13日(火)は一端書上げた「経済指標の解説」の校正。
字句の修正のみ成らず,関連性の薄い文章を削ったり,抜けていた文章,データを追加。
完全失業率について,男女の率の差,率の推移ははさほど問題ではないと考え,若年層(15歳-34歳)について『労働力調査』のサイトから長期時系列データを取得。Excelでグラフにしてみた。
起点を2009年にしたのは,リーマンショックの翌年で,その影響が最も大きく現れた年だからだ。
その年の7月には月間失業率としては直近最高の5.5%を記録している(年齢計は一番下の折れ線)。
日本経済は,2011年夏のタイ洪水,欧州金融危機の影響を受けながら,失業率は基本的に下落を続けた。
ところが,若年層前半,15-24歳層(一番上の折れ線)は2010年5月に10.1%に跳ね上がり,同6月に10.9%に達している。
08年リーマンショックの影響が10年4月からの新卒採用等で顕現したのであろう。
一端下落した後,2010年12月から11年2月まで9%台に再上昇した後は,他と同様,下落を続けている。
同時に,若年層前半の失業率は振幅が大きいことも目に付く。
かつて引用したように「初職時の非正規雇用比率」は上昇している。
若年層の失業率の動向には引き続き留意が必要であろう。
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