5月13日 久しぶりに参加するポスト資本主義研究会は,専修大学にて青木孝平鈴鹿医療科学大学教授を招いて『「他者の」の倫理学』(社会評論社)の合評会。(手前,耳から下しか映っていないのは田中史郎宮城学院女子大学教授)。
宇野弘蔵の経済原論にも他者を読み込まれている。例えば,貨幣は商品からは出てこない(価値形態論は貨幣の先取り)と,他者認定。
その理解には賛成できないが,その理解を延長すると,資本主義にとって他者は,商品にとって貨幣が共存しているように,併存可能ということになる(その限りでは興味深い)。その理解で良いか,研究会後の懇親会で質問してみた。青木先生は商品流通レベルでも共存ではなく,否定と捉えられているようだった。
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