休み時間毎に新しい書類は届いていないか,確認に行っていたし,
昼休みには弁当を食しながら新聞を読んでいた。

しかし,耐震工事が始まると,研究室の移転先が少し遠くなったのと,
新聞が置いてあるソファーのある部屋が使えなくなったため,
郵便物が配達される正午頃,一度顔出す程度になった。

今日も正午前に顔を出すと,
談話室に詰められている職員の方から移動すると,
「いまから出張ですか」と尋ねられた。

きょとんとした顔をしていると,
人違いに気付いたようで「イエ,別の先生でした」と訂正されたが,
では誰ですか,と尋ねても答えてもらえなかった。

自意識からは,容姿も性格も行動様式も他のどの教員とも似ていない。
しかし,当人の自意識など関係ない他人は,ある意味で客観的に観ているものである。

誰と間違われたかも気になるところだが,
どの部分が似ていると思われていたか,も気になるところだ。

 9月18日 解説記事「失業救済」を起稿。
ほとんど分析を加えず,講義スライドそのままに制度の解説だけつなげてみた。

淡泊な往復運動

この3連休,ジム通いと土曜の朝,近所の歯医者に通院した以外はドトールコーヒーと自宅の往復運動。
特に土日は3往復。
最近はスターバックスよりドトールコーヒーの味に馴染んできた。
落ち着いてパソコンを開き,ネットをチェックしていると,それだけで時間が過ぎ。。。
取り組みが淡泊すぎるのかな?

敬老の日,月曜日の千葉ロッテマリーンズ11x5東北楽天イーグルスは先発美馬投手が初回いきなり4失点したものの,2回以降立ち直り,追加点を与えなかった。
すると,楽天も3回3点を挙げ,試合の行方はどちらに転ぶか分からない,という雰囲気が出てきた。
しかし,6回ワンアウト走者一塁で既に100球投げていた美馬投手が降板すると,
左打者対策の左腕片山投手がいきなり四球。
次の左打者を討ち取った後に登板した加藤投手が連打され3失点。
得点差が再び4点に開き,試合は終わった。

片山投手のワンポイント投入されていきなり四球は何度も観た記憶がある(打者2名で自責点1)。
また先発投手も中継ぎ投手も打たれ出すと止まらない,修正が効かないというのも,単にその日調子が良くなかったというよりも,まだまだ半人前という印象を受けた。

打つ方は,3回3安打集中して3点こそ見応えあったものの,後は早撃ちでアッサリ凡退。(残り2安打は散発)
スタメンの打者は打率だけとれば,平均2割台半ばで,相手ロッテとほとんど変わらないのに,
守る時間に比し攻める時間が圧倒的に短い。
弱いチームなのに攻めが淡泊では,今季残りと言わず,来季以降も展望を描きにくい。
肝に銘ずべき?一戦だった。


2012年9月15日土曜日

聴き取り

9月14日(金)午前,市役所の福祉事務所で生活保護の受付実態について話を聴いてきた。


2009年度から毎年100名ずつ,1割ずつ増えている。
(リーマンショックは2008年夏,全国的な派遣切りは08年末から09年初めがピーク)。
平成23年度の保護率は6.48パーミル(千分の地位)である(県内最高は11.85パーミル(Y市),最低が1.77パーミル(Y町))。

「都市部」「製造業の街」に多い。
職を求めて人が流入する都市部は身寄りのない者が多く,農村部は大家族で支え合える。
また円高による工場海外転出等で製造集積の高かった街では次の職にありつけない者が多くなる。
(平成23年度の全国平均は16パーミルを越えており,県平均5.93パーミルはそれに比し随分低い)


世帯分布で見ると,労働能力のある,分類上「その他の世帯」世帯は,2名以上の世帯ではそれほど増えていないが,単身世帯で顕著に増えている。
しかも,単身世帯が全体の8割を占めている。

保護開始理由としては「勤労収入等の減少」が最も多い(そのすべてが世帯分類でいう「その他の層」とは限らない)。
年齢性別構成を見ると,男性50-59歳層,男性60-69歳層が多い。彼らは失業した場合,正社員への再就職は難しいからであろう。全年齢計では男女はほぼ同数。

申請の際に調査への同意書を提出して貰い,金融機関等に調査する。しかし,a.支店毎の額しか判らないケースがある,b.稀に回答を得られないケースもある。生活保護法第29条は「調べることができる」としか規定しておらず,金融機関に対する強制力はない。
生活保護費の4分の1は自治体の負担であり,平成23年度本市では25億円弱に達した。

求職者支援制度を受けられることになれば,減らすが,支給額が10万円なので保護打ち切りには至らない。

全体として,申請抑制,いわゆる「水際作戦」と受け止められないよう,「生活保護を受けられる人には給付する」が基本姿勢のようであった。

進学校の話

本校は約120年も同じ場所に建っています。
一度も移築しないというのは珍しいんじゃないですか。
進学実績はが県内トップクラスで,東北でも十数位です。
生徒は100%進学です。

