1月27日 引き続き来年度のシラバス登録(右の「連絡事項欄」にリンク)。
と言っても,基盤教育科目については本日締め切りであるものの,専門教育科目の締め切りは2月2日なので,今後も変更可能だ。
では,来年度,どこを変更しようとしているか。
基盤教育科目「市場と人間の生活」やみは木学院女子大学「経済社会特論」では,前半の理論部分,経済原論のさわり部分を市場経済の成立,発展に変える,ということは前に述べた。
その意図は今後のことを考えてのだが,今は振れない。
しかし,それ以外の講義科目は内容,講義メニューの変化を考えているわけではない。
一言で言えば,講述内容を絞る,ということである。
講義メニューとしては,テキスト通り,あるいは今で通り進める。
その解説をパワーポイントの配布資料として渡す。
しかし,講述解説はその一部に止める。
その意図は2つある。
1つは講述内容を絞り込む,ということである。
特に経済原論は学生には難しい、端的には「わからない」と評判が良くない。
そこで今までは,より詳細に,あるいはより丁寧に解説しようとしていた。
しかし,その補足的な解説を試みると,授業時間一杯話しっぱなしになる。
強い興味関心を持つ学生以外は受動的な立場に置かれ,退屈する。
さらに学生には補足自体が新たな情報を与えられることになってしまい、一層混乱するようだ。
もう1つはテキストを読んで貰うためである。
テキスト内容を配布資料として丁寧に解説すると,「テキストは買わなくてもよ」と考えるようだ。
テキストを買うか,買わないかは,所有するか否かという意味では別に買わなくても何ら問題ない(新品でなく中古本でも良いのと同様だ)。
問題はテキストを読まない,要約された講義資料だけで、内容理解したつもりになってしまうことだ。
期末テストは講義で解説した中からしか出題しない方針だから,それど十分と思っています。
しかし,それでは、既に提供されものの丸暗記のようになり,理解が浅くなる。
文章を読み解くという力が付かない。
そこで,授業では,1)前回の質問に答える。
2)その回のテーマを解説する,
3)テキストの簡単な要約を示した講義資料に目を通して貰う,
4)講述は2,3の論点中心だけに止める,(質問があれば,補足説明する)。
5)択一式の確認問題2問程度を説き,レスポンスカード(回答,質問,感想,理解度・分量の評価)を提出して貰う。
1)5)は既に実施ている。
2)も当然行なっているが,これまでは簡単な説明だったが,長く取る。
3)は新しく加え,4)はこれまでと変えるパートだ。
意図は以上の通りだが,
こちらが上手く準備提供できるか
これはまた別問題だ。
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