2010年3月20日土曜日

順位予想

 サッカー・チャンピオンズリーグの決勝ラウンドを追っている内に,日本プロ野球はパ・リーグが開幕することになった。
 それに合わせてスポーツ紙,スポーツ番組では評論家が順位予想をしている。
 この,プロによる順位予想は大抵外れ,シーズン終盤では順位予想を再掲して本人が反省の述べることまで通年の行事と化している。
 東北楽天イーグルスに対する下馬評は相変わらず低い。昨年「リーグ2位」は運が良かったといわんばかりである。
 そこで,イーグルスを指揮していた元監督,前監督の予想をみる。
 野村前監督は「5位予想」だ。同監督は契約を更新されなかったことで球団に対しての思いがあるだろうし,もともと恨み等をバネに精進してきた人である。少し割り増した方が良いかもしれない。
 田尾元監督は「2位予想」だ。野村監督と異なり人格者だ。ねたみ・恨みは決して口に出さない。選手の失敗をあげつらわない。しかし,「監督としては」物足りなかった。昨季は彼の順位予想の真逆になっていたりする。
 要は前も元も現場で指揮を執った者からすると「5位」が順当らしい。

 ファンとしては,勝利を求め,昨季に続くAクラス入りも当然のことのように考え,それが願望なのかアジェンダ(行動計画,日程)なのか,わからなくなってくる。
 しかし,自分が一番望むのは,昨季交流戦突入後,勝率と順位を落としながら,終盤盛り返したように,俯仰不屈の態度である。
 広島もそうだが,楽天のようにBクラスが続くと,シーズン中盤で勢いが落ちると,選手もファンも優勝を諦めているような試合が展開される。観ている方が辛くなる。それでも応援を続けるのは,与えられた状況,戦力の中で最適の布陣を組み直し,再攻勢を掛ける姿勢が観たいからである。
 ファンへのサービス精神が旺盛で,選手に余計なプレッシャーを掛けないという前任者に勝るキャラクターを有するブラウン監督に対する一抹の不安は,そういった修正能力が欠けているのではないか,という点にある。

 3月19日 年休2日目。3度寝したことが終日響いたわけではなかろうが,膠着状態。

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