2011年3月16日水曜日

行列の人

暢気な性格で日曜日夜,電気が通った途端,ポンプが作動して水道も出るようになり,水を汲む必要が無くなると,ニュースを見たり,中古で購入したノートパソコンの設定をして日々を過ごすようになった。
母子二人なので,食事はあり合わせのもので済ませられるからだ。
ところが,「お米もあと数日」と聞いて,ニュースで映っていたダイエーに買い出しに出ることにした。

東北地区は,鉄道が運休し高速道が閉鎖され首都圏と分断されているため,物資補給の見込みが立たない一般にコンビニ,スーパーは店頭の商品がなくなれば,売るものがなく,「閉店」休業状態に追い込まれている。ところが,ダイエーは一般道等を利用して夜間物資を補給しているようで15日から「その日の商品なくなり次第閉店」で営業を再開した.かつてのスーパーの雄,ダイエーも現在は東北に一店舗しか保有していないから補給即販売という綱渡り商法が可能となったのだろう。

16日,寝坊して8時過ぎに駅前に着くと,すでに長蛇の列が勾当台公園のすぐ手前,バス停で言うと商工会議所前の先まで連なっていた。
並ぶのをためらっていたが,行列を整理している店員の話では,「お客さんは1550番目くらいだけど,昨日は3000名が利用できました」「乾電池は売り切れ,ペットボトル等は数量制限していますが,その他は何でも買えますよ。昨晩も商品が搬送されていますし」。その言葉を信じて待つこと5時間!ようやく入店できた^^;。

小雨が降ったり止んだりする中,吉村昭『敵討ち』(新潮文庫)の表題作。何処にいるかもしれない仇敵を捜す過程の壮絶さはもう1作「最後の仇討」の方がよく描かれていたように思う。その前後に日本経済新聞。8面しかないので全て読めた。テレビ番組表と広告以外^^;。それでも時間が余る。

13時半近くなってようやく入店。お米コーナーが空っぽだった時は愕然としたが,弁当屋パン,野菜をかごに詰めてレジを通そうかという時になって目の前をお米を抱えた客が通った。補給されたようだ。直ちにコーナーに引き返して庄内産ひとめぼれをゲット。

翌16日は教授会。7時前に山形行きバスの始発地,県庁前に着くとこれまた長蛇の列。ほとんどが若い人。またほとんどがスーツケースかキャリーバッグを牽いていた。どうやら食料に困った仙台在住の学生が一旦仙台から引上げ,実家のある山形,あるいは山形経由で首都圏やその先に出ようとしているようだ。

並ぶの止めようかとも思ったが,すぐ後ろの客が携帯電話で「400名くらい並んでいるほ。1時間4本くらい運行しているんでしょう。1バス36名くらい乗れるから1時間で360名。2時間ちょっとだよ」と話していた。余り利用していない人だな。1台50名以上乗れるんだよ。なら2時間も掛からないじゃんと思い直して並ぶことにしたが,結果は同じだった。
そもそも計算式が間違っていた^^;。36名×4台は144名だ。彼の計算では3時間弱掛かるはずだ(400÷144)。50名でちょうど2時間だ。故意ではない錯誤の上での話に騙されてしまった。

山形に着くと,コンビニの棚は空っぽで,また行列の最後に着く生活が続きそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