2011年4月29日金曜日

待ちに待った地元開幕戦

朝から落ち着かなくて10時にはKスタ宮城球場に着いた。
試合開始の3時間も前。


今日の来場プレゼントは子供用野球帽と女性用ブランケットのみ。
結局近くの時間までファミレスへ。試合終了後もドトールコーヒーによったので普段の休日と変わらない^^;

村井県知事の挨拶「大地震から50日目です。。。。必ず優勝しましょう」
ルース駐日米大使「自然はモノをうちくずが,精神までは崩すことができない。。。。」
三木谷楽天本社社長「必ず東日本を再興させよう」
星野監督「我慢して秋(のプレシーズンマッチや日本シリーズ)を迎えよう」

始球式はのマスターズで日本人初のベストアマに輝いた東北福祉大2年生の松山英樹君。

試合が始まると,「いつものイーグルス」が戻ってきた大阪オリックスブルーウェイブ1x3東北楽天イーグルス
安打が繋がらず,田中まー君も終盤ピリッとしなくて完投後も俯いていた。

証明写真

専門基礎演習を担当することになった。

同科目は昨年度の基盤教育改革に呼応する形で導入された2年生向け専門科目だ。
つまり開講されるのは今年度が最初だ。

特徴は,同じく全員必修で開講される1年次のスタートアップセミナーがレポートやプレゼンテーション,ディベートとスキル中心の学習であるのに対して,専門基礎的な学習を志向していることだ。
もう1つは,スタートアップと同じく受講生のアドバイザー教員を務めることだ。

今までアドバイザー教員は,1,2年次の2年間持ち上がりだったが,実際には学生との関係は,休学や復学,退学などの異動や不祥事が生じない限り,半年に一度成績表を渡すくらいだった。

ところが,現在は,半年科目とは言え,演習を通じて毎週顔を合わせる関係とになる。

そこで科目用に作った名簿,エクセルのワークシートに学務情報システムに登録されている写真をコピー&ペーストして教室に持ち込んだ。

最初なので自己紹介をして貰いながら,名簿の写真と見比べてみたが,写真通り?という学生の方が少なくて,自己紹介の言葉を聞き漏らすくらい戸惑った。

さすがに学生証用の写真を修整する学生はいない。
よく見ると確かに本人であるには違いない。
しかし,身分証明用の写真を眺めていたからといって,目の前の学生とはなかなか一致しない。
結局,身元確認という意図で角度を変えながら凝視すれば「確かに本人」と認識できるにすぎない。

証明写真とスナップ写真は全く別物と痛感した。

 4月27日 自身のサイトに載せている担当科目のシラバスを更新したくらいしか覚えていない。「市場と組織」は学問上の議論よりも正社員の職業生活--勤続昇給,雇用調整,セイフティ・ネット--の解説に力点を置くようになった,つまり教養科目化しつつある。関心を持って貰わないと仕方がないと思っているからだが,その内容については試行錯誤。「地域社会論」は科目の紹介のみ。
 4月28日 7月30日開催の学部紹介「オープン・キャンパス」では各コースから1名ずつ模擬講義を実施する予定だが,せっかちなのか,早速,下交渉を進め内諾を得た。また再来月の出張講義についても内諾を得た。学部広報委員紹介部会の引継を受け3週間,方々に頭を下げっぱなし。「専門基礎演習(2年生ゼミ)」はゼミの進め方と自己紹介。1年次に受けた素タープアップセミナーについて語って貰ったところ,ディベートはかなり盛り上がったようだった。

2011年4月27日水曜日

ようやく開講しばらくお休み

東日本大地震の影響で仙台地区の大学は開講を1ヶ月繰り延べたところが多いようだが,
本学は2週間繰り延べ。

先週は入学式やオリエンテーションに当てられ,
いよいよ今週から開講だ。

そのため先週末から初回ガイダンスの講義資料の作成に当たっていた。
基本的に前年度のものを基本にしているが,
見直した箇所を書き改める必要がある。

見直し,このパートを解説しようか止めようか,こちらを追加したいが時間が取れるか詰め込みにならないか。
いろいろ考えをめぐらせていると,なかなか先に進まない。

合わせてネットを利用した温ライン授業支援システムがBlackboardからWebclassに切り替わったため,
IDの取得からログイン,登録の仕方まで解説を書き換える必要がある。

