震災復興を祈念して,
東北の夏祭り,青森ねぶた祭,秋田竿燈祭,岩手三叉祭,山形花笠祭,福島わらじ祭,仙台七夕祭を一堂に集め,定禅寺通りをパレードする,という
初日のパレード開始はは14時半だが,14時前から付近の交通渋滞が予想される。ならば昼前から出かけて,定禅寺通り脇の三越で時間を潰して,という算段だ。
中心市街地は結構狭いので,バス,車が動かなくなるのは間違いない。
しかし,そんなに人が集まるかなぁ。
例えば,新宿で花笠祭のデモンストレーションを行ったとして,見学客は限られるだろう。
短い夏を惜しむように街総出で盛り上がる点に「東北夏祭り」の意義がある。
首都圏その他の夏,とは違うのである。
やはり8月始め実際に東北に行かなければ,夏祭りは楽しめない。
ところが,人が来たのである。
付近には首都圏ナンバーの観光バスがゾクゾク到着。
地元の人は地下鉄や徒歩で。
沿道は早くから「場所取り」した観客で埋まり,人混みで疲れた母はパレード開始前に帰宅した。
自分は球場帰り,自転車で県庁前を付ききるつもりが徐々にパレード中心地,定禅寺通りに引き込まれ,「なんで自転車で乗り込んだんだ」という白眼視を感じつつ20分以上掛けてようやく脇道にそれることができた。
主催者にとってこれは「誤算」だったろう。
沿道から通りに人が溢れ,ねぶた祭と三叉祭のパレード参加は取止めになった。
それ以上の誤算は,今回の六魂祭はあくまで8月上旬の「東北夏祭り」のデモンストレーションだから,
今回六魂祭に参加し,本番の「東北夏祭り縦断ツアー」には参加しない東北以西の人々が多かったことであろう。
復興祈念のつもりが,需要の先食いになってしまえば,元も子もない,訳である。
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