2011年12月5日月曜日

国内合意優先は羨ましくもあるが

読売オンラン「財政規律こだわるドイツ、その背景には…

第一次大戦後の超インフレがトラウマになっているとのこと。

メルケル独首相は国内合意優先する堅実な政権運営が持ち味で、国民合意を置き去りにした独断専横,無説明のどこぞの首相とは異なる。

しかし,欧州金融不安に対する慎重な対応、つまり後手後手の対応が金融不安を増幅させているように思われる。ユーロ金融機関,最後の支えてはドイツしかいない。

ドイツがPIIGS支援に慎重なのは過去の超インフレ体験よりも「ドイツばかりを頼りにされても困る」が本音ではないか。


しかし,
ユーロの最大の恩恵国は統一通貨で低金利資金調達という恩恵に浴したPIIGSではなく,
そのバブル景気で生きない輸出と融資で大もうけしたドイツではないだろうか。

この間,浮かび上がったことは「ユーロとは畢竟ドイツマルク」ということではないだろうか。

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