1年生から1クラス減って6クラスとなったためクラス編成に困りました。
1クラス理数科なので,残り5クラスを文系,理系に分けると,2クラスとなった文系は1クラス45名にもなってしまいました。

授業時間は55分です。
時間を延ばす際に生徒に60分は可能かといったら首を振ったので。。。
でも5-10分の差は大きいです。あと話1つ盛れるかどうか微妙な時間ですね。

その代わりと言っては何ですが,
体育祭や文化祭となると,生徒は皆張り切りますよ。
逆に中止を伝えると。「えっー」で文句言うし。
その分,普段の勉強にも投入しろ,と言っているんだけど。
そもそもクラブ活動の加入率が高いですよ。

(校長室に飾られている相撲と登山の優勝旗を指して)伝統のある登山部は掛け値なしの優勝ですが,相撲部の優勝にはカラクリがあるんです。
3年生に強い子が3名いるんです。
(手を広げ)こんな体つきでね。
インターハイは5名制なので青森のM高に敵わないんだけど,
こっちの大会は3名制だったので優勝できたのです。
でも彼らが卒業すると。。。

9月13日 文武両道を誇る秋田の伝統校で「年金のはなし」を講義してきた。






2012年9月12日水曜日

デジカメには写せなかったこと

X高は地域一の進学校だった。
しかし,少子化により4クラスが3クラスに減った。
しかも,成績のよい生徒が県庁所在地の公立高校に通うようになり,
進学実績が顕著に低下した。

「理高文低」とか「就職に有利な保健,福祉系に受験生が集中」と言われるが,全体の傾向を規定しているのは数の多い首都圏における変化だ。田舎ではそんな新しい職種がたくさんあるわけではない。
こちらでは昔から「手に職を持て」と言われているそのままで新たな変化はない。

Y高の生徒は学力的には国立大学の一般入試には受からない。推薦入試狙いだ。もっともそれも難しいが…
決してうちに生徒が入学した後に国立大学に授業について行けない訳ではいない。
しかし,総合学科のため,2年生の半ばになって進学意欲に目覚めても,それまでに受けたカリキュラムでは進学校の生徒との学力競争には太刀打ちできない。

そもそも親に子供を進学させようという意識がない。高卒で地元企業に100%就職でき,公務員にもなれる状況では「大学に進学させて子供の可能性を広げてやろう」とまで考えない。進学校では子供が進路を決めかねていると「まず大学に進学してから考えろ」となるが,それがない。
もちろん経済的理由もある。しかし,奨学金制度がありますよ,と説明しても「どうやって返すのか」。お子さんが就職してからの,いわば出世払いですよと説いても理解してもらえない。親の考えが子の考え方となる。

学校の統廃合や中高一貫教育などは,
東大に進学するまで公立学校で過ごした先生が考案している。
地域の,公立校の事情に疎い人が統廃合や中高一貫教育など考案しているために都市との格差はますます広がっていく。
地方国立大学には入試定員に地域枠があっても良いのではないか?


東京大学出身でもないし,小中高とも田舎の公立学校に通っていたために,さらに私学には勤めたことがないために,都市部との,あるいは私学との違いはよくわからない。

しかし,昨9月11日の高校訪問ではデジカメに写した風景とは異なる声を同行した同僚,指摘のあった私立学校-東大コースの若手教員ともども印象深く聴いた。

2012年9月10日月曜日

競い合いを観たかった

前日に続きmyイーグルス2号にて街へ。自転車を駐輪場に止めて,まずスターバックスまでは全く前日と同じ。

楽天的には既にペナントは終わっているので,連勝も気にならない。
むしろ3連勝しており,予告先発が田中まー君と言っても,そろそろ負けそうだ。
それでもマイカップと折りたたみ座布団をデイパックに忍ばせるところが,奥ゆかしい^^

スターバックスを出るのが遅れ,試合開始1時間遅れで球場に着くと,
既に4対ゼロ,その後も順調に加点し,最終的に9対2で4連勝を達成。
終盤田中投手がストライクを取るのに苦労し,取りに行っては痛打で2失点は気がかりだが,
概ね安心して観ていられた。

ただランナーが出るとそのまま安打が続き,得点を重ねていたが,
「相手の劣勢に付け入る」「抜け目なく走者を進める」というわけではなく(犠打1盗塁0),
「強くなった」とは感じられなかった。

連打による快勝は3割打者がほとんどいないチーム本来の勝ち方ではない。
大量得点による勝利は観ていてストレスを感じさせない分,楽だが嬉しくはない。
4連勝もペナントレース離脱によるプレッシャーからの解放のせいか,と思えなくもない。

