2010年10月30日土曜日

レジュメの評価

ゼミを終わる祭,
報告者のS君が「今回のレジュメは何点ですか」と尋ねてきた。
B(5段階評価の上から3番目)かなぁC(同4番目)かなと答えると,
すかさず「点数でお願いします」
うーん,50点かな。

「そうですか」落胆の色が見える。
60点未満じゃCではなくFだから落胆ももっともだ。
しかし,
冒頭からA説,B説,C説それぞれを抜き書き風に要約しているだけで
相互の違いが説明できない,
では60点は難しい。

しかし,S君よ。
報告担当箇所の内,そこが肝の一つだ。
従来の諸説に対する著者の見方がわからないと,
その後展開される著者の議論もその意図,意味が見えず,
字面だけの要約になりかねない。

もちろん,君は進学するのではなく,実社会に出て行くのだから,
学問的位置付け云々を細かく追う必要はない。
実社会では複雑に錯綜する現実の論点を能力して示すことが求められている。

ここで求めているのもそれと変わらない。
丁寧なといっても,詳細なという意味ではなく,
簡潔にして見通しのよい要約を示して貰いたい。

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