そうして四苦八苦のすえようやく開講してみると,今週末からはゴールデンウィークで
実質的講義は5月第2週から,となる。

2週間繰り延べても忙しないのはいつもの開講時期と同じか。

2011年4月26日火曜日

ジムもサボって週末生活

先週末から構想がまとまらないというか,論点が絞りきれず四苦八苦。

22日 午前中ドトールコーヒーに寄った以外は自宅。
地震による自宅唯一の被害,踏むと「浮く」感じのリビングのフローリング板を業者に診てもらった。
最初は1枚だけ,しかもよく気をつけないとわからないくらいだったが,
日を置くにつれ,数枚に広がり,確とわかるようになった。
接着剤が遊離したことが原因のようで
板の合間から小さな板を開け接着剤を注入するという。
費用は。。。地震保険がおりないことは喜ぶべきなのだろうが。。。。

23日 奥歯を起こすために装着した矯正器具の一部が破損し裂け目が頬の裏側に当たるようになった。
器具を外して,型を取る。応急的に作ってもらった器具が出来上がった午後再び通院して装着。
無料で対応してくれ,感謝に堪えないが,ほぼ一日がかり。
その合間に来週開講する講義の資料作り。

24日 ちょっと遠出してみた。
高速道路休日千円が今夏にも終わる,というので。
相変わらず補修部分がほんの少し盛り上がっていて
車は乗り上げた後,ストンッと落ちる感じになる。
南東北では山に雪がまだ残っており,4月はじめに咲き始めた桜は満開を迎えようとしている。
原発騒動もどこ吹く風。道路脇を見ても,遠く山を眺めても「東北の春」は変わることなく美しい。
昼ファミレスで論点を再チェックしたところ,当初の見込み外れて振り出しに戻った感。

25日 午前中,今年度から開講される「専門基礎演習」(2年生ゼミ)のガイダンス資料作り。
対象が2年生ということで従来の輪読スタイルのゼミでよいのかなぁと迷っているうちに時間経つ。
(結局,1巡目ワードレジュメ,2巡目スライドによるプレゼンテーション,3巡目はテキスト刊行後の変化についての調査報告にした)
午後,学部広報委員会紹介部会にて今夏のオープンキャンパスについて。
昨年度の参加者アンケートを下にメニューを練り直し。
メニューが盛り沢山でわかりづらかったようだし,
「学部説明会」と「模擬講義」が重なって聴きたい講義が聴けなかった生徒もいる。
こちらとしても模擬講義も複数聴いて貰いたい。
他方で,参加者が午前中だけで数百名を超えるので,
休み時間も大学センター試験並みに確保せざるをえない。
また「教室ツアー」や「研究室訪問」はどうするか。
時間の遣り繰りについてさまざまなメニューが出ては消え会議も2時間を超えた^^;。
4日ぶりにスポーツジム。

2011年4月23日土曜日

早くも出た漁業関連施設復興案とその問題点

4月18日付けで「復興案の行方」に懸念を示した。
壊滅した農地や沿岸部に200以上ある漁業関連施設の集約化は,少子高齢化の中では経済合理性があるものの,独立自営民である農漁民の納得を得るのは難しいだろう,と。

その集約化について,村井嘉浩宮城県知事の抱く構想が今朝の朝日新聞で報道された

壊滅した「漁船,養殖施設,水産加工施設といった水産関連施設」の再建資金と運営資金を国が出し「実際に仕事にあたるのは地元の漁業関係者で「公設民営」に近いイメージ」という。

保守系知事から国有化案が出るのが面白い。

しかし,国有化,すなわち所有権は単純な問題ではない。

港湾などインフラの再建に止まらず,本来私有物である設備の再建に税金を投入しながら,民営を維持するというのでは,納税者である国民に「金だけ出せ」と言っているようなものだ。「水産庁は国有化には否定的」というのも肯ける。

他方で,国が「金だけ出す」に止まず,出資者として経営に容喙するのであれば,漁民は自営業者には止まれない。「共存を目指す漁協との調整も水面下で始まったばかり」という。
国有化の内容が,現在の私有者の権限を否定するのあれば「説得」が,制約するのであれば「調整」が難航するのは当然であろう。

実は「公設民営化」は地方には珍しくない。
投資が乏しい中で雇用確保と公共事業対象として導入されているのだが,
「所有と経営の問題」は,納税者が無関心でいてくれない限り,大きな問題なのである。

