講義では喋りっぱなしになっているが,
ゼミでは逆に学生に任せている。
そのため,例えば,教養セミナーでは私人身はディベート形式の授業は受けたことがないのに,司会者を割り当てられた学生が勝手にディベート形式で推し進めてくれる。
しかし他方で,学部ゼミでは,ゼミ生からは無関心ばかりに「気のない返しですねぇ」と揶揄されるたりする^^;。
しかし,黙っておれない時があって,最近,教養セミナーでは最後の教師講評の済,「皆さんの意見は尊重するし,そもそも考えに優劣はつけられないが,その前に著者が何を言おうとしているのか,テキストを丁寧に読もう」と繰り返しアドバイスしている。
またゼミでは,留学生のレジュメに対して「先ず著者が何を言おうとしているかを正確にまとめよう」と指導している。
もちろん,指摘が細かすぎれば,講義をした方が手っ取り早いし,学生の考える力を奪ってしまう。
その兼ね合いがむつかしい。「気のない」などと受け止められるようではまだまだである。
6月4日 「経済原論」は賃金および流通過程を一緒に講義。自分自身はそうとは考えていない,多様な労働を含む売ると考えているが,テキストは賃金形態=剰余価値の隠蔽形態という認識なのでさらっと。教養セミナー「格差を考える」
は第3章前半。ベーシック・インカム論の思想分野における先駆けとしてネグリを取り上げているが,1年生には難しく,その意味内容を捉えることに難儀しているようだ。
「経済原論演習」は今週から小池和男『仕事の経済学』。まとめに不正確なところがあるので「やり直し(`_´メ)」。院入試を睨んで少し厳しく対応。
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