2011年7月31日日曜日

憲法!民法!刑法!!

普段同僚の講義風景を覗くことはない。
誰もそう明言しているわけではないが,勝手に覗くのは礼儀に反する,という暗黙の理解がある。

しかし,土曜日はオープンキャンパスだったので,
運営側の委員として,各会場,模擬講義や学科説明会,教師との集い,在校生との集いなどを練り歩き,
結果として同僚の講義に接することができた。

「就職先として公務員が多いとして,ではどういう職場が多いのだろうか」
某先生は少し抑揚が掛かっている。
学科説明会は同じパワーポイントのスライドを用いて3会場同時に進めているが,
別の先生は「同封されている資料,学部案内を見て下さい」抑揚も付けずに淡々と説明している。

模擬講義でも,ふだんから声が上ずりがちの先生が,専門用語の原語の発音に拘われるものだから,すべてのフレーズが尻上がり,のような印象を受けた。

今回学科で模擬講義をお願いした3名の先生は図らずも皆パワーポイントを利用されなかったが,
講義プリントも紙面びっしりの先生から見出し中心の先生までさまざま。

「大学での勉強で一番大事なことは自分の頭で考えることです」
冒頭,そう注意された先生の講義プリントは解説でびっしり埋まっていた。
さらに「5分観てもらいます」とビデオも利用されていた。
他の会場を回って戻ってくると六法の解説の件で
「ハイ,憲法!,民法!!,刑法!!!」
「声が小さい。憲法民法刑法」
「ハイ,憲法!,民法!!,刑法!!!」
「よろしい」
自分の頭で考えろ,で復唱とは奇異に感じるが,
視覚に訴えたり,口を動かしたりと学生を飽きさせないためであろう。
皆さんさまざま講義の工夫をされているのだ,と実感した。

 7月30日 山形行き始発バス,3番目の停留所,広瀬通では満員で乗れず。今日は仙台の某私大とオープンキ​ャンパスの日程が重なっていたが,満員客が本学参加者だったらいいなぁ^^;。帰宅後はファミレスで呻吟。
 7月31日 朝方うとうとしていたら強い揺れ。思わず飛び起きた(福島県沖地​震,マグニチュード6.5,宮城の震度は4)。ただ揺れが短かったので安心して!再び床へ。起床後はノートPCをデイパックに詰め外出。夕方一旦帰宅して近くのドトールコーヒーへ。

2011年7月27日水曜日

夏休みを待つ気持ちは抑えがたい

夏休みはのんびり旅行なり,普段読めないでいた本でも紐解く。
「待ちに待った」気分が普通なのだろうが,
夏休みになると,学期中には開けなかった行事,各種教員研修,オープンキャンパス,研究合宿が設定されており,
準備を学期中に進めざるを得ない。

そのため,講義資料を最終回までまとめて作成する。
前年度分の構成を見直し,データを最新のものに変えるなどせざるを得ない。

夏休みの準備に気を取られると,
肝心な講義資料に誤植が出て学生に迷惑を掛けてしまう。

仕事でも遊びでも夏休みの到来を渇望する気持ちは抑えがたいのである。

 7月25日 宮城学院女子大「経済理論」はファーストフードの「名ばかり管理職」,しかもご当地仙台泉店の記事を読んでもらった後に,労働時間規制について解説し,読み取りテストを実施。ポイントは管理職か否かではなく,労基法の想定する「監督若しくは管理の地位にある者」,いわゆる管理監督者か否なのだが,直後採点したところ正答率は高かった。ディーラーで半年毎の自家用車点検をして貰う間に,ファミレスで昼食および研究会報告の構想。半進二退。ジムで走る。

 7月26日 「経済原論」は近代イギリスの金融。19世紀末~の,企業と銀行との関係の変容,金融資本成立の前段。

2011年7月24日日曜日

責任論の難しさ

合同ゼミのテーマ設定は難しい。
ゼミ毎に勉強していることが違う,ということもあるが,
大学によってカリキュラム編成が異なる。
学部学科の性格により経済学の科目が多いところもあれば,少ないところもある。
皆が議論に参加できるようにテーマやラウンド毎のお題を設定する主催者側の苦労は並大抵ではない。


