2012年4月26日木曜日

矛と盾

昨25日の朝刊に撚れば,「年金の世代間格差、厚労省が内閣府の試算に反論」。

内閣府経済社会総合研究所が1月発表した試算では「国民年金や厚生年金などの公的年金をもらえる額から支払った額を差し引いた生涯収支を世代間で比較。1955年生まれ(57歳)世代以上で収支がプラスになる半面、それ以下の世代で収支がマイナスになり、若い世代ほど不利になる結果となった」。

これに対し厚労省は「24日に開かれた社会保障審議会(厚労相の諮問機関)年金部会で「現役世代の生活水準の向上などの要素も世代間の比較では考慮すべきだ」と強調。試算に用いた保険料や受取額を現在の価値に引き戻す際の指標にも疑問を示した」という。

「世代間格差」を強調するのは高齢者も負担する消費税引上げ論者に共通のことだ。
自分自身は引上げに反対ではないが,
消費税値上げを論じるときには「世代間格差」を計算のうえ強調し,
現行年金制度,賦課方式の維持には格差はさほど出ないと計算を示す,
では国民も戸惑い,不振に陥るであろう。

現行方式や消費税引き上げのメリット,デメリットを満遍なく示すべきであろう。

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