2018年4月25日水曜日

せいぜい4割に

 4月22日 羽生弓弦選手の,オリンピック2連覇祝賀パレードを見学した後,楽天生命パーク球場で行なわれていた対オリックス戦に直行。

 球場に着いた4回表までは,0対0で拮抗していたが,
 先発,池田投手が5回に2失点を喫して降板すると,その後の中継ぎ陣も打たれ,終わってみれば,0対8の一方的試合。

 敗因の第1は,未だ2失点の先発投手を5回で降板させたことにと思っているが,
全5安打で無失点の打撃陣も問題だ。

 また最下位自体は実力通りかも知れないが,
勝率3割ちょうどは球場に足を向ける気力が失せる。
 せめて4割は欲しいところだ。

 

黄色い声援にはにかむ


 4月22日 8時頃,東二番丁,仙台三越の前を通ったら,ユズ待ちの人々。



 13時15分から始まった羽生弓弦選手の,五輪2連覇祝賀パレードは,出発点の南美馬値通りと,東二番丁の交差点,七十七銀行本店辺りで見守ったが,パレード前のスピーチ場面では本人が見えなかった。いくつもの人垣が前方を塞いでいた。

 いよいよパレードになって,本人がバスの屋上に上り初めてカメラで捉えることができた。
 10万人以上の人に囲まれるのはどんな気分だろう。

 「見えた見えた」「こっちを振り返って,手を振った」と黄色い声が飛び交わされていたが,このはにかんだ表情に見せられたのかな。

先週のゼミ

 4月21日のゼミ,経済原論演習は,テキスト『財政危機と社会保障』第1章,T君の報告。

 テキストでは,一般歳出のうち社会保障予算が肥大化していることについて,社会保障そのものではなく,名目も社会保障「関係費」であるように,社会保障そのものというより,基礎年金への国家負担のように保険料負担を引き下げるために(「料金ダンピング」)特別会計の社会保障給付費に注ぎ込まれており,保険に税金を支出していること,低所得者に限定せず,注ぎ込んでいることを批判している。

 これはレトリックではないか。
・社会保障予算には,生活保護など社会保険以外もある
・社会保険を自己負担の民間保険と同列においている
 しかし,公的年金では,被用者保険の,基礎年金保険料と厚生年金保険料を分けて徴収していない。報酬比例で決まる
 (公的医療保険も)基礎年金だけの国民年金は定額。(公的医療保険は,被用者保険の場合,保険料は家族人員数で変わらないが,国保は,人員数も影響)
 被用者保険では,保険料を事業主にも半分負担させている。
 被用者保険の専業主婦(夫)は保険料が徴収されていない(第3号被保険者)
そもそも社会保険は,条件に合致すれば,強制加入であり,保険の種類も選べない。
・低所得限定ではないのは,上の保険料設定の仕組みが大きく関わっている。
 年金では,基礎年金に限定した保険料徴収は国民年金であるが,その加入者の6割超は無職及び厚生年金に加入できない短時間パートタイム労働者である。



 他方,ゼミ生からは,人口減少時代には,少子化対策にこそ税金を注ぐべきなのに,高齢者向けが大きいのは納得ゆかない,と。
 国際的にみれば,社会保障予算に占める家族手当の比率が日本は低い。
 高齢者に傾斜している社会保障費を「全世代型にする」という昨年暮れ総選挙での政権の公約は,その限りではもっともである。
 他方で,高齢者=定年後定期収入のなくなった者の生活の支援が必要であることに変わりはない。
 最低限必要な生活水準を想定したうえで,保険料と国庫負担の比率を検討すべきであろう。

2018年4月17日火曜日

瀬戸物づく

 先週末続けて,アマゾンから瀬戸物取り寄せた。
 伊万里焼の小鉢。
 

波佐見焼のコーヒーカップ。
表面に釉薬のせいか,器自体か面に小さく起伏あり。



研究室では,まずコーヒーを淹れて始まる

お祭りから日常へ

 4月15日 番付通りの戦いに、1週間ぶりに訪ねる球場はお通夜状態だろうと思ったら、初回からお祭り騒ぎ^^;。
 寒さも和らぎ,2枚目のフリースとダウンジャケットはカバンから取り出さずに終わった。

 しかし,最後は追い上げられ,日常に戻った気分。
 今シーズン4度目の観戦で初白星。

2018年4月16日月曜日

ゼミのテキスト

 経済原論演習では,ゼミのテキストを「ゼミ生と相談して決める」としている。

 テーマを「現代の資本主義」に広げ,原論原論した研究書は扱っていないこと
何より報告する学生自身が関心を抱いていること
が肝心だからだ。
 ただ,本の表紙に付いている紹介文「腰巻き」だけで判断せず,本文にざぁっーとは目を通してうえで推薦することを求めている。
論述が専門的あるいは細かすぎて,推薦した学生自身が要約に苦心したという経験を踏まえてのことだ。