三大学合同ゼミでは今回「『原発事故』を考える」をテーマに設定した。
当初メーリングリストの開催案内では,参加者に1)なぜ日本が原発大国になったのか,2)必要なエネルギーの確保は可能かを調べてきて欲しいと呼びかけていたので,てっきり内容は原発を推し進めた日本の旧通産省と電力会社の原発推進体制や脱原発の可能性が中心だと思っていた。

ところが,実際は,題材として使うとは聴いていたが,毎日小学生新聞に掲載された元記者の東電批判の記事と,それに対する東電社員の,小学生の子供からの反論を読んで,小学生に返事を書く,というものだった。

小学生の文章と言っても良く練られたもので,それ自体は問題ない。
問題は元記者の批判も小学生の反論も,今回の原発事故の「責任を問う」ものだったことだ。



近代の責任観念は,権限と対になったものだから,
ある者に権限以上あるいは以外の責任を問うことができない。
したがって,東電の権限はどこまでか,あるいは法律上免責があるのかをまず確認しなければならず,専門家以外の議論には馴染まない。

しかし,一般に良くある責任論は「無限定な」責任論である。
一方でこんな大事故に東電は普段から何をしていたのか問い,
他方で,原発を推し進めたのは国民の快適な生活や産業振興,経済成長のためだから責任は皆にあるという。
あるいはまた責任の大きさは国民と東電,国とでは違うという。
内容は異なるが,権限に対応しない無限定名責任論という点では同じである。

権限とは関係ない責任論だから
感情の赴くままにいろいろな物言いができる。
しかし,議論として噛合うことはない。
せいぜい(誰も無関係とは言えないから)「これを契機に自分たちのライフスタイルを見直そう」
「原発のことをもっと学ぼう」と言うことで終わる。

これだったら「脱原発の方が面白かった」のではないか。
以前だったら,資源のない日本が利便的な生活を享受し,経済成長を遂げるためには原発依存やむなしと
自分たちにも子孫にも安全な生活を守るためには,多少の生活の不便を負ってもまた経済成長を落としても脱原発が望ましいのどちらかだった。

ところが,現在は,主要マスコミや財界団体は脱原発を非現実的な理想論と歯牙にも掛けない振りをしているが,
中堅財界人のSやMやW,,つまり金儲けのことしか考えていないが「脱原発」を考えている。
彼らは生活の利便性を犠牲にすることなどほとんど考えていないだろう。
自然エネルギーへのシフトや発送電分離,地域独占の解体は新たなビジネスチャンスとしか考えていないだろう。

彼らの参入によってこそ,帰結の明らかな二項対立に囚われずに,いろいろな可能性と自分たちの生活について先入観に囚われない議論が可能となるのではないか。面白かったのではないか。




三大学合同ゼミでは,共通論題について,サブテーマ(お題)を2,3つ立てて,テーブル毎に議論し,意見をまとめて貰うが,,
最後に教員が講評することになっている。
今回自分が講評で話したことは上のようなことだった。

 7月24日 スターバックス国分町店。8時半頃、客は自分一人。9時過ぎもう​一人。現在4名。繁華街の朝は遅かった。昼は毎度のように吉野家牛丼並盛り生卵掛け。再びスタバに戻ってお代わり100円コーヒー。夕方まで粘った後,ジムでジョギング&リラクゼーション・マッサージ。

歯の浮いた話

年初めから奥歯の矯正治療を受けている。
左奥歯の噛み合わせが弱いので傾いた奥歯を起こそうというものだ。
ところが,今日になって,左下奥歯のとなりの歯が低く,矯正に角度を付けにくい。
さらに歯を起こすために隣の歯に詰物をして装置をできるだけ高い位置に装着し直すことになった。

治療後の説明ないしアドバイスでは,現在,左右の奥歯手前の歯2点だけで噛んでいる状態なので,噛む力が弱く,「余り硬いものを噛まないように」ということだった。
その時は少し感じただけの嫌な予感がすぐに本物になった。

