2011年6月10日金曜日

意見にビックリ

2年生相手の「専門基礎演習担当している。
3,4年のゼミ(演習)とは異なり,全教員が担当しているわけではないので,受講生数を最終的に人数調整して1クラス16から17名としている。

人数調整と学生も所属コースにかかわらず演習を選択できることもあり,
演習には3つのコースの学生が混じっている。

そのせいか,今週,テキストの格差の現状を扱ったレジュメでは
「(生活保護より水準の低い)最低賃金は生存権という観点からは意見ではないか」との意見が出された。
報告時に「違憲の誤植です」と訂正が入ったが,
事前に目を通したときから「(おそらく誤植だろうが)違憲」との判断にはギョッとした。

報告者たちに言わせれば,最低水準の生活を保障するという観点から算定された生活保護より低いのだから生存権に反する,ということらしい。

自分自身は「最低賃金は低すぎる」し「現行の生活保護制度には問題が多い」と考えている。
しかし,問題のある現状を「憲法違反」で片付けることには大いに疑問を感じる。
そのわけは,...と書こうとすると延び延びになったので,後に続く

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