2011年10月31日月曜日
思い込み
記憶力が落ちると,思い込み,勘違いも生じる。
最近母がしばしば「東北に来たんだから紅葉を観たい」と口にしていたので,
紅葉に早いが,作並温泉に行ってきた。
作並温泉は同じ仙台と言っても,秋保アキウ温泉ほど観光客は多くない。
無名ではないが,近年少しひなびた感じを漂わせている。
そんな鄙びた温泉街のなかでもさらに鄙びた,と言っては失礼だが,
隣接するホテルに比べると小規模で,鉄筋コンクリートの壁面も少し疲れた感じのする作並ホテルの日帰り入浴,昼食付きを利用することにした。じ
実際建物が古いのはともかく,玄関等,外観も余り手入れがしていない風だし,ロビーは電灯がともっていない。
ただ2年ほど前,温泉旅行の仲間との立ち寄ってひとフロ浴びた際,
隣のホテルとの間に流れる渓谷に臨む大浴場からは,雪化粧した川面や岸が見ることが出来て,言いようのない風情を感じた記憶が残っていた。
ところが,今回大浴場を利用してみると,川の流れは全く見えない。
見えるのは渓谷の向井の壁面と,さらにその20mくらい上に立っている隣のホテル。
しかも隣のホテルから2,30m離れているとは言え,大浴場はカーテンもないので,丸見えでは,という心配も。
浴場の壁に張られた木の板が朽ちているのは風情と言えば風情だが,ただ手入れが後回しと言うだけのような。
「料理が美味しかった」という母の一言が救い。
以上は単なる「記憶違い」による思い込み。
解説記事などの文字情報だけで判断したことによる思い込みもある。
iPadやスマートフォンが売れており,
メールやネットブラウジングといったパソコンと同等の利用の他にも
電子書籍が読めると謳われ,実際,戦死書籍用のスマートフォン用アプリも提供されている。
しかし,Kindle3のような電子inkを利用した電子書籍専用端末と異なり,
バックライトを利用した液晶画面なので,
1)電力消費が大きい
2)目が疲れ
電子書籍リーダーとしては余り適していない,
つまり機能上電子書籍を読めても,実用性は低い
というのが一般的な解説であったし,自身そう思っていた。
ところが,Kindle3とGALAXY Tabそれぞれで電位書籍や日経電子版を読んでみたところ,
1Kindle3は6インチ画面なので新書サイズより大きいB5あるいはA4サイズの文書は読みづらいのに対して,7インチ画面のGALAXY TabはB5サイズも読める。
2.Kindle3の画面倍率は100%,150%,200%,300%と固定ピッチで小さい文字を拡大しようにも「帯に短したすきに長し」状態なのに対し,スマートフォン用のOperaMiniやAcrobaReaderは無段階ズームなので画面サイズピッタリまで拡大できる。
3/眼精疲労は1,2時間なら大したことはないし,電力消費も同時にネットサーフィン投資ない限り,大きくはない。
こんなことなら最初からメジャーな,タブレット型スマートフォンにしておけば良かった。
日本では出回り始めたばかりで実物に触る機会が乏しかったとは言え,文字情報から判断することの危うさを感じた。
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