2010年4月10日土曜日

お礼

馬場宏二東大名誉教授より「経済成長論再考」(大東文化大『経済論集』94,2010),遠山弘徳静岡大学教授より『資本主義の多様性分析のために--制度と経済パフォーマンス』(ナカニシヤ出版,2010年)の寄贈を受けた。現在,目先の論文構想で拝読する暇がない。まずはお礼を申し上げる。

馬場宏二氏からは以前より寄贈を受けていた。またその見解も何度も目にし耳にている。氏の「富裕化論」は周知のところである。
遠山氏とは直接の面識がない。レギュラシオン論の立場に立って研究されている,位しか知らない。不勉強であまり著作を読んでいない。寄贈していただいて恐縮していたら,著者プロフィールに「山形大学人文学部卒業」とあった。勤務校の卒業生である。これを機会に勉強させていただこう。では,表面的か^^;。資本主義の多様性を捉える視角は明らかに異なるので,自分の理解を深める題材にさせていただこう。

 4月9日 午前中のアドバイザー懇談会は3,4年生対象なのでそのままゼミ,経済原論演習の初回だ。成績表を渡す他は今後のゼミの進め方がテーマ。といっても4年生の佐藤君は就職活動の真っ盛りだ。今のところ面接も好調なようでそのまま就活に専念して欲しい。他方,研究生の周さんは来年度大学院進学を目指している。聴いてみると,四川大学時代,日本の勉強をした際には,財閥に関心を覚えたという。日本の企業集団は戦前の財閥とは性格を異にしている,と説明した上で,あまり専門専門していないと言っては失礼だが,比較的叙述が平易な奥村宏氏の『新版 法人資本主義の構造』(教養文庫,1991年)をテキストに報告して貰うことにした。

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