海外発は大抵イタズラメールなので開封すらしない。
国内便も大抵広告メール,HP作成や論文英訳請け負います,の類なので,読み飛ばす。
ところが,先々月末,面識のない学会員からメールが届いた。
要は,ようやく本を出した。『資本論』第Ⅰ巻の研究書で,独自の見解を打ち出した。目を通してくれ,と。
「よろしくご検討いただければ、さいわいです」とは抜刷や著書を贈呈する際の決まり文句だ。
ところが,メールには添付されていないし,宅配便で送ったとの記載もない。
これは「買わずに」「検討」できるものならして「いただ」きたい,
という新手のイタズラメールではないか。
しかし,こちらは論文一本書くのにこの半年四苦八苦していて,
差したりのテーマ以外の文献に手を出す暇はない。
しかも「ようやく」もなにも本を出したことさえない。
構ってられない,
と思い返信さえしなかった。
しかし,
本学研究費で購入,先月半ば大学図書館の所蔵となった。
頭川博さん。返信しなくてスミマセン。
御著書『資本と貧困』,図書として購入後,研究室で積ん読状態です。悪しからず。
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