人を説得することは難しい。
よく言われるように,「馬を水辺まで連れて行くことはできるが,無理矢理水を飲ませることはできない」(You can lead a horse to water, but you cannot make him drink.)
本人がその気にならなければ何事もなしえないということでもあるが,本人がそのことの必要性を確と認識しているか否かが先決だ。
馬鹿でない限り,あることが自分にとって得か損かの計算はできる,否,常にしている。
しかし,現状を改める,別の行動を取るとになると,合理的計算とは別に逡巡が生じる。
誰でもそうであろう。自分も思い当たることが多々ある。
そこには単純な収支とは別に価値観も存在するからである。
そこで,他人は給水の重要性を語ったり,水を汲んだりする。
しかし,本人に成り代わって水を汲むことまでしていると,本人にとって必要性の認識がかえって虞もある。
ここが一番難しいところである。
2月17日 臨時学科会議,専攻会,研究科運営委員会,定例教授会,研究科委員会その他,私費留学生入試,大学院入試の合否判定手続が必要だったため一日中会議の連続だった。
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