2010年4月12日月曜日

待ちわびていたこと


東北楽天イーグルスに待ち望んだことが実現した。
昨シーズンのホーム観戦勝率は7割を超えていたのに,今シーズンはこれまでゼロだった。
3戦全敗だったのに,4月11日日曜日,田中マー君の完投勝利を見届けることができた。

それにも増して待ち望んでいたのは,ただ打率だけを参考に打線を並べる,クリーンナップは長打力があればたとえ打率が低くても据え置く,つまりただ打つだけ(守るだけ)の野球から,機を見て足を動員する柔軟な野球に転換することであった。

この日も中盤まで打線が繋がらず,リンデンの出会い頭ソロ・ホームランで1点を取っただけで終わりそう,という暗い,ハッキリ言えば「ツマンネェ」という雰囲気が漂っていたのに,7回裏,ノーアウト2,3塁から,今季打撃好調で打率3割のキャッチャー嶋基宏選手に初球スクイズを敢行させ貴重な追加点を奪い,俄然盛り上がってきた。

さらに,8回裏には二死から大物狙いばかりが目立っていた山崎武司選手がしぶとくヒットを放つと,内村賢介選手が一塁代走に入り,次打者中村紀洋選手のライト線際の2塁打の間に本塁まで駆け抜け,勝利を決定づけると,球場の盛り上がりは頂点に達した(東北楽天イーグルス4x1オリックスバッファローズ)。

こうした各人の特長,能力を最大限に活かし,全員で繋いでゆく野球こそ戦力の薄い球団に望まれていたことであろう。
(写真の,本塁を駆け抜けた内村選手が豆粒のように小さいのは身長163cmの故ではなく,望遠15倍のcoolpix L100が電池切れのため,普段持ち歩いている3.4倍のcoolpix L19で撮ったから。バックネット裏,イーグルシートからでもこのように小さくなる。嵩張ってもスポーツ観戦ではL100が離せない)

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