2011年2月8日火曜日

また1冊

ずいぶん暖かくなって早朝自転車で駆けても手が悴むこともなくなった。
山形では歩道に未だ雪が残っていたものも,アイスバーンは砕けてザクザク,ところどころ水たまりになっていた。
しかし,夜になると,街には寒風吹き荒れる風で歩いていても寒くて仕方なかった。

そして,久しぶりにジムで走って疲れた身でドトール・コーヒーでしばし呻吟した後は,
あの,居たたまれない西村賢太の私小説が無性に読みたくなって,
併設された書店で,未だ読んでいない文庫本『二度はゆけぬ街の地図』(角川文庫,2010)をゲット。早速小説2編。
無頼派がいつの間にか清涼剤^^;。

 2月7日 午前のうちに「自治体経営」の成績登録。午後,金曜日の「経済原論演習」を変速開催。卒業レポートと言っても10枚以上ねと4年生に申し渡して1週間。なんと40枚弱のレポートが提出された。
「ほとんど引用です」
身も蓋もない発言だが,
学部生の卒業レポート,論文は種本の引用集であることは仕方がない。
どこが学問的論議の最前線かを見出すには相当の勉強が必要だからである。
あるいは論点の提示自体が論文の格,あるいは研究者としてのオリジナリティでもあるからだ。

しかし,引用の仕方--引用箇所,引用のつなぎ方--に素材をどこまで理解したか,
正にどれだけ勉強したかが如実に表れる。
読ませてもらいましょう。

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