2011年4月21日木曜日

抜き差しならない関係

福井新聞WEB版によると,「原発運転継続容認」7割超という。

「東京電力福島第1原発事故を受け、敦賀の原発をどうすべきかについては『運転は止めずに安全対策を充実させる』が66・8%と最も多く、『これまで通り運転を続ける』を合わせた運転継続の容認意見が7割を超えた。」

「安全対策を充実させる」こと自体は,原発を全否定しない限り,誰も否定しないだろう。
問題は今の管理体制,電力会社の隠蔽体質,保安院によるチェックの脆弱性でそれが果たせるか,という点にあると思うが,「運転は止め」ないことは争う余地のないことのようだ。

また興味深いのは若年層ほどその傾向が強いことだ。
「年代別では『運転は止めずに安全対策を充実』と答えた20、30、40代は7~8割台に上る一方、50、60代、70歳以上は5~6割台。『一度停止して国の基準、方針を待つ』は20代6%、30代11・5%、40代8・3%に対し、50代23・4%、60代21・2%、70歳以上26・8%で年齢が高い方がより慎重な姿勢を示す傾向となった。」
経済的に疲弊する中で地元の景気,雇用に直結する問題なのかもしれない。

原発城下町,企業城下町,基地城下町。
経済的依存関係は抜き差しならない。

いよいよ新学期

昨日が入学式で,オリエンテーションは明日木曜日から2日間。
つまり講義開始は来週から。

しかし,既に会議が入ったり,
本部経由で次々に申込が入ってくる出張講義を同僚に依頼したり(要は頭を下げてお願いする)
腰を落ち着ける暇がない。

ぼんやり過ごしていると,自分の仕事は全くできない。
先週まではキャンパスも閑散としていたが,
学生が戻ってきて賑わってきた。

授業は来週からだが,
いよいよ新学期スタートだ。

2011年4月19日火曜日

総論賛成年金改革案の行方

昨日,日本経済新聞に載った「年金受給開始年齢の繰り上げ」案に懸念を示したばかりだが,
今朝の同紙は,厚生労働省案として,2段階改革を紹介している。

第1段階 (数年後の実現を目指す,「現行制度の改善」)
 高所得者向け給付額抑制
 専業主婦からの保険料徴収
 パート労働者の厚生年金への加入条件緩和
 厚生年金と共済年金の一元化
 「給付抑制と無年金・低年金対策の強化を組み合わせ、年金制度の信頼回復を目指す」

第2段階 (「より抜本的な制度の変更を目指す」)
 所得比例年金
 最低保障年金の創設など

 第2段階の改革内容は「民主党のマニフェスト(政権公約)」に盛られたものであり,現在の政治情勢,ねじれ国会,民主党の支持率低迷からすれば,実現の見通しは暗い。同紙が載せた行程表には「時期は明示せず」とある。

 しかし,第1段階の改革内容も,安倍内閣で法案化までしたパートの厚生年金加入問題が,業界やパートタイム労働者らの反対によって葬り去られたように,実現するのは容易ではない。
 同法案は「被用者年金一元化法案」と略称されていたように,第1段階の「厚生年金と共済年金の一元化」も含まれていた。
 つまり民主党であれ自民党であれ,改革の必要性が認められていることなのであるが,個別案件は利害関係が絡んで先に進んでいなかったのである。
 
 誰も負担が増えたり,給付が減じられるのは辛い。
 しかし,老後の生活を「自己責任」に任せられるかというと,労働市場の規制緩和によって非正規雇用がこれほど拡大した状況では,一層期待できなくなっている。
 もちろん,抽象的に言えば規制緩和一般が悪いとはいえないが,実際に起きていることは,正社員との格差が開いたままの非正規雇用の拡大であり,年金の将来を危うくさせている。
 65歳から支給される基礎年金への国庫負担金(税投入)を2009年度から1/3から1/2へ引上げるのを決めたのも構造改革を推し進めた小泉政権の時であった(2009年度を目処に2004年度から段階的に引上げ)。

 「みんなで支え合う」必要性は,大震災のように目の前に映像として顕わなになってことに対してしか認められないのであろうか。

2011年4月18日月曜日

理屈はわかるが

経済合理性から言えばそうだが,という話をもう一題。



今朝の日本経済新聞は「年金抑制遅れる日本―社会保障改革議論再開へ」と題して,日本の年金制度改革の遅れに懸念を示している。
「政府は東日本大震災で停止していた社会保障に関する集中検討会議を4月末に再開させる方針だ」「社会保障改革の議論の論点の一つは年金の支給開始年齢」「高齢化に対応し、年金支給開始年齢を67~68歳に引き上げる改革を加速させる米国や英国、ドイツとの差は鮮明だ。日本は高齢化のペースが欧米より速く、対応が後手に回れば年金を支える現役世代の負担も加速度的に重くなる」。

