1月9日 午前中,自宅で講義スライド作り。残り2回の講義は非正規雇用の解説に当てる,1回目はその実態,2週目はその時代背景と宣言したばかりだが,2回目は格差問題を主テーマとし,90年代の労働者派遣法改正などの規制緩和はその一部とすることにした。
労働者派遣法の改正,派遣可能業種の原則自由化があったからこそ,非正規雇用の比率が3割を超すことになったのは間違いないにしても,それだけで改正以前に戻せ,ということで終わりかねない。
直前の講義で解説したように,非正規雇用の成立は内部労働市場の成立と軌を一にしている。したがって,非正規雇用問題は賃金格差ばかりでなく,労働組合の対象が正社員中心だったり,社会保険,社会保障が男性正社員(女性は家計補助労働者)であることを前提に制度設計されていること,人々の多様な働き方に中立的ではなかったことも係わっている。
そこで,橘木俊詔氏の問題提起による格差論争の経過,その後の状況を解説した上で,賃金制度以外の非正規雇用に差別的な諸制度を具体的に解説した。
しかし,スライドの数が初回36枚,2週目34枚に上った^^;。
専門外の学生には細かすぎる。再検討しよう。
昼過ぎより夕方までファミレスで粘り,ジム,そしてまた別のファミレスへ。
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