2011年10月31日月曜日
思い込み
記憶力が落ちると,思い込み,勘違いも生じる。
最近母がしばしば「東北に来たんだから紅葉を観たい」と口にしていたので,
紅葉に早いが,作並温泉に行ってきた。
作並温泉は同じ仙台と言っても,秋保アキウ温泉ほど観光客は多くない。
無名ではないが,近年少しひなびた感じを漂わせている。
そんな鄙びた温泉街のなかでもさらに鄙びた,と言っては失礼だが,
隣接するホテルに比べると小規模で,鉄筋コンクリートの壁面も少し疲れた感じのする作並ホテルの日帰り入浴,昼食付きを利用することにした。じ
実際建物が古いのはともかく,玄関等,外観も余り手入れがしていない風だし,ロビーは電灯がともっていない。
ただ2年ほど前,温泉旅行の仲間との立ち寄ってひとフロ浴びた際,
隣のホテルとの間に流れる渓谷に臨む大浴場からは,雪化粧した川面や岸が見ることが出来て,言いようのない風情を感じた記憶が残っていた。
ところが,今回大浴場を利用してみると,川の流れは全く見えない。
見えるのは渓谷の向井の壁面と,さらにその20mくらい上に立っている隣のホテル。
しかも隣のホテルから2,30m離れているとは言え,大浴場はカーテンもないので,丸見えでは,という心配も。
浴場の壁に張られた木の板が朽ちているのは風情と言えば風情だが,ただ手入れが後回しと言うだけのような。
「料理が美味しかった」という母の一言が救い。
以上は単なる「記憶違い」による思い込み。
解説記事などの文字情報だけで判断したことによる思い込みもある。
iPadやスマートフォンが売れており,
メールやネットブラウジングといったパソコンと同等の利用の他にも
電子書籍が読めると謳われ,実際,戦死書籍用のスマートフォン用アプリも提供されている。
しかし,Kindle3のような電子inkを利用した電子書籍専用端末と異なり,
バックライトを利用した液晶画面なので,
1)電力消費が大きい
2)目が疲れ
電子書籍リーダーとしては余り適していない,
つまり機能上電子書籍を読めても,実用性は低い
というのが一般的な解説であったし,自身そう思っていた。
ところが,Kindle3とGALAXY Tabそれぞれで電位書籍や日経電子版を読んでみたところ,
1Kindle3は6インチ画面なので新書サイズより大きいB5あるいはA4サイズの文書は読みづらいのに対して,7インチ画面のGALAXY TabはB5サイズも読める。
2.Kindle3の画面倍率は100%,150%,200%,300%と固定ピッチで小さい文字を拡大しようにも「帯に短したすきに長し」状態なのに対し,スマートフォン用のOperaMiniやAcrobaReaderは無段階ズームなので画面サイズピッタリまで拡大できる。
3/眼精疲労は1,2時間なら大したことはないし,電力消費も同時にネットサーフィン投資ない限り,大きくはない。
こんなことなら最初からメジャーな,タブレット型スマートフォンにしておけば良かった。
日本では出回り始めたばかりで実物に触る機会が乏しかったとは言え,文字情報から判断することの危うさを感じた。
2011年10月29日土曜日
数字を観て唖然
1.保有するギリシャ国債の50%カットしただけで欧州主要銀行に資本不足。
虚偽の財政指標に騙されて勝ったのか,高利率に目が眩んで審査不足で大量に買い込んだのか。
2.この後,控えているPIIGS-G(ギリシャ)の国債償還問題を考慮すると資本不足はさらに膨らむ。
3.銀行の資本不足を補う欧州金融安定基金EFSFは新興国の出資を当てにする皮算用
アメリカはアメリカで財政危機のため景気対策は専らドル安頼りとなれば,
安全性から言っても,為替見通しから言っても
未曾有の円高は当分続きそう。
繰返し述べているが,
遠田を所与とした経営,経済運営に切り替えざるを得ない。
身につまされた統計
2010年『国民生活基礎調査』の結果概要より。