当日は午後,三大学合同ゼミが予定されており,マグドナルドでちょっと時間を潰していると,食事時間がなくなり,マックのセットを会場に持ち込むことにした。

いざ食べ始めるとし,左右の2点では噛む力が弱く,ダブルチーズバーガーセットとチキンナゲットを口に押し込むのに,合同ゼミの1ラウンド,1時間くらい掛かった。

歯医者の話では「盛り上がげた歯も徐々に押下げる」ということだったが,
矯正の治療は原則月1回だ。
向こう1ヶ月この状態が続くとすると,小食と間食の悪循環が加速することは間違いない。

2011年7月22日金曜日

コメントは難しい

 報告へのコメントは難しい。
 専門家の集まり,研究会でさえ,論点のすり合わせは難しく,議論が噛み合わないこともある。

 学生報告の場合,さらに難しい。
 特に低学年だと「ツッコミどころ」満載なのだが,一々指摘しても答えられないどころか,おそらく質問の意味が理解できないだろう。
 勢い外形的なこと,目次から全体構成に目を向けさせ,グラフ等資料配置の意図から構成との観念を尋ねるなどを1,2点に絞って質問,アドバイスすることになる。
 しかし,ポイントの照準,ことばの選択を誤ると「寸鉄人をさす」ことになり,
学生の向学心をかえって削いでしまう。
 
 正誤の指摘,解説はまだしも
 アドバイス,コメントは非常に難しい。


 7月22日 教授会の後,学部教職員親交会主催による納涼会がメトロポリタンホテル山形で開かれた。大震災の影響で4月に観桜会(新人歓迎会)を開いていないため。アトピー性皮膚炎のため,アルコールが入ると全身が痒くなる。当日は手の背,膝頭が無性に痒くてしかったなかった。
 7月21日 テキストの報告を終えた「専門基礎演習」は本日から個人報告(期末レポートの代わりに残り3週を希望者による個人報告とした(その代わりレポート免除)。

2011年7月20日水曜日

突如お灸を据えられて

尻に三つくらい火が着いた。

8月下旬,仙台で開催される研究会のプログラムについて報告が埋まったか空き具合を尋ねてみたものの,数日音沙汰なく,てっきり「完売かな」と思っていた。今日になって突如「(一枠空いている)午後一番を担当して貰えないか」と返信が届いた。
もちろん報告したいなぁ,と思っていたから尋ねたのだが,間に合うかどうか微妙な状況なので「探りを入れる」だけに止めていたのだ。しかし,世間ではそのような中途半端な対応は許されない。「報告させて貰います」。

午後になると,抜刷が届いた。
その論文はここ2,3年考えていたことを,昨年9月投稿し,種々手を入れようやく今頃になって雑誌掲載の運びとなった。
しかし,当初の予定では間を置かずに続稿を発表する予定であった。
ところが,3月初め時点では全く形をなさず,6月初めも構成が定まらずものにならなかった。
こうやって先へ先へと繰り延べるモラトリアムを続けていたが,
一つ前の論文が公刊された以上,当然「その先何を考えている」「こういう事考えて何が言いたいの」という視線を浴びることになる。
もう言い訳はできない状況だ。

もう一つは忘れた^^。

今時そんなことは言わないだろうが,
かつて「お灸を据える」といえば,悪さをした子供へのお仕置きだった。
「身に覚えがないか」と問われれば,「ある」というしかない。

 7月19日 「経済原論」は擬制資本。学期末の講義資料を慌てて作り溜めしたためか誤植続発。頭は8月決戦?で一杯になっていた。深く反省。久しぶりにジムで走る。同夕締切りのコメントや読み取りテストが3件。帰宅後はそのデータ処理,一覧表への整形に負われる。

2011年7月18日月曜日

シナリオにはなかったこと

女子サッカー・ワールドカップ2013年ドイツ大会決勝戦日本2x2(PK3-1)アメリカは負け試合だった。

戦前の大方の予想は「アメリカが勝つなら個人技で圧倒」「日本が勝つなら速いショートパスの交換でアメリカを翻弄」と言うことだったように思う。
ところが,決勝戦ではアメリカが序盤から日本の中盤に強いプレスを掛け,日本はパスを余り繋げることができなかった。

横パス,バックパスは繋がったが,
それはアメリカがパスの出所にプレッシャーを掛けていたからだ。
日本は仕方なく後ろにボールを戻すか,たまに無理矢理前線に縦パスを出すが,雨を吸った芝生がスリーピーなこともあり,たいてい長すぎてボールは繋がらなかった。