ちなみに「日本の年金支給開始年齢は60歳から65歳へ段階的に上げる途上にある。国民年金はすでに原則65歳だが、厚生年金が65歳になるのは、男性が2025年度、女性は30年度だ」。

日経は丁寧にも「受給開始年齢の引き上げは受給者からみると、年金をもらえる期間が引き上げ前の世代よりも短くなり、不公平だ」との反論を想定し,「実は年金をもらう平均的な期間は、支給開始年齢が55歳だった1955年当時よりも現在の方が長い」と主張の補強をしており,受給開始引上げ案への日経の肩入れぶりがよくわかる。

理屈はよくわかる。
高齢化が他国よりも早く進んでいる中で,年金受給開始年齢をそのままにしていれば,将来の年金引き上げや増税に結び付くことになるから,受給開始年齢繰り延べ論自体はもっともである。

しかし,年金制度に不安を抱いている国民に現状を丁寧に説明する必要がある。
例えば,先般,マスコミが「主婦の年金救済問題」(勤め人(第2号被保険者)の専業主婦として保険料が課されていなかった「第3号被保険者」が,夫が独立し手自営業者となったために保険料の課される第1号被保険者となったのを知らずに未納でいた状態を救済することの,規則通りに切り替え納付した者との不公平問題)を取り上げ,救済策がわずか2年で撤回に追い込まれたが,「第3号被保険者制度」自体の問題に比べれば,枝葉末節であろう。

その他,パートタイム労働者の厚生年金加入問題(現在は正社員の労働時間の4分の3の労働時間でなければ,加入できない)は,安倍内閣時代に法案化が頓挫して以降,進んでいないようであるが,非正規雇用が3割,女性に限定すれば5割を超した現在,年金財政の安定から言えば,避けて通れない問題である。
(もう一つ,年金の保険方式か消費税方式かという問題もあるが,ねじれ国会の下では当面検討が進まないであろう。個人的にはパートの問題を先に進めた方が良いと思う)


根幹の問題を放っておいてミクロ的議論でなどお茶を濁すのは年金制度に危機感を抱いているとはいえないのではないか。

復興案の行方


政府は復興に際し「農地・漁港集約」を推し進める考えだ(朝日4月17日付,上図も)。
既に宮城県の村井知事も既に「農漁業は高齢化、後継者不足の問題を抱え」「集約化など永続的な対応が必要だ」と表明していた(河北新報4月15日付)。

大規模集約化は経済的には至極合理的だが,被災した農業民に納得させるのは一苦労だろう。

236の漁港の集約,農地の大規模集約化とは,農漁民が大規模農業会社,職業会社,水産会社の従業員ないし株主になるようなものだ。しかし,農漁民が,これまで自作農のように「一人一家」だからオーナー気質だとすると,集約化をスンナリを受け容れることは想像しがたい。

しかし,「昔のように独立自営でいたい」という希望をそのまま聴いていると,元々少子高齢化が進んでいたところに,今回の大震災で人口が一挙に減ったのだから,今まで以上に生産性が落ちることは必至だ。

丁寧に根気よく説得するほかないのではないか。

遅い春休み3

昼前から国分町のスターバックスで3時間粘った。
成果は?
吉野家の牛丼並盛りお持ち帰り^^;

大阪オリックスバッファローズ4x1東北楽天イーグルスは先発の谷間。しかし,先発戸村はよく踏ん張ったようだ。
ようだというのは硬直した試合展開と満腹感とで居眠りしてしまい
目が醒めた途端にオリックスに同点に追いつかれ,アッサリ逆転されてしまった。
岩隈,田中,永井,ラズナーと先発投手はパ・リーグの中でも最も整っているチームと言って良い反面,
中継ぎ以降が不安定という課題が露呈した。
しかし,オリックスの西勇輝投手が好投したとはいえ,「スミ1」に抑えこまれた打撃陣の課題も露呈。
開幕以降,良い場面でHRが出ていたが,ホームランで勝つチームではない。
ではどうするかも中継ぎ同様,年来の課題。
昨季からレギュラーを確保した某選手には「選球眼が甘い」との指摘もある。
ブラウン監督を挟んでIDの火が消えたのか,と懸念される。