高齢化,未婚化の進展により,高齢者のいる家庭では,子供のいる世帯全体は比率を低下させているが,配偶者のいない子との同居比率は増えている。
紙幅余ったので,関係ない写真。
大昔,母が下関の会社に勤めた時,山口出張の同僚に頼んで買って帰ってもらった大内人形。14-5号かな。独身時代の母には高価な買い物だったはず。研究室に置くことにした。
2011年10月27日木曜日
恐るべしOpera mini
7インチ画面のスマートフォン「GALAXY TAb」と通信専用SIM(docomoのFOMA回線利用)に切り替えてみた。
上記3点でKindleより使い勝手が上回ることは予想していたが,
それ以外の面でも利点を享受できた。
単純にいえば,電子書籍専用端末(Web閲覧は余技)のKindle3と異なり,スマートフォンは汎用機,つまりパソコンとしていろいろなアプリケーション/ソフトを利用できるからだ。
といっても,ゲームもしないし,余り多くの種類のアプリを利用するわけでなく,
端的に「Kindleより便利」と感じたのは,
ブラウザOpera miniやAndroid用Acrobat Readerの無段階ズーム。
Kindleの場合,電子書籍を読む場合も,ブラウジングの場合も,画面倍率が100%,150%,200%,300% と固定的であったのに対して,
スマートフォンの上記2アプリではズームも無段階で,ページ,行送りも連続的であるため,
PDFファイルでも電子新聞でも読みやすい。
こんなことならもっと早くスマートフォンに切り替えるべきだったと後悔しきり。
10月26日 来週初め大学訪問に来る福島県の高校生向け模擬講義のスライド作り。先々週の模擬講義の倍の90分授業なので,性別,年齢別による非正規雇用の各就業形態のシェア?、就労目的などの資料や非正規雇用体験者のエピソード,あるいは確認問題を付け加えることにした。
2011年10月26日水曜日
スタ晩
2011年10月24日月曜日
やはり月曜日はツライ
今日,月曜日は1時間寝坊。
鞄にバナナを入れ,牛乳だけ飲み込んで外出した。
宮城学院女子大学「経済社会特論」波浪同時間法政について原則と例外を簡単に説明した後,下ブロックし,河北新報の「名ばかり管理職」の読み取り。サービス残業があったか否かではなく,管理監督者か否かがポイントだが,ある程度理解されたように思う。
続いて「経済理論」は資本蓄積論まで終わったところで,読み取り。テキストの内容から少し離れるが,日銀短観や内閣府月例報告を報じた記事を読んでもらい,最近の景気動向について解説。次いで,失業率の同高を報じた記事を読んでもらい,完全失業率の計算及び穴埋め。
午後は両科目の読み取り採点。
時間を取ったのは質問,感想に対する回答。.
「名ばかり管理職」問題ではそれぞれのバイト先の情報が記されていた。労働時間に関する労基法蹂躙は至る所に蔓延し「見えやすい問題」。
しかし,「一番の原因は何ですか」にはどう回答しようか^^;。
次いで提出書類の整備でジムにも行けず。
代わりにドトール。コーヒー直行。
遅い夕食の後,朝のバナナを鞄に入れたままであることに気付いた。
夜まで週末ボケが続いていたわけだ。
極めつきは一ヶ月前新調したばかりのコンタクトレンズを外して,ケースに収める際に破損せたこと,
身体も頭も目覚めきっていない月曜日は仕事は最低限に止め休養していた方が良かったかも。
2011年10月22日土曜日
半徹
研究費で購入した中古のスマートフォンGALAXY Tabが届いた。
スマートフォンといっても通話ではなく通信目的(そもそも通話契約はしていない)。
同じように通信目的のデバイスとしては,Amazonの
Kindle3を保有している。
薄くて軽いし通信料が別途掛からない,また液晶ではない電子inkなので電子書籍も見やすいが,通信デバイスとしては使い勝手が悪かった。
- 記憶させたID,パスワード等をすぐ忘れる(記憶用メモリの容量の問題?)