ボールがFWに収まらないのでボールキープ率は日本の方が高くても,ボールを繋いで「相手を崩した上で得点する」ドイツ戦やスウェーデン戦で見せた日本の組織的先述は封じられたも同然だった。

 (佐々木監督も翌日の会見で「試合内容は負けていたが、その中で勝ち得た優勝だった。忍耐力の勝利だったと思う」「スンダーゲさんには申し訳ない結果だが。米国は強かった。本当に世界ナンバーワンだと思う」と語っていた。共同通信)

後半の同点弾は,途中出場のFW丸山がゴール前で潰れた(相手DFを引き連れて倒れた)こぼれ球をMF宮間が押し込んだものだし,
延長後半終了間際に再度追いついた場面も,MF宮間のコーナーキックに相手DFの前に飛び出たMF沢のアウトサイドでネットにすらしたスーパープレイ,つまり個人技だった。

途中出場,若手FWモーガンの速い飛び出し,FWワンバックのヘディングと個人技で日本を圧倒したアメリカはシナリオ通りに試合を進めていた。
アメリカが手に仕掛かった優勝カップをもぎ取ったのはシナリオにはなかった日本選手の個人技だったのである。
いつパスで繋ぐ日本の中盤にプレスを掛け,球を奪うや素早く前線に繋げ,FWの個人技でドスン。
良くできたシナリオ通りに事を進めたのに,
シナリオにはなかった日本人選手の個人技で優勝カップを掴み損ねたアメリカ代表チームには同情を禁じざるを得ない。

 7月18日 試合が終わると優勝セレモニーが始まる前には外出。昼過ぎまでファミレスに籠もった,だけ。

蛮行の末

駅スタバ、ファミレスと行脚して帰宅するなり、母が「今までテレビ中継見ちょった」「今日は一日中エアコン点けちょった」「こういう日に球場で応援するのはバカじゃろう」
観客2万人を超えたといわれた東北楽天イーグルス4×3大阪オリックスバッファローズの試合のことだ。

実は自分も現場にいたのだが、あまりの暑さに飲食ラウンジ、イーグル・ネストに屡々退避していた。

しかし、ラウンジで涼みながら館内テレビ放映で経過をチェックしている限り、球場に押し掛けた意味がない。
実際、ラッキーセブンの攻撃が無得点に終わった時には毎度毎度の拙攻・逸機に呆れそのまま帰ろうとした。

それでも最後までいたのは何故か?

指摘の通りバカだったかもしれない。
あるいは基本的には相手にリードされる展開で、負けているチームを見捨てるのに気が引けたのかもしれない。
しかし案外のところ、あまりに暑くて立ち上がる気力さえも失われていたというのが真相かもしれない。

いずれにしても、
酷暑の中、応援を続けるという蛮行を犯したからこそサヨナラ逆転劇に立ち会うという、
一服の清涼剤にありつけたわけた訳である。




 7月17日 駅スタバ、球場近くのファミレス、帰宅後も近くのドトールコーヒーと粘ってみたが、さして進捗なし。

2011年7月17日日曜日

目標は達成したが目的達成は難しい

午前中,学期末までの講義資料を作り溜めしていると,母が<A href="http://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&cd=1&ved=0CCEQFjAA&url=http%3A%2F%2Fwww.rokkon.jp%2F&ei=U1QiTvfkLa6imQW8rZm7Aw&usg=AFQjCNFAzDpAH6uwXSES9XiZJ3LQDniQXA&sig2=eN0ArKgmaeDVM0z5ILqo0A" target="_blank">東北六魂祭</A>に出かけるという。

震災復興を祈念して,
東北の夏祭り,青森ねぶた祭,秋田竿燈祭,岩手三叉祭,山形花笠祭,福島わらじ祭,仙台七夕祭を一堂に集め,定禅寺通りをパレードする,という

初日のパレード開始はは14時半だが,14時前から付近の交通渋滞が予想される。ならば昼前から出かけて,定禅寺通り脇の三越で時間を潰して,という算段だ。

中心市街地は結構狭いので,バス,車が動かなくなるのは間違いない。
しかし,そんなに人が集まるかなぁ。

例えば,新宿で花笠祭のデモンストレーションを行ったとして,見学客は限られるだろう。
短い夏を惜しむように街総出で盛り上がる点に「東北夏祭り」の意義がある。
首都圏その他の夏,とは違うのである。
やはり8月始め実際に東北に行かなければ,夏祭りは楽しめない。