ジムの日曜日は「ストレッチ教室」。
帰り19時半頃,中心街も閑散。
ネオンやビルの明かりが消えているのは節電協力かもしれないが,
人通りがまばら。

前2日とは別のファミレスで粘る。
粘るしか取り柄がないのか,
それにしては楽天打線同様,まだまだ粘りが足りない。

2011年4月17日日曜日

遅い春休み2

貧乏性は治らないらしい。

木,金と年休を取って週末4連休を「遅い春休み」としたものの
いただいた本の礼状を認めるには少しは読んでみないと,などと思っていると
時間が押して,夜,ジム帰りにファミレスで粘ることになる。

しかし,ファミレスで夜なべしたのは金,土だが,
木曜日15日にも昼ファミレスに籠もっていた。

結局,肝心の妄想がちっとも膨らまないので,
自宅にいても外出先でも弾けないでいる。

 4月16日 奥歯の矯正。1ヶ月に1度だが,器具外れて着け直し。この1ヶ月は何だったのか。Kスタ宮城球場被災のため甲子園で開かれたホーム試合,東北楽天イーグルス2x1大阪オリックスバッファローズをTV観戦。TVだと眼を離してもカメラがボールを追ってくれるので,ついつい「ながら」しがち。でいつの間にか3勝目,リーグ首位を維持。開幕早々ながらヨソのチームみたいで親しみが持てない^^;。東北学院大学の半田先生より井手英策・菊地登志子・半田正樹『交響する社会』(ナカニシヤ出版,2011年)より寄贈を受ける。ジムに行くついでに,被災者の間で「落ち着いたら是非また足を向けたい」とネットで評判のトンカツ屋「かつせい」へ。18時過ぎには「今日はもう終わりました」とやって来る客を追い返していた。もちろん,ご主人がご老人だからではないのだろう。ジム帰りのファミレスではドリンク・バーで粘ったものの,妄想には粘り気なく撤退気味。

2011年4月14日木曜日

遅い春休み

木,金と年休を取って実質四連休の「遅い春休み」

例年なら,午前中妄想に耽って昼からmyイーグルス2号を漕いでKスタ宮城球場でデイゲームを観戦,夜はスポーツニュースで復習に勤しむところだが,
肝心の東北楽天イーグルスは千葉で開幕。明日からのホーム試合も甲子園で開催し,今月末まで帰ってこない

かといって,仙台は「陸の孤島」でしょう旅行に出掛けようにも出られない。

結局,朝遅く起きて,昼からファミレスで文献読み。ジム経由で帰宅。
これではいつもの「自宅研修」,せいぜい週末モード。
明日は一日妄想に耽ることにしよう,っと。

お礼

お礼を出し忘れているのでここで報告。

 坂口明義さん 抜刷「貨幣と社会の関係及び近代貨幣の特殊性について--M.アグリエッタ・A.オルレアン編著『主権貨幣』を手がかりとして」(『専修経済学論集』108,2011年)を送っていただき有り難うございました。
 馬場宏二先生 御著書『宇野理論とアメリカ資本主義』(御茶の水書房,2011年)をお送りいただき有り難うございました。
 勉強させていただきます。
 そのため14日,14,15日は年休を取らせて貰いました。

 4月13日 コーヒー4,5杯,日本茶2杯飲んだ以外はディスプレイを眺めていただけのような。。。。下校前に少し編集したかな。。。。その後はいつも通り,ジム経由で帰宅。

2011年4月12日火曜日

どこかに行った春休み

例年なら今頃は春休みを満喫していた。
例年2月は上旬が定期試験の採点,単位認定,そして成績入力で潰れ,
下旬は公務員対策講座の講義及び論作文講座の準備に費やされる。
そして3月中は月末の八王子合宿での報告準備に追われる。
その後の,新学期開講までの数日が実質的な春休みで,
横浜の叔父の家を訪れ居候然としてのんびりしたり,
平日デイゲームで行われる東北楽天イーグルスの地元開幕戦を年休を取って観戦していたりしていた。

ところが,今年は2月学務忙殺までは例年と変わらなかったものの,
3.11大地震によって,研究合宿が中止されたのは当然として,
停電の中をラジオに耳を傾けたり,
スーパーの買い出しで5時間なり2時間なり行列したりするなど
突如「生活の人」になってしまった。