大差で負けても負けは負け,小差で勝っても勝ちは勝ち。
来季に向けて競い合いに強いところを見せて欲しいものだ。



帰りに再びスターバックス。

2012年9月9日日曜日

スイング




9月8日 涼しくなったので久し振りに自転車で街に出た。スターバックス出張?も久し振り。NTTのフレッツスポットがWEB認証方式に切り替わってなぜかWiFi繋がらなくなった。店内から電話で問い合せたところ,接続されていることは確認できたが,WEB上での認証に必要なID,パスワードが間違っていた。吉野家帰りに第20回定禅寺通りジャズフェスティバル。定禅寺通り以外のそこかしこで上演。ジャンルもジャズに限らない。夕方帰宅して女子サッカーU20Wはい三位決定戦日本2x1ナイジェリアTV観戦。準決勝ドイツ戦と異なり,前線からシッカリ守備して球を回せていた。ドトールコーヒー。場所はスイングしても,構想弾まず。








2012年9月7日金曜日

2つの曲のはざまで

ここでは仕事が進まないグチくらいしか感情吐露はしていないが
月曜日はよほど精神的にハイになっていたのか,落ち込んでいたのか,
研究室で一日中,尾崎紀世彦の「また逢う日まで」(1971年)を流していた。

かと言って,突如,隕石直下のように金環食のように色気話に巻き込まれたのか,
というと残念ながら,誰も期待しないからそれでと言うか,
全く個人レベルで自分の過去と未来を考えてしまった。

未来が明るい訳ではないが,
1週間の時間割を繰り返す生活や
毎日が日曜日のように繰り返しの生活を送っていると,
過去と未来に分けてしまうと
これまでの半生を振り返って
将来はその延長にあるのか否かなどと考えてしまい
あっという間に半日が過ぎてしまった。

ところで,この歌は元々同じ阿久悠作詞,筒美京平作曲の,ズー・ニー・ヴー「ひとりの悲しみ」であった。
ひとつの終わりを認識している点では同じだが,原曲の方が歌声,曲調は力強く,明るいが歌詞にはその場に止まっている感があるのに対して,
尾崎の方がさびの部分以外は歌声,曲調は抑えているが,歌詞は過去の終わりをハッキリを受け止めている分だけ前向き感がある。

過去から将来を思い描くとき,気分次第で聞き分けられる,というのもこの曲のメリットであろう。


 9月3日 何をしたかは覚えていないから,何もしなかったのかもしれない。
 9月4日 ジム通いを控えドトールコーヒーに直行。女子サッカーU20W杯準決勝戦ドイツ3×0日本観戦に備えたにもかかわらず,開始早々立て続けに3失点で楽しみがたちまち消失。
 9月5日 昼休み職組支部臨時総会。続いて定例学科会議。
 9月6日 自宅-ドトールコーヒー3往復^^+ジム。録画で男子サッカー親善試合日本1x0UAE。W杯予選は最終的には通過するだろうが,本大会の活躍する姿が浮かばない試合だった。

2012年9月2日日曜日

腑に落ちた




昨日の映画,消化不良のため,近くの書店で小説森沢明夫『あなたへ』(幻想舎文庫)購入。

原作となる​脚本(青島武)に想を得た小説。

完オフの日曜日午前だけでサッと読めて​「腑に落ちた」。

次作を期待


母の希望で高倉健さん『あなたへ』(東宝,降旗康男監督)。

母は専ら健さんはもちろんのこと大滝秀治,長塚京三,原田美枝子,佐藤浩市など名優がたくさん配されていたことで感動していたようだが,
作品としては必ずしも良い,とは言えなかった。

作品では,高倉健-田中裕子,佐藤浩市-余貴美子,草彅剛-?(出てこない)の3夫婦(婚約中の綾瀬はるか-三浦貴大も加えると4カップル)が登場するが,
多少とも関係が,描かざるを得ない関係として明らかになったのは,バイプレーヤーの佐藤-余くらいで
肝心の主役,高倉ー田中については,なれそめが少し描かれているくらいで,
妻が存命中の夫婦関係は明らかでないし(妻の希望で子どもない生活を選択した,くらい)
そもそもなぜ2通の遺言(一通目は散骨希望,二通目は散骨先局留め)が必要だったのかが描かれていない。

最後に高倉が佐藤にその意味はこういうことだったろうと語り聴かせているのは,
映像で描けなかったことの証左であろう。

亡妻の故郷の海に散骨するというのは,妻の遺言に応えたものであり,
それはそれで,良好な夫婦関係を示しているのであろうが,
「初めてのお遣い」ではないのだからそれ自体を描くことにはさして意味が無い。
物語である以上,それに係わって大小様々な夫婦のストーリーが込められているはずだが,
残念ながら映像からはそれを十分読み取れなかった。

これが健さんの最終作品に終わらず,次作が企画されることを期待させる一品だった。