ところが,人が来たのである。
付近には首都圏ナンバーの観光バスがゾクゾク到着。
地元の人は地下鉄や徒歩で。

沿道は早くから「場所取り」した観客で埋まり,人混みで疲れた母はパレード開始前に帰宅した。
自分は球場帰り,自転車で県庁前を付ききるつもりが徐々にパレード中心地,定禅寺通りに引き込まれ,「なんで自転車で乗り込んだんだ」という白眼視を感じつつ20分以上掛けてようやく脇道にそれることができた。

主催者にとってこれは「誤算」だったろう。
沿道から通りに人が溢れ,ねぶた祭と三叉祭のパレード参加は取止めになった。
それ以上の誤算は,今回の六魂祭はあくまで8月上旬の「東北夏祭り」のデモンストレーションだから,
今回六魂祭に参加し,本番の「東北夏祭り縦断ツアー」には参加しない東北以西の人々が多かったことであろう。
復興祈念のつもりが,需要の先食いになってしまえば,元も子もない,訳である。

見応えのある新人の登場

今の東北楽天イーグルスは楽しめない。
なるほど交流戦終了後,「1勝1敗」ペースで,借金は減らない代わりに,Aクラス(3位)とのゲーム差もほとんど開いていない。


しかし,指揮官「闘将」星野監督は「かつての広島のような(相手にとって)イヤらしい野球」「機動力野球を目指す」と語っているのに(日経),実際には「小技ができない」チームになっている。それでいてそこそこ勝っていても「なんとなく試合をしている」という風で先の展望が見えにくい。

これでは「球場まで行って応援しよう」という気にはならない。

とはいえ,本日は大卒新人塩見投手が予告先発である。
未だ2勝しか挙げていないが,登板した試合は基本的に「試合を作っている」から,手も足も出ない試合と違って,応援し甲斐がある。




結果は大勝だったが,
追加点を取るまでは,バント失敗に好機に凡打が続きと攻撃陣にはイライラさせられた。
それでも投手が「試合を作る」限り結果がどちらに転ぶかわからず見応えがあることは間違いない。

2011年7月15日金曜日

いよいよ臨戦態勢

未だ7月になったばかり
などと暢気に構えていたら,
危うく合宿報告をスッポカすところだった。

われわれにとって夏休みとは
研究会出張,研究合宿,報告,執筆とまさに「かき入れ時」。

しかしそのためには学期末の講義や試験の日程を調整する必要がある。
特に今年は例の震災対応で開講が2週間ないし1ヶ月延期した大学が多い。
普通に講義していたら期末試験終えると即研究会だったり,完全に日程が重なったりする。

たまたま今年は小テスト(関連記事の読み取り)などで大きく配点しているので,
学期末の成績処理はそう難しくない。
あとは8月上旬までの講義資料作成と読み取りテスト作成を前倒しするだけだ。

7月も半ばになってようやくエンジンが掛かってきた^^;。

2011年7月14日木曜日

目覚めたらすでに終わったようなものだった

試合開始の午前3時35分に目覚ましを掛け
その10分前に目を覚ましたが
二度寝。

起きたらハーフタイムで前半のスウェーデンのゴールシーンが繰返し流れていた。

しかし,2013女子サッカーW杯ドイツ大会準決勝(日本3x1スウェーデン)は後半始まってみれば,日本女子代表が試合を完全にコントロール。

ボール支配率が高い上に
たまにボールを奪われても
守備陣形がシッカリしているので
失点の虞はアクシデントくらいしか想像できない。

見る見る間に2点加点して
最後は控え選手をピッチに送り出して次の決勝戦を前に試合に馴れさしたり
タッチラインでボールをキープして時間を潰したり
と小憎らしい演出。