3月下旬,物資不足が解消し,山形行き高速バスが通常運行に戻り,
3月の予定はぽっかり空いたままで「暇」であっても
避難所生活されている方は未だ沢山いらっしゃるし,
福島第一原発は依然として自体が制御されないままで
プロ野球の地元開催も4月末に延期とあっては
「年休を取って春休み」という気分にはゆかなかった。

仕事はしているものの,締め切り間際のような切迫さはなく
かといって休暇を取って出かける当てもなく
宙ぶらりんな日々を過ごしている。
このままでは実質上の春休みがないまま新学期に突入しかねない。

 4月12日 午前中自宅。昼からスターバックス「お代わり100円」で粘る。その後もドトールコーヒーに河岸を変えたものの,構想ほとんど動かず。

舌の乾かぬ先から

「余震に怯んで堪るか」と記した途端,大きな余震に見舞われた。

11日(月)は研究室にて報告を割り当てられた論文2篇読んでメモを取るなどして早めに下校。
雨が降っていたので,一旦自宅に戻るつもりで,近くの生協で買い物していたときに遭遇。

体感としては大きな地震とは思わなかった。
ガタガタはしたが,棚の商品が床に散乱したわけではなく,
出入り口に逃げた客もすぐに戻った。

しかし,自宅では母が「今日は何度も大きな余震があった」かなり脅えていて,ジムに通うことを諦めた。
地震直後は道路が混雑するだろうという判断もあった。

「3.11からちょうど1ヶ月。
避難所にいらっしゃる方や,ガス,電気,あるいは線路や道路を修復している方は,積み上げたものを再び倒される「賽の河原」にいる気分になることだろう。

微視的にはそれは止むを得ないことだが,
巨視的に観れば,数ヶ月,数年掛けて断続的に発生しつつ収まってゆく余震活動の一側面なので
日常の生活を抑制する訳にはゆかない。

2011年4月10日日曜日

根気比べ

昨夕,ジムにいたら,コーチらが顔を見合わせ手はキョロキョロ周囲を伺っている。
正面のTV画面で「震度5」の地震と判るまで,全く気付かなかった。
トレッドミルの上を走っていたので^^;。

母親は自宅にいたものの気付かなかった。
トイレを掃除していたので,
とはゆかず「震度5なのに何で気付かなかったんじゃろ」。

余震は3ヶ月続くとも,1年続くとも言われている。
また余震とはいえ,7日深夜の「震度6強」という大地震もあり,東北一帯で350万世帯近く停電したり,ショックを受けたり,電源が失われたりしたために亡くなられた方もいらっしゃる。

避難されている方には堪ったものではないだろうが,
自宅で生活している者にとっては震度4や5で怯んではいられない。
向こう3ヶ月であろうと,1年であろうと,小であろうと大であろうと,余震との根気比べである。

2011年4月8日金曜日

手巻き発電式ラジオ危うく再登板

そろそろ就寝しようかと思ったところで,すごいタテ揺れ。

レンジの上に置いた乗せたトースターがまた落ちた。買い替えたばかりなのに^^;。
他にテレビ台に並べたこけし3本も床に散乱。
食器類に被害なしは前回と同じ。

3.11当時は山形にいたので母に尋ねたところ
「揺れは3.11の方が大きかったが似た方なもの。
一番の違うはもっと続いた(こと)」。

数秒ないし数十秒停電したので,
その間は,「再び手巻き発電式ラジオ生活に戻るのか」と観念した。
しかし,3.11から早3週間,ガスも復旧し,油断していたのか,
手巻き発電式ラジオをどこかに仕舞っていてその間は見つからなかった。

油断といえば,取っ手が折れていたが,前回は2日で停電が終わったし,
宅配便の集配が中止されていたため,新しい手巻き発電式ラジオを購入しようとして後回しにしていたことだ。

取っ手が取れているほかに,
旧式のためか発電効率が悪く,
少々廻しても,ライトはすぐ消えるし,ラジオも1分も保たない。
それでも取っ手の根っこを廻せば,ラジオが聴ける。

自宅は間もなく電気が普及したので事なきを得たが,
正に「備えあれば憂いなし」だし「後悔後に立たず」だ。
しかし,こうした教訓を1ヶ月のうちに二度も実感させられるとは^^;。

(今回も自宅は被害らしい被害はほとんどなかったが,避難所及び中心地でも閉鎖されたままのビルは相当の影響を受けたのではないか心配される)