- コピー&ペースト機能がないのでID,パスワード,メールアドレス等一々入力する必要がある。
- 3G回線利用に制限が掛かっているのかつながらないことが多い。
GALAXY Tabにしたのは,ブラウザで電子版新聞を読むのには7インチ液晶がギリギリの小ささだからだ。
通常の4インチ前後のスマートフォンでは,以前の携帯電話とさして変わらない。携帯電話用に画面設定したサイトしか覗けない。例えば,日本経済新聞電子版も1ページずつめくることになる。
これがパソコンのブラウザを通して電子版にログインすると,1面から最終面までスクロールさせて全見出しをチェックし,関心のある記事をピックアップした上で読み込むことが可能となる。
という魂胆だったのだが, SIMがなかなか装着できない,
Android用の(ソフト)マーケットには各用途について無料のアプリケーションが沢山登録されているが,どれが自分の用途に向いているか試してみないとわからない。
WiFIで通信していても,画面上のウィジェットを追加したまま削除方法がわからず,画面が渋滞混雑。
特に画面設定は,Windowsと使い勝手が異なるので,困惑する。
SIMについては表裏を間違っていた。 当初,裏の方が深く刺さったので表と勘違いしたが,浅くしか刺さらなかった表向け装着からさらに強く押せば,収まった。
その他メールやブラウザのお気に入り登録で久しぶりに半徹。
わかったことは確かにi-PhoneなどスマートフォンやI-PadなどタブレットPCが普及すれば,パソコンは売れなるなるのが道理ということ。
- メール送受信,ネットブラウジング,それを利用したネットショッピング等は全てスマートフォンで可能。
- パソコンは起動に時間が掛かるが,スマートフォンの起動は速い。
- パソコンは携帯には重い(軽くて数百g,しばしば1-2kg)が,スマートフォンは軽い(120-400g)。
- パソコンでは外出先ではネット接続できない人が多いだろうし,通信機器を有しているもののもダイヤルアップ接続なら時間が掛かるが,スマートフォフォンは携帯電話なので常時接続されている。
長い文章の編集,印刷等をするのでなければ,仕事上でのデータの遣り取りはタブレットPCで十分,ということになる。
そのうえで,半日使って経験からいわせてもらえば,
パソコンメーカーにとって主戦場がパソコンからタブレット型PCに移って行くとして,
ポイントは使い慣れたWindowsに近い設定方法の構築にあるのではないか。
職場のPCや家庭のPCに近い環境構築が提供されていれば,ユーザーはすまーとふぉん,たぶれとPCを通常の「パソコンとして」利用するだろうからだ。
2011年10月21日金曜日
馬齢
一般的には,人が生を受けて成人するまでの年月になろう。逆に,大人には,就職して家庭を設け,キャリアも子育ても一段落した。
一昨日,本部事務局より「永年勤続者表彰式」の案内が届いた。「勤続20年おめでとうございますざいます」。
知ってはいたが,
さて何をしたか?
研究,教育と区分していけば,それぞれ変遷はある。
法人資本主義から能力主義・成果主義,そして生産的労働。
見出しだけの講義プリントから,穴埋め式プリント,オンラインテスト,スライド等々。
しかしまとめて20年と言われても,「これをした」というものが浮かんでこない。
「あっという間の20年」で馬齢を重ねたに等しい。
東北楽天イーグルスなら20年あれば,リーグ優勝2,3回,日本一も1回くらい達成しそうだが。
10月19日 出張講義の手配をしようとして目当ての教員捕まらず。教授会の後,公共政策コース会議もあり,今年も楽天イーグルス最終試合には応援に行かず。
10月20日 8月末に受診した人間ドックの追加検査。締切り,学会,また学会等ありなかなか時間が取れなかった。「予約不要」とされていたので,通院即検査漬けと思ったら,血液検査のみ,但し問診,検査,所見全て待ち時間が長い。予約制にして欲しかった。
2011年10月19日水曜日
初めての模擬講義
授業時間割をみながら,要請のあったその曜日に講義の入っていない同僚に出講をお願いはしてきたが,
自分自身は出前講義には出ていなかった。
しかし,高校側が大学訪問する場合の,学部説明と模擬講義は委員が担当すること習わしで,
