ソファで仮眠を取り,早朝3時半からの,サッカー・ワールド・カップ南アフリカ大会,グループリーグの日本代表3x1デンマーク戦に備えた。
結果はご覧の通りで,ご同慶の至りだが,
改めて感じたのは
同点では決勝トーナメントに進出できず,勝つしかなかったデンマークの方が試合開始前から不利であったこと。
にもかかわらず,デンマークは日本代表が2点目を決めたフリーキックFK場面で1点目でFKを蹴った本田圭佑選手ばかり警戒し遠藤保仁選手のキックに無警戒であったことだ。
日本のサッカーファンでなくても,調べてみれば,遠藤選手の方が本田選手よりはるかにボール捌きに長け,視野も広いこと,ただ屈強さやシュートする姿勢で本田選手の劣ることは明白だ。
一言で言えば,日本代表を「舐めていた」のであるが,
そもそもヨーロッパのプロリーグに進出している選手しか事前調査に値するとは見ていたのであろう。
それも,サッカーにおけるヨーロッパ中心主義という名の奢りであろうが,
前回大会優勝国イタリア代表,準優勝国フランス代表が,ヨーロッパのプロリーグに進出していない選手の方が多い中南米や中欧のチームに1勝も挙げられず,グループリーグをともに敗退し,同様に優勝候補の一角英国代表がグループリーグでは米国代表の後塵を拝している今となっては,その見方を少しは相対化した方が良いのではなかろうか。
6月25日 「経済原論」は銀行信用。教養セミナー「格差を考える」は『ベーシック・インカム入門』第4章後半。専門外の1年生から「過少消費説」について尋ねられたのはまだしも「糊口をしのぐ」については苦笑。「専門用語ではないので報告者が自分で調べておかなきゃ」。「経済原論演習」は中国人研究生の研究計画報告。初回なので本人の問題意識について質問。その後,遅れてきた4年生が「第18回三大学合同ゼミ」の論点構成について報告。同じ経済学といってもカリキュラム上の位置づけの異なる別々の大学の学生を集めた合同ゼミの難しさは前回記した通り。論点を具体的に示してきた報告を諒とする。
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