2011年1月8日土曜日

空転




7日 宮城学院大学「経済社会特論」の次回講義資料を編集。既に昨年版に手を加えていたので,最後のチェックをするだけ,のつもりだったが,半日費やしても終わらなかった。

非正規雇用の概要は既に前回触れている。しかも次回が」最終回である。
非正規雇用問題の背景として,企業毎の賃金制度や家族賃金思想,企業別労働組合,社会保険における非正規雇用の地位まで触れていくと,80分!授業では詰め込みになってしまう。

かといって,労働者派遣法の改正の話だけでは「表面的」解説になってしまう虞がある。
法改正によって,派遣労働者が使いやすくなったのは確かだが,
その前から賃金格差はあった。
賃金格差がそのままなら,賃金の安い非正規雇用を使うのは必定であろう。

したがって,派遣法を改正前に戻す,あるいは廃止しても,
安いパートやアルバイト,季節工,請負労働者が利用されるだけである。
だから,「二重構造」を構成する諸要素は外せない。

そんなことを考えているだけで,先に進まなかった一日^^;。

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