2010年8月17日火曜日

電子書籍

電子書籍と聞いても,

  • アルファベットと違い,漢字は画面では見づらい
  • 論文などは既にPDFファイル化しておりノートパソコンで十分
  • 他の作業をする上でもノートパソコンと2つ携帯するのは面倒

などと懐疑的に捉えていた。

しかし,例によって長い昼休み,ソファに寝転がって西田宗千佳『iPad vs. キンドル』(エンターブレイン,2010)を読んでいたら

  • 利用されている電子インクは液晶とは異なりバックライトを用いないので,目が疲れない
  • PDFファイルも読み込める
  • 契約不要の形で携帯通信端末が着いており購入した書籍は記録を参照して外出先からでも読み込める(予めメモリに読み込んで外出する必要なし)
  • 電源オフ時にも映し出せ,ページをめくる,新たにダウンロードするとき以外は電源を使用しないので,バッテリーの保ちがよい

ことがわかり,ノートパソコンとは別に携帯する意義がありそうだとわかった。

問題はコンテンツで
アマゾンのキンドルや(2007年)やソニーのソニーリーダー(2009年)先行した電子書籍リブリエ(ソニー)が失敗したのも,書籍の数が少なく,既刊本中心だったからだ。

アマゾンアメリカの場合,今年1月段階で41万冊,昨年5月段階で35%がキンドル版になっている。(その普及は昨2009年に著しく,昨年「アマゾンでもっとも売れたのがキンドル(ハード)」と発表されている)。

コンテンツさえ揃えば,デイパックにどの本を詰めようかとか外出先で読みたい本が見つかっても行く先々でさらに荷が増えないかなどと悩む必要もなくなるだろう。

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