2011年12月16日金曜日

百年の実感

東北の大津波は1000年に一回とも言われるが,
それと比べても「100年に1度の大不況」リーマン・ショックの大きさは凄い,と実感した。

未だに収束しない欧州金融危機も,大不況対策としての金融緩和や財政出動が回り回ってバブルの生起と破裂や財政規律弛緩という2番底となって現れていることもある。

しかし,先の日銀の企業短期景気観測調査,いわゆるID調査を報じた日経のID推移図を見てリーマン・ショックの大きさをまざまざと再確認させられた。

リーマン・ショック後のIDの落ち込みに比べれば,「1000年に一度の大津波」の影響も「経済面に限れば」そう大きくはない。

しかしながら,「100年に1度」と言われる所以は,その落ち込みがリーマン・ショック直後の景気落ち込み(2008-09年)で終わるとは
誰も考えていないからであろう。。

リーマン・ショック時には「新興国は無傷で成長を続ける」という「デ・カップリング論」が幅をきかせていたが,
その第2波の今回の欧州金融危機では,PIIGSの不良債権化した国債を抱えた金融機関は欧州以外にも及んでいるし,
自己資本を毀損させたそれらの金融機関が貸しはがしを大々的に行なったり,新興国から大幅に資金引き上げれば,
「無傷の経済」などどこにもない,ということになりかねない。

「大企業製造業の景況感,半年ぶりマイナス」(日経12月15日夕刊)が今回程度で収まることを祈るばかりである。

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