2011年4月2日土曜日

水シャワー

都市ガスの復旧が遅れている。
仙台港に敷設されたガスタンク及びガス製造施設が壊滅したため,
当初は「復旧の見通しが全く立たない」とか「1ヶ月以上は掛かる」と言われていた。

その後,新潟からパイプラインを通じてガスを調達できる見込みが立ったので,
自身から約2週間後の23日頃から徐々に復旧作業が開始された。

但し,地中に埋められたガス管を修繕する必要があることを閉栓及び開栓は戸別訪問して確認する必要があることなどから徐々にしか進んでいない。

その間,秋保温泉日帰り湯を利用したり,復旧したスポーツジムの系列店で入浴したりした他は,電気ポットで沸かしたお湯で身体を拭くなどして凌いでいた。

金曜日昼前にも,母を伴って系列店のお風呂を利用していたが,
本来登録しているジムが営業再開したと聴いて夕方押し掛けてみた。

自分のメンバー区分では,市内系列店でもタオルは無料貸与されるものの,
ウェアにシューズは貸与されず持ち込む必要がある。
これに対して,登録店では着替えを携帯していればいつでも身軽に飛び込める。

通常,入店が18時台後半になると,ジョギングに利用するトレッドミルは予約で一杯で,空いている時間までマシーンを利用したりして過ごす必要があるが,
当日は,トレッドミルばかりか,マシーンスペースもスカッシュコートもガラガラで余裕を以て利用できた。

ところが,その後のシャワーはお湯が出ない。
都市ガスが復旧していなかったのだ。

都市ガスは同じ行政区内でも細かな区画毎に修繕,確認作業が行なわれている。
(市のガス局「約2,000戸から3,000戸の単位で155ブロックに分け、ブロックごとに閉栓作業、設備の修繕、開栓作業の順で実施します」)
近くの街まで復旧しても不通が続くと思えば,
区の境界近いところが先に作業が終わることがある。

スポーツジムとしても,3月の臨時休館日を4月以降の定期休館日開館によって穴埋めするなど経営上の理由があったのであろう。
都市ガスは不通のままで,したがってシャワーやプール脇のジャクジー風呂もお湯が出ないまま,営業再開に踏み切っていたのだ。

だいぶ暖かくなっていたので,
身体を洗う分には水でもさほど苦にならないが,
さすがに髪を洗うときは脳が痺れるような感覚がして身震いした。

なお避難所にいらっしゃる方を別にして,
都市ガスが復旧していない地区はなお多い。
自宅もそうだ。
都市ガスは,静岡,大阪,福岡などとの都市ガス業者から大勢の要員援助を仰ぎながら,一日に復旧できる戸数はそう多くない。
またスポーツジムは会費で運営せざるをえない。何時までも臨時休館を続けられない。

つまり,当分の間,水シャワーが続きそうだ。

ウェア・シューズを持ち込んでも熱い温泉に浸るか,
着替えだけ持ち歩いて水シャワーで我慢するか,
人それだろうが,車で通勤(登校)するわけではないから,身軽な方を選びたい。

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