1月17日 引き続き「経済指標の解説」校正。
並行して来年度の教養科目「市場と間の生活」「経済社会特論」構成について検討。
現在は市場の仕組みとそのセーフティ・ネットという観点から,最初の3,4回は経済原論のエッセンスとして,資本形式と労働力の商品化,剰余価値の増進資本蓄積のパタン,、その後は社会政策論の内,年金,医療保険,雇用保険と生活保護および非正規雇用について現状と問題点を解説している。
しかし,前半部分は抽象的な話で,1年生あるいは専門外の学生には年々理解ないし解説が難しくなっている。
これを具体的な現状分析に置き換えようと検討を繰り返している。
例えば,資本主義経済の発展史,戦後日本経済の軌跡と現状,グローバリゼーション。
しかし,簡単ではない。
現行バージョンは,学生には難しいと思われても,何度も繰り返し講義しているため,講義内容の柱となる部分は固まっているし,主な話の流れは何も見なくても話せるぐらい身についている。
しかし,話のテーマを入れ替えるとなると,一から説明の仕方を考え直さなければならない。
テキストを用いたとしても,1章○○後述していては,90分1,2回喋りっぱなしになり,学生がゆっくり咀嚼する暇を与えないことになる。
せいぜい4,5回分だから,テーマもその解説も絞らざるを得ない。
専門用語の内どれをどこまで解説するかも,一から検討し直さなければならなくなる。
傍証としてのデータも見直したり,新たに探したり必要がある。
おいそれとは切り換えられないわけであるが,
現在,本学に限らず,大学大衆化の中で,進学率がさほど高くない大学では「出口を意識しろ」という圧力の下に,専門科目と教養科目との境界,関連が問い直されたり,専門教育がその他,例えば,専門教育がそれ以外,例えば職業教育その他実学にも開かれていることが求められているとすれば,
来年度中ではないけれども,組み替えは必須となる。
来年度のシラバス入力の期限が迫っているため,時間に余裕はないが,内容組み替えの第一歩くらいは踏み出したい。
あ-でもないコーでもないが続くわけである
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