毎曜日講義の入っていた前期こそ別の委員に担当をお願いしていたが,
後期になってその出番が回ってきた。
但し,高校側の第一希望は法学,経済学は第二希望であったため,
同僚の法学教員の協力を得て45分ずつ講義することになった。
普段の講義は90分だから,
その半分で話せるネタはそうそうない。
結局,非正規雇用の現状と問題点をスライド12枚で解説することにした。
90分授業で12-18スライドだから
12枚を半分の45分で話すのはかなり厳しい。
しかも,単なる制度の解説では高校の政経みたいでつまらないだろうと,
非正規雇用の一般的特徴,身分の不安定さ,安くて上がらない賃金ばかりでなく,
もしもの時のセイフティ・ネットが立場が不利な非正規雇用ほど適用されにくいこと
非正規雇用問題が,格差問題や将来の年金問罪,(未婚かを通じて)少子化問題まで結び付くことを解説しようとしたので,かなり盛り沢山だ。
心配していたのは主に時間の問題だったが,
そちらの方はスライドの大半が表やグラフだったので何とか収まった。
問題は後者,詰め込みすぎの面だが,評定を見る限り,やはり情報量の多さに面食らったようで,途中で下を向く学生が多くなった。
ただ,この12枚のスライドをベースに,内容を絞ったり,利用するデータ,グラフを選んだりすれば,
今後の出前講義に十分使えそうだという感触を得た。
2011年10月17日月曜日
馬場宏二先生ご逝去の報に接して
次いで土曜日の夕方には,馬場宏二先生の弟弟子に当たる福留久大九州大学名誉教授から,余りメールを使われない先生の代わりに通夜,告別式の日時,式場名をメーリングリストに流して欲しいとの伝言を携帯電話の留守番電話に受けた。
重要な情報なので,留守番電話を何度も再生し直した末,2つのメーリングリストに送信した。
馬場宏二先生からは直接教えを受けていないが,
お送りした抜刷にコメントを頂いたり,
先生から抜刷や御著書を贈って頂く,
という形で励まされもし,大いに刺激を受けもした。
馬場先生のお考えを学問上どのように受け止めているか
についてはよくよく考えてみたいと答えられない。
ある時期,いわゆる会社主義論までは大いに刺激を受けたのものの,
その後,過剰富裕化論については戸惑いを覚えたし,
新現代資本主義論以後は余り頭に入ってこなかった
というのが正直な感想だが,
あくまで感想で,理論的な評価,批判の域には達していない。
ご存命のうちに理論的に検討して,ご本人のお考えを聞くべきであった。
怠惰な自分の場合,勉強はいつでも時機を逸した後に,惜しむように行なわれる。
残念なことだ。
ご冥福をお祈りします。
勝手が違う
「ショッピングセンターなど学外で演奏した時,途中で規定よりも早く演奏が進んでいることに気付いて,あっヤバイとはみなで顔を合せるですが,途中で修正が効かなくて,結局早く終わる,ということがあるんです」と経験談を楽しそうに語っていた。
15日土曜日,労働組合の「活動家養成講座」で1コマ80分の講師を務めた。
未だ若い幹部候補者に最近の労働情勢を学んでもらう,が趣旨だと理解したが,
自分の講義の中で一般向けなのは何かと考えて,
「働く者たちのセイフティ・ネット」と銘打って,
雇用流動化の中で従来型のセイフティ・ネット,安定雇用を前提にした社会保険,働く能力のない人達を主たる対象にした生活保護制度のどちらにも保護されない人が増えていて,年金制度の改革が検討されたり,第2のセイフティ・ネット「求職者支援制度」が発足することになった,という話をするkとおにした。
今回の受講者は雇用保険制度や生活保護制度のことを良く承知しているはずで,方々の市職労の人も混じっているので,実務に携わった経験者も多く,「実際の運用は違いますよ」という完走が出るかもしれない。それは承知の上で,一般向けの話題は大なり小なり現場の人の受け止め方は違うはずだし,大学では現実の問題をこのようにみている,まとめている,という話として聞いて欲しいと考えたわけだ。
先週のうちに作成した講義資料は24スライドに及び,少し長すぎる,とは思っていた。
自分の場合,90分講義では6スライド載せたA4版の用紙2,3ページ,すなわち12-18スライドを基本にしており,18スライドの場合は時間が足りず,早口になったり,次回に廻すことになる。
