大学では教員と学生の関係は,高校までの担任教師と生徒との関係ほどは密接,濃厚ではない。
それでも演習(ゼミ)ないし研究室に属するようになると,2年,大学によっては3年ないし4年担任関係が生じるので親しい関係になる。
理系や文学部計の場合には,学生は,毎日,ちょうどクラブの部室のように研究室を拠点にして他の教室や実験室,演習室に向かうので,根城となる研究室の教師との家計は深い。
社会科学系の場合には,他の授業と同じように演習(ゼミ)の時間だけ主任教員と学生は接するだけ,つまり週1回顔を合わすだけだが,それでも2年ないしそれ以上関係が続くし,卒業論文やレポートの始動を通じて関係を深める。
関係が深まれば,親しく接することになり,互いにプライベートな告げたり,なれなれしい,あるいは踏み込んだ発言を互いにするようになる。
中には「そこまでいうか」と感じる踏み込んだ発言になり,ムスッとさせられることしばしばである。
しかし,そういう感情をおいて考えてみれば,学生もよく見ているなおぁと感心させららる。
当然であろう,学生も2年近く教員を傍で観察し,またその言動で好悪さまざまな感情を引き起こされてきたわけであるから。
もちろん,その発言全てに納得するわけではない。
教員が教員として学生を観ているように,学生は学生の視点,立場で教員を観察しているわけであるから。
しかし,それらの発言は親しいものならでは気付いた点も多く,ハタッと教えられることも多い。
誰でも家族や友人知人など親しく接する者はいるわけであるが,
年の離れた若者から普段気付かない知見を得るのは教員ならではであろう。
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