今年は最後の土日が27,28日のために,26日(金)には御用納めという日の巡りと,久し振りに原稿を抱えていない,ということもあって,趣味,あるいはせいぜい教養として読書に勤しむことが出来た。
12月27日28日の土日こそ原稿の校正に当たったが,
まず,29日(月)グローバリズム関連で選んだのが金子勝・神野直彦『失われた30年--逆転への最後の提言』(NHK出版新書,2014年)。
関心を覚えたことはいくつもあるが,
その一つがウォルター・コルピの「再生産のバラドックス」(パラドックスは逆説の意)
社会的扶助支出(税金による救援,例えば生活保護)の比率が高いほど,ジニ係数も相対対的貧困率も高い,つまり格差が大きい。
逆は逆だが,日本だけ社会的扶助支出も低いのに,格差も大きい。
要は新自由主義批判。
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