別の面から見れば,詰め込みすぎになる。
ましてや今回は80分。
そこで何度か見直したが,1回切りで次がない一話完結としてはこれ以上切り詰められない,状況を見てスライドによっては「後で参照」を求めるだけにしようと考えていた。
むしろスライドに記していないことを解説して蘊蓄を傾けることは厳に慎まなければならない。
ところが,実際に講義してみると,30分くらいで半分12スライド近く進んでしまったので,慌ててしまった。
年金や雇用保険,生活保護の現在の問題点を語る前に,各制度の概要を説明することになるが,
大学生と異なり,社会人は仕組みの概要を良く承知しているはずなどで「さらっ」と進めたのだが,
どうやらアッサリしすぎたようだ。
終盤は具体的なデータを上げたり,おさらいをしたり,と時間を稼いで何とか70分弱で講義を終えた。
ブラスバンドの演奏が早く終わるのは,早く進むパートに全体が引っ張られることが原因らしい。
しかし,ひとりで実演しているのだから,原因は他にはない。
普段と異なる場所で異なる受講者を相手に喋ることは難しい,と実感した。
2011年10月15日土曜日
悩める人
学期が始まった途端、1日が目まぐるしく慌ただしい。夏休み中は冬眠でもしていたかのよう^^;。
14日金曜日は来週大学訪問のため福島から来校してくれる高校生向けに学科紹介のスライド作成。
7月末のオープンキャンパスで学科長が利用したスライドをベースに表現をまとめる、文章を短くする、図を入れるなど加工。
ついで大学院生と面談。好奇心旺盛で勉強家なので、テーマ絞り切れず。悩んで下さい。
自分の関心はいつかは繋がりから。修士論文には間に合わないかもしれないが^^;。
早めに下校して、
山形仙台交流圏研究会で次回訪問をお願いしている通信社支局長へご挨拶。
ご不在のため会の資料のみ届ける。
時間調整も兼ねて訪れた駅スタバは盛況。
霞城セントラル10F放送大学にて卒論指導。
勉強熱心な学生さんなので、広く学習して来たことを一つ二つの論点に絞ってゆくことに戸惑っているよう。
両者は平面と立体のような違いがあるが、書き慣れていないと、掴みにくいだろう。
そこで、本文中の引用は最小限に止めること、それと表裏の関係にあるが、論じる時は原典の紹介が精確かあまり気にしなこと等,
むしろ形式面からアドバイス。
もちろんデタラメでは困るが、かといって引用しなければ紹介できないでは見通しが悪くなる。
締切まであまり時間はないが、大いに悩んで下さい。
2011年10月13日木曜日
夕方には早くもガス欠
土曜日に組合関係者の前で話す「働く者たちのセーフティ・ネット」。
80分で24スライドは自分の場合には多すぎる、分かっているが、現時点ではこれ以上絞りようがないので、事務局に送付。
午後からは来週初め福島県から当学部学科に大学訪問に来てくれる高校生向けプログラムの策定。
まずオープンキャンパスでながした学部紹介のビデオ、そして模擬講義、最後に学部学科のカリキュラム、入試制度の説明。
模擬講義は当初2専攻希望されていたが、2時間の滞在では難しく、第一希望の専攻のみに絞ることを考えた。
しかし、先方は両方聴きたいとのこと。結局、第一志望の講義を50分確保し、第二=委員である自分の講義は30分となった^^;。
高校生向け1回限りの話として過去の講義資料から「非正規雇用」を選択し、12スライドにまとめたところでガス欠。
まだ学部紹介のスライド作成が残っていたものの、ホウホウの体で下校。
ジムで一走りした後、自宅近くの、ドトールコーヒーに駆け込んで一息ついた。
2011年10月12日水曜日
閑中忙あり
と思っていたら,10月に入ってもその気配はない。
高校訪問や2つの学会出張が入っていたこともあって,
今日明日,あるいは今週末締め切りの仕事に追われる始末だ。
11日火曜日は,月曜日授業(宮城学院女子大学「経済社会特論」,「経済理論」)の振替日で,終了後もそれら科目の次回資料の作成と,週末労働組合関係者の前で話す講義スライドを作っていたら,問う党ジムに通う時間がなくなった。。
12日,久しぶりに登校すると,様々な作業が舞い込んでいて,その場で片付けるのから片付け,夕方締め切りの調書作成に着手^^;。