個人の能力,技術も戦術も相手を圧倒。
逆に前線にボールを放り込むだけの高さ頼みのスウェーデンがなぜ準決勝まで進んだのか不思議に思えた試合だった。

2011年7月13日水曜日

新しい家族

新たな家族が加わる
ということはウキウキした期待と上手くやって行けるかなぁという不安が入り交じった感慨がある。

兄嫁が気むずかしかったり,あるいは逆にお嬢さん然として頼りなかったらどうしようとか。
義兄が頭ごなしに,上から目線でしかものが言えない人だったらイヤだなとか。
弟が連れてきた彼女はモデルみたいにスタイルが良いが,外見だけでくっついては趣味・性格の不一致を理由に。。。は毎度毎度繰り返してきたことだから今回もいつまで続くのやら,とか。
妹の彼氏は如何にもエリート然として生意気そうな奴だが,外見だけは可憐な妹の本性がガラッパチだとは未だ気付いていないみたいだとか。
あるいは義父と紹介された男が俗物そのもので話を合わせるのが大変だとか。
期待と不安が入り交じっているというか,好奇心がかき立てられることこの上ない。

しかし,残念ながら兄弟姉妹はいない。
母はすでに高齢で施設入りを待つばかりである。

「新しい家族」の話は自分にもたらされた。

事務室から出て先を急いでいると
年配の先生がにやけ顔を隠そうともせず近寄ってきて「新しい家族ができたんだってねぇ」

身に覚えがない,と言いたいが
覚えがある。
数年前も同じような噂が立った。

研究室に同僚が突如来訪して「本当ですかぁ」
真顔なので,本当って?ととぼけてみると
「職組(職員組合)支部としては慶弔費を支給する決まりになっていますから」

親兄弟姉妹の「新しい家族」なら不安期待混じりの好奇心をかき立てられるが
自分の噂となると,不安と期待は一切混じらず,100%好奇心だけとなる。

「新しい家族」とはどんな人だろう?
自分の「新しい家族」の噂とは自分そのものの噂である。
普段そんなことは気にしない質だが,
久しぶりの「浮いた噂」とあって俄然気になってきた。

こんなことなら同僚の問いかけを無下に否定せずに
思わせぶりの返答で済ませ
噂が膨らむのを待つべきであった。

「新しい家族」を迎えるまでの親族の不安と期待はいかばかりかと想像にかたくないが
本人が迎えることになっている場合,好奇心が収まることがなく,辛いところがある。

無慈悲

あの大地震の後,玄関前に集められ,本部の指示を待つ間,
ボタ雪が降って止まなくなったときは
「お天道様も無慈悲だな」と思わずにはいられなかった,

それとは比べものにならないが,
午前からムッとする蒸し暑さを感じたときも同じような思いがした。
もちろん真夏の昼間,うだるような暑さとは異なる。
しかし,午前といっても朝6時半前である。
ちょうど四季の移り変わりによって1年を感じることが出来るように
午後の酷暑と早朝や深夜の涼しさ,冷気で一日という有限の時間を感じていくのであろう。
それが一日中ムッでは時が止まったような錯覚に陥る。

 7月12日 久しぶりに登校。週末の間電源を落としていたデスクトップPCを立ち上げると「挙動不審」。ウィルスかな?,と嫌な予感。ウィルスチェッカーを入れてはいるが不安で仕方ない。実際explorerはハングアップしまくり。
 例によって1週間分の講義資料を一気に印刷。
経済原論」は銀行信用。午後院生来訪。週末,留学生旅行で訪れた秋田のお土産。研究生の昨年は事前に「教師にお土産不要」と堅いことを言っていたが,今回は素直にオナカの中へ。

午前中の「経済原論」の手形割引について学生よりWebclass上に質問が寄せられたので回答。

 7月13日 「市場と組織」はポスト福祉国家の社会保障の一例としてベーシック・インカムの発想と仕組みを紹介。「地域社会論」の合間にオープンキャンパスの学生ボランティア向け説明会に参加。在学生による教室見学ツアーの予行練習では階段を利用して3号棟の6階まで上ったため,息がゼイゼイ。汗もタラタラ。帰途ジムに寄って走る。3日続けて走ったのは久しぶり,ということは最近,如何に怠け気味だったか,ということ。

