2012年4月24日火曜日

学生の反応

最近の学生は無表情というか無反応ということがよく言われる。

キャンパスや通学路で出合っても,指導教員以外に挨拶をしない,ということは前からあったし礼儀の問題だが,
本人自身が何を考えているのか,何をしたいのかよくわからない,という面もある。

大学受験や入学後の専攻の選択では資格取得や採用ルートの有無など就職のことを気にするくせに
いざ三年生になって就職活動する段になると,学部の説明会で教えられたのに,リクナビ等に登録することを怠ったり,企業説明会,企業訪問への参加に積極的で無かったりして面食らうことがある。また,就活をしてても,不合格になると,その後しばらく活動を再開できなかったり,ある企業から内々定をもらうと第一志望ではなくても就活を止めたり,と本人自身の問題なのになぁと訝しく思うことがよくある。

ことほど左様に「草食系」というか,全般的に不活性的な印象を抱くことが多い。

講義で,質問を求めても手を挙げないというのは以前からだが,
教室に入って「おはよう」と叫んでも返事が来ないということがよくある。

ところが,今朝「おはよう」と声を掛けところ,返事ではないが,教室がざわざわしてきた。
そのうち,ある学生から珍しく返事があった。
「先生,ここは日本経済論の授業ですよ」。

本学部の場合,週2コマの科目は,火曜日2コマ目の授業の続きは金曜日1コマ目というように互い違いに設定されている。
教師には普段無反応な学生も
金曜日と勘違いして火曜日1コマ目に現れる教師に対しては,
ニヤニヤしながら返事をするのは当たり前であろう。(4月24日)

 4月23日 一日中,講義資料の改訂をしていたため眼が乾ききって15時にはリタイア。

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