しかし,以上のような感慨,担当科目が少ない後期にもかかわらず慌ただしい,を抱くのは毎年のことで,
如何に成長していないか,ということの証であろう。
2011年10月10日月曜日
2011年10月9日日曜日
意外に落ち着けた観光地
当初は早めに上京して行きつけのカフェで予習復習に勤めようと考えていたが,
折角の京都高と,そのまま東海道新幹線に乗り継ぐことにした。
もっとも東北新幹線の車中や東京駅の待合室で,
学内研究会の情報や同僚の急遽休暇情報が入ってきたので,
方々にメール連絡したり,電話連絡したりで,時間を取り,
京都の着いたのは昼過ぎになった。
それでも半日間観光する時間はあった。
しかし,京都の主な観光地は一通り廻っているので,観光気分は全く湧かず,
建設当時は古都の景観を害すとの批判もあったものの,今やすっかり街に馴染んでいる?京都タワーのスタバでノート取り。
15時過ぎに店を出ると,
四条烏丸のホテルまで徒歩。
本願寺の門前は昔と余り代わり映えがしない。
居並ぶ食堂,旅館,土産物屋は 昔その前を何往復かした記憶がある。
チェーン店で遅い昼食。
ホテルにチェックインしてひと作業した後,
からすま京都ホテル併設のスタバでまた編集。
名だたる観光地に出ても,行動は普段の休日と同じ。
ワーカーホリックのように映るかもしれないが,
「(平日でもあり)意外に人混み少なくて落ち着けた」
「フツーの街として楽しめそう」
まぁ観光客は当方が徘徊するところに押し掛けることはないでしょうが。。。
ロールプレイング
懇親会には参加しなかったので17時前後。
先頭のシートに座っていたおばあちゃんが降り立って出口ドア付近の手すり横棒に捕まっていたが,
土曜の夕方,祇園を過ぎた辺りは大混雑で,基本はノロノロ運転だが,信号が赤に変わりバスが急停車すると
「痛い,痛い」と叫びだした。
急停車の際に横棒を握っていた腕を捻ったようだ。
横棒を手放して運転手席の後ろ側に移っても「痛い,痛い」と今度は小声でささやいていた。
すると運転手が振り返って「大丈夫ですか」
「大丈夫」
「ホンマですか,救急車呼びましょうか」
「大丈夫,手すりの間に挟まっただけ」
おばあちゃんの叫びも大げさなら,
運転手も「救急車呼びましょうか」も大げさだ。
しかも両者とも微笑1つ交えず真顔でやりやっている。
各自の役割を弁えたロールプレイング。
「如何にも関西」と感じ入ってしまった。
10月8日 昼食は大学のレストラン。正門横に全面ガラス張りでオシャレ。しかし,水とフォークセットをもってきたきり,注文に来ない。待ってもムダとわかり,ウェーターを呼び止めて一言二言。おまけにレシートは誰かの「追加」となっていて合計金額が合わない。急に出張を決めたため,2泊目土曜日は京都のビジネスホテルが見つからず,梅田駅前へ。ホテルで下準備して,やはりスターバックスへ。遅い夕食もやはりチェーン店へ。
2011年10月7日金曜日
片付けるべき課題は奥に
担当者の一人として後者に出た。
また水曜日には宮城県沿岸部区に高校訪問して,進路指導状況を尋ねると同時に小論文対策なども聴き出してきた。
そこで感じたのは「教師の苦労はどこも同じ」ということだった。
つまり若者が本を余読まなくなった状況で,小論文を書かせる,報告させることは通り一遍ではゆかない。
高校側では小論文模試に参加させたり,全教員に3年生数名ずつ担当させ指導に当たっているが,だからといって顕著に成果が出ているわけではなさそうだ。
大学の基礎演習も「毎週クラスに顔を出し友人関係を築く」とか「全員に発表の機会を与える」という当初の目標は達成されたようだった。
しかし,演習自体の内容となると,必ずしも活溌に行なわれた週ばかりではなさそうだ。
もちろん教員によっては
教員が最初の1,2週,レジュメの作り方,質問の出し方の見本を示す
最初は全員にレジュメを作らせ読み合わせる。
毎週テキストの該当箇所に関する質問を全員に出させてその読み合わせからはじめる。
報告当番が終わったらそれっきりにならないよう毎回復習テストを課した
等いろいろの工夫をしており,それなりの成果を出しているようだ。
それらに比べると,何と自分は工夫が足りなかったことか。
しかし,他方で個人的に感じたのは,
例えばレポートの書き方は,多くの高校で担任制を敷いて指導していたり,1年次のセミナーで指導していたりしていても,