2011年7月10日日曜日

取っ手が壊れた手巻き式ラジオを買い替えてみたら


震災で3日間停電した時に重宝した手巻き式照明付きラジオ​は初日か二日目には柄が根元から折れ,根本を手で回さざるをえなくなった。
余震止まず,母は繰返し「ちゃんとした証明就き等字をがないと不安」と訴えていた。
しかし,ネットのレビューを見る限り,
「ラジオの周波数が日本に合っていない」「雑音が多い」」「電気の持ちが悪い」「注文しもなかなか届かない」
とまともなものを探すのが難しい状況で,
大手メーカー品が発売されるのを待っていた。

しかし,母がまたしても新聞の通販広告を手に「私が買おうか」と訴えてきたので,
さすがにこれ以上待たせるのも,と決断。
新聞広告の品をネットで調べてみると,レビューは載っていないが,アマゾンで6割くらいの値段で売っていたため即決。

母には黙って取り寄せたので,さぞ喜ぶかと思っていたら
「ようこんなショボイの,買うねぇ」
「買って」といっていた新聞広告と同じ品なのに。

300g弱でソーラー発電付き
ラジオチューナーはつまみだけでインディケーターは付いていないが受信状況は悪くない。
しかもLEDライト。
ただ手巻き式の取っ手が,前の品よりさらにショボイというのが唯一の誤算。

 7月9日 午前中,講義資料の作り溜め。8月第2週に研究合宿が予定されていることは前からわかっていたが,いざその日程が届くと,今後学期末までの諸々の作業が目に浮かんできた俄然忙しくなった。午後ドトールコーヒー。ジム帰りに寄ったファミレスではほとんど進捗なし。
 
 7月10日 マンションの消火訓練。一般参加なので管理組合理事の任期が終わったんだと実感。ドトールコーヒー。昼食を兼ねファミレス。夕方まで粘ったが。。。ジムにて久しぶりに走った後,リラクゼーション・マッサージを受ける。帰りに『野村の見立て』(東邦出版,2011) 購入して遅いオフ。

2011年7月8日金曜日

あっという間

火曜日登校と同時に1週間分の講義資料印刷から始まって
講義1件に夕方締切りのコメント2件について一覧表に整形。
水曜日は科目2つに隔週で会議。
木曜日は2年生ゼミ。周晴楓によっては読み取りの解答やコメントの締切日。
金曜日は授業2つに院生指導。
その間に講義資料作り溜め。

その間,自分の構想は中断。


あっという間に1週間は過ぎる。

常々「もっと効率よく」とは思っているが,
反省が生きないうちにまた一週間。

大学の外,主に週末のドトールコーヒーやファミレスにこそ研究室がある,って感じ。

2011年7月6日水曜日

ますます深みに

先週自炊した新書3冊を一冊半読んだところで,次の獲物探し。

結局吉岡斉『原発と日本の未来――原子力は温暖化対策の切り札か』
飯田哲也・鎌仲ひとみ『今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし』



しかし,Kindle3で1ページを画面一杯に表示すると,文字が小さすぎて読めない。

何せ今回は新初版と異なり,ともに岩波ブックレット。
大きさが2倍くらい。

そのくせ余白タップリ。

そこで依然目にしたことがある余白調整ソフトを探していたところ,
聴いたことがない,記憶にあるのとは別のソフトPDF Scissorsに出会った。

1ページずつ表示させて余白を削除するのではなく
全ページが重なるように文章部分と余白が表示され一気に「裁断」可能な優れもの(窓の杜のレビュー)。

自炊2回目で「バサバサ裁断」するまで厚かましくになってしまった。

いつもの月曜日

ここのところ毎週月曜日は眠気が酷い。

そもそも前の晩,つまり日曜日寝付かれない時が続いた。
なまじっか仕事を持ち込んで「完オフ」にしていないから精神的な緊張が解けていないのかなとも考えたが
昨晩はグッスリ眠れた。

にもかかわらず眠気,疲れが取れず,
午後ドトールコーヒーによっても仕舞いに居眠り。
久しぶりのジムでも,走る気になれず24分間歩いて終わった。

やはり休日は「完オフ」にしておくべきなのだろう。

 7月4日 宮城学院女子大「経済理論」は剰余価値の生成。終了後,次週の講義資料。ドトールコーヒー。1,2節がようやくに詰まってきた。。
 7月5日 「経済原論」は生産価格。昼休み,いつもの美容院Aでカット。学部広報委員会。久しぶりにジムで20分走る。

