2011年7月17日日曜日

目標は達成したが目的達成は難しい

午前中,学期末までの講義資料を作り溜めしていると,母が<A href="http://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&cd=1&ved=0CCEQFjAA&url=http%3A%2F%2Fwww.rokkon.jp%2F&ei=U1QiTvfkLa6imQW8rZm7Aw&usg=AFQjCNFAzDpAH6uwXSES9XiZJ3LQDniQXA&sig2=eN0ArKgmaeDVM0z5ILqo0A" target="_blank">東北六魂祭</A>に出かけるという。

震災復興を祈念して,
東北の夏祭り,青森ねぶた祭,秋田竿燈祭,岩手三叉祭,山形花笠祭,福島わらじ祭,仙台七夕祭を一堂に集め,定禅寺通りをパレードする,という

初日のパレード開始はは14時半だが,14時前から付近の交通渋滞が予想される。ならば昼前から出かけて,定禅寺通り脇の三越で時間を潰して,という算段だ。

中心市街地は結構狭いので,バス,車が動かなくなるのは間違いない。
しかし,そんなに人が集まるかなぁ。

例えば,新宿で花笠祭のデモンストレーションを行ったとして,見学客は限られるだろう。
短い夏を惜しむように街総出で盛り上がる点に「東北夏祭り」の意義がある。
首都圏その他の夏,とは違うのである。
やはり8月始め実際に東北に行かなければ,夏祭りは楽しめない。

ところが,人が来たのである。
付近には首都圏ナンバーの観光バスがゾクゾク到着。
地元の人は地下鉄や徒歩で。

沿道は早くから「場所取り」した観客で埋まり,人混みで疲れた母はパレード開始前に帰宅した。
自分は球場帰り,自転車で県庁前を付ききるつもりが徐々にパレード中心地,定禅寺通りに引き込まれ,「なんで自転車で乗り込んだんだ」という白眼視を感じつつ20分以上掛けてようやく脇道にそれることができた。

主催者にとってこれは「誤算」だったろう。
沿道から通りに人が溢れ,ねぶた祭と三叉祭のパレード参加は取止めになった。
それ以上の誤算は,今回の六魂祭はあくまで8月上旬の「東北夏祭り」のデモンストレーションだから,
今回六魂祭に参加し,本番の「東北夏祭り縦断ツアー」には参加しない東北以西の人々が多かったことであろう。
復興祈念のつもりが,需要の先食いになってしまえば,元も子もない,訳である。

0 件のコメント:

コメントを投稿