2010年11月14日日曜日

簡素なのは仕組みかそれをもてはやす者の見方か

日曜日は完全オフ。この際,アマゾン・ドット・コムで取り寄せたきりになっていた本を読破しようと思ったものの,居間では寛ぎすぎて,ただでさえ遅い読むスピードがさらに遅くなってほとんど進まなかった。ジム帰りにファミレスに寄ってお代わり自由のドリンクバーで粘ってようやく半分くらい読めた。
しかし,これではいつもと変わらない^^;。

興味深いのは,新自由主義に立脚したベーシック・インカム論,新田ヒカル・星飛雄馬『やさしいベーシック・インカム』(サンガ新書)には荒井一博『自由だけではなぜいけないのか』(講談社メティエ選書)が新自由主義の問題点として指摘していた他人への無関心が濃厚に漂っているということ。

ベーシック・インカムが導入されれば,最低限の生活が保障されるので,解雇規制は不要になり,労働市場の流動性が進み,ミスマッチ失業は解消する。
毎月の給付を使い尽くすと,後は自己責任。
社会保障制度を統合し,それに関わる官僚機構を簡素化するだけでなく,社会問題を簡単に捉えようとする浅薄さを感じさせる。

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