2011年7月4日月曜日

序盤で暗転終盤悠々




東北楽天イーグルスは3位とのゲーム差は小さいが,
交流戦後,勝っては負ける,負けては勝つを繰り返すオセロ状態。
順位も最下位を脱したり,また転落したり。
順位,結果だけ見れば,岩隈,ラズナー両先発が離脱している割には検討しているとも言えるが,
「星野野球」が見えないから,依然として展望は拓けていない。

「付き合っているほ暇人じゃねえぞ」と足蹴にしたいが
先発投手が永井怜と聞いて、交流戦終了終初めて球場へ。
永井投手は今シーズンこそ勝ち星に恵まれていないが,
基本的に1シーズン通せば10勝10敗の投手。
つまり勝率5割。

1回裏からランナーを貯め一挙2得点と幸先も良い。
ところが、2回表にはその永井が負傷退場して状況は一転暗転。
緊急登板した川岸投手には「相手打線を抑えきれない」というイメージしかない。

ところが,その川岸投手が踏ん張っている内に追加点。
その後の中継ぎも珍しく安定。
非常事態で皆集中できたのか。
川岸投手が今季初勝利。

 7月3日 すっかり寝坊して遠征の予定が近くのドトールコーヒーで2時間少々。帰宅後,再びドトールコーヒーで2時間少々。進展も少々。

2011年7月3日日曜日

名もなく強く格好良く

金曜日深夜,女子サッカー日本代表の試合を観た。(ワールドカップドイツ大会,グループリーグの対メキシコ戦)

ショートパスを繋いで攻め上がり
相手の守備陣形をシッカリ「崩して」得点する
その鮮やかさは男子代表以上なので驚いた。

後半戦途中からだったから,90分通してそれが実現できていたかはわからない。
また攻撃的MFのショートパスにもミスが少なからずあった。
あるいは男子と違って力勝負の比重が小さいことも影響しているかもしれない。

しかし,日本代表と同じパスサッカーと言っても
横パス,バックパッスはほとんどなく
サイドチェンジを交えながらの攻め上がりは淀むところがない。

男子代表が行おうといていることをすでに実現しているようなものだ。
FIFAワールドランク4位も頷ける。

「サムライジャパン」より強く,優れたサッカーを実践している女子代表がいつまで「なでしこジャパン」でもない気がする。

 7月1日 「経済原論」は失業生活。新聞記事を読みながら労働力人口,完全失業の概念と雇用保険制度や生活保険制度の問題点を解説。質問を出して後はWebclassに書き込んで貰うだけ。講義終了後「むつかしーぃ」とのため息が聞こえた^^;。基盤教育「市場経済」では主に現役世代の公的医療保険制度を解説。来週は後期高齢者医療制度の解説。院生発熱のため面談中止して早めに帰宅して来週の講義資料作り溜め。

 7月2日 ノートPCをデイパックに詰め早朝外出。ファミレスはドリンクバイキングで粘る。遅い昼はいつものように並盛り生卵。最後は自宅近くのドトールコーヒー。しかし,実質「稼働時間」は2-3時間くらいか。

2011年7月1日金曜日

最終処分に困るなんて


両面スキャナーで読み込むために新書を裁断。
50ページずつスキャナーで読み込ませてpdf化し,最後に別にスキャナーに掛けたカラーの表紙とともに一つのpdfに合本?
スキャナーに掛ける表裏を逆にしたり,各パーツを合体する順番を逆にしたりで,試行錯誤を繰り返したが,
主に高速のバスを利用して佐藤栄佐久『福島原発の真実』(平凡社新書)については読了。

後2冊だが,
別の参考文献にも目を通しておきたい。

しかし,「自炊」の残骸?はどうしよう?
これを再び製本する手もあるが,すでにpdf化している以上,保有していても書架を占領するだけ。
ブックオフでは買い取ってくれないだろうなぁ。

最終処分に困るのはプルサーマルと全く同じ?