一昨日の田中将大投手の完投勝ちで始まったパ・リーグ,クライマックスシリーズ・ラストステージ。
昨日は9回裏追いついた後に突き放されて負けてしまった。
先発則本投手は,大卒新人ながら,今シーズンは田中投手に次ぐ第2エースとして活躍していたから,危機感が募った。
田中投手が次ぎに先発するまで,東北楽天イーグルスは負け続け,逆王手を掛けられるのではないか,
そう思うと,いても経っても溜まらず,今日,マンションの消防訓練にユニフォームを着て参加した。
山崎武司選手が退団すると聞いて,2年前のシーズン終了間際に購入したレプリカ・ユニフォーム。
それまでユニフォームを着たことがないので,恥ずかしく,自宅廊下につるしているだけで,街中は愚か球場内でも着たことはなかった。
しかし,今や緊急事態。
恥ずかしい,など言ってられない。
球場で着替えるのではなく,朝から着るのんだと。
冷やかされるかと思ったら意外。
「昨晩は惜しかったねぇ」と口々に励まして下さった。
実際,テレビやラジオ,あるいはネット中継を通して試合展開を気にされている方が多いようだ。
開始直後に球場に入ると,無料配布された棒状風船2本を叩く人で溢れている。
試合,第3戦,東北楽天イーグルス2X0千葉ロッテマリーンズは,序盤先制したものの,
その後はたびたび生じた好機に悉く凡打,というイヤな展開。
それでも逃げ切れたのは,シーズン中は昂騰していても必ず中盤には捕まっていた印象の残る美馬投手が踏ん張ったからだ。
「完封試合なんかしたことなかったんですが,まさかこういう状況で達成するとは」
思わず涙が出そうになった。
さらに嬉しかったのは,球場帰り自動車用走行帯ですれ違いざま,呼び止めて結果を確認したおばさんに勝利を伝えると,「あっー良かった」
と満面の笑みで返されたこと。
その他,立ち寄ったジムでも,「勝ったんですね」と何人かに声を掛けられた。
えー,幾多のチャンスを潰しながら,と答えると,笑顔で頷いてくれた。
館内のTV中継で試合経過は知っていたようだ。
試合終了直後,駅までの途,駅東口が観戦客で溢れているのは当然だが,
試合前は,駅の西側では,観戦するぞ,という出で立ちの人は意外に目立たない。
それでも,街は静かに燃えている。
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