2011年4月7日木曜日

杞憂も憂いのうち

 朝,バス停に到着して初めて携帯電話を携帯し忘れたことに気付いた。
 自分の場合,仕事関連で携帯電話に電話が掛かることはなく,電話としての利用は専ら私用だが,
 携帯電話でGoogleカレンダーのスケジュール管理をしている。
 会議や講義の開始13分前,7分前に携帯にメールが届くよう設定している。
 毎度のことなので,ついついメールをやり過ごして会議に遅れることもあるが,アラーム機能を果たしているので,なければやはり不安だ。

 また学部のアドレス宛メールを民間プロバイダーに転送し,さらにそこから携帯電話に転送しているので,移動中のメール確認は携帯電話がなければできない(学部サーバーからはメールが削除され,プロバイダーからは選択のうえ転送している)。
 緊急に返信する必要のあるメールがありはしないか,やはり不安である。

 おまけに帰宅途中,自宅に電話しようにも,街から次々と公衆電話が消えている。
 かつて見かけたビルの一角にも,必ず備えているはずのコンビニの店頭にも見当たらない。

 実際に帰宅してみれば,
携帯に転送されたメールに急な用件はなく,
母親に至ってはリビングのテーブルに携帯電話を置き忘れていたにもかかわらず,関心ないといった風情であった。

 しかし,大した用はなくても落ち着かないことは事実だ。
 気にしない人も多いだろうが,外出中もネットで情報検索したいとか,(滅多にないことだが)思いついたことを入力するなり,自分宛にメール送信するなりして保存しておきたい者には,ネットに繋がらない状態は落ち着かない。杞憂であれ,憂いには違いないのである。

 結局,USB端子にb-mobile3Gを挿せばインターネットに繋ぐことができるNetwalkerを携帯することにした。


 4月5日 構成練り直し。ほぼ自宅。夕方ドトールコーヒー経由でジム。ほとんど進まず。
 4月6日 会議の連続で研究室に尻を落ち着ける暇もなく下校。ジムに寄って帰宅後は疲れて何もできず。
 4月7日 昼休み学部広報委員会初会合を挟んで呻吟。
 

2011年4月5日火曜日

大地震前の状況



朝日新聞のニュースサイトによると,
「今年1月の生活保護受給者は200万人弱で199万8975人。毎月の平均で204万人を超えた1952年度以来の水準となった」。また現役世帯(失業者世帯)が2割を超えた,という。

生活保護受給世帯は永らく高齢者世帯と障害者世帯で8割超,母子世帯で1割弱というシェアが固定され,その他は1割前後であった。

現役世帯に対しては「労働能力のある者は働きに出ろ」として後回しにされてきたからだ。

そのため,雇用保険の加入条件や受給条件を満たさない短期就労者や失業給付が切れた長期失業者はどのセイフティ・ネットからも排除されていた。

これら,セイフティ・ネットから弾かれた世帯に対し,麻生政権では訓練を義務付ける代わりに生活費を給付する「基金訓練」という臨時措置を施した。
現政権はこれを「求職者支援制度」として恒久化しようという法案を提出している。


1月はそれ以前,セイフティ・ネットの穴が空いた状況である。
したがって,失業給付も生活保護も受けられない者もなお多いはずである。

それでもなお失業者世帯が2割を占めるようになったというのが大地震前,2011年1月の現状である。

2011年4月4日月曜日

弾む声

昼間研究室に電話が掛かってきた。
「今日,ガスの人が来て,ガス器具をチェックしてガスを通してくれた。
床暖房は時間が掛かるから,しばらく立っても暖かくならなかったら連絡してくれって。
良かった。良かった」

母親からの電話。
地震から3週間以上,
市内で最初のガス復旧から数えても2週間経っていた。

その間,秋保温泉の日帰り湯を利用したり,
スポーツジムのお風呂を借りたりしたが,
その他は,
水シャワーで済ませたり,最近ではスポーツジムに通うになったりした自分と違って,
寝る前に湯沸かしポットに残ったお湯で身体を拭いていただけなので,
ガス復旧を心待ちにしていたことが電話口からよく伝わってきた。

避難所にいらっしゃる方にも,平時の生活の復旧,復帰が一つ一つでも良いから訪れるように,と願わざるをえない。
また,復旧作業の応援に来られた全国各地のガス会社の方にも感謝したい。

