2011年12月7日水曜日

小学生と同じ

12月6日(火) 来年度担当する基盤教育科目のうちの1つ「市場経済」について「人間を考える」の枠で講義することになったので,今年度のシラバスを元に来年度の講義メニューを考えてみた。

同科目は,経済原論の一部と,市場の軋轢に対するセイフティ・ネットとして,年金,公的医療保険,雇用保険,生活保護等を解説している。

しかし,今年度の授業評価アンケートの結果を見ると,
学生には理解しがたかったらしいことがわかっている。
その原因は詰め込みすぎと思われる。

年金は仕組みの解説と保険方式。消費税方式を比較した記事の読み取りで計2回,
医療保険も現役世代と老人医療制度の変遷(後期高齢者医療制度の仕組み)で2回。
雇用保険は,雇用調整と合わせれば2回。

経経済を専門にしない学生,しかも1年生にはさすがにこれでは詰め込みすぎないし端折りすぎ。
2回目で読み取りをした場合,その解説にまるまる1回費やす必要があるだろう

しかし,そうすると,少なくとも計3回分,どこか他を削って浮かせる必要がある。
それは原論部分,資本主義社会の成り立ちの基本部分を削らざるを得ない。
すると,今度はそちらが手薄な意思は処理気味になる。

火曜日午後はExcel一覧評にした講義日程の順番を入れ替えしながらそんなことをああだこうだと考えていた。

しかし,
これまでの経験では,
講義資料を作成してみると,90分で解説できることには限りがあることを痛感し
実際に講義してみると,それでも詰め込みすぎ,端折り過ぎだったと反省する。

まるで小学生の夏休みの計画と同じである。

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