2010年2月11日木曜日

餅は餅屋か

 2月10日 公務員対策講座で生協主催講座でも講師を務めているA先生の「論作文の技法」を聴かせていただいた。講義プリントの印刷・配布,出席カードの配布,回収を頼まれたいたので,昨年に続き傍聴することになった。小論文の課題テーマに対して決して深入りせずバランスをとりながら回答する模範例を読むと「餅は餅屋」と納得した。
 こちらはつい新聞解説以上のことを述べようとか,ヌエ的表現(失礼!)では見え見えの誤魔化しと忌避しがちだが,いろいろな専攻の学生が受験する小論文では専門的で断定調なことは求められていないのであろう。

 引き続き「集団討論の技法」の講義が設定されていたが,出席カードを配って人文学部の「授業改善FDシンポジウム『成績評価を考える』」に参加。学生,教員から成績評価についての貴重な発言があった。学部として意見統一する場ではないので,それぞれの考えが述べられたに過ぎないが,惜しむらくは他大学にも参考になる成績評価上の普遍的な問題を取り上げるという視点があってもよかったのではないか。社会から「学士力」が問われ,他方で独立行政法人の仕分けが日程に上る今日では,内部で合意すれば済むという問題ではないように思われるからである。先祖秘伝が自慢の餅屋では立ちゆかないのではないか。途中で退出し出席カードの回収。

 朝一番,教養科目「日本国憲法」の試験監督補助。こういう時はちゃんと目が醒める^^;。夜,SGCIMEの春合宿のテーマについて幹事にメールで確認。全体会で昨秋上梓された小幡道昭先生の『経済原論』が取り上げられるとのこと。

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