 4月4日 開校が2週間先延べされたために今年度初の登校といってもピンと来ない。ノートや報告書の書き換えで終わる。

2011年4月2日土曜日

震災対応


プロ野球,開幕順延問題はgdgdした後ようやく決着したが,
Googleカレンダーはそのままにしていた。

3月中は試合が中止された日も設定通り,試合開始50分前と40分前に携帯電話にメールで報せが届いていた。
今朝東北楽天イーグルスのHPを参照にして,4月分の球場や開始時間の変更を反映させた。

モンテディオ山形の公式戦日程の場合は,中止になった試合を削除しただけで済んだ。

震災対応は遅れ気味である。

 4月1日 母を連れてジム系列店のお風呂を利用するついでに行きつけのセルフスタンドへ。前日15時には並ばずに給油できたという情報を得たので,昼前に駆けつけてみたら100mの行列。地震後初めての給油は40分待ち。夕方本来登録しているジムでランニング&マシーン。その後の水シャワーでは脳までブルブル。
 4月2日 朝,母を病院に送り迎えしたまでは良かったが,昼過ぎから頭痛。前日の水シャワーが効いたのか,外出時に貰った風邪か。とても運動はできず,「都市ガスが復旧するまで水シャワー」は1日で挫折。他方,1週間くらい続いている構成検討は作っては捨て作っては捨てで毎日頓挫^^;。ドトールコーヒー1時間。

水シャワー

都市ガスの復旧が遅れている。
仙台港に敷設されたガスタンク及びガス製造施設が壊滅したため,
当初は「復旧の見通しが全く立たない」とか「1ヶ月以上は掛かる」と言われていた。

その後,新潟からパイプラインを通じてガスを調達できる見込みが立ったので,
自身から約2週間後の23日頃から徐々に復旧作業が開始された。

但し,地中に埋められたガス管を修繕する必要があることを閉栓及び開栓は戸別訪問して確認する必要があることなどから徐々にしか進んでいない。

その間,秋保温泉日帰り湯を利用したり,復旧したスポーツジムの系列店で入浴したりした他は,電気ポットで沸かしたお湯で身体を拭くなどして凌いでいた。

金曜日昼前にも,母を伴って系列店のお風呂を利用していたが,
本来登録しているジムが営業再開したと聴いて夕方押し掛けてみた。

自分のメンバー区分では,市内系列店でもタオルは無料貸与されるものの,
ウェアにシューズは貸与されず持ち込む必要がある。
これに対して,登録店では着替えを携帯していればいつでも身軽に飛び込める。

通常,入店が18時台後半になると,ジョギングに利用するトレッドミルは予約で一杯で,空いている時間までマシーンを利用したりして過ごす必要があるが,
当日は,トレッドミルばかりか,マシーンスペースもスカッシュコートもガラガラで余裕を以て利用できた。

ところが,その後のシャワーはお湯が出ない。
都市ガスが復旧していなかったのだ。

都市ガスは同じ行政区内でも細かな区画毎に修繕,確認作業が行なわれている。
(市のガス局「約2,000戸から3,000戸の単位で155ブロックに分け、ブロックごとに閉栓作業、設備の修繕、開栓作業の順で実施します」)
近くの街まで復旧しても不通が続くと思えば,
区の境界近いところが先に作業が終わることがある。

スポーツジムとしても,3月の臨時休館日を4月以降の定期休館日開館によって穴埋めするなど経営上の理由があったのであろう。
都市ガスは不通のままで,したがってシャワーやプール脇のジャクジー風呂もお湯が出ないまま,営業再開に踏み切っていたのだ。

だいぶ暖かくなっていたので,
身体を洗う分には水でもさほど苦にならないが,
さすがに髪を洗うときは脳が痺れるような感覚がして身震いした。

なお避難所にいらっしゃる方を別にして,
都市ガスが復旧していない地区はなお多い。
自宅もそうだ。
都市ガスは,静岡,大阪,福岡などとの都市ガス業者から大勢の要員援助を仰ぎながら,一日に復旧できる戸数はそう多くない。
またスポーツジムは会費で運営せざるをえない。何時までも臨時休館を続けられない。

つまり,当分の間,水シャワーが続きそうだ。

ウェア・シューズを持ち込んでも熱い温泉に浸るか,
着替えだけ持ち歩いて水シャワーで我慢するか,
人それだろうが,車で通勤(登校)するわけではないから,身軽な方を選びたい。