2010年1月11日月曜日

プレゼンは重い

1月10日 スライドが30数枚に及ぶとこちらはしゃべりっぱなしになるし,学生からすれば見ただけで「お腹いっぱい」食指が雨後完売,ということになりかねないので,スライド枚数を2割方減らすことにした。
 非正規雇用は,テーマが重なるエピソードや山形県における非正規雇用比率,雇用形態比率,あるいは内部労働市場のところで示した正社員の勤続年数などのスライドを割愛。格差問題では,橘木俊詔氏と大竹文雄氏の格差論争は概要だけ示し,データはバッサリ削除。その他,生活保護制度や公的年金制度に関する補足説明もカット。教養科目であること,同じような意味だが当該テーマに関する初めての解説であることから情報過多による消化不良を恐れてのことだ。

 しかし,非正規雇用の現在の境遇が単に格差拡大を招くというだけではなく,正社員の賃金上昇を抑制していること,生産性の伸びを抑制していること,公的年金の基礎を危うくしていること,晩婚化を通じて出生率低下を推し進める作用があること,あるいは労働組合のあり方,セーフティネットのあり方が多様な働き型に対し中立的ではないこと,つまり前回のべたように男性性者印モデルに立脚していることなどは,消化不良の虞があるとはいえ,「ノーカット」で上映?することにした。テレビのニュース解説を越えて何のために講義するのか,に関わるからである。

 ドトール・コーヒー,ファミレス,ジム,ファミレスの行脚の合間に自宅にてノートPC,レッツノートR4(Pentium M 753 1.2GHz)のリカバリーを実施。工場出荷状態に戻し,オフィスヤブラウザ,メーラーなど基本ソフトのインストール。Netwalkerはプレゼンテーションソフトがしばしばフリーズするくらい非力なので,モバイルPCと併用せざるを得ない。しかし,このR4もキー入力をしばらく受け付けないという「遅延行為」をはたらせることが目立っていたので,思い切って初期状態に戻し,一から再出発することにした。
 すると,90%を超えていたディスク使用率も30%未満に落ち着いた。動作も快適だ。
 ところが,上の講義スライドの編集に移った途端,CPU使用率は常時80%を超え,キータッチの受け付け模本の2,3泊遅れようになった。

 結局,プレゼーテーションソフトは動作が重いことがよーく分かった。
 最近は構想ノートもスライド形成で作成していたが,今後はプレーンなテキストファイルかTexファイルで編集し,Netwalkerではオフィスのワード互換,エクセル互換ソフトしか使えない,と実感。

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