2017年10月16日月曜日

労働の多型性とそのあり方

 先週末,帰りの市内バスでようやく気付いた。
 秋本番だ。
 女性客はみな秋冬物のコートを羽織っていた。

 季節の移ろいにも気付かなかったのは勉学に集中していた,というわけではないが,
 先月末紀要原稿を投稿後,直ちに次の論文の構想固めに入った。

 元々一本の論文と考えていたのだが,
 検討する論者の理論的枠組みが独特,独創的,ユニークなので,
本題の「労働の多型性」 を検討するには
全体の理論的枠組みの学問的位置づけをまず明らかにする必要がある,と考え,
2つの論文に分けることにした。

 したがって,本論は次稿なのだ。
 テーマは,資本主義における労働の多型性の表し方,論じ方。
 労働の多型性はどこに現れるのか。
 労働組織という枠組みなのか,一つ一つの労働なのか。

 資本主義という社会構成の多様性を念頭に置くと,まとまりをもった前者を想定するのはもっともだが,果たして可能か。
 この間,といっても昨年来,あるいはその前から,簡単なノートは何度も作り替えているので,実際に筆を執る前に,論文の構成を練る必要がある。

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