それで修得したものと前提にしてはいけないということだ。
レポートの基本的なお作法が身についていない学生もおり,
倦むことなく巻き返し繰返し指導する必要がある,ということだ。
専門科目でも同じような課題を抱えていることはいうまでもない。
高校のある市街地では震災の影響はほとんど目に付かなかった。
後者の壁面に残る横筋がここまで水に浸っていたことを示しているくらいだった。
しかし「もう1本沿岸側の道では未だ瓦礫が山積み」という。
通常の学園生活でも
互いに成績表を見せ合うなど,ゼミ生同士の和やかな交流の奥底に
今のところせいぜいGPAの値や不可の数くらいにしか顕現していないが
就学上の課題,言い換えると指導上の課題が潜んでいるようだ。
2011年10月5日水曜日
設問の難しさ
同科目までは市場経済の原理の講義は部分的に止め,
市場経済の軋轢に対するセイフティ・ネットの話として
年金,医療保険,雇用保険等の社会保険の解説の時間を大きく取り,
関連する新聞記事の読み取りも合間に入れて,
学生の関心も高い,と思っていたからだ。
ところが,必ずしも数値は高くない,イヤ低い。
自由記述欄を読むと,
年金等に関心を以て聞いてくれていたことがわかる。
しかし,他方で,以前からある「早口」「プリントの中のデータ数値が読み取りにくい」という指摘の他に
「読み取りで何を聞かれているのかよくわからなかった」という指摘がいくつかあった。
学期中に記事の読み取りを数回挟んでいるのは,
期末試験の時だけ勉強するのではなく「普段から勉強して欲しい」
期末試験一発勝負ではなく「普段の勉強に点を与えたい」という意図からだ。
しかし,同時に,知識を問う設問にすると,暗記問題になりやすく,
実際に問題になっていることは何か,その背景になりがあるか,を考えて貰えないのではないか,と懸念したので,
記述式にしている。
ただ普通の記述式を1学期中にまた1科目毎に数回実施そていては,
その採点作業が煩雑でとても首が回らなくなる。
そこで,その場で読んでもらった記事,解説論文のポイントとなるキーワードを挙げて貰う
等の設問をしているが,
この記事のポイントは何か,がわかりにくいようだ。
もちろん,採点後,解説をしているが,
それでもピンッと来ないようだ。
もちろん,こちらも少しヒネッている。
学生の中には指示したフレーズの前後1,2文の中のフレーズの書き出しで済ませようという安易な解答が多いから
よく読まないと正答に至らないような設問をしている。
ただ,こちらの意図とは別に,やはり設問の仕方やその前段の記事の趣旨などの説明を丁寧に行なう必要はありそうだ。
10月4日 夏休み帰国していた中国人院生Sと面談。後期の計画はそこそこに四方山話。中国でも日本のアイドルが人気だそうだ。また若者は,例えば結婚の前提条件としてのマイホームローンの返済に苦しんでいるとのこと。
10月5日 第50回山形仙台圏交流研究会。Y先生による「自治体の救済活動に関する今後の課題」。その後,経済経営系会議,旧講座会議。さらに学科会議の予定。
2011年10月3日月曜日
普段の心掛け
終われば,趣味の小説でも読むか,温泉旅行に出かけるかなどと算段していた。
論文1本仕上げた段階で球場通いを復活させたが,
スケジュール的には週末観戦できるのは先月25日が最後だったので
翌日から再び執筆に専念した。
そして,いよいよ全て終わってみると,
何もする気力が残っていなかった。
先月中にブックオフで小説数編ゲットしていたが,小説すら読めなかった。
金曜日投稿後,
夜は居間で本を読むこともなく,
ボッーとしていた。
土曜日はジムでの長逗留を挟んで
スターバックスで提出原稿の補正を行なっていた。
日曜日はやはりスタバで気になっていた本を読み返していた。
「ワーカホリック」というわけではない。
確かに日曜日も平日のように過ごしているが,
逆に平日も休日のように^^;過ごしている。
一仕事終えても気持ちが十分弛緩しないのは
どうやら普段から仕事も趣味も渾然一体化した生活を送っているからのようだ。
両者を峻別するのがスマートなやり方だろうが,
多分に個性の問題で容易に変えられない。
せいぜい普段は「非労働」と考えることにするか!