2011年2月28日月曜日

人品

人の人格を規定しているのは何か,は一概には言えない。

単純に出自,学歴とはいえないことは確かだ。
現代では,高貴な家のでの人間が人品貴いと考えているものはわずかであろう。
また学歴が尊ばれる現代でも,それは能力との関連であれ,品格の故ではない。

名門の家の出の人間がそうでない者に取る態度が傲慢である,という例はいくらでもあるし,
高学歴の者が学歴を自身の立身出世の手段と考えていることは今では臆面もなく披瀝される風潮がある。

しかし,徳川元子『遠いうた--徳川伯爵夫人の75年』(文春文庫,2005/単行本は1983年)を読むと,
家柄や学歴とは異なるが,
しっかりした家庭教育や学校教育の影響が大きいことは認めざるをえない。

最後の大垣藩主の孫娘(他方で岩倉具視の曽孫)で家族の一員として育ち,後に徳川三卿の一つ,田安家に嫁いで伯爵夫人となる著者が,
幼少期から少女期の想い出を決して出自を自慢する風でもなく,詳細だが淡々と語り,
幼くして母,少女時代に父に先立たれた顛末を抑制した筆致で語る様からは聡明さが十分に伺える。

もちろん,同じ華族でも,同じ女子学習院でも人さまざまであり,
著者の姉,父,継母,祖父母はまた別のようである。
(長子以外の孫を「粗製濫造だから」という祖母,著者と同い年の娘を妻妾同棲させる祖父など)

読書好きで,トルストイ,有島武郎から吉野作造,福田徳三まで読み,
雑誌『改造』を取り寄せ
平塚雷鳥や山川菊栄らの婦人問題に関心を寄せていたのは
著者ならではの個人的資質・嗜好性であるのは間違いない。
(家の財布を預かる大垣半以来の家来は本の中味がわからないので『改造』でも何でも買ってくれたという)

恵まれた環境だからこ周囲の急迫した状況とのギャップに悩み
女性が本人の意識関わりなく嫁がされる状況だからこそ厳しく育てられた。

その意味では戦前の貴族の最も良質な部類の一人に他ならない。

 2月27日 「高畠ワインたった二杯で朝も起きられず」ではないが,寝坊してしまい「意図せざる完全オフ」。今に移っても午前中はウトウト。午後,NHKのローカル放送で楽天イーグルスのオープン戦対日ハム戦を観る。三木谷オーナーの言う「踊り場」は昨シーズンだけ終わったわけではなさようだ。先日Googleカレンダー上に作成した東北楽天イーグルス式戦日程のロード/ホーム表記に誤りが見つかったので作り直す。母の希望でアマゾンより取り寄せた徳川元子『遠いうた--徳川伯爵夫人の75年』をお下がりを受ける形で読む。
 2月28日 担当科目のうち,工学部生が受講している基盤教育「市場経済」に関してJABEE認定に必要な書類を整え,工学部教務へ発送。e-Taxに必要な電子証明書の期限(3年)が切れていたため早めに下校し閉庁ギリギリで区役所に駆け込む。先週より肩凝りが酷かったため,ジムでリラクゼーション・マッサージ40分。凝り固まっていたようで圧す力も半端ではなく涙が出そう。「ピンポイントで圧しています」.その後,腹筋,ジョギング,腹筋。なぜかe-Taxがうまくゆかず明日に持ち越し。

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