2010年3月12日金曜日

開放感

 11日夜,ファミレスから自宅まで歩いて帰った。
 大雪は昨日で終わり,寒さも大したことないだろうと踏んでのことだ。
 バス通りにしたがって2.2km。
 ファミレスの辺りは5,6階建てのビルが林立しているが,大学病院を過ぎた当りから,マンションの他は民家も店舗も2階建てばかりで空が低い。見上げなくても自然に空,夜空を覗くことができる。大変な「開放感」だ。
 以前住んでいた向山辺りも低層住宅ばかりでバスの便が良い割に落ち着いた街だったが,片方には山を切り開いたような山肌が迫り,他方は蛇行する広瀬川によって行き止まり,おまけに間の道も片側1車線で湾曲していたので,「窮屈さ」は否めなかった。
 それに対して,ファミレスから自宅まではL字型のような直線構造の上に,道沿いはポツリと建つマンション以外はみな低層住宅ばかりなので見通しが良く「開放感」に浸れる。

 街の「開放感」が気になったのはそれだけ気分が塞いだり,迷ったりしているからだろう。空転する論文構想,学務のこと,学生指導のこと,日中あるいはファミレスではいろいろ悩んでいても,夜中テクテクと歩いていると,他のことは頭から消えていった。
 都会の趣がビルの谷間の猥雑さにあるとすれば,住宅地に向かう整然とした街並みは気持ちをオフに切り替える緩衝地帯と言えよう。

 3月11日 会議もなくバランス・ボールに乗っかって丸1日呻吟。午後,1年間休学していた学生来訪。復学後のことで相談。休学理由からいってもそうだが,本人の志望は明快だ。しかし,他方で,1年生科目をゼロから一つ一つ取り直す必要がある。細々した科目履修のための努力は当然として,目標を忘れないで欲しい。その後,前日も面談に来た学生が書類を持参。「気が変わらないうちに」と急き立てるつもりはないが,間違いのないように直ちに署名捺印した後は,故郷のこと,休学中のこと,今後のことなど四方山話。自分の選択した道だし,未だ若いので,倦まず弛まず自分の可能性を追求して欲しい。

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