2010年4月6日火曜日

岡田ジャパンへの痛い指摘

今朝の日経で,横浜マリノスやベガルタ仙台の監督を務めた清水秀彦氏がサッカー日本代表の岡田ジャパンに対し,相手ボールを多数で囲み奪ったら狭いところパスで繋いで攻め上がるという当初のコンセプトがうまくゆかなくなったので,サイドへの展開とかアーリークロスとかか加えてゆき,さらにこれまで代表に呼んでいなかった選手を試すようになった。新たに代表選手を選考するようになった。

清水氏はMFやFWの登用について彼なりの提言をしつつ,「監督の一番大事な仕事は,正しい位置に正しい選手を置くことだ」。「本番まで2ヶ月。ここまで来たらもう,何を言われようが,岡田監督は自分が示したコンセプトにこだわるしかない。戦術的に手を加える必要があるが,最後まで押し通すのがコンセプトというもの。何をしているのかわからない状態では,どこに問題があるのかわからずにワールドカップが終わってしまう」と進言している。

コンセプトが曖昧になっては選手起用もちぐはぐになる,という鋭い指摘だ。

岡田ジャパンに関しては,当初から局面の戦術ばかりで,全体像曖昧と感じていた。いまさら監督交代もないから,自分としては,ジーコジャパンと同様,ワールドカップ本大会の開始前から「4戦3戦全敗必至」と覚悟しているが,残された時間で,岡田監督なりのコンセプトを完成して欲しい。

対して,すでにシーズンに突入した日本プロ野球。
東北楽天イーグルスのブラウン監督も「戦術曖昧」「選手起用頑迷」では人後に落ちない。すでに広島カープで4シーズンすべてBクラスに終わった監督なので,この先の成績上昇も望めないだろう。

ただ,こちらは予選3試合で敗退するわけではなく,後130試合近く残っているから,監督休養の可能性が否定されているわけではない。

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