2010年8月15日日曜日

歩いても 歩いても

論文の推敲といっても,集中力の維持という点で,日に何度も繰り返せるものではない。

すると時間が余る。そこで,午後は文字通り午睡に当てたり,録画したテレビ番組を観たりしていた。
それにも飽きて,ドトール・コーヒーからの帰りにTUTAYAで電子書籍の解説本,西田宗千佳『iPad vs. キンドル』(エンターブレイン,2010)を購入,さらにレンタルDVD,是枝裕和『歩いても 歩いても』,同『誰も知らない』を借りた。

お盆という時期もあり,兼ねて観たいと思っていた『歩いても 歩いても』を観賞。

脇役が原田芳雄,樹木希林というだけで観る前から安心感がある。
亡き跡継ぎの命日,彼らの下,つまり実家に集まった嫁いだ娘,子連れ女性と結婚した次男,それぞれの配偶者や子供等と彼らとの会話には,表面的な賑やかさとは別に,新しい家族のあり方,旧来型から外れた家族関係を受容れ切れない親たちの苦悩と子供達の抵抗が垣間見れる。

過剰な物語展開を排した点も含め,期待通りだった。

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