2011年2月6日日曜日

予断は許さない

公務員対策講座の講義「経済格差」,1回だけだが,
講義スライドの構成に頭を悩ませられる。

現実問題にはいろいろな問題,共時的にも通時的にも,絡むので
説明すべきことが多く当初36スライドになっていた。

先週初めゼミ生の知恵を借りて24スライドに圧縮したが,
以後,日々見直す度に「舌足らず」「説明不足」が目立つ。

そこで,学生に渡す講義プリントとは分けて上映用スライドの枚数を増やしてみたが,
それでは学生に不親切と,講義プリントに手を付けてした。
その途端に枚数が増えた^^;。
土曜日昼間は32枚,夜には36枚。
日曜日朝は涙をのんで減らしたものの30枚。

増えたのはより丁寧に説明しようとしたからばかりではない。
受講生のほとんどが地方公務員志望者なので,
市町村が運営する医療保険,国民健康保険,いわゆる国保や
4分の1費用負担する生活保護の部分について
日経テレコン21などを利用して新聞検索し,最近の市町村財政への影響などを調べ,
書き加えると,自ずと数枚はスライドが増える。

しかし,90分1回切りの講義で盛り沢山では受講生は戸惑うこと必至。

また,よくよく考えてみると,
非正規雇用や無業者の増大など格差問題の市町村への影響を考察するということは,従来,解説していた格差論争や非正規雇用の拡大原因,派遣法改正等がメインテーマから外れていくことを意味する。

そこで,それらは別のテーマ,他の講師による解説に委ねバッサリ。
中心テーマは非正規雇用問題の構造的背景である労働市場の二重構造,
および格差問題の地方における現れ(国保の保険料滞納や税の投入,生活保護の水際昨再)に絞られていった。

こうして日曜日の昼には24枚に戻すことができたが,
講義日まで未だ2日あり,予断は許さない。
もう見直すのはよそう^^;

 2月5日 朝一番近くの内科に駆け込む。微熱のある者は通常の待合室から隔離され,病室,あるいはレントゲン室の前などで待たされる。その間,腰の低い先生が病人の間を会釈しつつ右往左往。1時間後ようやく順番が回ってきた。「のどが赤くなっていますし,風邪ですね。抗生物質や貼り薬を4日分処方しておきます」。夕方ジムに顔を出したくなるのを我慢して自宅籠城。

 2月6日 朝起きると平熱。咳は残っているものの,もっと早く病院に行けば良かった。
久しぶりに近くのドトールコーヒー。論文の補正をするつもりが,スライドの枚数が気になって圧縮作業に専念。午後は本来の仕事に専念する予定。

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