2013年10月18日金曜日

割り切ることの大切さ

学会出張後は,報告を聞いた研究者の論文を複写したり,雑誌や書籍が図書館にない論文は他大学図書館に複写を依頼したりする一方,三大学合同ゼミ(今回は第25回,11月30日,宮城学院女子大学)の準備のために関連する書籍を自炊したりして過ごした。

ただ自炊となると,本を裁断する必要があるので,アマゾンから中古本を取り寄せる必要がある。
そのうえで,裁断し,スキャナーに読み込むわけだが,
オートシートフィーダー付きだから,フィーダーにさしていれば,次々と両面スキャンしてPDF化してくれるが,
フィーダーに1度に差せるのは50枚(100ページ)前後だし,
途中,フィード時にページがくしゃくしゃになることがあるので,その補正が必要となる。

つまり,スキャンズレしたいくつかのページを削除し,その部分を新たにスキャンし直して,本来の位置に挿入する。
PDF化が完成したところで,後で検索できるようにテキスト認識させる。
最後に,裁断面をのり付けする。
PDF化したのだから不要なものだが,本を捨てるのが惜しい気持ちがあるので。

「本は粗末にできない」という本への畏敬?の念がかえってスキャン上のトラブルにもなる。
スキャンミスと行っても,現在利用している最新スキャナーでは2枚を同時にフィードすることは滅多にない。
良くあるトラブルは,糊付けが残っていて2枚になっていなかったというケースだ。
この場合,スキャナーが1枚目を噛もうとすると2枚目も引き摺られ,
ページが斜めにフィードされたり,くしゃくしゃになってしまうのだ。

本の背を端から1cmくらい思い切って裁断すれば糊付けは残らないが,
本を裁断することの罪悪感からついつい数mmで済ませようとすると,
かえって糊付けが残り。..ということになる。

本への思いとは別に
割り切って合理的に振る舞うことも重要なのである。

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