 今回は,こちらから,4月5日のアドバイザー懇談会(前学期の成績表配付の機会)のうちに,伊藤誠先生のベーシック・インカムに関する紹介記事や論文,あるいは書籍『入門 資本主義経済』(平凡社新書),橋本健二『新・日本の階級社会』(講談社現代新書),みわよしこ『生活保護リアル』(日本評論社)を挙げていた。

 4月13日 初回の演習で学生が挙げた書籍,計6冊はみな社会保障関連だった。
推薦する学生に書籍一つ一つを紹介して貰ったうえで,書籍を廻して,中身を見てもらい,最終的にテキストを決めることができた。

 鈴木亘『財政危機と社会保障』(講談社現代新書)

 しばしば時事問題についてのコメントが新聞に載っているので,著者の主張はある程度予想でき,必ずしも賛同しないが,何よりゼミ生自身が関心をもってくれた。

 ゼミのテキストはあくまで題材で,
 その要約や検討が勉強になるし,関連して他の文献や情報を種々調べることもまた勉強だ。
 今回のテキスト選択の際,前の週,私が推薦した記事,論文,書籍は一顧だにされなかったのは気に掛かるが,テキストが学生主体で決まったことにホッとしている。

遅れましたが,寄贈御礼

 もう1週間も経ってしまったが,4月8日,宮城学院女子大学教授で,経済理論学会の幹事も務められている田中史郎先生より御著書を贈って頂いた。

現代日本の経済と社会-景気、人口、格差、原発』(社会評論社)

 これまで発表されてきた論文をまとめたものだ。
 副題に示された大きな4つの柱,景気,人口,格差,原発は,先生が広い関心から現代を俯瞰されてようとしている姿勢がが伺える。
 その広い視野・関心からは教えられることが多い。

 今後とも,精力的に活躍されるだろう,と期待,希望,祈念している。
 

2018年4月8日日曜日

交換には時間を要する

(下書き保存し公開が1週間以上後になった。つまり「先々週は」)
 4月7日 午前中,初回ガイダンス医師量の作成。
 昼食後,タイヤ交換。
 オートバックス等では,費用が安いモノの,待ち時間が長く,朝一番でタイヤを持ち込んで終了は午後になり,丸1日潰した気持ちになる。
 ガソリンスタンドでは,たいてい先客1,2名なので,待ち時間はさほどでもないが,往復の時間を含めると1時間は超す。
 ならばと,クロスレンチを取り寄せて,自ら交換。
 実に10数年ぶり。
 手順は簡単といっても記憶が曖昧なので,いろいろ手間取る。
 クロスレンチは,ナットの着脱には便利だが,ジャッキを上げるには柄が長すぎて使えない。
 その前に,夏タイヤを取り出そうとしたら,物置の棚が外れため掛け直したり,種々放り込まれたままのゴミを整理したり,あるいはクルマ備え付けのジャッキが,ねじがキツすぎて,なかなか取り出せなかったり,と準備に時間が掛かり,タイヤ交換自体は手作業でも1時間と掛からなかったが,トータルで2時間近く費やした。

 1時間遅れで駆けつけた楽天生命球場では,誰も予想しなかった福岡ソフトバンクホークスとの4位争い。

 到着直後に今江同点3ランが飛び出したものの,以後,気温低下とともに打線凍結。
 結局,抑え松井投手が打たれて敗北。

 楽天イーグルスを夏チームに交換するには2時間では収まらない。相当の日数が掛かりそうだ。

2018年4月7日土曜日

今週は,

 4月6日 午後,1年次アドバイザー懇談会。1年生向けオリエンテーション会場から担当する新1年生22名を引き連れ,演習室へ。自己紹介して貰った。
 まず自分から紹介してみたが,その後の学生の自己紹介の方が短く端的^^;。
 今年度の入学生,つまり1年生の出身分布は未だ調べていないが,ここ10年くらい,山形,宮城両県出身者併せると7割を超える。それに比べると,担当クラスは両県出身者が多いことには違いないが,それ以外からの出身者の比率がやや高いように思えた。「初めての山形」の学生が多いわけで,連絡を密にして欲しい。
 その後,資料をまとめたペーパーを元に大学における科目履修全般や学期始めの手続きについて説明。
 夕方から教職副専攻プログラム1年生説明会。社会系3コースの学生の質問を受け付ける。

 4月5日 学期始めのオリエンテーションが続く。
 午前中,3,4年次アドバイザーとの懇談会。成績表を渡すと同時に,ゼミテキストについて,こちら側の推薦文献3,4点,目次,さわりをコピーして渡す。テキストは,ゼミ生と話し合って決めることにしており,来週は学生が自薦書を持ち寄る。
 午後,教職副専攻プログラム2年生説明会。社会系3コースの2年生4名から1年次の教職科目履修状況を確認のうえ,質問を受け付ける。調べる必要もあり,回答は後日。

 4月4日 山形はまだかと思っていたら,山形地方気象台が本日開花宣言。
 例年より11日,昨年より10日早い

 
4月3日 休暇手続きを取って東北楽天イーグルスの地元開幕試合を観戦。
 打線未だ凍ってた。